喫茶いずみのマスター について

大学時代からコーヒーが好きで文化祭で「純喫茶・カフェ」というダブルネーム的なお店をやった。 その味をしめてサラリーマンを経て独学で自家焙煎コーヒー店を開業。

盛岡遠征記③

もう先週のことになってしまって済みませんが、

盛岡遠征記の続きです。
衝撃的な数々のコーヒーを飲んだ後、

Uさんがお勧めする店。

「Kura」へ・・・

KURA

KURA

この店は僕のタイプです。

マスターの個性がいいっす。

店に入るときは扉をノックするのが決まりらしい。

以前はそうではなかったらしいが、マスターが一人でお店を切り盛り

するようになってかららしい。

上野の北山珈琲的なものを感じる。(ノックの必要は無いですけど)

 

Uさんとマスターは長い付き合いらしく、親密そうな感じだった。

薄暗い倉を利用した店内。

倉のひんやりとした空気。

店内にBGMがなくて、振り子時計の「コッチ」「コッチ」という音だけが響いている。

Uさんがお勧めするエチオピア ウルフを注文。

店の空気が先ほどの「機屋」で味わったグルーブメントと対照的でとても落ち着く。

店内を見回して・・・

「2階はなんか豆の倉庫になっているんですか?」

「・・・二階はほこりかぶっているテーブルやらなにやらできたないんだよ・・」

しばらく間があって

「・・・ほんとは今は倉庫がわりにつかっているとかいえばいいだろうけど・・・」

っていうような会話をしたと思う。

独特の間や会話の抑揚が他の人では味わえない個性を作り出しており、

かつ店のメニューブックやら店内の感じやらと相まってぴったりだなあーと思う。

 

で、出てきたコーヒー。

ペーパードリップのもの。

最初はやや温度が高いせいか、あまりファーストインパクトは来なかったけど、

少し放っておくと、クルクル。
これは穏やかです。

夜空に、シンプルな一色の花火がパッと咲いた感じ。

「ポッ」っと香りが咲いてくる。

しかも、今流行のグングンに来るフルーティー臭ではなく、

もっと押さえている(自然にそうなっている?)感じでよいです。

井上社長が焼いたイリガチョフのナチュラルにも近いようなイメージ。

マンゴーとかそういう感じではなく、高原の花のイメージ。

少し酸味があってそこに、「ポッ」と花が咲いたように香りが入ってくる。

とっても良い珈琲です。

さらにUさんがポットサービスで出てきたコーヒーをカップの縁へワザと泡がたくさん

でるように注ぐ。

僕   「何してんですか?」

Uさん 「え ちょっと」

マスター「Uさん まだやってたのか・・・」

この会話の空気感が最高によかったっす。

機屋のあとでよいインターバルになった。
それからもうこの時点で、カフェインの感じでもうそうろそろコーヒーがいっぱいいっぱいって

いう感じであった。

冷麺かジャージャー麺行く?ってきかれたけど、そんなに食べたくないですといったら、

「福田パン」へ連れて行ってくれた。

 

喫茶いずみのお客さんに聞いてみたら、盛岡のソウルフードですよと教えてくれた。

 

さっそく福田パン。

福田パンは注文して即席のサンドイッチを食べられる感じのみせ。

すーんごく素朴。ぜひ千葉にもあってほしい。

サンドイッチといってもパンはふんわりとした

コッペパンの生地をすこしバケットよりにしたような感じ。

ドトールのミラノサンドのパンをすげぇふんわり柔らかくさせた感じかなぁー。

近いものが思い浮かばない・・・

 

Uさんはここでも甘いもの。お、恐るべしUさん。

確かダブルピーナッツというものを。

僕はコーンビーフとハムがサンドイッチされたもの。

うめぇー

僕は正直甘いものよりしょっぱいものが好きな口なので、いやはや美味しかった。

コーンビーフって贅沢ですよね。

子供の頃はかーなりねだってやっと食べられるAランクのご馳走だった。

いまではいつでも買えるけど、やっぱり贅沢品だと思う。

あのコーンビーフの缶をはじめて上手に開けられたときの感動は今でも忘れない。

あのネジきり棒とそこに巻かれた缶の縁をしばらくしまっておいた気がする。

 
そんなインターバルを加えて、

「NAGAZAWAコーヒー」

NAGASAWAコーヒー

NAGASAWAコーヒー

ここは今流行のスペシャリティーコーヒーのお店。

ニット帽がよく似合うお姉さんと、もじゃもじゃ頭のご主人?がやっていた。

注文したのは、コスタリカ イエローハニーとエチオピアモカG1 ナチュラル

ここはフレンチプレスの抽出らしいけど、全く嫌らしい感じがしない。
(未確認です。すみません)

良好な液体。ただ独特の油感がありますけど今までで一番よいプレス式コーヒーです。

こんなになるんやわ。いやっはーいいっす。

ここのコーヒーは「わ・か・り・や・す・い!!」

コスタリカ イエローハニーはトマトだった。

真面目にトマト。

そしてエチオピアモカG1 ナチュラル はトロピカルだった。

交響曲のように聴けば聞くほど味が出たり、

その時々によってさらに発見があるコーヒーではない。

ビートルズの有名な曲をクラッシック風にアレンジしたというか・・・

分りやすい。味わい深くは無いがほんとに分りやすい。

これが今流行なんだろうなとヒシヒシと感じた。

個性がバッチリでていてかつ抽出も良い液体ですげえ。

 

そして、先日喫茶いずみにも来てくれた「六月の鹿」さんへ・・・

その間にも一軒甘味屋へちょっと立ち寄ってUさんは、きりざんしょう?的なものを購入。

そして平らげていた。

す、すげぇ。甘味王いけるんじゃないですか???

朝市のきりざんしょうと違うタイプ。

これは黒蜜が練られた生地にさらに黒蜜が入っていて、食べていると黒蜜ブワァーきてうまい。

インパクト強いです。

 

まぁそれで「六月の鹿」さんへ行った

そしたら

ガビーン

いったら満席やった。

あかん。

せっかく来たけどダメだった。

タイミングありますよね。

Uさんとそこら辺うろうろしてきましょう。と櫻山神社をお参りしてから、ロックフェスを見に行く。

若者たちがウネウネウネウネしているのを眺める。

Uさんが演奏が終わると、拍手していて(あぁこのオジサンはロック好きなのか)いいなと思う。

で、20分くらいしてもう一度戻っても「六月の鹿」は満席。

すげぇーー。

挨拶だけしてお別れする。

 

それで、最後に僕はもういっぱいいっぱいなんで、「紅茶の店 しゅん」

Uさんが20年ぐらい前に通っていたらしく久しぶりの来店とのこと。

改装されたのか、そんなに古い店とは思えない。

突き出しで出てくるのが、水出しの紅茶。

これが結構美味しかった。

香りは強くないけど、ほんのり甘く良い液体。

お冷の代わりのものでとっても素敵。

なによりコーヒー漬けなんですぅーっと入ってくる。

Uさんと最後に紅茶を堪能して駅まで送ってもらった。

 
新幹線の乗車まで20分。

時間ギリギリまで盛岡を堪能できた。

盛岡の皆さん大変お世話になりました。よい勉強になったデス。

それにしても、アレだけの街でこんなに多様なコーヒー店がそろっているなんて

なかなか羨ましい。

東京はなんでもあるけど、ここまで密集感はない。

風光明媚で歴史の残る良い街だ。

ゆっくり散歩もしてみたいなー
そして急いで乗り込んだ新幹線。

こんなに利尿作用のあるものをのんだので、帰りの新幹線は大変だった。

来るときは帰りはビールでも飲みながらゆっくり帰ろうと考えていたけど、

考えが甘かった。

トイレが近い!!

