日曜の閉店後にほっこり飲みに行く

僕がお酒を心置きなく飲めるという日はやはり、日曜日の夜と月曜日だ。

長野の旅館に住み込みで働いていた、小学校の同級生がこちらへ帰郷しているので

はじめてお酒を飲みに行くことにした。

日曜日。喫茶いずみの営業時間は19時まで。

みんなとの約束があるので絶対に19時までは営業。

それ以前からコソコソシンクを洗ったり、ミルの掃除をしたりしていた。

そして19時。

電気を消してばーーーっと店を閉める。

少しでも早く飲みに行きたかったのでたぶん店を19時15分には出ていた。

普段はゆっくり閉店作業するので20時くらいまでかかります。

 

そうして家に荷物をおいて、向かった先は

東武野田線「馬込沢駅」

馬込沢駅で待ち合わせ

馬込沢駅で待ち合わせ

 

喫茶いずみのある夏見台とはまた違う地域性でしょうね。

駅前には「華勝園」というラーメン屋がある。

ここはいまどきのうるさいラーメンではなくサイレントラーメン?だ。

昔の中華食堂の感じ。

経営が変わって若干味が変わったとなっているが、今でも美味しいです。

たしか昔は「鯉の丸揚げ」・・・時価  みたいなメニューも入っており、

東海林さだおの丸かじりシリーズのセンスにぴったりっす。(あーわかんないか・・・)

 

まぁ今日はその華勝園ではなくて、馬込沢でお気に入りのお店。

「鳥忠」

鳥忠

鳥忠

 

 

ここはまぁ焼き鳥屋です。

近所にこういう焼き鳥屋さんはとてもいいです。

技が編込まれた焼き鳥かというとそうではないですけど、美味しいです。

けっこう具が大きくてそれほど高価でもない。

庶民のお店。

焼き鳥のほかにも鳥めしがあってそれも美味しいです。

同級生のK君と焼き鳥とビールで近況を語り合った。

というか僕はコーヒー屋なんでそんななにも何のだけど・・・・

 

 

K君は大学を卒業してから長野の旅館に就職し、

このまま長野の旅館で一生かなぁと疑問に思って

思い切って旅館を退職して世界へ放浪の旅にでた

んじゃなくて、

今度は新宿のホテルで同じような職につくそうだ。

また同じような職に就いたのがK君らしい。

 

 

僕ら30代前半はきっと結婚する人はもう家庭生活で、自分の人生に疑問を持たずに、

というかそう考える時間はないだろう。

K君や僕みたく結婚せずにただ仕事をしているとふと、このままでいいのかという不安がよ

ぎるのだろう。

まぁ僕はコーヒーの道があるので全くそんなこと思わないけど・・・・

 

 

そういう漠然とした不安に取り付かれ自殺・・・・芥川龍之介じゃないか・・・

ではなく、なんか急に職をやめたり人生を見つめなおすというのタイミングってあるのだろう。

「K君に結婚すればいいんじゃね」

って適当なことはいわなかった。

まぁK君がえらんでいるからそうなんだろうぐらいのことを言ったような気がした・・・

まぁそんな話を焼き鳥に舌鼓をうちつつしました。

最後の〆は僕は鳥でだしをとったスープ派だ。

鳥忠のは軽めでコショウと柚子が効いたやつで美味しかった。

 

 

それから酔っ払って気分が良いので、近所をブラブラ散歩することにした。

結局久しぶりの同級生との散歩は

「あーここ○○君の家だよねぇー」

とか

「あれここの保育園更地になったじゃん」

とか

「あーあいつ同級生と結婚したんだってねぇー」

とかそんな感じでブラブラした。

暗い街の散歩

暗い街の散歩

最後に丸山のベスト絶景ポイントへK君を案内する。

「あーいいねぇ 家いっぱいじゃん」

「ここはじめて来た」

「拓ちゃんとこなければ一生来なかったと思う」
あーそうか。

いい夜だ。

おぉーほっこり同級生と近所の散歩。

心が満たされた。

うれしいなぁー。

友は大事です。

メゾン・ド・ショコラへ行く

今日はチョコレートで有名なメゾンドショコラへ行ってきた。

メゾンドショコラとはフランスに本店を置く創業35年ぐらいのチョコレート屋さんで、

このたび日本にも出店したらしい。(1998年に)

現在日本には東京には表参道、丸の内、銀座の3つと大阪の梅田の計4店の出店しているらしい。

 

他にも高級チョコレート店は沢山あるけど、何でコノ店なのか?

それはヤッパリ喫茶いずみに来るお客さんに聞いたからなんです。

喫茶店をやっていると、しばしば自分の行き着けの飲食店の会話になる。

やはり聞いているとおいしそうだなぁーと自然にいきたくなるものです。

 
インターネットで地域の美味しいお店の情報がスグわかる時代ですが、

やはり人の中にある情報というのが一番良いです。

自分が共感できる人のおすすめするお店というのは、まずはずれがないです。

 

 

そんなわけで、半年前ぐらいからぜひ一度訪れて見たかったのが、

今回行く丸の内の「メゾンドショコラ」
丸の内店は、有楽町の東京国際フォーラムのすぐ側にあります。

ロイヤルコペンハーゲンのお店の向かいって言うとわかりますかねぇ?

 

開店とほぼ同時に行きました。

注文したのは

ショコラーショ945円(一般的なやつ)

とお勧めのシンプルなケーキ670円

ケーキは確かアントゥルメ・デリスっていってたかなぁー

 

早速ショコラーショ。

メゾンドショコラ ショコラーショ

メゾンドショコラ ショコラーショ

いやはや美味しいです。

流石にチョコーーーー!!って感じはそうなんだけど、上品な感じ。

チョコの酸味もなくビターでもない。

甘くあっさりとクリーミーでチョコの風味がしっかり。

なんかコノ前食べた一蘭のとんこつラーメンのようだ。

しっかりチョコな感じが来るんだけど、後味があまりしつこくないです。

濃厚は濃厚なんだけどしつこくない。

いやはや美味しいです。

 

そうしてチョコレート飲みながらチョコレートのお菓子。

メゾンドショコラ アントゥルメ・デリス

メゾンドショコラ アントゥルメ・デリス

 

いやーコレがまた美味しい。

いやはや美味しい。

まず思ったのは優しい口どけ。

チョコのコーティングとスポンジの部分。

それぞれフワァーってチョコレートの香りで溶けていく。

これもやはり甘く優しいタイプのチョコレートの感じ。

酒が効いているとか、何かスパイスや果物の香りがするとかそんなんじゃなくて、

シンプルなチョコレートケーキ。

うーーーんこりゃー自分で作るのはちょっと難しいなぁー

どこがどうなってどうしてああなっているかさっぱり説明できないけど、いやはや美味しい。

ケーキってそういうこと良くありますよね。

構成が複雑でどこがどうしてどうなっているか良くわかんないケーキ。

美味しいのは良く分るけど、詳しくどうというと難しくて解説できない感じ。

いずれにしてもオーソドックスなケーキなんだろうけどヤッパリ美味しい。

いやはや美味しいです。

 

うっとりと糖分ファイヤーな時間を過ごしました。

思わずお店のお姉さんに「あんまり美味しくてうっとりでした」と言ってしまった。

メゾンドショコラの向かいにはサダハルアオキもあるので、スィーツ好きにはたまりませんね。

ここにはエスプレッソもあったけど、一体どんな味なのだろう。

次回試してみようかなぁ?

