下北沢からあの人のコーヒーを飲みに・・・おまけでフグレンもいったよー

今日はお店に行って、ちょっと作業。

そんなわけで、お店でご飯を作って食べた。

土鍋で炊き込みご飯。

鶏肉とごぼうと人参。

えー ご飯を炊くときの温度曲線は10分で緩やかに沸騰させ、

20分キープ

それで蒸らすのが鉄則らしい。

 

●最初は中から強火

●沸騰後は弱火 ここから10分きっちり待つ(しっかりタイマーで測ってね)

●そして15分火を消して蒸らす(絶対ふたを開けないでね)

 

初めてやったので、ドキドキ。

じゃーーーん。

土鍋で炊き込みご飯

土鍋で炊き込みご飯

 

ふわーーーっとごぼうのいい香り。(写真じゃ人参しか見えないっすけど・・・)

無洗米の古いやつを使ったけど、美味しくたけていた。

腹ごしらえして出かける。

今日は、たまたま縁があって、あの人に会いに行けることになった。

その前に何かブラブラしようと思って、

下北沢から歩くことに・・・

下北沢にはBEAR POND ESPRESSO というお店があるが、今日はこらえた。

下北沢の踏切の記憶・・・

下北沢 踏切の記憶

下北沢 踏切の記憶

 

踏切って街にリズムを与えるものとして大変にいいものだなぁと思う。

まぁ小田急線のように交通量が多いところでは、やはりそうはいってられないだろうけど、

情緒があるものだと思う。

 

今日は待ち合わせ時間があるので、道に迷わないように、小田急線の線路を意識して歩く。

下北沢から東北沢までほんとに住宅街がつづく。

きょろきょろしながら歩くがなかなか良い被写体が見つからない。

ぱっと目についたのはコレ。

古い建物「都」

古い建物「都」

東北沢近くのお店?だろうか・・・

「都」という文字が目を引き付ける。

 

そして、さらに東北沢から代々木上原へ・・・

謎の土地「大樹荘」の脇を抜けて、

坂を下りる。

東北沢付近

東北沢付近

 

無茶苦茶のどが渇いたので、公園の水場で水を飲む。

どうということない公園

どうということない公園

どうということのない公園なのだが、昼時とあって休憩している人が多い。

典型的な公園だった。

ここでしばし時間をつぶせそうだったが、ここはぐっとこらえて・・・

 

そうして待ち合わせ場所の代々木上原へ・・・

代々木上原 丸正を望む

代々木上原 丸正を望む

まだまだ時間があったので、付近を散歩。

今年の5月に来た「按田餃子」がとっても良かったので、そこで時間をつぶしてもいいが、

(参考写真)

按田餃子

按田餃子

入ったら、餃子だけでは済まされなくなるので、今日はよしておく。

さらに路地をブラブラ。

前もブラブラした時気になった大黒湯。

大黒湯 コインランドリー

大黒湯 コインランドリー

 

今日はお風呂には入らなかったが、ここのコインランドリー&洗濯機はなかなか昭和です。

東南アジアを旅行したことがある人ならわかるかもしれませんが、

なーーんか東南アジアの安宿みたいな空気感が漂っている。

なんていうんですかね・・・

東南アジアの普遍性が!!

東南アジアの普遍性が!!

この’プラ’トタン板や日光の感じ。

そういう全体がその、東南アジアの安宿感を作っている。

行った人なら何となく通じるかなぁーーー

 

それで、ブラブラして、待ち合わせ時間。

僕とあと2人とで・・・

 

3人でブラブラ話をしながら向かう。

閑静な所にある住宅だった。

みんなでイロイロと会話する。

滞在時間は2時間強ぐらいだったと思うが大変に濃密な時間だった。

パズルの謎はやはり本人が一番知っていて、ピントの合った話だった。

そして、コーヒーについてというか、コーヒーにまつわる抽象的な話とか、

F君が人を雇うことになって、面接で人を選ぶときにあの人がどうされたとか・・・

 

でも一番うれしかったのはやっぱりコーヒーと絵を同時に鑑賞できたこと。

あとでみんなと別れて、一人で電車に乗っても尾を引いている。

これを書いている今もそのミックスされた印象というのは穏やかな糸のようだけど鮮烈だ。

「絵」と「コーヒー」それを同時に味わえたなんて・・・

 

あの人のコーヒーを初めて飲んだ時に感じた世界観。

そして、あの人が感じ入るといっていた絵。

絵を見た後に、あの人のコーヒーと共通の世界がそこにはあるように僕は思った。

ぜんぜんコーヒーを飲んでいない瞬間に、そのコーヒーを思い起こさせる。

そういう力。

すごく良い文学作品とか、ふとした瞬間に思い出すような感じ。

音楽でも、映画、絵画、そのほかのいろんな芸術品とか・・・

 

 

あの人が良いと思った「絵」

あの人が良いと思って作った「コーヒー」

同じ人物がよいと思った世界観にあるいはその人の身体性とでもいうのか・・・

共通の「何か」世界が立ち上がる瞬間というか・・・

うーーんうまく言えないです。

小説家はきっとこういうことのために本を小説を書くのだろうなぁ・・・

そこに触れて大変感動しましたと、うまく伝わったかわからないけど、

喜んでいたなぁって思いました。

 

それから、一緒に行った人と「フグレン」へ・・・

相変わらずのオシャレな店内。

エスプレッソを注文。

刺激的ではない、酸味がちなエスプレッソ。

前回来たときの自分の感想によると、焦がし醤油的な要素があったらしいが、

今回はやや酸味がちでわりかし飲みやすいタイプのエスプレッソ。

冷めてくるとほんの少し、果実香の感じがあったようなないような。

ケニアをエスプレッソにしたのかなぁって印象。

一緒に行った人が注文したクロワッサンを少し食べさせてもらったが美味しかった。

飲み終わり エスプレッソ

飲み終わり エスプレッソ

 

それからここまで来たら、絶対よりたい店。

「シブヤパブリッシングブックセラーズ」

SPBS

SPBS

毎回行くごとに本の陳列が変わっていてついつい長居してしまう。

幅広くでも深みを感じさせる感じ。

本の置いてある数は少ないが、マニアにもなりすぎず

一般向けにもなりすぎず。

絶妙な塩梅。

ここの本の陳列をプロデュースしている人すごいなぁって思う。

ホントの専門書を探すのには向かないけど、なーんか面白いなぁって思わせる感じ。

ついつい行きたくなってしまうお店。

ほんのちょっと雑貨も置いてあってそれもまた良い。

それから時間が遅いので家に帰る。

 

いやぁ縁っていうのは本当に不思議です。

4年前の自分からは全く想像もしてなかった。

感謝感謝です。

コーヒーの世界観について考える重要な一日であった。

今日はまぁまぁ歩いて16000歩。

渋谷駅

渋谷駅

今日はそんな目的なくブラブラした日かなぁーって言ってもコーヒー店は2軒いったなぁー(十一房珈琲店&ギルドコーヒー)

今日はお彼岸なんでまずはお墓詣り。

無事にお墓詣りを済ませて、市場まで買い出しに・・・

子供のころよく遊んだ運動公園の傍を原付で抜けて、

ゆっくり走っていたら、目に留まった。

サトイモの葉っぱ。

サトイモの葉っぱ 1

サトイモの葉っぱ 1

すげぇぇぇ---

いいかんじぃーーー

素材がいいのでいい写真

素材がいいのでいい写真

 

 

綺麗ですよね。

自然の素材のおかげでいい写真が撮れるなぁー

市場で買い出しを済ませて、

原付でお店へ戻る。

その途中で、朝の清掃後の、

「日枝神社」

すがすがしい神社

すがすがしい神社

 

 

ついつい静謐な空気に立ち寄りたくなってしまう。

船橋の夏見台の神社ですねぇ。

ここはね、手洗い場がとっても好き。

ホンボンノ的な良さ?もある

ホンボンノ的な良さ?もある

さりげない感じなんですが、水が流れ出てくるところの石の感じとか、

水の出口には葉っぱがあしらわれていて、

いい空気感です

いい空気感です

ちょっといい感じの小料理屋さん?(こんな形容でいいのかなぁ)っぽいです。

ここの手洗い場の感じがホントに清々しい。

この光と影が自分として最高!!

この光と影が自分として最高!!

 

午前中の光がさしていい感じ。

 

 

はい。

そして、皆様に予告していた場所へ行ってきました。

「スターバックス 銀座マロニエ店」

スタバ 銀座マロニエ店

スタバ 銀座マロニエ店

予告を知らなくても感の良いあなた!!!!

もしくはコーヒーラヴァーなあなた!!!!

お分かりでしょう?