しかも3列シートの窓際をとったので、トイレに行くときは「済みません」をやる。

その「済みません」をやる相手が新婚さん。

どうも青森からの帰りらしい。

手を握りしめたり、指輪がキラキラ光ったり、とアツアツぶりを示していた。

そんな隣の僕はいつトイレに行こうかのタイミング狙い。

二人はいけないことにテーブルを出して、ビールを飲んだりしている。

あーどのタイミングでいけば・・・・

実際はタイミングを見計らう前に、自分の限界が来て「済みません」をした。

戻ってきて、またしばらく30分ぐらいでもう一度行きたくなった。

またまた、見計らって「済みません」

2回ぐらいすると、もうもう吹っ切れますよね。

ゆっくり新幹線でビールどころではなかった盛岡の帰途。

いやー無茶苦茶面白かった。

盛岡遠征記②(機屋を訪れる)

それからそれから、

この旅の目的地、「機屋」さんへ・・・

まんじゅうをUさんと食べていて15分ぐらい遅く到着。

店は全ての扉が解き放たれ、待ってるぞーって感じだった。

 

いったら店主の関さんは待ちきれずに手網焙煎をやっていた。

他の人が手網をやっているのを見る良い機会。

全く違う感じでの火の通し方だった。

僕の場合は、最初にぐわっと火を通してあとはダラダラいくのだけど、

関さんのはわりと同じような感じで火を通すというか、

それと思ったより弱い火力のような感じがした。

手網の振り方がダイナミックで、全部の豆がグルングルン回転していた。

ちょっと時間のあるときに自分も真似しようと思った。

 

そしてだ、

抽出の勉強。

僕が機屋のカウンターでコーヒーを淹れたんだけど、これがこれが濃度がタリン。

関さんが淹れると濃度がしっかり。

いやっはー

参りました。

これは大変勉強になった。

悔しいので、その場でさらに関さんの見よう見真似でやったけど、ぜんぜんイカンかった。

ぜんぜんやったことの無い姿勢と抽出の方法。

細部までは分らないけど、見た感じタラタラタラタラ抽出量まで頑張る!!

っていう感覚。

「苦味を押さえ込める」(豆が苦そうなものは)とおっしゃっていたが、

どういう違いでそういう変化を出せるのかは今回の観察では分らなかった。

僕の場合は最初タラタラあとバァーって感じです。

まぁコーヒーはトータルシステムなんで、生豆の選定、焙煎、抽出の一連の流れで、

都合のよいところだけマネをしてもダメなんでしょうけど、

やはり今回の抽出は今の僕にはとても為になりました。

(後日談で早速店で練習していて、常連さんにマスター変その淹れ方ーって突っ込まれる。

とほほー頑張ってるのに・・・)

 

そうして、豆の倉庫を見せてもらって感嘆したり、

Uさんと機屋の常連さんと関さんとでコーヒートークをしたあと、いよいよコーヒーを飲む。

 

まずはドミニカプレミアム。

ドミニカは、はじめから飲もうと思っていたもの。

ちょっと最近カリブ海系の豆が面白いからなのと、意外にドミニカが普段置いてある店って少ないから。

大体抽出は100ccでけっこう濃い目の液体。

これは大体想定ないの味だった。

酸味がボワァーっとあって苦味までいかない甘く香ばしい感じでゆっくり落ちてくる感覚。

収束はわりとゆっくり。

特別な個性はこの豆からは感じないけど、意思がはっきり感じるコーヒーであった。

 

それから隣にすわったUさんがのんだハイマウンテン。

これは結構来ます。

脳に来ます。

まず立ち上る香りがナッツのような感じがある。

そして口に含んでも香りがしっかり入って甘くコクがある液体の感じ。ほんの軽めだが酸味ももちろんあった。

これはすげぇいいです。

 

それからさらに隣で飲んでいた機屋の常連Tさんセラードクラシコ。

くわぁー

これも結構脳みそに来る。

無茶苦茶いい。

Tさん曰く媚びているコーヒー(悪い意味ではないです。念のため)

立ち上る香りがまずたしかに銀杏の実までいかないけど、そういった類の匂い。

それが液体を含むと、良いボディーの酸味とともに銀杏的な香り。

鮮烈です。

ブラジルでココまでいくのか。すげぇーって思う。

 

そうしてさらにクラッシックマタリ。

来ます。

脳。

脳みそ来ます。

脳みそが来ます???

やられた。

これはマタリの香りがとても鮮烈で無茶苦茶いい。

で、コレをのんで一番おどろいたのが、あくまでも僕の感じだけど牡蠣の海っぽい香りが感じたってこと。

コーヒーでこの香りは初めて。

でも一緒にいたUさんとTさんはまだ早い。あと1週間ぐらいでもっとよくなる。

とかなんとかいって無茶苦茶盛り上がっていた。

この二人すごい面白い・・・・

脳に刻んだので大丈夫。

もうこの頃にはUさんとTさんと僕とでコーヒーのまわし飲み大会みたくなっちゃってて、

無茶苦茶おもろい。

こんな面白いおじさん達に囲まれてさらにコーヒーの濃い話。最高すぎる。

 

関さんのコーヒーは酸味系が多いイメージだが今度は苦いもの。

トラジャ。

ウッホー。

これは留めてる。

停めてる。

止めてる。

STOP。

止めてある。

苦味系のコーヒーなんだけど、苦くない。

口の中で苦味までいかないところでフワーッと広がってクリーム系の甘みとうっすら酸味。

苦味にいきそうなんだけど、そこで止まる。そんなイメージ。

トラジャ的な香りはそこまではしなかったけど、よいコーヒー。

苦味でこういう表現もあるんだぁーって思う。

これもこれも勉強になった。

 

そうして最後に媚びないコーヒー。

ブラジルブルボン93’

これはさっきのセラードクラシコ(確か08’)より落ち着いている。

香りも近いものがあるが、穏やか。

こちらから探しに(味や香りを)行くプロセスが良い。とTさん。

あぁーなるほど。

これは飲んで落ち着く。

 

機屋を訪ねる前に、やりとりをしたときに万全の体制で待ってますとのことだったが。めちゃくちゃ本気やないですか。

いやん。いやん。

嬉しいですねー。

恐ろしいコーヒーの数々であった。

まるで、クリムトの「哲学」「法学」「医学」の三部作を見るような・・・

恐ろしい。

良い体験でした。東京でも恐ろしいコーヒーは数少ないです。

まあ機屋では「脳に来る」体験ができてとってもよろしかった。

最後に店の前で記念撮影。

機屋の前で記念撮影

機屋の前で記念撮影

 

そしていよいよコーヒー好きのUさんが案内する他の盛岡のお店へ・・・・

盛岡遠征記①(全三回予定)

(※3回に分けて更新します。今回は出発から朝市編)

とうとうコーヒー遠征をしてきました。

盛岡まで。

なんで盛岡かというと、最近交流がありお世話になっている機屋へいくのが主な目的だ。

日曜日の営業終了後、一度家に帰り身支度をして、東京駅へ・・・

東京駅からは深夜バスで。

久々に夜の旅行の感じ。

くそ楽しい。

八重洲南口のバスターミナルは無茶苦茶な人ごみ。

あんまり正面から写すと悪いので、遠めに・・・

八重洲バスターミナル

八重洲バスターミナル
人 人 人 人
久々に人ごみみました

 