カルボナーラをつくり御徒町&本郷 和田珈琲店!?

カルボナーラって皆さん食べたことあります?
僕、ないんです。

いや。

あったか。

一度だけTVでみてイメージだけで作ったカルボナーラ。

見事に大失敗でした。

炒り卵パスタになってしまった・・・カルボナーラを・・・

TVのイメージだけでやると大概失敗するんですよねぇー

 

 

だから今日は入念に下調べをしてカルボナーラ作るです。

まぁ溶き卵とチーズを混ぜ合わせたソースにパスタを絡めるのがカルボナーラ。

その絡めるときに卵に完全には火が入らない様にするのがポイント。
一応はじめて本格的にやるので、9時からやっているイオン船橋で食材をそろえる。

これね・・・

カルボナーラ材料

カルボナーラ材料

・パンチェッタ(まぁ今度やるときは安売りのベーコンでよいだろう)

・ペコリーノロマーノ(まぁ今度やるときは安売りのパルメザンチーズでよいだろう)

・イタリアンパセリ(まぁ今度やるときは入れなくてもいいだろう)

・黒コショウ(これは今度やるときも必要だろう)

・卵

ってな感じ。

で、今日はビギナーズラックで完璧なソースが仕上がった。

いやぁしかし、かーーーーなりテンパって独り言いってたなー

ちょっと濃厚なタイプのカルボナーラのレシピ。

素晴らしくねっとりとした感じ。

コレより火が入ると炒り卵になるな。

カルボナーラ

カルボナーラ
写真撮るよりすぐ食べよう!!一秒を争う料理

いやー

美味しかったです。

ツヤツヤしてますでしょ。

いいっすねぇーカルボナーラ。

濃厚な卵の風味とチーズのコンビネーション。

そして味を引き締める黒コショウとイタリアンパセリの風味。

もう説明はいりませんでしょ?

うめぇー

ちょっとペコリーノロマーノだけにしたので塩分が多めだったけど許容範囲内。

今回は上手にできたけど、次回はどうかなぁー

 

 

カルボナーラが上手にできたのでお出かけすることにした。

 

今日はここへ行ってきました。

御徒町のガード下にある「2K540 AKI-OKA ARTISAN」

2K540

2K540

これはいろんな工房が併設されたお店や少量生産のモノ、ワークショップなんかが集まっている

個性的なお店が集まっているショッピングモールみたいなところです。

詳しくはHPでもご覧になってください。

2K540 内部

2K540 内部

陶芸の工房、革製品の店、ステンレスの工房、木工の店もういろいろあって面白かったです。

少しきつかったのは3件に1件ぐらいの割合で店員が話しかけてくること。

手に取るもの手に取るもの後ろで店員さんが説明してくる。

いいのだけど、静かに見たいときはダメです。

まぁ話しかけられればこちらも結構話してしまいますけど・・・

ああいうのは正直苦手なんです。

いやーでも2K540いいっす。センスあるものがいっぱいあって見るのが楽しい。

一度行かれてみても損はないと思います。

秋葉原と御徒町の間です。

 

 
それからさらにコーヒーを飲みに本郷へ・・・

途中の湯島天神を無視できず、お参りをする。

ちょうど夏越しの大祓式(茅の輪くぐり)をやっていた。

 

湯島天神 茅の輪くぐり

湯島天神 茅の輪くぐり

 

 

 

茅の輪をくぐってお参り。

学業成就というときでもないが・・・お参りを済ませる。

境内の庭園にきれいなキキョウが咲いていた。

湯島天神のキキョウ

湯島天神のキキョウ

きれいだ・・・

 

 

それから今日の目的。

「和田珈琲店」

 

和田珈琲店とは知る人ぞ知る浅煎りのコーヒーで昔から有名な店だ。

以前から噂を聞いてましたが訪問は初めて。

ふうぅん。

これが和田珈琲店????

いがいにPOPやないかぁー

入り口はJAZZのLPなんか飾ってあり、薄暗い。

あー確か経営者変わったってきいたような・・・

ちょっと雰囲気もかわったんだろうなー

 
イメージと全然ちがうなぁー

メニューをお姐さんが差し出す。

「!!!!!」

(ちゃうやないか!!!コノ店!!!)

(なにこれ グゥと店名がかかれている)

(こんなところでコーヒー飲めるかい。いかんのじゃ)

あんまりにも自分の早とちりにニヤニヤしてしまう。

しょうがないのでジンジャーエールを頼む。

一刻でも早くコノ店から出て和田珈琲店に行きたかった。

パラパラパラ、サラリーマン風のお客さんが入ってきたのを潮に

「やべぇ電話かかってきたー」

って独り言をいいながらお会計をしてお店をでる。

また小市民ブリを発揮してしまった・・・とほほ・・・

まぁよくみれば和田珈琲店じゃないことに気がつくのに・・・・

間違ったー!!!

間違ったー!!!
和田珈琲店じゃなーーーい!!