答えは、

「パナマ アウロマール ゲイシャ」を飲みに行きました。

ドキドキしながらお店に・・・

 

「ゲ・・・ゲイシャを下さい。」

「申し訳ありません。初日で販売分はすべて終了してしまいました。」

「よろしければマウイモカなどほかの、リザーブシリーズをどうぞ」

「いや。今日は帰ります。すみません」

 

ひぃぃぃ。一日で販売終了している。恐ろしい。

どんな味わいだったのかは純粋に気になる。

 

まぁなくなってしまったものはしょうがない。

気を取り直して、

しばらくぶりにここへ・・・

 

「十一房珈琲店」

十一房珈琲店

十一房珈琲店

コロンビア デミタス仕立てで・・・

抽出を見ていると、ポットの注ぎ口をネルの枠につけて抽出している。

むぐぅーーーこれ美味しいっす。

銘柄どうのこうのという感じではないコロンビアだけど、いやはや美味しい。

こういうのを上手に出すのが難しいと今の僕はヒシヒシと思いました。

味わいでいうと、温度が高いうちは、優しい苦味から酸味そして甘味に穏やかに切り替わっていく。

少し覚めると、甘味から酸味という感覚のコーヒー。

特筆すべき香りや個性はないが、それゆえに甘味、苦味、酸味のバランスが問われるであろうコーヒー。

こりゃー美味しいって感じでした。

 

それから、ちょっと思い立って神楽坂のギルドコーヒーへ

ギルドコーヒー

ギルドコーヒー

ギルドコーヒーへは、関口さんのお誕生日に機屋の関さんとのコーヒーツアーの時以来訪れていなかった。

行ったら、久光さんと奥さんが元気そう&嬉しそうだった。

まず、

コロンビア(ミルキーセレクト)をデミタスで。

うわぁーこれもうまいっす。

久光さんのは酸味に重点が置かれていて、綺麗な感じで引いていく。

酸味の感覚の中に、チョコ的な感じの苦味のようなうま味がある感じ。

恐ろしい個性ではないが、このような表現なんだなぁって思った。

 

この間イロイロお話しできて楽しい。

そして、今度は脳みそに来る系のものをって言ったら、

エチオピア モカ

いやーこれは来た。

ビシバシ打ってくるっていう感覚ではなく、穏やかな感覚で脳みそに来た。

木琴でポロポロ奏でられる感じかなぁー

ホントに美味しかったです。

そして、ちょっと寄り道で市川のアイリンクタウン。

まぁやっぱり高くて景色のいいところ大好き!!!!

今日は天気があんまりよくないけど、

夕闇に隠れる前の江戸川。

夕闇の江戸川

夕闇の江戸川

 

こっちはちょっとガラス面の反射が見えますけど、

広めに江戸川

広めに江戸川

 

いい景色だなぁ・・・・

このそっけない通路もなんか好き。

アイリンクタウン 通路

アイリンクタウン 通路

 

そして、船橋まで戻ってきて、

新船橋の珍スポット(この記事も見てください)

とうとうシンデレラ城が再建されたのです!!!!!

夜だといい感じ シンデレラ城?!

夜だといい感じ シンデレラ城?!

夜だとより一層いい感じ。

昼間はこれね・・・(6月の時点の撮影。城の設置場所が微妙に変わっている)

シンデレラ城 昼間!!

シンデレラ城 昼間!!

金魚池も夜だと幻想的。

金魚池

金魚池

金魚池を見ていた、お孫さん連れに話しかける。

「ここいいですよねぇ」

「ええ。金魚がいっぱいで」

「家から持ってきた金魚ここに離すのよ」

「でも食べられちゃうみたい」

「えっ・・・いいんですか?」

「僕はあの人のすごくよさそうな警備員さんのファンなんです。あの人に聞いたんですか」

「えーー聞いたんですよ。ったらいいって」

「おぉーしゅごいよだれだねぇ・・・。お孫さんですか?」

「えーそうなのよ」

って会話をする。

今日はゆるい感じな休日だったなぁー

16000歩。

楽しかったなぁー

気候も良くて。

そして来週はいよいよです。

トラムへ行って、目黒自然教育園な日

今日は祝日だったのでなかなか普段はいけないところ、まぁコーヒー店なんですがそこへ行ってきました。

やっぱり恵比寿の「Coffee Tram」へ行ってきました。

コーヒートラム

コーヒートラム

普段は月曜日が定休日でいけないのですが、祝日の今日は営業しているので。

かなり気合を入れて開店と同時に行く。

まずは、ブレンド。デミタス仕立てのものを。

いやっはーーー美味しい。

完璧に来る。

しっかり世界観のあるコーヒーであった。

基本的には苦味ベースなんだけど、骨太。かつこちらに何かを想起させるものがあって・・・

5年ほど前に大坊珈琲店で飲んだ、4番の世界感覚に近いものがあった。

あの時は、たしかカウンターの端っこに座って飲んだんだよなぁー

大切に飲んで、目をあげたら、大坊さんの奥さんと目があったのをよく覚えている。

5月に訪れて飲んだブレンドとはまた違っていて良くなっていると主観的に思った。

 

そして、モカ。

これもかなり良い。

完全に来るタイプのものであった。

渦巻き感があったかなー

香りと苦みがピッタリ一致していて、これはこれはさっきのブレンドとも違う世界であった。

なんか、収束ではないけど、渦巻き感があるなぁーすごく抽象的だけれども・・・

これは、他のコーヒー店では絶対に味わえないようなものだと思った。

モカ

モカ

 

古屋君とも初めて会話した時よりも、なんかより親密に話ができて大変良かった。

そして、9月1日のイベントの時に撮影した写真を見せてくれたが、これが無茶苦茶良かった。

大坊さんご夫婦と古屋君が写った写真なんだが、すごく暖かい空気が出ていて・・・

大坊さんご夫婦の笑顔と古屋君の笑顔がとっても良かった。

一枚記念にこちらももらいたいぐらいのものであった。

撮影した人もきっと良かったのだろう。

なかなか貴重なものを見せてもらって嬉しかった。

写真を携帯で見せるときの古屋君の感じがなんていうか、見せたくてしょうがないんですけどねぇー

っていう感じがまた僕のツボでした。

 

そしてトラムを後にして、

こちらも祝日しか訪れられない場所。

「目黒自然教育園」

公共の施設?なので月曜日が休園していて喫茶いずみを初めてからは訪れたことがなかった。

ここはものすごく好きな場所。

先週の明治神宮に引き続いて、都内で森林浴ができる貴重な場所。

デング熱の心配があるので、しっかりとスプレー&携帯用香取線香そして長袖で防御した。

園内入り口付近

園内入り口付近

 

目黒自然教育園のある場所は白金台地と呼ばれていて、

縄文時代から人が住みついていた土地。

それが、室町時代になって豪族が住み着いて、目黒自然教育園の場所に館を構えて、

それ以来代々、名士が館の庭園としていたとされています。

その周りは、首都高速や、ビルなど建物が建ち、自然は残っていないのですが、

この目黒自然教育園のある場所だけは、縄文時代から引き継がれた土地が残っている貴重な場所なんです。

 

そしてさらにすごいのは、武蔵野の自然を保護して守っているということ。

動植物の持ち込みは完全に禁止され、採取などももちろん禁止されている点。

いわゆる自然保護区。

本来の武蔵野の森を保護している点。

これはきっと職員の管理が行き届いているのだろう。

本来は外来の植物なんかもバンバンに生える場所なんだが、そのようなものは素人目には見当たらない。

完全にコントロールしている自然。

 

まぁそんなことは関係なく森へ行くというのはこの上なく楽しい。

古い森なので極相林化している。

わりと、管理が行き届いているので、明治神宮の森と違いすっきりとした印象を受ける。

すっきりしている森

すっきりしている森

森の清涼感は相変わらずです。

園内は散策路がしっかりとしていて歩きやすい。

ここのハイライトは僕はひょうたん池。

なんだかうっそうとした池

なんだかうっそうとした池

「池」って感じなんですよねぇ・・・

素晴らしい。

カメラで遊んでいるうちにバッテリーがおよよーって感じで無くなってしまう。

まぁ以前撮影したものも混ぜてみますけど、

こんなヤツデとか、

ヤツデ

ヤツデ

こんな池のつただとか・・・

池のつた

池のつた

なんてことないんですがとっても好き。

さらに、こういうお遊びもしました。

ミニチュア遊び

ミニチュア遊び

園内にあった石のベンチに人形を乗せて撮影するとすごくいい感じ。

あまりやりすぎると大変迷惑になっていけないので。さらっとしました。

通りかかった外国人と日本人がすごく反応して、

「うゎーとても素敵です。クリエイトです」

っていうことを言っていて

こちらも負けじと、片言の日本語(外国の人と話すと片言になるクセがあって・・・)

「おぉー とってもこういうクリエイトなことアメイジングです」

といって撮影合戦を繰り広げた。

ちょっと心の交流ができて楽しかったなぁー

いがいに子供向けに自然を教育する場所でもあるので、こういう園内の看板もある。

森の中のそうじ屋さん

森の中のそうじ屋さん

もともとはこの場所は何で知ったのかというと、保坂和志さんという小説家の

「夏の終わりの林の中」という短編小説がこの森を舞台にしてて、

あーこんなところがあるんだなぁと思い興味があったからなんです。

目黒自然教育園をより楽しむには、ぜひ一読をお勧めしますです。

「この人の閾」という新潮文庫から出ているものに収録されています。

 