とくにUSJ方面や名古屋方面がなぜだか知らないけど混んでいた。

もうJRバスの係員が殺気立っている。

「車道にでないで下さい(怒)!!」

「まだバスが詰まってますのでお待ちください(怒)!!」

っちゅう感じで無茶苦茶すごい。

日本の電車やバスはとても正確なので、時間に5分でも遅れようものなら

ピリピリしちゃう。

これが海外のバスターミナルだともっとユルユルだ。

みんなでかい枕なんか抱えて、「あーばす遅れているのね・・・まぁいつものことね」

ぐらいな感覚だ。

もっとも混んでいるバスターミナルは遭遇したことないけど、

とてもゆるい。

それが日本では殺気立っちゃているし、5分もおくれようもんならソワソワしちゃう。

僕も日本にいるので、少し遅れてバスが来たのでソワソワしていた。

 

深夜バスに何度か乗ってぐっすり眠れるツワモノではないけど、

バスに乗るには3種の神器が必要だ。

①アイマスク(目隠し用 タオルでも代用可)

②耳せん

③マスク

この3つ。

これさえあればわりかしぐっすりまではいかないけど、うつらうつら夢をみてはという感じですごせる。

以前、神戸までよく深夜バスを利用して通っていた際にはギンギンに目がさえて一睡もできないで

朝を迎えたことが何度かあった。

こんかいも盛岡まで3種の神器のおかげで、うつらうつらしながら過ごせた。

またこれは自分だけかもしれないが、リクライニングシートに頼らないというのも大事です。

あれは倒すと腰にかなり来る。そんなわけで、3割ぐらい倒して過ごす。

こうすることで肩や首に結構来るが、意外にうつらうつらできるのだ。

空いていた深夜バスで、2つのシートを占領してベットみたくしたが意外にこれはダメなんです。

むしろシートに頼り過ぎないほうがいい。

それか外国人がするように大きな枕を持っていくのが眠りやすい。

3回ぐらい夢へいったりきたりしたらいつの間にか朝になっていた。

 

盛岡へついたら今回案内してくれるUさんと合流。

最高の天気のなか神子田の朝市へ案内してくれるという。

自分ひとりではいけないような距離にあるところ。

これはありがたい。

それに市場ほどエキソチシズムを感じるところは無い。

旅行へいくたびに市場は訪れたいです。

匂いで感じますその土地を・・・

神子田の朝市

神子田の朝市
やや有名らしいが、小ぶりで素朴な朝市だ

 

旅情。

わりと小ぶりな市場だったが全てかねそろえている。

野菜、魚、乾物、饅頭、食事どころ

今日は秋なのでキノコが目についた。

香茸という網目状の黒いキノコが売っていた。

市場にあったコーヒー屋でコーヒーを飲む。

150円。サンクスのコーヒーより全然うまいです。
そして朝ごはんにワンタンラーメンを食べた。

コレがなかなかどうして。

うめぇーです。

素朴な醤油ベースのスープにワンタン

鶏がらではなく魚介の乾物系の味わい。

甘い感じ。僕が作る鶏がらのスープとはまた違う優しい味わい。

いいっす。

 

そして饅頭屋へ・・・

きりざんしょう????

なんやの???

Uさんにきりざんしょうってなんなんですかってきいたら、

きりざんしょうはきりざんしょうだよと。

????

見た目はなんというか、ちくわぶを半分にしたような感じ。

色合いも2日目ぐらいのおでんにあるようなちくわぶ。

たべたらうめぇー

くるみと黒蜜が調和していてねっとりと餅のようで餅じゃないようなもの。

初体験です。

あれは独特で美味かったですねぇー

それと草饅頭も食べたけどこれも素朴で美味しかった。

そして存分に神子田の朝市を楽しんだあと、今回の旅の目的地「機屋」へ・・・

(次回木曜日更新予定)

台風のランブルから夢の国へ・・・そして海を見に行く

今日は台風な一日。

やっぱりこういう日はゆっくり家で自重していたいですよね。

いやーダメだ。

こういう日はむしろ血が騒ぐ。

今年の初めの雪の日にランブルへ行ったのと一緒だ。
こんな台風の日だからこそランブル詣で。

開店とほぼ同時に行く。

こんなに風が強いので、お店の外看板がない。

貴重なワンショット。

2013 9.16 台風のランブル

2013 9.16 台風のランブル
立看板がない

 

台風なのと、開店直後だったのでちょっと店内の雰囲気がゆるめ。

流石に関口さん(神)はいらっしゃらなかった。

今日は何を飲んだかというと、

ブレンド。

ブレンドは実はまだ飲んでなかった。

いつものように濃い目で注文。

これはこれは。

こういう感じなのか。

よかったというか、嬉しいというか。

味の構成は喫茶いずみのいずみブレンドに似ている。

濃い目なので若干、酸味よりの味わいだが、

酸味が4あって香ばしい苦味までいかないようなほろ苦い甘みが3ぐらい。

酸味があってほろ苦さ。

こういう構成。

お店によって、甘みが中心や苦味に重点を置くもの。

いろいろと多種多様。

ランブルの構成はやはり酸味を味の要素にいれてある。

個性はというとそれほど感じないが、ランブルの味かといわれるとそれだと思う。

ランブル臭(僕が勝手にいってます)は感じなかった。

喫茶いずみのいずみブレンドはやや苦味と香ばしさ先行だが酸味を重要な要素として捉えてある。

個人的にはランブルではやはりデミタスでストレートコーヒーを飲むのが脳みそに来るなぁーと思う。

それでも十二分にランブルのブレンドを味わった。

酸味を構成に入れてあるが、神田やぶそばの向かいの、ショパンのブレンドとも違う。

ショパンのブレンドも酸味があってかーなり美味しいがランブルのはそれで美味しい。

やっぱりランブルのブレンドはランブルのブレンドだった。

 

それからそれから。

コーヒーの神様許してください。(これは関口さんを指さないで観念的な意味での神)

不貞を犯しました。

 

とうとういってしまった。

夢の国。

秋葉原のとあるメイドカフェ。

けっこう緊張しました。

いったらいったで、向こうのモードに乗るともうアドレナリンが出て無茶苦茶楽しかった。

ある雑居ビルの2Fへ案内される。

「お帰りなさいませ ご主人様~」

う、噂どおりやんか。

ちらっと店内の内装をみると、うへぇー無茶苦茶安い内装やんかぁーと思う。

メニューを見るといろいろなセットメニュー。

一応パフェとコーヒーのセットメニューを選ぶ。

正直僕はそこまで甘党ではないのだが、雰囲気にのまれ全然趣味ではないストロベリーパフェ。

注文すると入国カードをもらう。

たくふみ ご主人様と記入されてあった。一度にボルテージが上がる。

夢の国なのかぁー

そんなこと言われると全く店内の内装が気にならない。

程なくパフェが運ばれてくる。

美味しくなるおまじないを一緒にする。

手でハートマークを作って、メイドのリリたんと

「萌え 萌え キュン!!」

うがぁー無茶苦茶自分が乗っかってしまってる。自分はオタク系なんでお手のモンだ。

楽しすぎる!!