 
一度行かれてみると判ると思うが、和田珈琲店の焙煎室が実際のお店の隣のビルにあって、

そのビルだと思い込んで2階まで登ってしまったのだ。

普通の人は絶対に間違えないでしょう!!自分でもおかしい。

気を取り直してすぐ隣にあった和田珈琲店。

こっちがホント 和田珈琲店

こっちがホント 和田珈琲店
なんで2階へ登っていてしまったんだろう。

 

 

早速キリマンジェロを注文。

いやぁー美味い。

他の店のキリマンジェロとは全然違う。

キリマンジェロって酸味がちの表現なんだけど、ココのは甘い。

もちろん酸味も感じるのだけど、軽くて甘くてあとでククッと酸味があがってスッと離れる。

お茶っぽいような軽い感じ。

勉強になったです。

この表現はちょっと知らなかった。

あんまり知らない人が飲んだら、ただの軽めの香ばしいコーヒーかなぁぐらいにしか思わないかもしれない。

でも和田珈琲店恐るべし。

この表現のコーヒーはもう絶滅寸前かもしれない。

最近のスタイルの浅煎りのコーヒーなら酸味をもっとはっきりさせコレでもかというぐらいにやる。

ココのはそうじゃない。キリマンジェロに関しては。

酸っぱさが前面にでないが甘く酸味で香ばしい。

いいです。奥ゆかしい日本茶の精神のようだ。

わかりづらいですけど。

たぶんコノ感じはコノ店がなくなればないかも知れない。

勉強の為に豆も購入しました。

お店のお客さんは、喫茶いずみみたく常連さんがカウンターに陣取ってマスターご夫妻と

楽しそうに会話を繰り広げていた。

常連さんで盛り上がっていてもそんなに閉鎖的な感じもしなかったし・・・

いい店だったなぁ和田珈琲店。

帰りはお茶の水まで歩いて帰りました。

 

聖橋から神田川を眺める

聖橋から神田川を眺める
水道橋側をみる。

ストリームヴァレーの濃厚ブルマン

今日はまたまた柏まで出掛けて行きました。

以前いったストリームヴァレーの濃厚ブルマンは良いと聞いたからです。

今日は電車を使わずにゴリ男君で出掛ける。

 
その場合 柏までは、船取線をずっと北上して16号を経由して行くのが良いのですけど、

ほんの少しの16号がとてもとても恐ろしい。

何が恐ろしいかというと、轍(わだち)が恐ろしい。

「聞けわだつみの声」なんかあるがそんなことは全く関係ない。

 

原付で大きな道を走行する人は経験したことがあるかも知れないけど、

バンバン大型トラックが通る道は、車のタイヤが良く通るところに轍ができている。

この轍が原付には脅威なんです。

なるべく交通量の多い道では端っこを走行して、大型トラックが来たら避ける。

ところが、轍があるとトラックを避けようとして、端に寄ろうとしても

轍にはまって端まで寄れない。

むしろ端によろうとすると轍のヘリの盛り上がりで転倒する。

 

だから、轍にそってそのままのろのろ運転すると、ブチ切れたかのようにトラックは抜いていく。

わざとそんなところ走っているわけじゃないのよ・・・

ただ轍にはまっているだけなんです。

そんな事情を知って知らずか大型トラックは恐ろしいスピードで追い越していく。

あのときの恐ろしさは嫌だなぁーと思う。

 

 

そんなわけで、今日は新しいルートで柏まで行った。

16号は経由しないけど、道に迷っていつもより30分余計にかかって柏につく。

事前に要所になる所のメモをとったんだけどなぁー。

メモを取ったけど、不思議なことに全ての地点でメモどおりに行かなかった・・・

不思議なこともあるもんだ。

きっと昔の船乗りなんかも、きちんと地図用意していくのだろうけど、

不思議なことに地図のとおりに行かないものなんですよね。

あーこのメモじゃ行かないか?

柏までのメモ

柏までのメモ
コレが道に迷う原因?

 

 

まぁなんだか松戸の五香あたり(ぜんぜん違う方向)まで確信にみちたまま進んでしまう。

それでも案内表示の「柏」の文字を発見して方向修正。

道に迷うときは、

「あれぇーこのままでいいのかなぁー」

「ちょっと不安だけどもうちょっと行ってみよう」

で結局とんでもないとこまで行ってしまう。

まぁその不安感やウネウネした道に迷った感を久々に楽しんだ。

道に迷うって嫌だけど余裕のあるときは案外いいモンです。

もう引き返そうと不安になった頃の「柏」の表示にたぶらかされ、

だいぶ遠回りしながら柏の良く知っているあたりまで到着する。

 

 

そして今日はストリームヴァレー(略してストバ)。

あそこの濃厚ブルーマウンテンは良いと聞いたからなんです。

ちょうど一年ぶりぐらいの訪問。

たしか去年の皆既日食のとき以来だなぁー

ストリームヴァレー

ストリームヴァレー

 

濃厚ブルマンいいっす。

メニューの説明どおりウッディーな香りがする。

酸味と甘みのバランスが取れている。

苦味はあんまりないんじゃないかなぁー

派手な感じはしないけど落ち着きがあっていいコーヒーだなぁーと感じさせる一杯。

 
ストバのコーヒーは全体的に甘みが特徴だと思う。

味覚構成に甘みが先に入ってくる。

もちろん酸味や苦味、香りも感じるけど甘みが先に来るように感じる。

その後で酸味や苦味といった他の構成要素に変化する。

たまに飲みづらさを感じるものもあるけど、

今日の濃厚ブルーマウンテンは曇りがなく飲みやすかった。

無茶苦茶濃いというわけでもないけど、十分飲み応えのあるコーヒー。

ブルマンってこういう感じもあるんだぁーと勉強になった。

8月あたりにやる夏のブルーマウンテンスペシャルの時は濃厚バージョンも考えてみよう。

友に偶然会ってからの社長とニコニコ湯

今日は銀座を歩いていたら偶然に高校時代に同じ山岳部だった友人にあった!!
「あれぇーK君じゃん」

「イトー君?」

ってどうやらK君は百貨店に勤めていてちょうどお得意さんとの打ち合わせの帰り

に会ったようだった。

昼休みを利用して、コーヒーを飲みに行った。

ちょうど彼の勤める百貨店の事務所がカフェ・ド・ランブルからは目と鼻の先だったが、

まぁ普通に会話したかったので、仏蘭西屋という喫茶店に入った。

仏蘭西館

仏蘭西屋

 