明治神宮の設計してあとは自然のなり行きに任すっていう森もあるし、

目黒自然教育園のように、保護を主体としてコントロールされた森もある。

どちらも森には違いないし、素人目にはよく違いは判らない。

それぞれがそれぞれの森。

こういうことはコーヒーも同じなんじゃないかなー

となんでもコーヒーに結びつけてしまう。

武蔵野の森

武蔵野の森

 

それから、目黒をブラブラ歩いて、権之助坂を下りて、目黒寄生虫博物館の脇をとおって、

収穫はなかったが、まぁテクテクひたすら歩きました。

学芸大前の駅まで歩けるかなぁと思ったけど、

途中で道をそれて、結局は祐天寺まで来た。

歩きすぎて疲れたので、喫茶出雲っていうところでコーヒーを飲んだ。

(写真はなしです。すみません)

わりと美味しい感じだった。

それで、祐天寺の駅から電車に乗って家路につくときに、いやぁアメイジングなことが・・・

なんとあの方に会えたんです。

たしかに今日はここにいたという情報はあったのですが・・・なんてすごい。

電車に乗るときにふっと

あ。この方は・・・

たしか。。。

電車の座席に座ったら、その方が隣に。

ちらっとみてもう間違えないです。

かなり緊張しながらも、声をかけて、

少しだけお話しできた。

関さんの伝言も思っていたより早く伝えることができました。

いやーーーーすごい。

コーヒーの神様ありがとう。

まさかあのタイミングで・・・

ピンポイントな出会いであった。

感謝感謝。

今日は結構あるいて23000歩。

いい感じ。

縁というのはホントに不思議。

つながりを実感できた日。

探偵ごっこと森林浴(網兼、アンセーニュダングル)

今日は壊れたパズルを直すための手助けをしに、探偵ごっこをしてきた。

それは、外国へ日本の喫茶店文化を紹介する冊子に載っているコーヒー店の店を訪ねて、

当時どのような経緯でその取材があったのかなぁーと聞いてみること。

店のラインナップがなんだかおもしろくて、どういう基準、もしくは誰が選んだのかなぁー

と単純に好奇心がわくようなものだった。

ぱっと見、ジャンルを問わない万遍なさ。

しかし、東京近郊に集中。

そのほかにも新潟のあるコーヒー店がのっていたり・・・

大変興味深いものだった。

そんなわけで、リストで現存するお店を今日は訪ねてみようと思った。

 

AM11:00

歌舞伎ソバで昼食。

歌舞伎蕎麦

歌舞伎蕎麦

かけそば 大盛りで・・・450円なり。

ほぼ開店と同時で、蕎麦屋の新鮮な空気感が完璧!!!!

職人肌のおやじさんと、奥さんの息がピッタリ。

見ていてすがすがしい。

どんぶりから出汁の香りがふわぁーーっときてもう幸せ。

お蕎麦大好きだなぁー。

そばも柔らかすぎず、硬すぎず。ちょうどいいっす。

腹ごしらえをしたので調査を開始。

 

PM11:30

築地へ到着

 

場外市場へ来たので、ついつい牡蠣を食べたくて、生ガキを立ち食い。

うめぇぇぇぇぇー!!!!

 

あ、そうそう。調査は忘れてないっす・・・

 

ここ。

ここ。

「網兼」

 

コーヒー 網兼

コーヒー 網兼

 

 

いったらやってませんでしたーーー

今日は下調べはせずに来たので、これはまぁしょうがない。

やっていたらラッキー程度に思ってました。

隣の乾物屋さんで、おしゃぶり昆布を買いながら聞いてみる。

「隣のコーヒー屋はもうやっていないんですか?」

「いや。火曜と土曜がやっていますよ」

「まぁ今頃来たらやってないけどね・・・」

 

あーーーまぁちょっと来るのが遅かったもんなぁ

ちょっと所要もあったしなぁー。

月曜日に営業していないなら、ここは自分はだめだ。

それでも食い下がって・・・

 

「20年ぐらい前に、(これこれこういう)取材の人が来たってわかんないですかねぇー」

と店主と思える50代のおじさんに聞いてみた。

「いやぁーわかんないね。ガイコクジンならいっぱいきてるよぉーーー」

まぁこんなもんかな。

網兼が現在営業していることが確認できただけで良しとしたい。

まぁこの店なら、きっとこの手の取材は逆に珍しいだろうから、記憶がありそうだなぁと思っていた。

店主に直接話を聞いていないので、詳細は不明。

 

新橋から銀座線で表参道へ。

徒歩で原宿へ・・・

AM13:00

 

ここは3度目。

「アンセーニュダングル 原宿店」

 

アンセーニュダングル原宿

アンセーニュダングル原宿

 

 

 

 

相変わらず素敵な店内。

何となくだが、機屋の感じに似ている。

参考にしたのかなぁ。置いてあるカップとか・・・何となく・・・

 

実は外国へ日本のコーヒー店を紹介するの冊子のリストには、

アンセーニュダンクルの広尾店のほうが載っていたのだが、

ぱっとこっちの原宿店の、いつもいるわりと話好きそうな、

中年のマスターがいれば何か情報が得られるかもと思ったので・・・

原宿のほうへ。

 

いったら、好青年の若者が。

ぐぅ。

ここでも空振りか。

 

とりあえずブラジルを注文。

そしたら。バッター交代!!!!

やりました!!!

出た。

出た。

あの中年のマスター。

ありがとうございます。

トイレに行ってたらしい。

お客さんがちらほらいて、忙しそうだったので、おとなしくブラジルを飲みタイミングを見計らう。

苦味が主体の味わい。キョーレツな個性は感じないが良質なコーヒーだった。

ちょうどいいことにお客さんがすべて帰り、さらにさっきいた好青年のバイト君?も

マスターに買い出しに行かされたようだ。

機を見て聞く。

「20年ほど前に、(これこれこういう)取材はなかったですか?」

「俺はわかんないなぁーーー。たくさん取材はあるからねぇー」

「オーナーならわかるかもしれない。」

ということだった。

そうか・・・

じゃあ本店の広尾へ行こう。

リストには広尾店の住所が乗っていたし・・・

そっちだ!!!!

 

ちょっと、情報の核心部分にいけないので、森林浴。

原宿で森林浴といったらもうここしかありません。

 

いまは、デング熱を媒介する蚊がいて、大変危険かもしれない。

「明治神宮」

 

明治神宮

明治神宮

 

デング熱のせいか知らないが、人はまばらであった。

参道に目立つのは外国人観光客。

曇り気味の空。

少し湿り気を帯びた空気。

むわぁーーっと森の空気。

あーーいいなぁー森。

神宮参道

神宮参道

 

明治神宮の参道の森は人工林なんです。

1915年に植林自体は始まったそうだが、1921年に森を創るということで、

当時の一流の林学の人たちを集めて構想されたらしい。

1921年に構想され、100年後に広葉樹で構成され、堆肥や手入れの必要がない、

極相林(クライマックス)になるように設計されているという。

極相林(クライマックス)っていうのは簡単にいうと、いわば「森林」が発生して落ち着いている状態(平衡状態)。

くらーーい森って感じです。

(※このクライマックスっていうのは気候条件によっては草原みたいなところがクライマックスの場合があるので、

あくまでも日本の気候条件の中でという意味です。)

 

設計上では2021年に極相林(クライマックス)を迎えるので、2014年の現在はその状態に近いのでは。

そんなことがなくても、都内で森林浴ができる貴重なスポットだ。

※興味がある人はここも参考に見てください。

 

高層、中層、低層に分かれる森

高層、中層、低層に分かれる森

こういう、大きく育った広葉樹にと低層には、暗くても育つアオキやヤツデなんかの

一瞬爬虫類を思わせる、低木たち。

これは極相林(クライマックス)なんだなと思った。

これを見て、いっつも風の谷のナウシカの腐海を連想する。

下図参照。(風の谷のナウシカ。第一巻P9より)

ナウシカ 腐海

ナウシカ 腐海

豊かな生態系を感じるのかなんなのかわからないけど・・・

お気に入りの木を撮影しながら歩く。

苔の木

苔の木

苔むしたヤツ。

参道をそれていわゆる御苑へ・・・

デング熱のおかげで、虫よけスプレーが常備されている。

曇り空と相まって、さらに湿っぽい。

日本の森林ってこんな感じだよなぁー

子供のころ遊んだ雑木林もこんな感じ。

ブラブラ歩いて、お気に入りの木へ・・・

門のような木

門のような木

門のような存在感のこの人。

 

池の水連を見たり、

池のスイレン

池のスイレン

キノコを見たり、

さるのこしかけ?