神様すみません。不貞を犯してます。

コーヒーが運ばれてきて、

さらにリリたんと

「萌え 萌え きゅん!!」

はいコレがコーヒー。

メイドカフェのコーヒー

メイドカフェのコーヒー
コーヒーファンのあなたならこの画像からどんな味のコーヒーかは想像がつくだろう。

うがぁーーーーー

夢の国なんでさっきのランブルのブレンドと味覚的違いが分らない。

どーして。

す、すみません。不貞です。

あー神様。どうして・・・・

結論。

コーヒー(いや飲食物全般だが)は場の雰囲気にも味が左右される。

あ、あたりまえか・・・
無茶苦茶楽しみすぎて、メイドカフェを後にする。

お会計はランブルで2杯コーヒー飲んだ時より高いです。

ガビーン。

ここで一つ豆知識。

メイドカフェのトイレはお花畑という。

「いってらっしゃいませ ご主人様」

ってやっぱり言われた。

 

それから不貞を犯したので禊をする。
海。

台風の海へ行く。

船橋の三番瀬海浜公園。

とっても風が強く海が荒れていた。

海岸にはわりと人がいる。

鳥を観察する愛好家がちらほら。

僕と同じような物好きがちらほら。

海岸へおりるとおじさんと目が合いどちらとも無く会話する。

「いやぁーすごいですねぇ」

「朝はココまで波が来たたんだよ」

「富士山みえますねぇー」

「めづらしいよ。こんな時期に」

僕もうなずく。

 

しばらく波打ち際をさんぽして、

草履がびしょびしょになるまで波打ち際で遊んだ。

クソ楽しい!!

三番瀬海浜公園

三番瀬海浜公園
小さく富士山。
自然はよいです。
荒々しくって最高

いやぁー遠くに富士山。

不貞を犯した禊できたかなぁー?

また精進せねば。

無茶苦茶台風の一日でも楽しんだ日。

 

ヴィダカフェラテ(西小山)&吉祥寺珈琲(吉祥寺)

今日は2店珈琲店を廻って来ました。

それぞれ必ず行こうと思っていた店で大変満足な一日だった。

まずは目黒区の最寄駅が西小山(東急目黒線)にある、

「ヴィダカフェテラ」

ヴィダカフェテラ

ヴィダカフェテラ
逆光ですみません

ここは高校の先輩の知り合いのお店で、

豆にすごくこだわりがあるから行ってみたら・・・と教えてくれたので行ってきました。

なんでもコーヒーハンターの川島さんの豆も仕入れしているそう。

まずは、エルサルバトル(浅煎り)(銘柄失念しました申し訳ありません)を飲んでみました。

これはコーヒーハンターの川島さんから仕入れした豆らしい。

浅煎りなんだけど、とっても柔らかい。

エルサルバトル

エルサルバトル

浅煎りのコーヒー(特に最近の流行のスタイルの)のものは、もっとガシッ!!と

酸味が来ますが、まろやかに広がっていく。

ふわぁーって感じ。またとても液体が透明で(視覚的な色でなく味覚的比喩として)飲みやすい。

上田さん(マスター)に伺うと完全熱風式の焙煎機を使用しているからとのことです。

確かに僕の直火式よりも柔らかい仕上がりです。

上田さんがおっしゃるように、どなたでも飲みやすい感じに仕上がっています。

そして、タンザニア リビングストン(中煎り)。

これはすげぇ良かったです。

僕の釜では出せないような味わい。

カラメルのようなコクがでつつ甘みでふわぁーって感じ。

僕のものだと、タンザニアを甘く煎ろうとするともう少し軽くなるようなイメージ。

焙煎技術でカバーできる部分もあると思うが、釜の特性も大きいと思った。

生豆の保管も見せてもらったけど、18℃の定温かつ脱酸素状態(真空パックのようなもの)で保存

されていて、かなりのこだわりが見られました。

そうして最後にマンデリン(深煎り)

これは最初は想定内の味わい。美味しいマンデリンだぁーって感じ。

冷めてくると、香りが前面に出てきて良かったです。

いずれにしても飲みやすくてどなたでもお勧めできるような感じ。

西小山の商店街も夕焼け小焼けって感じが似合うところで、とてもよかった。

また今度も商店街の探索もしながら訪れてみようと思った。

 

それから次は吉祥寺。

チャイブレイク(もとモカ)、散歩、武蔵野珈琲館とか行きたい店が

ありますけど今日はコノ店。
「吉祥寺珈琲」

同じ井上製作所の釜を使ってます。

本当は基本、土曜日のみ営業のお店ですが、

勉強の為にお話を伺いたいといったらコーヒーを飲ませてくれました。

ここは何がすごいかというと、

店主の中島さんがご自身で農園から直接コーヒーを仕入れしている。

それだけならありそうですが、さらにパーチメントやドライチェリーの状態のもの輸入して、

こんな感じ。

左がドライチェリーで右がパーチメント。

ドライチェリー&パーチメント

ドライチェリー&パーチメント

 

コレを脱穀したものがいつも良く目にする生豆なんです。

ご自身で脱穀し、焙煎しているところがすごい。

お米と単純に比較できないが、分りやすく言うなら玄米を自家精米するような感覚です。

それで土鍋で炊いてご飯にする感覚。

コーヒーも自家脱穀の時代が来るかもしれない。

そんなところを予感させる店。

さらにすごいのがコーヒーが一杯50円というところ。

いやーウチではできないです。

農園と直接取引きしていてすごい。

 

また抽出がネル、ペーパー、化繊と3種類から選べます。

とりあえずネルで。

飲んだのはインドとガテマラ。

焙煎はけっこう深煎り。

いやーいやいやいや。

ちがった。

50円でこれはすげぇ。

インドはゴマ油やピーナッツ油的な香りが誰でも分るレベルである。

あとは苦味と甘みとコクをまとっている。

こんな香りは初めてだ。

そしてガテマラ。

いやーいやいいやいや。

これもすげぇ。

これはほうじ茶的な香り。

これもやや甘み強めの苦味とコク。

やっぱりこの香りは他の店では感じたことがない。

これが自家脱穀の威力だろう。

すげぇなぁー。

また違うアプローチでのコーヒー。

こんどは同じ豆を化繊で抽出したもの。

化繊はいわゆるドリップパック(あのブルックスとかで使われるやつ)。

これも中島さんのこだわりがある制作会社のもの。

同じ銘柄で飲みました。

ガテマラはネルの方が味が生きてましたけど、インドは化繊がすごかった。

ごま油感がすげぇ。液体にもはっきり分るレベルである。

こんなポテンシャルあるコーヒーがあるなら僕も焙煎したいなぁーと素直に思いました。

実はネルも中島さんが自宅で抽出しやすいようなネルということで、

試作を重ねているもの。

ネルといってもハンカチのようなもので、それを折り曲げて、カップやサーバーに設置。

それで抽出。

ハンカチのような一枚の布なので洗浄や保管が楽とおっしゃっていた。

また抽出に関してもいまはお椀状の形状が多いけど、

平面に近い形状での抽出ができないかなといっていた。

確かにお椀状になった理由がよくわからない。

いろいろと淘汰されての方法なのだろうけど、

誰か平面の抽出を試みた人はいたのだろうか?

その辺を研究なさっていて興味深い。

僕はどちらがいいのかはよく分らない。

ただやってみる価値はありそうだ。

まぁほんと脳みそに来る経験ができました。

かーーーーなり勉強になった。

そうこうしていて時間切れになってしまったので、今日は2店で終わり。

また次回改めて今日行き残した店を廻ろうと思う。

いやぁー脳みそへ良い刺激になった一日。

船橋駅周辺散歩&市川の珈琲店(ゆぱんき、麻生珈琲店)

昨日(日曜日)はおじさん達と飲みに行ったので、今日はゆっくりとしてました。

といっても6時起きですが・・・

 

まぁ朝、自転車で走っていて見上げた空。

秋の気配

秋の気配

もう入道雲ではないですよねぇー

なんとなく涼しい。

先週末はまた暑さがぶり返して来てましたが今日は少しはよかった。

今日は旅行カウンターなどでの用事があったので、

また近場で市川のコーヒー店へ行きました。

その前に、少し気分転換で船橋のFACE周辺をお散歩しました。
まずはお馴染み船橋西武。

正面から・・・

船橋西武 正面

船橋西武 正面

西武の建築って壁面が大好きです。

見てください。ってよくご存知でしょう?