クラシカルな昔の喫茶店という感じで、女給さんもこれまたクラシカルなメイド服で迎えてくれる。

ブレンドコーヒー530円なり。

味は特筆すべきものはなかったけど、話をしながらお代わりまでもらってしまう。

仏蘭西館 ブレンド

仏蘭西館 ブレンド

友達のお笑い芸人のライブ(投票制で順位を決める)を見に行って組織票を入れようとか、

また山岳部の仲間集めて低い山に登ろうとか、

K君はいい感じの彼女がいるけど占いによると今年は結婚しないほうがよいとか、

太ってしまって昼飯をあまり食べないとか

そんな他愛もない話をして別れた。

 
それから以前勤めていた事務所の社長が寂しがっていると人づてで聞いていたので、

特に予定がなかった今日はそこへも立ち寄った。

僕が事務所を辞める頃は酒の飲みすぎで体調を崩し勝ちだった社長はとても元気そうだった。

開口一番に

「体調どうですか?みたところ元気そうですねぇ?」

を皮切りにひとしきり漫談を繰り広げた。

相変わらずの感じでとてもよかったです。

これ僕が勤めていた頃の事務所です。

事務所

事務所
ほんとマンションの一室を利用したところ

僕がやめてから3年経ついまでも独特のアットホームな事務所の雰囲気は変わっていなかった。

業界はいま大きく変わっているので大変厳しいと社長はおっしゃっていた。
ひとしきり漫談が終わり、「コッチ来て」と自室へ呼び仕事の資料を見せて説明し始めたので、

これは仕事させられるカモ?と思い「いやぁー今日はそろそろ帰るです」といって事務所を後にした。

 
そうして家に早く戻ってきたので、久々に馬込沢の銭湯「ニコニコ湯」へ行ってきた。

ニコニコ湯の煙突

ニコニコ湯の煙突

僕が小学生の頃から何にも変わんないです。
銭湯を中心に小さい居酒屋が数件。

ニコニコ横丁。

馬込沢のいいところ ニコニコ横丁

馬込沢のいいところ ニコニコ横丁

この横丁の突き当たりにニコニコ湯。

ここはホント昭和です。

昭和を楽しみたい人はぜひぜひ一緒に行きましょう。
「420円です。お湯熱いけど薄めないで下さいね」

「あー大丈夫ですよ」

このニコニコ湯の湯は熱い。

銭湯の雛形というべきところ。

いまどきのスーパー銭湯と違って何にもない。

富士山の絵。

高く青空のような水色で塗られた天井。

昔ながらのタイル。

時代が集積されたぬくもりがあるです。

 

体洗って湯につかるとヤッパリ熱い。

ラベンダー色の入浴剤の匂いがすがすがしくて「いいー」とついつい口走ってしまう。

熱いのでそんなに長く浸かっていられない。

すこし休んで2度入って風呂からでる。

まーったりとした時間が流れているんですよね。

この人があんまりいない時の脱衣場のまーったり感は星5つです。

いいよなぁー。最高です。

東南アジアの安宿にも同じゆるさを感じる。

常連客のタオルが何気に干してあったり・・・

ロッカーの扉がところどころなかったり・・・

風呂から上がって脱衣場でパンツ一丁になり涼む。

最高の贅沢です。

喜びだった。

こういう情緒のあるものは文化遺産で残して欲しいが、コノご時世よくわかんないです。

いずれにしても、昭和の時代を色濃く残す「ニコニコ横丁」

知らない人はぜひぜひ行って欲しい。

懐かしさのあまり泣きたくなる人・・・は、いないかぁ・・・

柏の最新鋭の焙煎機と有名カレー店のコーヒー(雨の日珈琲&ボンベイ)

今日はやっぱりコーヒー店へ行ってきました。

千葉県柏にあるお店といえば「ストリームヴァレー」なんだけど、

今回は違う。

最新鋭の焙煎機を導入したお店がオープンしたので、焙煎機を見に行ったのです。

それがコノお店

柏駅西口から歩いて5分ちょっとのところにある店。

「雨の日の珈琲」

雨の日珈琲 外観

雨の日珈琲 外観

 

店の名前が変わっていますが、「雨の日にコーヒーをお家で飲んでください」

という意味がこめられているそうです。

 

基本的にこの雨の日さんはコーヒー豆売り店です。

テイクアウトのコーヒーをのめるのでソレを飲ませてもらいました。

抽出はユニフレームのバネットにコットンフィルターという組み合わせ。

店で使っているのははじめてみました。

これはおそらく濃いコーヒーをペーパードリップで出すという方法だろう。

 

ユニフレームのバネットは、以前お客さんに頂いてだいぶ遊ばせてもらったが

針金だけの見た目とは裏腹に意外にしっかりとしたコーヒーが抽出できる感じがした。

 

さっそくマスターお勧めのコーヒー

 

’ブラジルさくらブルボン’を飲む。

わりと深めの焙煎だが苦すぎることはなく、確かに甘い。

うちの釜と似たような特性の感じがした。

(もっとも同じ井上製作所のものですので当たり前か?)

若干このマスターの焙煎のほうがパンチがある感じだった。

 

マスターのしゃべりが全く止まらず(僕と同じだろう・・・)

ぜんぜん2杯目を注文する機会をのがしているが、

自然にサービスしてくれた。(コーヒーの同士の役得だろう)

 
このちょこっとくれた2杯目がすごく良かった。

なんかパカラマ(産地忘れた)とエチオピア イリガチョフをブレンドしたものらしいが、

完全に釜の性能が生かされたように思う。

井上製作所の井上社長はキレイなコーヒーを自分の理想としていた。

かつて開業前に井上社長の工場で飲んだコーヒーにもこのクリアさがあった。

キレイな澄んだサービスコーヒー。

完全にノイズがなくクリアで香りのあるコーヒー。

これはどんな抽出にも耐えるだろうなと思った。

 

そして3杯目はガテマラのパカラマを飲んだ。

これはマスターが気合を入れすぎてかなり濃かったが、僕では引き出せなかった

パカラマのいわゆるフルーティーな香りがあった。

それでも焙煎は結構深い。

深いのにコノ香りなの?とちょっと不思議でよく分らない。

クリアさはさっきのには及ばないが、香りの部分は良かった。

 

そしていろいろ井上社長の最新作の焙煎機HR206SFを見物させてもらった。

全体像。

HR206SF 最新鋭の焙煎機

HR206SF 最新鋭の焙煎機

かっこいい!!
そしてバーナーの部分。

HR206のバーナー部分

HR206のバーナー部分

 

噂の傘バーナー。

噂のフレイム検出装置。(あんな棒なんだ・・・)

噂の制御系。

 

あんまり詳しくはここで書きませんけど、

いやーすげえ。

いろいろな味創りができるんだろうな。

たぶん井上社長が想定もしないような使い方もできそうな、可能性の高いものに感じた。

自由度の高さがある反面、いちどやったものを再現しやすいような計測装置&不安定な要素の排除。

っていう感じだった。

金額聞いたら国産の高級車が買えちゃう値段で驚く。

最新鋭の道具をそろえたところで美味しいコーヒーが完璧にできるかというと

そうではない。

昔の道具ですげぇコーヒーをつくる偉人はいっぱい居る。

道具を使う感性が大事なのは事実なのだが、あの機械は良いと思う。

あの機能はコーヒーをつくる感性がかなり高いレベルでないと使いこなせないとも思った。

自分の感性にあった道具を使うのが一番なんですよね。

レベルの高い職人の意思を落とし込めそうだった。

僕はまだ今使ってるベーシックなHR11で修行が必要でしょう。

感性の高い細部を数値化できる力がある焙煎機。

と最新鋭の焙煎機を見て真面目にツラツラ考えてしまった。

マスターといろいろコーヒーの話をしてとても楽しかった。

 