さるのこしかけ?

隔雲亭の凛とした佇まいがとっても素敵!!!!

隔雲亭

隔雲亭

いやぁーかっこいいですよね。

 

花ショウブは咲いてなかったけど、なんか湿った谷地を連想するようなところ。

谷地

谷地

 

あずま屋の地面。

地面の模様に魅かれました

地面の模様に魅かれました

 

そして神宮の本殿。

明治神宮本殿

明治神宮本殿

うーーーん荘厳。

人があまりおらずいい雰囲気であった。

 

帰りにみた木のこぶ。

こぶ 人間のようだ。

こぶ 人間のようだ。

なんだか、ちょっと異様。

参道をまた戻る。

明治神宮の参道

明治神宮の参道

この森。とても良い森だなぁといつ来ても思います。

これを創った人達すごいなぁ。

まさに代々木。永久の森っす。

 

あ、探偵ごっこ忘れるところだった・・・

渋谷で山手線。

恵比寿まで行って、日比谷線で広尾。

恵比寿で乗り換え途中にイモが階段に落ちている(笑)

階段のイモ

階段のイモ

 

 

PM3:30

「アンセーニュダングル 広尾店」

 

アンセーニュダングル 広尾店

アンセーニュダングル 広尾店

 

今度はデミタスを注文。

同じ店なんで雰囲気がそっくり。

当たり前か・・・

なんか、そういや働いている人の空気感も似ている。

話しかける機を狙うため、ゆっくりコーヒーを味わう。

あーさっきのブラジルより面白い。

そこまで刺激的でもなく、そこまで濃厚でもなく。

一瞬独特の世界観がありそうだったが、ぎりぎり弱かった。

しばらくして、マスターの手が空いたので、単刀直入に聞いてみる。

 

「(これこれこういう)取材はなかったですか」

「残念ですが、私はまだその頃はここにいなくて・・・」

「自由が丘にいるオーナーなら何かわかるかもしれません」

「そのオーナーはいつもいるんですか?」

「だいたい4時くらいに出社しますよ」

おぉーそうなのか・・・

こっちの線でいくと、自由が丘店のオーナーに聞くというのが、核心にいける可能性が高いかな・・・

今日は時間切れなんでおとなしく引き上げることにする。

 

 

それにしても、明治神宮の森。ほんとに素晴らしい。

100年を見据えた設計。

創るというか、手を取り合ってああいう素晴らしいものができたって感じ。

自然との協力って感じがする。

あの森を見ていると。

コーヒーもそういう、手を取り合うつくり方もあるんじゃないかな。

こちらでは制御しすぎない。そういう部分。

 

今日の歩数は20000歩。久々に20000歩台ですね。

満足満足!!!!

お蕎麦。探偵ごっこ。森林浴。

うーーーーん。生きているって素晴らしい。

コーヒーのオールスター感謝祭的なイベント(わかりやっすいねるどりっぷ珈琲)へ参加した日

今日はコーヒー業界でビックなイベントがあった。

渋谷のヒカリエで行われた「わかりやすいネルドリップ珈琲」というイベントへ行ってきました。

これは、簡単にいうとコーヒーのオールスター感謝祭みたいなもの。

福岡の美美の森光氏を筆頭に、大坊氏(大坊珈琲店)、桜井さん(ダフニ)、今井氏(待夢珈琲店) オオヤミノル氏(カフェ工船)

という豪華なラインナップ。

しかも月曜日に開催とのことで、ひじょーーにありがたかった。

会場には、カルモシモサカの立役者AJUDEの繁田氏や、コーヒー好きは知っている、いなほ書房の星田氏の姿、

そしてコーヒー科学本の広瀬教授の姿もありました。

 

そういうイベントがあったわけですが、その前にもう一つ楽しいことがありました。

それは、トラムの古屋君と一緒にコーヒーを飲みに行けたこと。

いろいろとご縁があってその節は本当に感謝なのですが、やはり歳が近い彼とコーヒーを飲みに行くのは

ものすごく楽しい。

午後は彼はイベントの助っ人として参加するので、その前の時間に渋谷近縁でコーヒーを飲みましょうと・・・

場所は目黒にしました。

目黒駅

目黒駅

古屋君が来るまで少し時間があったので、目黒駅周辺をお散歩。

目黒といえば、坂です。

目黒駅のあるところから目黒川に向かって、土地が低くなっている。

この階段を登って・・・・

権之助坂歩道橋

権之助坂歩道橋

 

歩道橋から下を見ると・・・・

坂!!!

坂!!!

 

 

そして目黒川にかかる新橋から目黒川をみたり・・・

目黒川 水面

目黒川 水面

 

アーケードのカァブ具合にうぅぅいいなぁーって思ったり・・・・

アーケードのカァブ

アーケードのカァブ

 

 

しばしの散歩を楽しみました。

どうってことない坂

どうってことない坂

そして、古屋君と目黒駅で合流していったカフェは・・・

「Jubiliee Coffee and Roster(ジュビリーコーヒー&ロースター)」

目黒自然教育園のすぐ向かいにあります。

ジュビリーコーヒー

ジュビリーコーヒー

 

メニューを見て、二人で気になる豆が一緒で、ボリビアを選択。

とってもきれいな味わい。

温度が高いうちは、苦味や香ばしさ。

そして温度が下がってくると酸味がふわっと持ち上がってくる。

コーヒーを飲みながら、しばし古屋君と話をする。

もう少し話をしていたかったのだが、イベントの時間もあるのでそそくさと店を出る。

いやぁなんか楽しかったなぁーーー。

コーヒーラヴァ―と会話するのも楽しいけど、同志ではないけど、得るものがあるっす。

こういう、オタクすぎる僕と付き合ってくれて大変嬉しいし感謝です。

 

それからヒカリエのある渋谷まで戻り、古屋君とわかれて昼食。

会社員のころ渋谷へ営業へ来ると、よく行っていた宇田川町の富士そばへ・・・・

宇田川町 富士そば!!

宇田川町 富士そば!!

 

ほうれん草そば大盛りを堪能。

いやぁ美味しい。

外国人向けの雑誌とコラボしたメニューもあり、いやぁ富士そばいいいなぁと思う。

朝日新聞のエッセイに益田ミリも書いていたが、外国人目線になって日本の街を見るとまた楽しい。

富士そばなんて外国人旅行者にとってみると、いい場所かもしれない。

僕がベトナムへ旅行した時にフォーにやられたように、日本の立ち食いそばはそういうインパクトはあると思う。

ラーメンよりエキゾチックだと思うし、立ち食いそばは庶民的な熱気を感じるだろう。

以前訪れた時に、富士そばのおじさんが(絶対英語堪能じゃないでしょう)

って方がソツなく外国人に接客しているのをみて深く感動した。

宇田川町だときっと外国人が多いのだろう。素晴らしいことだと思った。

ブラブラ写真を撮りながら、ヒカリエへ・・・

怪しげな路地の一角の洗濯もの・・・

路地の洗濯もの

路地の洗濯もの

銀座線の古い鉄橋。鉄っちゃんだと詳しいネタがあるのでしょうが、この鉄橋は素敵です。

銀座線鉄橋

銀座線鉄橋

 

そしてヒカリエへ・・・

ここでは、ミスターMと合流する。

会場の様子はこんな感じ。

熱気がすんごい イベント

熱気がすんごい イベント

 

最初のあいさつで、AJUDAの範田さんの話が印象的だった。

正確な言葉ではないが、言っていることはこんなことだった。

現在、サードウェーブに代表されるような、酸味系のコーヒーが圧巻しているが

もっと今まで日本がやっているネルドリップなど昔からやっているものに焦点を当てたイベントがあってもいんじゃないか・・・

っていうことで、今回のイベントが開催された・・・

というようなことを言っていて、激しく共感しましたです。

こんかい会場に来てた人たちはわりと、同業の方がかなりの割合を占めていたように思いますが、

みなさん胸に思うところはあったと思います。

 

そして、まずはコーヒーと健康の話ということで岡希太郎さんの講演が始まる。

この方は話が上手な感じを受けた。会場も沸いていた。

聞いているとこちらも引き込まれる。

岡さんがご自身でおっしゃっていたが、今日の目玉はソックコーヒー

彼が、同時通訳っぽく動画を見ながら説明するのだけど、おかしいことおかしいこと・・・

ソックコーヒーとは靴下でコーヒーを濾すというもの。

感じとしては、ネルの深い構造のものに似ていたが、味わいは飲んでみないとわからない。

 

それから、森光さんのネルドリップのお話。

ドゥベロイのポットの話。(中身は初めてみました)

ネルの開祖の三浦さんにも少し触れる。

それから、美美のネルの抽出のしかたを動画で見た。

 

温度は40℃から90℃まで上げていくやり方。

極力粉は踊らせないで、粉の面にポットの先を近づけて抽出する様子が紹介されていた。

動画はおそらく、美美の店内で撮影されたのだろう・・・

最後のほうで、バックのBGMがたぶんにグールドのなんかが流れていたように思う。

一瞬、ふっと美美の空気を感じた。

その感じはとてもよかった。

さっきの岡さんとは対照的でトソトソと語る優しい口調の森光さんの感じと共鳴した。

そして、くじを引いた席に応じてコーヒーを飲める。

当たったのはなんと森光さんのところ。

やったーーーー。

福岡へ行かなくても飲める!!!!!