大好き!!西武の壁

大好き!!西武の壁
さりげないがとても良い!!
子供のときから好きでした。

この壁面の階段状の突起がチカチカするぐらいなのと、さりげない窓とバルコニーのデザイン。

西武デパート「カッコいい!!」って感じです。

また田中一光デザインの西武のロゴもヤッパシカッコいい。

もしやこの壁面も彼のデザインなんだろうか?知っている人がいたら教えてください。
そしてちょっとフラフラ。
いつもの教会の前を通り過ぎ・・・

船橋教会

船橋教会

伝承でしか知らない昔の船橋をほんのわずかに残している猥雑な一角。
伝承によると一昔前の船橋はものすごいカオス的な所だったらしい。

僕の子供の時もそういうのがうっすら記憶に残っている。

京成船橋のヌンチャク踏み切り。おでんの種屋。露天商のオバサン達。

それに伴ってアノ辺を歩くとなんともいえない、独特の魚臭いようなおでん臭いような

とにかく匂いがあってもうアノ匂いは嗅げないんだなと思う。

かといってどんな匂いかといわれると、ちょっと言葉で表現できないが、

コレを書いていてその当時の喧騒のような人のいきれのようなものを思い出した。
路地をうろうろしていて、例の口の欠けた太宰治と一緒に写っているアノきつねか?!

といつも思ってしまうのが、
ここのお稲荷さん。

ちょっと低めの姿勢が猫っぽい。

お稲荷さん

お稲荷さん
ちょっと猫的?な姿勢のきつねさん

 
それから、少し足をのばして昨日(日曜の夜)におじさん達と行ったBARへ行ってみる。

昨日の余韻に浸りながら昨日おじさん達と飲んだBARを眺める。

「ショベルヘッド」

ショベルヘッド

ショベルヘッド

ジャックダニエル飲む人は特にお勧めです。

しかも水曜日はお得DAYらしいです。

気のいいマスターが経営してます。

ちょっと撮影しながらマスター出てくるかなぁー?と眺めたけど時間が早かったらしい。
それでまた戻ってきてFACEに登る。

けっこうFACEからの景色いいですよね。

津田沼側を望む。

FACEから津田沼側

FACEから津田沼側
遠くの雲の線が綺麗

京成電車のカァブがすごいですよね。

それからトーキョー側も眺める。

これは良い光景!!

これは良い光景!!

いやーいやいや。

入道雲すげぇー!!!

朝は秋の気配が・・・と思ったのに、こんなの見たらまだ夏の力があるんだと思う。

上層の雲と、入道雲が入り混じっている辺りが今の気候を語っている。

とても力強い光景でしばらく飽きないで見ていた。

 

それからそれから、市川駅へ・・・
市川駅の無料で登れる展望台「アイリンクタウン」へ行こうとしたら、今日は閉館していて登れなかった。

今日の雲の感じだと最高にすごいのだろうけど、まぁしょうがないです。
以前も紹介したけど、

「ゆぱんき」

ゆぱんき

ゆぱんき
市川駅そばにひっそりある

このお店で最も浅い煎りのキューバを飲む。

コノ店はどちらかというと、平均から深い焙煎になる傾向があります。

浅煎りといってもそこまでではない。

ペーパードリップでも適度にコクがあり、透明感は秀逸。

甘く香ばしい感じです。特別な個性は感じないがかーなり美味しいと思う。

店内のBGMはいつでもJAZZがかかっていて、渋めのマスターが経営しています。

ぜひアイリンクタウンの展望を楽しんだあとは行きたいところだ。

 

そして今日はもう一軒行きたいところが・・・

前々から気になっていた

「麻生珈琲店」

やっといけた

やっといけた
麻生珈琲店

ここはよくお客さんから名前を聞いていたがぜんぜん行ってなかった。

今日やっといけました。

店内にはショーケースがあって、かーなり良さそうな骨董のカップが大事にしまってある。

僕の好きな薄口タイプのものが多かった。

店内の雰囲気も独特で面白い。

また、常連さんが適度に多く結構盛り上がっている。

ここで注文したのはブラジルサントス。

ここもペーパードリップ。

これはホント定番の味という作り方。

甘み、酸味がバランスよく出ている。

特別な個性は感じない。

昔ながらの味わい。

よく昔ながらと使うけど、自分でも明確な定義はないです。

でも今のスペシャリティーコーヒーなんかとも違う感じ。

飲みやすく無難に美味しいという感じでした。

 

あと面白かったのはジャワロブスタ。

普通にメニューにあって、おぉーーって思います。

味わいはホントロブスタ。

やるなぁー。

麦チョコの味わい。

苦味が強すぎないところで止めてある。

いまのスペシャリティーとか謳う店ではお目にかかれない。

きっちりやると美味しいですよね。

 

帰りに器具のところ見ていて、薄手の100ccぐらいのデミタスカップが売っていたのでお店用に購入しました。

ちょうど100ccぐらいのものが無かったのでこれはよいお土産になった。
まぁそんな感じでホクホクしながら市川から帰ってきました。

いよいよ来週は西東京の調査へ行こうかな・・・

まるふく農場からの本八幡の蛍明舎&萌季屋

今日はやや過ごしやすかったですねぇー。

このところ夏の暑さがやや和らいできている。

判然としない天気だが、豆の配達がてら「まるふく農場」へ行く。

月曜日は普段は定休日なのだが、夏期の今日(8月26日)は営業しているとのコトだ。

相変わらずの美味しさのまるふくちゃん。

店主の竹村君は今日はなんだか爽やかで、肌のつやが良さそうだった。

やはり夏のアイスクリーム屋だからパワーが違うのだろうか?

今日は食べ終わったところを写真に収める。

こういう感じに写すとなんだかバー的な雰囲気になるなぁーと思う。

 

まるふく農場のアイス 食べ終わり

まるふく農場のアイス 食べ終わり

 

それからそれから、久々に本八幡の珈琲店へ。

 

まずはココ。

「CAFE蛍明舎 八幡店」

螢明舎 八幡店

螢明舎 八幡店

以前コノブログで、京成谷津の方を紹介したお店です。

いやぁー

ココは雰囲気最高です。

ダウンライトにやられる。

BGMの落ち着いた感じ。

薄暗い店内。

カウンターにいたのは僕と同年代と思われる、ひげ面の寡黙なマスター。

いいっすねぇー

薄暗い感じ。

こういう内装はあこがれるなぁー

素敵なおじさんたちがいっぱい居そう。

ケアブレンドを注文。

苦く昔系のコーヒーらしいストロングな味わい。

一般的な珈琲らしいイメージに近いだろう。

さらにキリマンジェロ。

うまいですねぇ。

一度温め直ししているせいだろうか、やや熱い温度で出してくる。

これも本当に美味しい。

昔ながらの味わい。

ランブルとは違う。

「ぬぅらぁーっ」とした口当たり(決して悪い意味合いではありません)