 
それからそれから、

こんどは柏でカレーといったら言わずと知れた「ボンベイ」

チョー有名店ですよね。

喫茶いずみに来るお客さんがボンベイのカレーも美味いけど俺はコーヒーが美味いと思う。

マスターも行ってみな。

と教えてくれたので今回の機会に訪ねることにした。

コーヒー目的で行くカレー屋。

僕は辛いものが好きなのでメニューにあった激辛口の「カシミールカレー」を注文した。

いやぁー美味いです。

かーーなり辛かった。

デミグラスソースをちょっと薄くして酸味を加えたベースの味

(近似的にウスターソースに近い)に複雑なスパイスの香りに

追いかけるような激辛さ。

インド系のカレーとはまた別の美味しさです。

いやぁー後半は口がヒーヒーいってました。

まぁ余談ですが本当の辛いもの好きなら分ると思いますけど、

すげぇ辛いもの食べている時に水は逆効果で

辛さをクールダウンしようと水を飲んだ瞬間に地獄になる。

なんで、本当に激辛のものを食べる心得として食べ続けるというのが正しいです。

 

そして美味しいカレーの後に運ばれてきたデミタスのコーヒー。

ボンベイのデミタスコーヒー

ボンベイのデミタスコーヒー

舌がビリビリするので水でクールダウン。

そして一口。

美味かった。

さらに角砂糖を一ついれてかき混ぜて飲む。

ビシーーーッと決まる。

カレーからの流れで角砂糖を一つ入れた甘いコーヒー。

 

たらされた。

たらされた?

あれです。

怖い人の人たらし術だ。

 

怖い人にも愛人が居るでしょ?

あんなに怖い人になんでくっついちゃうんでしょう?

怖い人は愛人の前だけではチョー優しいから?

いや。

いやいや。

怖い人は無茶苦茶、愛人にも厳しいと思う。

きっとぶん殴るのは当たり前だろう。

それでも時折見せる甘い優しさ。

コレなんです。

怖くしておいて時折すげぇ優しい。

「いじめんといて。」

「あんたホンマは優しい人やろ。」

「病気のお父ちゃんにお花買ってきてくれたし。」

「あたしアンタに一生ついていくねん。だからいじめんといて」

って勝手な想像です。

とにかく激辛で口をいじめておいて最後に角砂糖ひとつ入れた甘いコーヒー。

やられますねぇ。

完全にお店のひと分ってる。

しかもこのデミタス結構美味しかった。

きれいな味のコーヒー。でも薄くなく味もある。

店を見回したらネルが引っ掛けてあった。

ははぁネルドリップ。

やりますねぇ。繁盛店は。

最後まで気を抜いてないです。

怖い人の人たらし術を激辛のカレーと口直しのコーヒーで実践する店(笑)

柏の有名カレー店「ボンベイ」

コーヒー屋での見方でしたけど、すげぇ美味しい店でした。

きっと明日はお尻がファイヤーすると思う。

羊骨ラーメンを作る

雨の日ですねぇ。

雨の日は外へ出たくないですよねぇ。

そんな日は家でコトコト煮込み料理を楽しもう。
煮込み料理といっても今日はラーメンです。

先週とんこつラーメンを食べたっていうのに!!

やっぱりラーメン美味しいです。

 

今日のラーメンは羊の骨で作る「羊骨ラーメン」

ちまたではラームンなどという人もいるらしい。

なんで手軽な鶏がらでやらないのかって?

それはラムに脳みそが侵されているからなんです。

 

きっかけは、だいぶ以前のネギすきにラム肉が入っていて無茶苦茶美味しかったこと。

これね

ネギすき四銃士ver

思い出の
ネギすき四銃士ver
このときにラム肉にやられた

 

ラムっておいしいんだぁー

一度気になり始めるともうだめです。

お客さんがトルコで美味しい羊を食べたときいたら無茶苦茶話にくいついたり、

ジンギスカンが終わった後で、あの兜みたいな鍋に残った油を番茶に注いで飲むという珍しい話

を聞いて感嘆の声をあげたり、

隣のカレー屋で働いている「ラム」ちゃんに必要以上に話しかけたり、

まぁ早い話が羊と恋愛しているんだねキット。

 

推察するに、オタクの気性と恋愛とはほぼイコールではないだろうか。
オタク≒恋愛

 
という公式がなりたつだろうと思う。

オタクに恋愛べたなのが多いのは、

エネルギー保存の法則でオタクにエネルギーがつぎ込まれると

恋愛へのエネルギーの流入がだめになるからだろう。

 
と、わけのわかんない話はもうやめにして、

羊のラーメン。

まず羊の骨でスープをとります。

 

まず沸騰したお湯にラムの骨を投入。

それで下茹で。

羊の骨の下茹で

羊の骨の下茹で

 

 

これをすることで独特の臭さがぬけます。

 
10分ぐらい煮ると

茶色い塊が灰汁です。

茶色い塊が灰汁です。

 
ほおぅらね・・・

なべの周囲におどろおどろしい灰汁が出てきます。
それから湯をすて骨を鍋にもどして煮るだけ。

今日はネギやたまねぎニンニクのかけらも一緒に入れました。

ねぎ、ニンニクなど入れて煮込む

ねぎ、ニンニクなど入れて煮込む

4時間後にコレをこすと・・・・

黄色味がかったラムスープ

黄色味がかったラムスープ
綺麗な出来上がりです

 

 

黄色味がかったスープ

一口飲むと、むわぁーっと油のうまみが広がる。

う、うめぇー。

スープの鍋じたいからは、羊の匂いがするけどスープを味わうとそうでない。

というか全く羊の匂いは気にならないです。

とにかく、やや油分の多いコクのあるスープが取れた。

 
そして羊スープの味の下支えとして、魚介系もあわせる。

前日に昆布2枚、干ししいたけ2つ、桜えび少々を水につける。

水出し魚介系スープ

水出し魚介系スープ

これを沸騰寸前まで加熱して濾す。
はいこっちも綺麗なスープの出来上がり。

こちらは油のキラキラ感はないです

こちらは油のキラキラ感はないです

 

それとチャーシューもラム肉を使用しました。

スープを煮込んでいるときに、ぶつ切りのラム肉を一緒に煮込みました。

適度なときに取り出して、さっきの魚介系の出汁と醤油、味醂を合わせた漬け汁につけておきます。

こんな感じ。

ラムのすね肉

ラムのすね肉

7時から仕込んで12時くらいに完成です。

羊スープと魚介系をおおよそ3対1でまぜて、タレであじつけ。

タレは醤油、味醂、塩でつくりました。

 

はい出来上がり。

ラム骨ラーメン

ラム骨ラーメン

 
美味しく頂きました。

鶏がらよりコッテリしているけど、しつこい感じがしない。

スープ一滴も残さずに飲んでしまった。

お爺さんにも同じラーメン食べてもらいました。

 

羊骨ラーメン

羊骨ラーメン

「たくぅ うどんかーこれは」

「いや ラーメン ラーメン作ったんだよ」

「ほらコノ骨で」

しばらくしてお爺さん今日のラーメン美味しい?