森光さん

森光さん

 

大きなネルで、ヤグラを使っての抽出。

まぁイベントなんでしょうがないです。

それにはがっくりしたが一番前を陣取って一挙一動を見守った。

 

そして肝心のコーヒー。

最初に配られたのは、ブレンドであった。

それを飲む。

一口、二口、三口・・・・やはりこんな感じかなぁ・・・

飲みやすい深い感覚のブレンドだなぁ・・・

まぁこんなもんかな。

って一般の人思ったかもしれないっす。

だいたいの人が早く、ばーーーって煽りぎみで飲んでいるのを見受けられたので・・・

でも、そうじゃなかった。

ゆっくり粘って飲んでいると、話には聞いていた森光さんの世界が出た。

先日、いただいた美美の豆で再現っぽくいれてこれかなぁと思ったが、やはり本物と照らし合わせたかった。

 

少し液体が冷めてくると、マスキングではないけど、清涼感(味とかそういうことじゃなく感覚として)を感じる。

やっぱりこれだったんだ。と感動した。

一緒にいったミスターMとも共感できる口内感覚。

ふげぇぇぇーーー。

森光さんの残り香

森光さんの残り香

心から良かった。森光さんのコーヒーに触れあえて。

コーヒーを淹れている姿も柔らかかった。

動いてコーヒーを淹れている姿を見られて良かった。

しばらく待っているとエチオピアモカも飲めた。

これは要素がふんだんにあって、一般の人にはわかりやすい感じ。

これも粘ると世界が現れそうだったが・・・片づけの都合上ゆっくり飲めず・・・くわぁぁ。

あれも出そうだった。森光さんが探している世界が・・・

 

 

それから、一度休憩をはさんで第二部。

今度はネルドリップの個人レッスン。

事前に引いたくじで誰に当たるのか決まる。

今回のメンバーでは誰に当たっても良かった。

僕とミスターMは待夢珈琲の今井さんのところになる。

ミスターMと今井さん

ミスターMと今井さん

 

今井さんの語りは明快で、わかりやすい。

今回は両起毛のネルをイベントように持ってきたとのこと。

ポットから出るお湯の水圧のことに関しては、盛岡の関さんと同じようなことを話されていたのが印象的だった。

そして、定量的だということ。

湯温。粉量。抽出量。すべてデジタルスケールで計測されていた。

イベント用なのか、定量的にコーヒーを作っているのかはわからなかったのですが、定量的な考え方。

今日教えてくれた今井さんのものも、ポットを粉面に近づけて抽出。

香りがなくなったところで蒸らしが終わりだよと教わる。

香りを取りながら抽出するということの一端なのだろう。

最初に淹れかたの見本でイブラヒムモカの深煎りを飲ませていただいたがこれがかなり美味しい。

要素がふんだんに表れている。

これきっとデミタスで飲んだら完全に脳みそにきそうだなぁと思った。

で、自分でも今井さんのを真似て抽出。

今井さんのものと比べると、最初のインパクトに欠け複雑さが弱かったなぁーって感想です。

後ろでミスターMと悶える・・・くぅぅぅ悔しい。

 

で、まぁあとはみんなでワイワイしながらコーヒーを淹れては飲んででとても楽しい。

何となく自由かつ、なんというか縛りがない感じでとてもイベントとしては良かったのではないかと思った。

最後にイブラヒムモカの会でお世話になって・・・今井さんに名刺を渡す。

また、大坊さんにも平野遼さんの絵のことも少しだけお話しすることもできた。

それに縁のあるコーヒーラヴァー達とも話ができたし・・・

非常に収穫のある会。

最高でした。

皆さんありがとう。

感謝感謝。

もっと自分の腕を磨かねばと強く思いました。

今日はまぁまぁ歩いて13000歩。

盛岡機屋での珈琲合宿覚書 その②

盛岡から帰ってきて1か月強たちました。

だいぶ書くのが遅くなってすみません。

3日目編

========7月16日

3日目は、朝早く起きてまかないの準備。

いつもやってる鶏がらのシンプルラーメン。

 

こんな感じでスープを仕込みました。

ラーメン仕込み

ラーメン仕込み

10人前のスープなんて初めて作った。

一時間ぐらいで、ずーーっと煮込んでいればいいかなという段階になる。

それから、朝食まではずーーっと抽出の練習をしていた。

機屋の抽出の感覚をつかむのに必死です。

何度やってもなかなか難しいっす。

機屋のスタッフはみんな平然とやっているが、全然ダメだなぁ・・・

 

その後に僕が焙煎したものと、関さんが焙煎しいたものについての会話。

これがかなりエキサイティングだった。

というのも、関さんもコーヒーの味わいを抽象的な図に表して説明したからだ。

コーヒーを創造している人たちならだれでもこんなイメージで・・・と思い浮かべながらすると思う。

それは味わいであったり、世界感であったり・・・人によって様々だと思う。

 

課題豆は2種類で、「ウガンダ09’」と「タンザニア スノートップ95’」

関さんとの会話で・・・

その時のオリジナルメモはなくしてしまったけど、こんな感じ。

コーヒー抽象イメージ

コーヒー抽象イメージ

こういう図形で説明。

逆にこういうものの方がわかる。

それに関さんの感覚を理解するうえで非常に助けになる。

コーヒー抽象イメージ2

コーヒー抽象イメージ2

 

関さんがこのような図形でコーヒーを説明できるというのは、

コーヒーを抽出するときにどのように淹れるべきかをイメージしているからなのだろう。

浮彫にするような抽出だからこそ、的確に焙煎豆が持っている要素をとらえ、

「どのように淹れるか」をやっていく。そういう一連の流れがあるからだろう。

味の調整を抽出の段階でも積極的に行なっているというのが、新鮮な驚きであった。

 

味わいのチャートでコーヒーを作る人たちもいるだろうが、こういうものはもっと感覚的世界の産物だと思う。

だからこそ、普段関さんがこういうものをイメージしてコーヒーを焼いているかは別にしても話が通じるのだと思う。

 

また何回かカウンターの中でコーヒーを淹れていた。

そんなこんなで、まかないの為にラーメンを作ったり、なんだかで午前中は終了。

午後からは盛岡のクロステラスというところでコーヒーの座談会を行なうというのでついていきました。

ショッピングモールのスペースで、お客さんにコーヒーを抽出してもらって、コーヒーについてのあれこれを簡単にしゃべるというもの。

ここで大変に驚いたのは、関さんがペーパードリップでコーヒーを抽出している!!!

しかも、ハリオではなくカリタの3つ穴タイプ。

これは関さんの抽出スタイルから考えると納得できる。

関さんのネルは浅めで縦なが。

抽出はポットを動かさずネルを動かすタイプなのだが、円運動というか楕円運動で、全体に浸透させていくイメージ。

 

カリタの3つ穴も浅めで縦長なので、そうした抽出にあっているものだと思う。

 

実はこのとき、ぼわぁーっと眠たかったって正直に白状しますが、そのためにお客さんにどんな方法を説明したのかは、ちょっと記憶になかった。

 

それからお店に帰ってきて、関さんの機械で行う焙煎を見せてもらう。

関さんの使っている釜は半熱風式のブタ釜と言われているものだ。

直射日光は入らないが、わりと明るい環境の下で焙煎が行われている。

で、この焙煎を見せてもらったのは、今の自分にとって非常に大きかった。

基本、火力はあまり変えない。

最後のほうで少し落としてダンパーを閉める操作をしていたが、これはあまり参考にならなかった。

まぁ釜の性能や環境が全く違う。

何が参考になったのかは、温度計を一切見ないで、「香り」でとる焙煎がどういうものかを体感したことだ。

ブタ釜を開けてテストスプーンで豆を取り出すと、香りのニュアンスがとーーーってもわかりやすい。

明確に伝わってくる。

・・・はぜるだろ・・・ここで凪いで・・・・ここで開く

みたいな感じです。

香りの移り変わりというのもあるが、波のように強くなって香りが開いてくる。

そういう潮をとらえて、焙煎を見極めていた。

もちろん豆の面も結構観察をしていた。

 

最初は何言っているのかよくわかんなかったけど、2度目でなんか言っていることがわかった。

これは非常に参考になりました。

(実際自分の釜でやってみたら、やはりあった。ブタ釜ほどクリアな香りではないが、そういう変化が何度もやってとらえられるようになった。

どういうときにどういう味かはまだ経験が必要だと思います。)