「ぬぅらぁーっ」とした中に酸味が広がる。

ランブルのような感じだと、わりと味の感じがクリアに入ってくるが、

ここのは「ぬぅらぁーっ」と全体のコーヒーのコクや香ばしさの中に、

酸味なんかが感じられる。

これはこれで特徴的です。

昔のコーヒーといつも思う。

でも神田 やぶ蕎麦の向いにある「ショパン」という昔の酸味系の味わいともまた違う。

なんか、「全体的に来る」というのがぴったりです。

苦味系が得意のようですが、キリマンジェロ美味かったです。

ケアブレンド

ケアブレンド。こうしてみると漆黒のコーヒー。
ダウンライトで黒いコーヒーは綺麗。

 
さらに本八幡といったらコノ店ははずせません。

HORIGUCHIのグループではトップクラスの実力店。

「萌季屋」

(写真撮らなかったので以前のものを再掲載)

萌季屋(以前撮影したもの)

萌季屋(以前撮影したもの)

 

今日はグアテマラのサンタカタリーナ農園 シティーロースト。

甘く苦いカカオ的な感じ。

際立った個性はないですが、充分にまとまっている味わい。

ペーパードリップでもコクがしっかり出ていて美味しい。

 

ホリグチさんの本店より僕はこちらのほうが好みだなぁーと思う。

どうしてその差異が出るのかはよくわからないのですが・・・

以前ケニアの同じ銘柄で比較したときにそう思いました。

基本的な技術とか、そういう源泉は同じだと思うが、

この店主の石井さんの感性が大きいのじゃないかなぁーと思います。

すごいよなぁー

そして、あと飲んだのがパナマ コトワ農園 シティーロースト。

これは結構きました。こっちに。

それとこれはあそこでも飲んだ。

コーヒーハンターの川島さんのお店ミ・カフェートで1杯1500円だった。

(年度とグレード、品種は違うと思います)

萌季屋さんが扱っているパナマ コトワ農園は450円。

グレードとか同じ農園の豆でも違うのだろうケド、萌季屋さんのものもかなり良かった。

シティーローストなんだけど、酸味が入っており、

やはりココアやナッツ的な感じを纏っている。

これはなんか個性があるなぁーという感じ。

けっこうこっちにきました。

ミ・カフェートのはもっとフルーティーな浅煎りでピーチやストロベリーぽかったけど、

萌季屋さんのはよりコーヒーらしくまとめつつ酸味の感じが出ている。

たぶんグレードが違うのだろうけど、

同じ銘柄でもヤッパリ焙煎する人によっても違うコーヒーが

できるということを改めて実感しました。

今日は近場でまとめてみました。

そろそろ東京の西の喫茶店もいろいろ見てみようかなぁー。

「そば屋の三時」 夏見 食楽(くら)&長津川散歩

※今日は写真がふんだんで長いです。時間のあるときに読んで下さい。

※コーヒーファンには申し訳ないが今日はコーヒーネタは、なしなのよ

今日は「そば屋の三時」をやりにいった。

「そば屋の三時」ってご存知ですか?

たしか何かで読んだ気がするんですが、それか誰かの話かも知れませんが、

あー内田百閒先生だったかなぁー東海林さだおか・・・だれかなぁー

とにかく「そば屋の三時」とは・・・・

そば屋の三時は昼食や夕食時に外れている、

絶対にお店が空いているブランクの時間帯のことを指す。

特にこうした時間帯を狙ってお店をストイックもしくは紳士的に楽しもう、

とそういったようなことだったと思う。

これはそば屋だけではなく中華料理屋でも「そば屋の三時」を体験することができる。

いずれにしても、お蕎麦屋さんって清潔で三時はピーンと空気が張り詰めていて、

さらにさらにお酒が昼間から飲めてこの上なく幸せ。

 

「そば屋の三時」に選んだのは、地元のお蕎麦屋さん。

僕の大好きな夏見坂の木の下。

夏見の坂のシンボルツリー

夏見の坂のシンボルツリー

「食楽(くら)」

 

夏見坂下のそば 食楽

夏見坂下のそば 食楽

 

 

ここは3時30分がオーダーストップ。

充分の時間。

そば屋で長居は無用。

30分で充分です。

ダラダラしては「そば屋の三時」道に背く。
いったら案の定お店にはだれも居ない。

どこに座っても良さそうなものだが、あくまでも禁欲的に楽しむ。

すなわちお店の端の方に座る。

注文は最初から決めていたが、メニューをちらみする。

にしん煮などそそられるものもあるがグッとこらえる。

「ソバ焼酎とかけ蕎麦下さい」

「暑いわよねぇーお兄さん」

「いやー暑いですよねぇー」

って背の低い勢いのいいおばちゃんがサービス満点だ。

厨房から首をだして

「塩辛お兄さん大丈夫?」

「大丈夫です」

「あらぁーいっぱいいっぱい 息を止めて運ばないとこぼれちゃう」

「おぉーすげぇいっぱいですねぇー」

おほほ嬉しいですねぇー

これも「そば屋の三時」効果でしょう。

そば屋では格好よく日本酒を飲んでいたがそば焼酎もいい感じです。

ちゃんと蕎麦湯で焼酎がわってあり、少しまろやかでいいです。

ちょこっとの塩辛なんで分量を考えながらちびりちびり、そば焼酎はぐいぐい飲む。

「お兄さん。新聞か漫画ありますよ?」

「いやぁー大丈夫ですよー」

あくまでも孤独を肴に飲むんです。

なんか読んじゃいけないよね。

窓の外をみるとどうということもない木の緑。

ソレを肴にする。

こんな時間にこうしてお酒が飲めるのは幸せだというのをかみ締める。

程なくしてかけ蕎麦が運ばれてくる。

久々にお蕎麦屋さんの蕎麦を食べた。

うめぇー

汁うめぇー。立ち食いそばのうどんか蕎麦かわかんない麺も好きだけど、

そばうめぇー

ここのはやや乱切りぎみ。蕎麦面(麺の意味ではないっす)にばらつきがあるタイプ。

いいっすねぇー。

空いてる時だと余計に仕事がいいように感じる。

汁もかつおベースで甘みより塩分のほうが強い感じの汁。

美味しかったなぁー。

食べ終わりの写真。

たべおわり

たべおわり

 
入店からわずか30分ですべて終わる。

いい仕事????したー

お店のおばちゃんにも、

「えーもういいの?ゆっくりしていけばいいのにぃー」

とまるで親戚のおばちゃんのような発言をされるが

「そば屋の三時」道に背くのでそこは早めに切り上げる。

「いやぁ充分です。あんまり長居するとねぇ」

と会話してお店を後にした。

「そば屋の三時」最高です!!

 
それからお酒が入っているので恒例の散歩。

長津川のお散歩です。

食楽の裏をでて長津川沿いを行く。

こんな感じで写真撮るとぜんぜんあの川に見えませんでしょ?

意外に長津川綺麗ですよね。

意外に長津川綺麗ですよね。

 

この景色のところで脇にそれる。

長津川の橋の上で

長津川の橋の上で

 

それからしばらく行くと、

これ。

迫力のコンクリートザウルス。

夏見コンクリートザウルス

夏見コンクリートザウルス
迫力あるぅぅぅぅぅぅ!!