ってきいたら美味しいよって。

良かった。

しかも汁一滴も残してなかったです。

つくりがいがありました。

渋谷で遊ぶ

すっかり五月の気候になりましたね。

さわさわ爽やかな緑でも堪能しに行こうかと思ったけど、

コレの

太陽の塔

太陽の塔

フィギュアを買いに渋谷の青山にある岡本太郎記念館に出掛けていった。

どうも太陽の塔のちょうど良いサイズのフィギュアがそろそろ絶版になるらしい。

僕自身は一つ持っているのでいいのだけど、

今回お客さんに頼まれたので買いに行ったのだ。

いやー販売中止になる前でよかったです。

 
青山に来たので、大坊珈琲と行きたいところだが、最新の動向も探らねばいけないので、

僕が最も苦手?とする店に行くことにする。

あの、オシャレなお兄さん達が働く店。

ヒカリエの中の店!!

ヒカリエ&銀座線

ヒカリエ&銀座線

「ポール バセット渋谷ヒカリエ店」

いやー今日もオシャレをぶちかましていました。

ああいう店は気後れしちゃうんです。

前回は普通に奥のほうの席に座って周りが優雅なランチしてる女性客の中で、

男一人コーヒーを二杯飲んで大汗をかいたので、

今日はちゃんとレジの前にあるカウンターに席をとって、

「エスプレッソ シングル下さい」

とちゃんと注文できた。

いやー相変わらずオシャレだわー コノ人たち。

店員のお兄さん達の髪型がオシャレで驚愕する。

かけているメガネすらお洒落に見える。

しばらくするとエスプレッソが運ばれてくる。

エスプレッソ 

飲み終わりですみません。写真撮るよりスグ飲みたい!!

今日のはケニア ガツギファクトリーの豆とのこと。

一口飲む。

ぐわぁあ濃い濃い。

尖がってる。

サードウェーブらしい酸味のあるエスプレッソ。

一瞬、え こんな香りをコノ豆からひき出せんの?っていうカシスっぽいいい香りがあった。

まぁ全体としてはコノ例えでわかりずらいでしょうけど、

醤油の酸味の部分だけをかなり強調した感じにチョコをぶっこんだ味わい。だと思う。

あーこのたとえは誰にも分らないか・・・

 

これをはじめて飲んだ人はかなりびっくりしちゃうかもしれない。

ただ、ケニア ガツギファクトリーでコノ香りを引き出せるんだぁって思った。

僕も一度サンプルで同じ豆をとったけど、あんまり特徴を感じなかった。

焙煎が違うのか?

恐るべしポールバセット。

豆は珍しいものでオーストラリアのものが販売されていた。

渋谷や青山にきたら大坊珈琲に行っちゃうけど、たまにはいいかも知れない。

 

 

それからお腹がすいたので久々にとんこつラーメンを食べに行く。

渋谷の「一蘭」というお店。

一蘭 渋谷店

一蘭 渋谷店

サッパリしていて美味しいとんこつラーメンです。

先週うるさいラーメンより素朴なラーメンがいいと叫んだかも知れないが、

人間はアンビバレントな存在なんで許してください。

 

一蘭 原宿店のほう

一蘭 原宿店のほう

 

 

 

 

 

 

 

いやぁー美味しかった。

あんまりにも美味しかったので

原宿の「一蘭」にも行ってしまった。

一蘭 原宿店

一蘭 原宿店

 

まぁ味は渋谷店と原宿店では完全に同じであった。

当たり前といえば当たり前ですけどすごいですよね。

しばらくはラーメンを食べないようにしよう。

 

2杯もラーメンを食べたので、お散歩することにした。

原宿なんで明治神宮もいいんだけど、たまには全く行ったことのないところへ行こうと思い

NHKちょうど裏手当たりの神山町の辺りをぶらぶらしました。

あの松涛美術館とか観世能楽堂のあるあたり。

最近の言い方としては「奥渋谷」というらしい。

いいっすね。秘密めいて。

奥座敷。

奥の席。

奥まるっていいっすね。

まぁそんな奥渋谷。

渋谷の駅前とは全然違ってとても落ち着いており、

やや大衆的ながらお洒落な感じでとっても良かった。

あんまり今日はもう書くネタがないけど、ココの店がとても収穫でした。

「SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS(シブヤパブリッシング&ブックセラーズ=SPBS)」

 

シブヤパブリッシング ブックセラーズ

シブヤパブリッシング ブックセラーズ

無茶苦茶名前長くて覚えらんないですよね。

本屋です。本屋。

もう渋ブックと勝手に略します。(お店の人すみません)

渋ブックはあとで調べたら出版社と本屋が一体になった新しい形態のお店だそうです。

行ったとき疑問に思いましたけど、

ガラスでしきられたお店の奥にあるスペースは編集室だそうです。

そんな渋ブックの本の陳列。

完全にド真ん中です。

そんなに沢山の本がないんですけど、かんぜんに物欲が刺激される。

文学の欄におかれた本。

 

高橋源一郎「さよならギャング達」

保坂和志「プレーンソング」

カフカ「城」

あと下をみたら

ダニエル・L・エヴェレット「ピダハン」

 

うーーーんすげぇ。

ずるい。知り尽くしている。

絶対この棚作ったひと保坂和志のファンとしか思えない。

上記にピンと来た人はぜったい渋ブックに行くべきです。

たぶんこのブログ読んでいる人でもわかんないなぁー

他にも僕の大好きな「ゲド戦記」(本のほうね)や今和次郎の「考現学」なんかもあった。

なんか面白そうなコミックもおいてました。

料理本のところに「孤独のグルメ」ももちろんあった。

センスすげぇ。

たぶん違うジャンルの本でも結構キテルって思う。

思わず狭い店内を2周隈なく見てしまった。

ぜひ奥渋谷へ行った際は渋ブック

「SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS(シブヤパブリッシング&ブックセラーズ=SPBS)」

へ行ってみるといいです。

いやぁ知らない町でいい収穫しました。

宇都宮へ小旅行 いい旅夢気分♪

※今日は長めの旅行記です 時間のあるときにお読みください※

 

いやぁ

ゴールデンウィークでしたねぇ。

といっても僕はお店あるので、今日(月曜日)のみお休みでした。

ゴールデンウィークなんで遠出してきました。

前々から気になっていたウィーンの画家「クリムト」の展覧会が

宇都宮美術館で開催されるというので出掛けていった。

 