これはきっと後々大きく役立つと思う。

香りが甘くなるんだよ・・・と関さんはいつだか、手網焙煎の判断でそういうようなことを言っていたと思うが、

だいたい豆を焼いていると甘い香りがしてくるのであんまりピンと来なかった。

でも今回見せてもらったおかげで「焼いている時間変化のなかで、甘くなってくる」っていう感じだと思った。

変化。潮。これをとらえるって感じのことなんじゃないかなぁと今の自分では解釈しています。

 

それから、これからの課題図書を教えてもらって合宿を終了した。

3日間濃厚であった。じっくり消化していこうと思います。

それには更なる努力が必要だろうなぁ・・・

 

僕自身の見解では、関さんのコーヒーを例えるなら、

コーヒーのいわゆる御三家が大活躍しているころから流れているメインストリームの

川底に原石が転がっていて、ソレを関さんが見つける。

原石をこれでもかと鍛えなおして精密につくりあげられたようなもの。

 

わかりやすい美術品でいうと、世界観は台湾の故宮博物館にある翠玉白菜(すいぎょくはくさい)のような感じ。

原石を見つけ、これでもかと技をこらした精密な彫刻。

細かく見れば見るほど、ため息が漏れるような。

ごしゃーーーっとしておらず、あくまでも繊細、緻密、作りこまれている。そういう感覚。

そのための生豆。

そのための焙煎。

そのための抽出。

という感覚だ。

ランブルのコーヒーを十分に知ったうえで飲むとより世界観が詳しくわかるんじゃないかなぁー

盛岡へ行った際にはぜひぜひ機屋へどうぞ・・・

帰り際の記念撮影

帰り際の記念撮影

船橋散歩からの、コーヒーツアー(ランブル・虎の門コーヒー・草枕)

今日は船橋の中田工業さんへお邪魔して、ポットの加工をお願いした。

自分で曲げるのもできなくはないが、やはり加工はプロの方にお願いしたほうがいい。

バーナーであぶってもらったり、ペンチで引っ張ってもらったり。

サンダーで削ってもらったり。

まだまだ、微調整はいるでしょうけど、基礎的な加工はできました。

 

 

それから、船橋の大神宮へブラブラお散歩。

船橋大神宮

船橋大神宮

 

大神宮はいつ行っても綺麗に掃き清められていてすがすがしい。

掃き清められた砂ってなんか心が洗われます。

土俵と木

土俵と木

そして、船橋の大神宮から戻る途中。

「タイムアートタテカワ」

船橋ユニバーサルビューティーカレッジのすぐそば。

クリムト 接吻 と宝石

クリムト 接吻 と宝石

くぅうううう。「クリムトの接吻」を中心に宝石たちが飾られているぅ。

なんかツボっす。

しかも時計屋さん。

なんていうか、この感覚すごくいいなぁって思いました。

関係のない風鈴。天狗の面。うちわ。

面白い組み合わせだった。

それから、グレースへ・・・

グレース

グレース

ここも先週の喫茶よしのと並んで、船橋で屈指の昭和レトロなお店。

ドンキホーテの並びです。

こういうUFOみたいな照明。

アダムスキー型?UFO なんと古典的!!

アダムスキー型?UFO なんと古典的!!

いいなぁ。

 

コーヒーはやはり昔の感じのコーヒー。

グレース ブレンド

グレース ブレンド

ストレートでも飲める感じっす。

ここのお店の2階席に座ると、トタンの屋根が見えて、なんか昔の船橋のアーケードってこんなんだったよなーって思う。

 

それからコーヒーラヴァ―のK君と待ち合わせて更にコーヒーツアーへ・・・

まずはK君が「イト―さん絶対食べてください。ホントは船橋が本店なんですけど、こっちが空いてますので・・・」

って亀戸にできた「赤坂味一」へ

赤坂味一 亀戸店

赤坂味一 亀戸店

煮干しの味わいの醤油ラーメンでシンプル。

具材もチャーシュー。メンマ。とてもシンプルって感じ。

いやぁ。美味しかったです。

これはちょっと自分では作れないかなぁーって思う味わい。

K君が力説して、

「すげぇ具材にこだわってなくあんなにシンプルで美味しいラーメンはないっすよぉ!!!」

ってよくわかる気がする。

 

記念に亀戸のカメちゃんを写真に収める。

この人たちって、スーパーマリオのパタパタさんですよねぇ・・・

この人たちって、スーパーマリオのパタパタさんですよねぇ・・・

 

そして、いよいよカフェ・ド・ランブル

2014.8.25ランブル

2014.8.25ランブル

K君にはかねてから、オルコロちゃんを飲ませたいなぁーって思ってました。

内田さんの2杯だてのオルコロ。

 

K君の感動っぷりがはんぱない。

カブトムシがどうのこうのと、新鮮な感想を漏らしていたが、わからなくもないっす。

自分の今日の感想では、若干以前飲んだ時より焙煎が深い感じ。

酸味ベースだが苦味もふぅーっと寄り添ってくる。

海藻感ありますねぇ。

ふげぇぇぇイイです。

今日のは海藻感もありましたが、鹹味(かんみ)感のほうが強く感じました。

やはりちょっと、僕の感覚だと、深いほうにシフトしている感覚があったせいなのかなぁとも思いました。

 

それからそれから・・・・

虎ノ門ヒルズへ。

虎ノ門ヒルズ

虎ノ門ヒルズ

先日は思う存分写真撮影できなかったけど、今日は撮影。

突き刺さっているクリスタル感がいいなぁーーー

クリスタル感が綺麗

クリスタル感が綺麗

六本木ヒルズの森タワーと違って、尖っている感覚。少し硬いイメージ。

そんな感じがあります。

たまたまK君がカメラ小僧と化している自分を撮影していたので、チラリと・・・

路上で珍獣感丸出し!!(K君撮影)

路上で珍獣感丸出し!!(K君撮影)

なんていうか・・・オタク感丸出しやわぁ・・・・

まぁそんな姿勢で撮影しているこんな写真。

とがったクリスタル

とがったクリスタル

さらに・・・よりそう、クリスタル。

よりそうクリスタル!!

よりそうクリスタル!!

目的の場所はココ!!

虎ノ門コーヒー

 

遠巻きに虎ノ門コーヒー

遠巻きに虎ノ門コーヒー

 

先日たまたま縁があって、ここのバリスタさんが喫茶いずみに来てくれました。

今日はそんなわけで、K君もつれて訪問。

エスプレッソのリストレット(濃いやつ)を注文。

最初のパンチはかなり強い。

結構強い厚みのある酸味感覚と尖りはしないが、べた―――っと厚い苦味感覚。

うっすらここになんか栗のような香りがした。

厳しい刺激感はそこまでしない。

まぁお水と一緒に飲む感じがいいが、むがぁぁーー飲めない。っていうことはない。

かーーーなり調和がとれている。しっかり考えた構成なんだろうなぁって思いました。

酸味のあるエスプレッソの形態としてはかーーなり美味しい部類なんじゃないかなぁー。

先日来て下さったバリスタさんがイロイロと説明してくれる。

いやはやありがたいです。

K君ここでもいやーーーうまいっすねぇ。エスプレッソもこういうのならいいなぁっていう感じでした。

 

そして、虎ノ門ヒルズを後にする。

鉄の構造物 

鉄の構造物

こっちの入り口もいいっすよねぇ。

鉄の塊っぽくて。

それから、新橋といったらもうお分かりでしょう。

「草枕」

草枕

草枕

最近はランブルと組み合わせで行くことが多い。

ブレンドのデミタスを・・・

 

K君はここで激しく感動。

「イトーさん!!!優しいっす!!!」

って。

そうなんですよね。苦味のあるしっかりしたもので全体は柔らかく優しい感覚。

相吉さんの人柄が出てる感じってK君が言っていた。

ものすごく、K君がほめるので相吉さんすんごく嬉しそう。

今日の感じとして確かに先日来た時よりさらに優しくまぁるくなっている感じでした。

いやーいつもありがとうございます。

 

ランブルのオルコロ。虎の門コーヒーのエスプレッソ。草枕のブレンドのデミタス。

三者三様のコーヒー。

K君はとても喜んでいました。

K君の感想の感じからどうも草枕が一番良かった感じを受けました。

そして相吉さんの嬉しそうな感じが見れてとっても良かったなぁーと思いました。

今日はだんだんペースが戻って21000歩。

いい感じぃ!!!!!

今日も濃厚な一日を過ごせたなぁー

またコーヒーづくり励みます!!!!