いいっすね。

この壁なかったらだらしなく土が垂れ流しだ。

このコンクリートザウルスの辺りはなかなか絶景ポイント。

別角度からコンクリートザウルス。

夏見コンクリートザウルス

夏見コンクリートザウルス
いい切り立ち方。切り立ってルゥ

このコンクリートザウルスを登って船橋の街を見る。

みてみて

船橋が綺麗に見える。

船橋が綺麗に見える。

いいっすねぇー

 

そして今新開発中の街。輪郭だけで、無機的な新都市という感覚だ。

無機的な新船橋方面

無機的な新船橋方面
黒い輪郭
無機質だ

もう少し木を沢山植えて欲しかった・・・
ザウルスのカァブの度合い。

ザウルスのカァブ

ザウルスのカァブ
きっと坂道好きのタモリも喜ぶだろう

こんなカァブしながら下ってる。

ここの景色は大好きです。

 

それからさらに長津川をさかのぼって、長津川親水公園へ。

夏はいいですね。

 

コノ公園も「そば屋の三時」状態です。

夕方5時近くなるとウォーキングやジョギングの人が居ると思うけど、この4時近くは空いていた。

みて、絶景かなぁー

長津川親水公園 BEST POINT

長津川親水公園 BEST POINT

もう一枚。

エステート夏見がチラッとみえて、鉄塔との絡まり具合がとてもよいアングル。

緑に埋もれるようなエステート夏見

緑に埋もれるようなエステート夏見

青空に映えるっす。
この公園にも謎の遺跡が・・・・
ファミリー

ファミリー

ファミリー

ファミリーという題名の芸術作品。

裏からもファミリー

裏ファミリー

裏ファミリー

裏表もない。

裏も表もわかんない。

ファミリー。素晴らしきかな。
ファミリーからまたさらに北上する。
木陰がすずしそうだ。

親水公園の木陰 日光強い!!

親水公園の木陰 日光強い!!

逆にこんなカンカン照りの芝生でバーベキューをストイックに行うのも

「そば屋の三時」道に通じるかも知れない。
すこし歩いて遠くを眺める。

遠くがかすんで見える

遠くがかすんで見える

かすんでますよね。遠くが。

緑に癒されるデス。

ここだけ見つめてみて。

ざわわ ざわわ ってアノ唄が聞こえそう

ざわわ ざわわ ってアノ唄が聞こえそう

なーんか夏見台周辺の景色に思えない。
それから真ん中を横断して、

コンクリートザウルス。

親水公園コンクリートザウルス

親水公園コンクリートザウルス

きっと6000年後には解読に苦しむような暗号になっているだろう。

単純な模様なのに・・・・

ぐるりして向こう側を仰ぎ見る。

親水公園 ぐるり見る

親水公園 ぐるり見る
鉄塔と緑のバランス最高

夏見周辺は送電線の鉄塔が身近なものですよね。

それとこの緑。

いいバランス。
最後に池。

池 今日の色いいです

池 今日の色いいです

空の色が反射して深い味わいになっている。

食べたら美味しそうな水羊羹のようだ。

うまいだろうなー

このあとでここから近い喫茶いずみでコーヒー飲んだら最高の〆なんだろうなー
たかが小一時間なのにとても長い旅行をしたような経験。

いやはや。昼間のお酒。いいですね。

いやぁ今日もいい一日だったべぇー。

 

 

 

 

 

カフェ・ド・ランブルのオールドコーヒーと十一房珈琲店のオールドコーヒー

どわぁー無茶苦茶暑いですねぇーこのところ無茶苦茶暑いです。

畑の土もこんな感じで干からびちゃってます。

畑の土 乾きすぎでしょう?

畑の土 乾きすぎでしょう?

 

きっと10年したらこの気温が当たり前になっていたら、あなおそろしや。

いとをかし。

温暖化さん、多少は手加減してください。

いや。温暖化よりもっとでかいダイナミズムで

氷河期に地球の気候はむかっているので大丈夫だろう。(ほんとか)
まぁそんな暑い今日はお盆なんで、まずお墓参りに行く。

朝早かったけど、人が多い。

線香の匂いが墓場の中に漂っていて、お盆だという感覚を得る。

お線香をあげお墓に手を合わせた。

 

それからそれから、今日はまたまたまたまたランブル詣で。

はい。今日のカフェ・ド・ランブル

2013.8.12のランブル

2013.8.12のランブル

今日はコロンビアを飲みに行く目的があったからです。

なんでコロンビアかっていうのは、ごくごく一部の人達にはお分かりでしょう。

はい今日のランブルはこんな感じ。

なんか今日はお盆のせいかわからないけど、けっこう混んでいた。

「いやぁーうまいね。」

「ぐいぐいいけちゃうわね」

カウンターの後ろの席に遠方からの客と思われる家族連れがいた。

「銀座で天丼くってランブルの琥珀の女王」

「天丼の後のコーヒー うまいなぁー」

「あぁ琥珀の女王ってほんと琥珀色できれい」

「昔のマスターげんきなの?」

ってグングンなオヤジさんご一行が居ました。
これもキットお盆ならではの光景なのかもしれないです。

帰りがけにそのオヤジさんが関口さん(神)に挨拶したら、

関口さんの「あ・・・・(どうも)」って軽く会釈

っていう・・・・の間の感じで関係性がばれてしまう。

なんかコメディーとかで使えそー

 
まぁそんなコトをわき目に今日はまず

・コロンビア 

普通のなんでもないやつ。

これはバランス取れてます。

甘みと酸味が同程度に感じる。

僕がやる喫茶いずみのコロンビアはもう少し酸味がたっている感じだが、

同程度の甘みと酸味。

黒蜜の酸味的な感じ(わかりづらいかなぁ?)

黒蜜だけをなめてみればわかるデス。甘みをあんまり意識しないで舐めてみてください。

壇蜜じゃないですよ。念のため・・・

この黒蜜っぽい酸味がランブルの特徴だと思ってます。

他だと直系のお弟子さんがやっている、本所吾妻橋の カフェスタイル コジロウの

デミタスでしか感じたことがない。

 
そしてそして、

・コロンビア 54’

これは古いです。

1954年もの。

古いものが一概にいいとはいえませんが、やっぱりコーヒー好きとしては浪漫を感じます。

いつかは在庫が尽きるでしょう。

やっぱりコッチのほうがさっきのコロンビアより個性が無茶苦茶強い。

味の濃さは同じ感じなんだけど、よりクリアさが増して、けど味の強さはしっかり。

さっきのコロンビアより酸味が強い。

で、これは独特な香りが特徴。

僕の感じで言うと、豆かんの赤えんどう豆の香りに

白子の海の匂いをなくしたような感じを足したもの。

かーなり複雑なこと言ってしまった。

僕はこれでしかコロンビア54’を思い出せない。

センテンスが長いほど、コーヒーの情報量も多い。

このあいだ喫茶いずみに来たお客さんはランブルでコロンビア54’をのんで雲丹のような味がする。

とおっしゃっていて、聞いたときそんな感じかなぁー?と思ったけど、

わからないでもないかなぁーって思った。

こうしてきっと

「コロンビア54’はすごかった。」

「コロンビア54’は雲丹の味がした」

「ランブルに雲丹の味のコーヒーがあった」

みたいに伝説化が行われるのだろう。

よし!!霊感を得ました。

技がついてくるかなぁー。頑張るぞ。

 

クソ暑い銀座を8丁目から1丁目まで横断する。

晴海通りを横断中

晴海通りを横断中

暑いですよねぇー。

特に都会の暑さはまたひと味違う。

 

 

そして一丁目まできたら、今日はもう一軒。

店の住所は正確には2丁目らしいけど、

「十一房珈琲店」

十一房珈琲店

十一房珈琲店

ここでも、ネルで丁寧に淹れたしかもオールドコーヒーが飲める。

今日のオールドコーヒー(確か週か月がわりだったような)は

・ドミニカ93’

ややランブルより熱めに出てくる。

香りはうっすら発酵中のパン見たいな香り。

これは液体には移っておらず、立ち上るときのみ感じる香り。

味わいは、まりぃいいいいー

ボブマァリィではありません。(念のため)

丸いのです。

味わいが。

やや苦味先行の味わいだが、甘みが全体的に支配している。

しかもこれは優しい感じの甘み。

なんと例えればいいのかわかんないけど、だいたいココのオールドは

まりぃいいいいいい、って感じを受ける。
ちょっと冷めてくるとさらに甘さが際立ってきてこれはこれで、

ランブルとは全く方向性が違う味わい。

しかも僕の技の引き出しにいまだない感じのものです。

店主に以前話をきいたら、意外に焙煎はそこまで深くないけど殺すように焼いている。

ってなコトを言っていて、それはそれで僕もわからなくはないんだけど、

こんなに まりぃいいいいいいってならないんだよなぁー

 

カフェ・ド・ランブルのコロンビア54’

十一房珈琲店のドミニカ93’

 

ぜんぜん方向性が違う。同じオールドコーヒーでもこんなに表現の幅がある。
さてコーヒーオタクへ問題です。

もしもう一つオールドコーヒーを出すお店を廻るとしたらどこへ行くのがいいでしょう?