宇都宮って結構遠いです。

通常なら上野まで出て、宇都宮まで新幹線を使いたいところだが、

そんな予算はない。

ケーヒ削減ということで、チケットショップで東武鉄道株主優待券なるものを1枚900円で

手に入れる。

これは東武線区間内なら乗り放題の乗車券の扱い。

大変にナイスだ。

僕の自宅は最寄り駅が「東武野田線 馬込沢駅」でそこから東武宇都宮までずーーーーと

900円でいける。

そんなわけで、今日は朝の6時過ぎに家を出た。

ずーーと東武線。

ずっと東武線

ずっと東武線

 
はるばる3時間ぐらいで東武宇都宮に到着。

それからバスへ乗って宇都宮美術館へ。

 

やっと到着。

宇都宮美術館

宇都宮美術館

 

到着したときには10時をすこしすぎたところだった。

ちょっと疲れましたね。

おかげで、宇都宮までの距離感が体感できた。

 

やっとこさ見れた展覧会はとてもよかった。

これ、展覧会の案内ポスターです。

クリムト展 ポスター

クリムト展 ポスター

 

「クリムトの絵画がどのような変異をたどっていったか?」

っていう展示の企画の意図も良く見えて良い内容だった。

もちろん展示の目玉である<黄金の騎士>も良かったが、

<アッター湖畔>・・・水面が画面のほとんどでちょっと印象派のモネっぽいです。

<リア ムンク>・・・クリムトのパトロンだった家の若いお嬢さんのデスマスク。

           自分的にこれすげぇきました。脳みそに。ああいう人が実際に死んだん

           だと思った。

<赤子>・・・これも脳みそにきました。赤子の視線が良いです。

        緻密さは実物から感じないが赤子のまとっている布の感じ、背景のかん

        じ、そして赤子の視線。

        すべてで結構脳みそにきました。

あと消失して今はなくなったけど、印刷で再現してあった<哲学><医学><法学>の巨大三部作。

僕はちょっと大げさな感じがちょっと笑いを誘ってしまった。

アノ絵をみて笑う自分もどうかしていると思うが、なんか笑ってしまった。

なんか大げさというか・・・

絵を見て笑えるのは僕的には良い脳みその状態だと思っているので良かった。

きっとオリジナルが残っていたら、「すげぇ脳みそにきた」と思う。

 
まぁそんなこんなでかなりクリムトを満喫してきました。

そしてミュージアムショップを足早にみて、またバスに乗り込み宇都宮駅前へ戻る。

いい絵でけっこう「脳みそにきている」ので帰りのバスの車中ではゲージュツ家気取りです。

こんなシートの裂け目でさえも、神様の意図に思える(笑)。

シートの裂け目

シートの裂け目さえもがゲージュツに見える。今日この頃

 

 

 

 
そんなこんなで、宇都宮駅にもどるともう12時。

お腹グウグウですよ。

ふだんの昼食はお店の開店前の9時30分頃食べているので、12時になると目が回る。

というかもうダメになる。

それでも昼食前に我慢して行くときに目に留まった神社におまいりした。
神社の名前は二荒山神社。

この本殿までの階段(由緒坂というらしい)がとても印象的。

二荒山神社 由緒坂

二荒山神社 由緒坂

本殿もなかなか渋い感じでよかった。

二荒山神社 本殿

二荒山神社 本殿

 
無事にお参りを済ませる。

 

 

そしてやっと何かを食べようという気になる。

やっぱり宇都宮といったら餃子ですよね。

っていうのは僕は懐疑的です。

渋い餃子屋があれば別なのだが、きっとカンコー客相手のお店だろう。

まぁソレ目的で家族や友達ときたらソレに乗るけど今日は一人なので自由に振舞える。

そんなわけで、目をつけていたオリオンどおり商店街を散策。

そして完全に僕の好みの店があった。

それが・・・

ここだ!!

「やきそば屋」

やきそば屋

やきそば屋

 

 

最高です!!

みた目で5つ☆を取れる。

都内ではちょっと難しいかもしれない。

メニューは

大盛り(高校生向け)300円

普通盛り200円

小盛り(子供向け)100円

だったと思う。

迷わず大盛りを注文。

待っている間にテーブルを見ると、

’ソースは一口食べてからつかうか決めてください’と

うーーーーん。タイプです。

こういうことお店さん 書いてください。

しかもマジックの手書き。

すばらしい。

ぜひ見せてあげたいが、店内写真はちょっと遠慮しました。

かんじんの焼きそばが運ばれてくる。

中太の麺でもっちりした感じ。

色紙切りのキャベツがほんのすう切れ。

肉なんか入ってないんだゼ。

ソースの味。

いやぁーうめぇ。

ぜんぜんくどくはないです。

もったりしていて良い。

ほんとの「焼きそば」

繊細な食い物ではないけど、無茶苦茶良かったです。

正直、感動して大盛りをもう一つ頼みたかったが

まだ食べなければならないものが帰り道にあるのでグッとこらえました。

宇都宮の餃子なんて面白くないぜってあなたにお勧めの店です。

 
それから食事をした後といえばもうお分かりですよね。

コーヒー。

たまたま昨日来たコーヒー好きなお客さんに宇都宮でコーヒー屋さん知らないですかねぇ?

と聞いたらコノ店を教えてくれました。

「花&カフェ パストラル」

花綺麗です パストラル

花綺麗です パストラル

オリオンどおり商店街の一番端っこにあります。

店内は結構落ち着いた感じの店。

素敵です。

行ったら常連さんとマスターが話でかなり盛り上がっていた。

ブラジルで濃い目を注文。

600円なり。

たぶん60ccから70ccぐらいの量があった。

わりと濃い目な感じ。

甘み&苦み系のブラジルだった。

わりと美味しい部類だけど少し口腔内にのこる収斂性があったかな。

マスターが常連さんと盛り上がっていたので漫画のもやしもんをここでも読む。

飲み終わる頃にマスターが話しかけてくる。

「いろいろコーヒー廻られているんですか?」

(うぇそんな感じなのか。漫画読んでたのに?)