船橋市内気になったコーヒー店(ウォームハートコーヒー&喫茶室よしの)からのラムしゃぶh

今日は船橋市内で気になるコーヒー店2店へ行ってきました。

まずは、「Warm Heart Coffee(ウォームハートコーヒー )」

このお店は地元のタウン誌で6月のオープン!!と紹介されていて、気になっていたお店だ。

それを当店に来るお客様に話をしたら、さっそく行ってきましたよー。と報告が届く。

す、すごいっす。アグレッシブっす。

 

で、さらに、行ったお客様達がこちらの喫茶いずみの話をしてくれて店主の井相田さんがお店に来てくれました。

そんなわけで、これはこれはこちらも行かねばというわけで、本日行ってきました次第です。

ウォームハートコーヒー

ウォームハートコーヒー

 

場所は東葉高速鉄道の船橋日大前からほど近い場所にあります。

 

ほぼ開店と同時に入店。

前のめり感が大変に出ていたと思うが、そこは優しく迎えいれてくださった。

メニューのウォームハートコーヒーを注文。

使用している豆はニカラグア。

抽出は感じとしてエアロプレスのような感じ(未確認です)

香ばしくてほろ苦く、うっすら酸味も感じさせる。

全体として、わりと飲みやすいコーヒー感のしっかりした美味しいコーヒーでした。

※エアロプレスは注射器みたいな見た目の道具で、粉をホルダーにいれてピストンを押して抽出する道具。

サードウェーブ系のお店では頻繁に使用されている。

 

さらに今回快く同行してくれた人の抽出されたディカフェを飲みましたが、

こちらも苦い味わいでしたが抽出がいい感じで美味しく飲めた。

さらにカフェラテを注文。

さすがラテアート素晴らしいです。

可愛いクマを書いてくれる。

いやぁーーーこりゃあマネできねぇです。

ふわーーーーーっと調和のとれた味わいですごく良かったです。

 

そしてさらにもう一軒。

船橋北口の「喫茶室よしの」

喫茶室よしの

喫茶室よしの

船橋北口を出て、東武デパートの送迎バス(駐車場への)ロータリーのほうへ向かって

山城屋という酒屋の路地を入ってすぐのところ。

ずいぶん前から気になっていて、一度行ってみたかった場所だ。

 

 

 

ブレンドコーヒー400円。

ほーーーーんと昭和の香り。

くぅううううううう最高っす。

店内のすべての感じが大好きです。

店内のお客さんの、完全に隔離されて、ぼわぁーーとしている空気。

ぼーーーっと空中を眺める、中年の女性。

新聞に目を通している中年男性。

 

コーヒーの味は一口目に昔系の味わいを一瞬感じる。

そしてガンガンに熱い。

僕たちコーヒーラヴァ―が何かを求めて入るお店ではないけど、

はっきりと喫茶室っていう役割を担っているお店。

チェーン店にはない空間を作り、独自の喫茶店としての共通の空気感とでもいうのだろうか、

そういうものをしっかり備えている。

これはたぶん海外でも同じような共通のなんかがある。

海外のカフェに入って、くつろぐお客さん達が作り出す独特の空気。

そうしたものが総合として場になっている感覚。

喫茶店ってやっぱり喫茶店なんだなぁと感じる。

それはきっと海外のどこへ行ってもこういう共通の場を作りだすのだろうなぁって思いました。

喫茶室よしの・・・・・大変良かったです。

 

それから今日はトリプルHでラム肉の会を行いました。

ラムしゃぶ

ラムしゃぶ

ラム肉が大好きなんで、大変に幸せでした。

 

ラム肉

ラム肉

それから、ドライアイスのアートで遊びました。

怪しげなアート

怪しげなアート

とても怪しげな感じが出ていて、すごく良かったなぁと思いました。

 

ベランダの洗濯バサミがいい感じに揺れていた。

せんたくばさみ

せんたくばさみ

 

いやぁー船橋から一歩も出ない休日でしたが大変に充実していた。

あーいい一日だった。

渋谷をぶらぶら(名曲喫茶ライオン とりかつ)

今日はコーヒーファンの皆さんにはあんまりコーヒーネタではなくて申し訳ないのですが、

まぁ読み物としてお付き合い下さい。

チームダブルHの2人と僕とで渋谷をブラブラしました。

あーそれでも、一軒だけ渋谷の名曲喫茶へ行ってきました。

 

 

今日は、渋谷のBUNKAMURAで開催されている「人形偏愛主義」という展示をチームダブルHのリーダーに誘われて見に行きました。

ブンカムラ

ブンカムラ

主に球体関節人形という読んで字のごとく、球の関節で自由に人形にポーズを取らせられるものを使っている。

単純に球体関節人形といってもイロイロとあって、作家によっても全然作風が違う。

 

何点か見たが、なかなかモノとしての力がバンバンにあふれているものがあった。

まぁ家に置いてあったら普通の人は怖いのだろうが、こういうものを愛でている人はとてもいいのかもしれない。

良いものは人形としての存在を超えて独特の磁場を放っている。

女型の人形が多く、中には情念を感じる恐ろしいもの、どこにでもいそうな女の子をモデルにしたものなんかあった。

こういう世界があるんだなぁーと勉強になりました。

それから、さらにBUNKAMURA ミュージアムでやっているだまし絵展も合わせて見る。

さらーーーーっと全体を見ました。

一番楽しかったのはパトリック・ヒューズの「広重とヒューズ」というやつで、

凹凸に絵が描かれているのだが、鑑賞者が動くにつれて、なんか飛び出すような、動くような、

なんとも文章で表現しづらい独特な感じになる。

最初僕は近づきすぎてよくわからなかったが、見方を教わって世界が変わったら独特の飛び出る感を味わえた。

まぁ3D(まだらで目の焦点をずらすと見えるもの)の絵とかも見るのが苦手なほうでこういうのもすこぶる弱い。

 

あとやっぱりエヴァンペニーの引き延ばされた女。

あれは作品自体が大きいのと独特の存在感が強く良かった。

今風にいうと、進撃の巨人に出てきそうな感じがする。

 

ダリの「海辺に出現した顔と果物鉢の幻影」も良かったです。

全体はだまし絵風になっているのだけど、なんか細かく書き込まれた絵を見ていると良かった。

特に画面の左上方の日が沈むのか上るのかわからない水面。あの感じが好きだった。

単純にだまし絵としてではなく絵画としても良かったなぁーって思いました。

ブンカムラ出口の階段

ブンカムラ出口の階段

 

そして、ミュージアムを後にして、昼食を。

ちょこっと道玄坂の界隈をブラブラしながら・・・

お稲荷さんにもお参りしたり・・・

千代田稲荷神社

千代田稲荷神社

 

こんなビルを眺めたり・・・・

道玄坂付近のビル

道玄坂付近のビル

そしてダブルHの天才がこちらのお店を発見。

「とりかつ」

とりかつ

とりかつ

 

いったら地元のサラリーマンだと思われる人で満席。

会社で営業しているときに知ってたら、渋谷方面での昼食はここで決まり!!って感じの店です。

650円で2品のフライを選んでご飯とみそ汁が付いてくるというもの。

基本は店名の、とりかつと別の何かを選ぶというのが一般的みたいだ。

とりかつが好きなら「とりとり」ってとりかつを2ツ選ぶという組み合わせもありのようだ。

いやぁ美味しかった。

650円でこの内容はリーズナブルです。

千切りキャベツとともに2枚だけついてきた大根の糠漬けがすごく好みだった。

また店で働いている3人のおばさんがテキパキしていて、見ているこちらがうれしくなっちゃう。

あとで、勝手にあの人たちは3姉妹なんだよと妄想をする(たぶん違ってます)。

洗練された接客とは違うが、息の合った家族のような空気感でテキパキと仕事をこなしていて

本当に素晴らしいと思う。

トルストイの戦争と平和にも、戦場のシーンがあり、そこで大砲を砲弾に詰める陣地で必死に戦う兵士たちなんだが

そこには家族的な雰囲気が漂っていて、忙しさや死ととなり合わせなんだけど、どこか息の合っていて楽しげっていう

場面を思い出した。

あとでおぼろげな記憶なんでもう一度探して読んでみよう。

 

 

そして、そこを出て、「名曲喫茶ライオン」へ

ライオン

ライオン

3度目の訪問。

初めて2階席へ行く。

2階だとスピーカーがさらに目の前でいい。

ダブルHの2人とでコソコソ会話を楽しむ。

ホットコーヒーは相変わらずであった。

清浄な空気で、緊張感が漂っていて・・・・・

相変わらずとっても素敵だった。

大好きな店だなぁー。非常に良かったです。

 

それから、渋谷の東急ハンズをみたりして、

ハンズのサボテン

ハンズのサボテン

落書きの多い路地に入ったりして・・・

独特な路地の空気

独特な路地の空気

渋谷を楽しみました。

さらに有楽町産直飲食街でお酒を飲む。

有楽町産直飲食街

有楽町産直飲食街

いろんな産直のお店が一緒になっている横丁だ。

最近はやりのシステムで隣のお店からも出前を取れる。

いろいろ食べたいっていう要求にこたえるもので、非常にありがたいシステム。

ここで、カキや馬を食べる。

一口ギョーザとっても美味しかったなぁーー

 

 