だいたいピンと来ますよね。

僕なら、あのお冷の氷が無茶苦茶とんがっている店です。

あぁーいいお盆だった。

盆暮れ正月やたらと急がし、年がら年中しゅらしゅしゅしゅしゅー

あー暑さで意味わかんないこと書いてしまった・・・

カレー→コーヒー→カレー→コーヒーな日(いなば チキンとタイカレー)(柏 ボンベイ)(柏 雨の日の珈琲)

ここのところ急に暑くなって来ましたねぇー

暑い季節の食べ物といったらヤッパリ辛いものははずせないです。

僕はわりと辛いものが好きなんですけど、お店始めるとあんまり無理はできないです。

とても辛いものを食べると、変な話お尻がファイヤーして営業どころでなくなってしまう。

そういうわけで、辛いものを食べたいんだけどゴクゴクたまにしか食べにいけません。

おじさんにカレーを食べにつれて行ってあげると約束をしていたので、

ソレを口実に心おきなく辛いものを食べてこようという魂胆だ。
まずその前哨戦。

噂のいなば食品から出している「いなば チキンとタイカレー」

缶詰でとっても美味しいからと、これまた別のオジサンからもらったのでした。

1つ150円前後で販売している。

これっすねぇ。

いなば カレーの缶詰

いなば カレーの缶詰

非の打ち所がない美味さ。

偏差値50ぐらいのまぁ美味しいカレー屋に行くのなら

コレを温めてご飯にかけて食べたほうが

全然美味しい。

隙がない美味さ。

これが150円!!!

って驚きの味です。

かなり美味しいです。

缶詰一つってちょっと少なめに思うけど、よほどの大食いではない限り、

これ一つとご飯一膳で十分足りると思う。

けっこう本格的な味わい。

ぜひコレは試したほうがいいです。無茶苦茶おすすめです。

これを朝ごはんに食べる。

こうして昼食へのコンディションを整える。

 
それから約束したおじさんと待ち合わせる。

もうコーヒー中毒なんで、東武線船橋駅構内にあるドトールでブレンドコーヒーを買って

電車で船橋から柏へいきすがら、コーヒーを飲む。

僕はドトールでバイトしてました

僕はドトールでバイトしてました

「いやぁーコーヒーウマイッスねぇー」

「あぁうまいね。けっこう美味しいな」

「電車の中でこうしてコーヒー飲むのもいいもんだな」

って感じでドトールのブレンドを飲む。

先日のコンビニ対決コーヒーよりワンランク上の味がする。

テイクアウトできるコーヒーはこうした楽しみ方ができるので、

これはこれでいいもんだと思った。

そして今日の目的地。

先日も紹介した柏の「ボンベイ 柏西口店」

ボンベイ

ボンベイ

おじさんに激辛のカレーを食べさせると約束していたので、

激辛のカシミールカレーを注文。

しかもご飯大盛り、ソースも大盛り。

普段は食事に集中したいので、あんまり写真撮らないけど、

けっこう辛いので休憩しながら食べるので、

その途中で写真撮りました。

こんな感じ。

ボンベイ カシミールカレー

ボンベイ カシミールカレー

さらさらのルゥの感じでチキンとジャガイモがゴロリと入っている。

かなり辛いながらもさまざまなスパイスの味。

デミグラスソースに酸味を加えて伸ばしたような味。

これらが渾然一体となってスプーンが止まらない。

僕は結構ビリビリきているのに一緒にいったオジサンはぜんぜん平気そう。

「大丈夫っすか?辛さ?」

「いやぜんぜん。コレぐらい辛くないと食べた感じがしない」

っていう感じで全然動じていないっす。

恐ろしいことにコップの水にも一口も手をつけていない。

すげぇ。

僕は辛さが飽和点になったらビリビリ感を押さえるために少し休む。
少し休んでは食べ、休んでは食べ。

そうしてカレーを食べ終える。
ビリビリしているところに例のコーヒーが運ばれてくる。

一緒に添えられている一口チョコを食べて、クールダウン。

それから角砂糖一個いれたコーヒー。

例のコーヒー

例のコーヒー

うーーーん。

たらされた。

またしてもたらされた。

かーなり辛いもので口をいじめておいて、甘いコーヒー。

怖い人の人たらし術だ。
ビシーーーーィット決まる。

はっきりいってカレーの後は繊細なコーヒーの味なんてわかんない。

あの砂糖を一つ入れた香ばしいコーヒー。

ウマイッス。

一緒のおじさんも満足そう。

食後に美味そうにタバコをすっていた。

 

それからそれから、食後にコーヒーを飲んだにもかかわらず、コーヒー店へ・・・

先日と同じコース。

「雨の日の珈琲」

雨の日珈琲 外観

雨の日珈琲 外観

喫茶いずみと同じ製造元の井上製作所のコーヒー釜をつかっている。

雨の日のマスターはこのブログを見て僕が喫茶いずみのマスターと知ったらしい。

同士です。(勝手に思ってます)

コーヒー屋って基本孤独な商売だと思う。

おんなじ井上製作所つながりで、今後もおつきあいできるといいなぁーと思う。

先日飲んで美味しかったコーヒー。

・ガテマラパカラマ

これはヤッパリ美味しい。

先日の濃度より好みだった。

ヤッパリどうしても僕が引き出せないような、フルーティーな香りがある。

ペーパードリップなのにマスターの独自の抽出でよいコクが出ている。

こんどコノ銘柄が出たら買いだなぁーと内心思っている。

 

それから水出しコーヒーを頂く。

水出し珈琲(雨の日の珈琲)

水出し珈琲(雨の日の珈琲)

これはわりかし甘み先行型の味わい。

アフターはチョコっぽい苦味があった。

 

そして最後にマスターお勧めのガテマラ アルト・デ・メディナ

これも甘くて切れがあって良かったです。

井上製作所の釜の特性が良く出ている感じがした。

マスターとまたお話できて楽しかったなぁー。

一緒のおじさんも満足そうにしていた。
ここからはオタクな話だが、

半熱風式のコーヒーはやはり味わいの特性がちがうと僕は感じた。

あるメーカーはどの形式の釜で焼いたコーヒーでも本質的には同じになるはず。

と主張しているが、今日僕が飲んだ感じだとやはり違いがあるように思う。

たまたま別のメーカーの釜だが半熱風式のコーヒーを飲んだけど、

コレも自分が持っている引き出しにないような味わいがあった。

だからといって自分の使っている直火式の焙煎機は別の強みがあるし・・・

なぁーるほどなというのが実感です。

同じ豆仕入れてみて、自分の焼いた感じと比べてみよう。