(まぁ僕もコーヒー好きそうなお客さんが入ってきたら7割ぐらいの確率でわかるけど・・・)

「えーまぁ 千葉の船橋に住んでいるんですけど、ちょっと美術館まで来たついでに寄りました」

 

けっこう気さくで話しやすくこれなら、常連さんとああいう感じで盛り上がるのも納得ですって思って、

ついでにコノ周辺で美味しいコーヒーのお店教えてくださいと聞いてみた。

 
近くだったので行ってみました。

はい。

「おーるどびーんず」

おーるどびーんず

おーるどびーんず

メニューをみてイエメン モカ バニーマタルを注文。

700円なり。

クリアなコーヒー。

やや深入り気味で酸味は感じられない。

イエメンらしい香りも感じます。

ストロングなコーヒーになれている人から見ると少し、ほんの少し軽めに感じるかも知れないが、

美味しいです。

真面目なコーヒーだったです。

時計を見るともう1時40分。

あーもう帰らなければならない。

帰りも3時間かかるから、もうタイムリミットです。

 

美術館、神社、やきそば、コーヒー2店

ここまでいければもう十分。

颯爽と東武線にのってすぐに昼ねしてしまった。

 
それから今日はまだあるのよ。

もう一軒行きたい店が・・・・

それがココ。

東武線春日部駅  らーめん

東武線春日部駅  らーめん

東武線春日部駅のホーム上のラーメン屋。

ここのラーメンが素朴でぜひ紹介しておきたかった。

味のバリエーションは塩と醤油の2種類。

今回は塩を選択。

450円。

もうラーメンの王道です。

なると、メンマ、チャーシュー、わかめ、輪切りネギ。

いやぁーうまいっす。

素朴でうまい。

店に来るお爺さんたちに食べさせたい!!

最近のちょっとうるさいラーメンとはぜんぜん違う。

ここはね、ちゃんと鶏がらで出汁とってるんですよ。

駅構内なのに珍しい。

行ったときもおばちゃんが鶏がらを測っていた。

常連との会話も素晴らしい。

「おばちゃん みてー」

「僕ね高校生クイズに入賞したんですよ」

「あらぁすごいじゃない」

「・・・・へぇー・・・・(よく聞き取れない)すごいじゃない」

とひとしきり高校生の彼はおばちゃんの前を陣取ってラーメン食いながら話をする。

し、師匠。

人生の師匠だ。

高校生でカウンター越しに会話するあのカンロク。

僕は高校生のときそんなレベル高くなかったっす。

「またくるねぇー」

「気をつけるんだよぉー」

 

で、おばちゃん彼が帰ったあとも

「あのこなんでもやるわよね」

「へぇそうなの」

「驚いちゃったクイズ大会であんな賞とってさぁ」

 
いい店ですねぇ。

ラーメンと人情が交じり合う。

高校生でも常連になれる店。

ラーメン美味しいです。

春日部に行ったらぜひ行きたいラーメン店。

 

そんなこんなで無茶苦茶遠出を楽しんできました。

いやぁいい旅夢気分♪

高尾山へ行く

今日はお店の定休日が祝日に重なったので、母と妹とで出掛けてきた。

どこへ行ったかというと、高尾山。

都心からとても近い高尾山。

空いているうちに登って帰ってこようと、7時に家を出発した。

順調に京王線の高尾山口まで到着。
すると高尾山までつかないのに、

みてコレ。

駅降りたら人、人、人
駅降りたら人、人、人

 
こんなに人がいっぱい。

やっぱしゴールデンウィークの威力ですね。

ケーブルカー乗り場
ケーブルカー乗り場

そして、ケーブルカーで山の上まで行く。

 

やっぱりとても車内は混んでいますよね。

ディズニーランドのアトラクションかと思う。

そして、山頂へ行く道もう人、人、人。

とーーーっても人がいっぱい。

 

新緑の季節なんで歩いていると気持ちが良いです。

空気がすんごくおいしー。

このところ、自然と戯れていなかったのでとてもリフレッシュできる。

だいたいケーブルカーの終点から山頂まで40分くらい歩くのだけど、

ずーーーと人の行列。

いやぁゴールデンウィークです。
大して疲れもせずに、無事に山頂に到着しました。

山頂からの風景。

高尾山頂からの風景
高尾山頂からの風景

都心を一望できます。

ちょっとかすんでしまっているけど、いい気分です。

母と妹はソフトクリームを食べていたけど、僕はこんにゃくを食べた。

こんにゃくが串にささって甘めのミソがかかっているだけなんだけど、

やっぱり山の上で食べると美味しいですねぇー。

心なしかこんにゃくもブリンブリンしていたように思った。

 

あんまりゆっくりしていると、さらなる人の波が押し寄せてきそうだったので、

ものの20分くらいで山頂をあとにする。

そして、行くときに無視していた薬王院にお参りする。

薬王院
薬王院

 

薬王院の裏にこんな感じで八十八のお大師さんが並んでいる。

八十八大師 みんな表情が違う
八十八大師 みんな表情が違う

このお大師さんの足元には四国巡礼八十八ヶ所寺の砂が納められていて、

このお大師さんにお参りすると四国八十八ヶ所巡礼と同じご利益があるという。

ほーんと素晴らしい。

また参拝者の為に、一円玉を100枚袋に詰めたものがおかれていて、

100円を両替できる非常にナイスな

「一円でおまいりしてよいよ」とお大師さまからの掲示があるのだ。

お寺や神社にお参りに行く際のお賽銭っていくらいれたらよいかわからなく、

こうしたお大師サイドからの掲示があると、

いやー願いかなえてもらうなら奮発しないと、

いやぁーあんまりたくさんお金やっても効果かわんないんじゃね。

と、いちおう心のせめぎあいがあるけど、こうした試みはとても良心的だと思った。

 

そして3人で八十八大師に巡礼をすます。
それからだ。

それからとあるガイドブックにも載っているお店で昼食したのだけど、

これが無茶苦茶最悪だった。

ほんとに最悪。

値段も結構とられます。

ぼったくりも良いところだ。

あれは星はひとつだ。

そもそもミシュランで3つ星つける観光地にあんな場所があっていいのだろうかと思う。

それなら高尾山山頂で

「コンビニで買ったおむすび食べたほうが絶対美味しかったよねぇー」

と3人で会話した。

もう店を出てからもあまりに衝撃的なダメさで

「ぜーーったい おかしい!!」

「なんか清らかなものを食いなおさないといけない」

などと話しあったものだ。

普段うちの家族はめったにお店の悪口言わないけど、あれは良くなかった。

 

まぁそれからお店屋さんをブラブラして、

お店の悪口をくすぶらせながら、京王線と総武線を乗り継いで船橋まで帰ってきた。

 

口直しの為に、

船橋の東武にある永坂更科のもり蕎麦を三人でたべて、お清めして家に帰りました。
昼食以外はとーっても素晴らしかった。

新緑の季節のハイキングはとてもいいですよね。

やっぱり家からおむすびをもっていく、

昔からのスタイルが一番良いのだろうと思いました。

いやぁーしかしあの昼食所のひどさは今後うちの家族でずっと語られることになるだろう。