そして〆に宮越屋でタンザニアを飲む。

相変わらず美味しかったっす。

昔ながらの表現とでも言いましょうか・・・

苦く、コクがあって重厚ながらもうっすら赤えんどう豆系の酸味も感じられて。

お酒の後のコーヒー美味しかったです。

今日はものすごくあるいて18000歩。

ちょっと今日のブログは軽かったですかね・・・

とても楽しい一日でした。

盛岡合宿1日目と2日目の覚書

盛岡合宿の覚書。

なかなか作文が進まなかったのですが、やっと今日時間が取れて、2日目まで書きました。

鮮度はありませんが、読み物としてどうぞ。

 

=====7月14日

先週(7月14日のこと)は盛岡へ珈琲合宿へいってきた。

いやぁ、非常に刺激的な3日間で、いってよかったなぁとヒシヒシと感じた。

新幹線で14日の9時30分頃につく。

前日に機屋の関さんと話をして、交番の前で待ってるよと言ってた。

駅から出てみて、交番なんてぜんぜんないじゃん。って。

滝のあるほうってこっちだよなぁ・・・

念のため駅に戻って、窓口で交番のありかを聞く。

「南口出てずーと歩きます」

あらそうなのね。

と思ってずーーと歩いて全然ない。

ホテルの警備員さんに聞いて、あっちの駅の下ですよと・・・

 

 

あの駅そばっぽいところか・・・

引き返したら関さんいました。

このエピソードはコーヒー界で延々と(おもに機屋で)語り継がれるエピソードになるだろう。

 

ってこの手のエピソードは、以前の会社にいたころにも2、3個もっていて、

僕の仕えていた社長の師匠みたいな方がいて、そこに仕事の手伝いで行った。

その師匠の自宅兼事務所に寝泊まりして仕事のお手伝いをしたのだけど、

同室のおじさんたちにお風呂入ってくればぁといわれてお風呂入ったら、

その僕の会社の社長の師匠の一番風呂をとってしまったらしく、あとで社に戻ったときに、

「いやぁイトーくん。師匠の一番風呂より先にはいったんだってぇ・・・どんなキョーイクしてんだよって言われたよ」

「ええええ。シャチョー。だって同室のおじさんたちにききましたよぉー。いやいや。やっべーーっす。すいません」

「あーまぁ今度は俺の師匠のあとで入れよ」

って。

飲み会のたびにネタになり、僕の仕えていた社長と定番のネタに。

「いやー師匠の一番風呂とってしまったっす(笑笑)」

 

ほかにも、「本部長、竹刀でボーーン事件」など前の会社のこの手の話題は欠かさないが、ここは割愛して・・・

まぁコーヒー界でも「盛岡駅前 交番のイト―」って定番の落語を作ってしまった(笑)

 

それから、関さんの車で納品をして、銀行入金後、白龍でジャジャ麺を食べた。

いやー。無茶苦茶うめえっす。

それから機屋へ戻り、とにかく抽出の練習。

生で見るのは全然違う。

また、電話やネットを通じたやり取りではわからない「会話による理解」というのにも助けられる。

 

合間に手網も再び見せてもらう。

これも生で見るのは全然違う。

手網は去年見たが、今年と去年では違うものが見えてるかもしれない。

 

お客さんも定休日のはずなのにガンガン入ってくる。

なんやかんやであっという間に夜。

懇親会ということで、スタッフを含めて盛岡に集うコーヒーラヴァ―と飲んだ。

機屋のスタッフの愛ちゃんが作ったカレー。無茶苦茶美味しかった。

酸味が効きつつも、あまり辛みは強くないんだけど、スパイシーで・・・

カヌレ対決ということで、僕が持参したカヌレと、愛ちゃんが作ったカヌレを合計で3個。

いや、隣にいたUさんが糖尿病を気にしているのに、2つ目に手を伸ばしてきていたので、半分こしたので3.5個。

ぐぬるぅ。それさえなければ、カレー食えたのだが。

どちらかというと、甘い物も食べるけど、しょっ辛いものが好物っす。

懇親会では白熱した議論。

 

いやぁこれがなかなか面白かった。

こういうのってなかなかないので、けっこう激しい会話だったが、こういうのは嫌いではない。

またこの懇親会で関さんの会話のクセみたいな感じがわかったようなわかんないような・・・

僕としては白熱感がホントに良かったっす。

 

 

=====7月15日

この日は確か、5時30分くらいに起床して散歩へ出かける。

朝市へ行くとかいう話も合ったようだったが、普通に関さんの家から近場をブラブラした。

あんまり写真の被写体になるようなものはなかったです。

 

そして、朝飯に盛岡のソウルフード!!!!

福田パン。

7時に行ったら無茶苦茶混んでいる。

去年も食べたけど、いやぁイイですよね。

甘いもののラインナップが多いが、やはり塩気のあるものが好きっす。

そうして、家(機屋)に戻って朝食。

福田パン&関さんの奥さんの朝食を食べる。

こういう感じが久しぶりだったので、クソ楽しいっす。

今日の打ち合わせをして、少し抽出の練習をする。

そして、なんと今日は手網品評会に参加している、箱崎さんも一緒に参加。

二人で、入れ比べて飲む。

実際飲み比べると、歴然と箱崎さんのほうが美味しい。

 

ふぇえーーー!!!!

悔しいのだが、コーヒーの液体は嘘をつかない。

人間は嘘をつくのだが、コーヒーの液体は嘘をつかない。

創った人の意識を理解し、適正に処理されれば輝きを放つ。

 

僕も事前に練習していたのだが、全然機屋の淹れかたではだめです。

これは3日間を通して関さんからの会話から得た認識なのだが、

基本は「均一性」関さんのコーヒーには意識されていると思う。

関さんが意識してそうなったのか、自然に積み上げてきてそうなったのか?

それはわからないが「均一性」というところに重点があるように僕は思う。

それは、焙煎や抽出といった作業に統一してある。

もちろん他のコーヒーを作る人間も均一な製品をつくるという意味ではそうなんだが、

そういう表面的なことではない。

 

「均一性」といっても、単純に、物が綺麗に並んでいるとか、単純に、色が綺麗にそろっているとか

そういうことではなくて、

まぁ抽象的な話になりますけど、「縄」がしっかりよられている「均一性」

「縄」というのは何本もの「紐」で編まれる。

その「紐」をしっかりよらないとバラけてしまう。

「縄」は遠くから見ると、一本の「縄」で統一されている。

すなわち一つのコーヒーが作られている。

で、その一本の「縄」を近くで見ると一本一本の「紐」が綺麗によってある。

その綺麗によられているところに「見る」ような「均一性」。

 

実際、機屋で飲むコーヒーは、カップ一杯を飲むと世界観が均一だ。

トーンというか、もちろん強く感じる味わいや、香りなんかは変化していくのだが、

大きな基盤がしっかりしていて、移り変わっていく様子。

例えば、同じ建物を見ているけど、朝から晩まで見ると、中の人の出入りがあったり、電燈がついたり消えたりで、

同じ建物を見ているのは見ているけど、移ろいがある様子。

まぁこれは、僕自身も感じたが、他の人の感想から着想を得た世界観なんですが・・・

 

で、僕の焙煎したコーヒーを関さんが淹れてくれたのだが、20分ぐらいほおっておくと糸がほつれたように

味がばらける。

関さんの焙煎したものに関してはそれはなかった。

まぁ僕のコーヒー(デミタスで飲む時に)は今のところ「混沌」とした世界感で脳みそに来るような感覚で作っているので、

そういう意味では全く「均一性」はないのかもしれない。

 

 

まぁそれぞれ飲み比べて、箱崎さんのアドバイスを受けながらさらに抽出の練習をして、

もう一度、手網。

箱崎さんの煙突システムを目の当たりにする。

コーヒーラヴァ―ネタですみませんが、なんか箱崎さんが手網をしているようすが、こうひい堂の内田さんに似ている。

帽子の感じとか。オタクポイントでした。

 

それから午後はラジオの収録がある関さんにひっついて、社会科見学。

完全に興味本位です。

内容は、機屋のコーヒーゼリーを紹介するというもの。

イメージではもっと密閉された空間かと思えば、案外そうでもなかったです。

収録時間は短かったが、大変に面白かった。

 

そして、またお店に戻って、なんやかんやで箱崎さんと今度は関さんの淹れるコーヒーを飲んで勉強する。

それはさっきも書いたようなことを深く印象づけた。

で、この日は夕食を関の家でご馳走になった。

そして、明日は昼ごはん伊藤君がまかない作れよというので、鶏がらのラーメンを作ることに。

材料を関さんと買い出しに行く。

 

車中でもコーヒーにかかわる会話。あと音楽や文学のこと。

関さんを形作っているものに触れる。

買い出しのあと、盛岡の夜景スポット。

岩山に連れて行ってもらう。

 

なかなか良かったです。

カメラで撮影したのだが、露光が足りず・・・・がっくし・・・

ここでも、太宰治についての話なんかをした。

いい思い出だなぁ・・・

3日目やもう少し関さんのコーヒーについての考察はまた後日。