喫茶いずみのマスター について

大学時代からコーヒーが好きで文化祭で「純喫茶・カフェ」というダブルネーム的なお店をやった。 その味をしめてサラリーマンを経て独学で自家焙煎コーヒー店を開業。

Tea House TAKANO(ティーハウス タカノ)紅茶専門店へ行く

コーヒーの神様スンマセン。
今日は紅茶の専門店へ行ってきたんです。
コーヒーの神には仕えてますデス。

 

もしや喫茶いずみに紅茶が登場するのでは?ということでは全然ありません。
紅茶好きのお客様の影響を受けて紅茶の味覚に興味がわいたからなんです。

はい。
今日行った紅茶店。
神田の古本屋街「すずらん通り」の紅茶専門店

1974年創業「Tea House TAKANO」

ティー ハウス タカノ

ティー ハウス タカノ

店舗の公式HPの

 

「紅茶を愛している人のサイトです」
「丁寧な暮らしをしている方は写真をクリックしてお入りください」

 

っていう言葉にズキュンとくる。
この人は紅茶の神にきっと仕えている。

まずメニューを見て、セリンボン茶園(2番茶)を飲む。
この言葉から全然どんな意味も汲み取れない。
知識があればもう少し理解があるとおもうけど・・・
美味しい紅茶って初めて飲んだ。

 

これはすごくバランスが良い。
やや控えめな香り、甘み、そして渋み!!
「渋み」って敬遠されそうなイメージがある。

コーヒーで言うところの酸味系の味わいが敬遠(酸味=腐敗→良くないもの)されるのと似ている。

だが、このうっすら感じる渋みこそが紅茶にさらに深い味わいをもたらしていると思う。
(他の店の紅茶がどのようなものかは知りませんが)

(渋みの記述については、このTAKANOのこのコラムもよく読んでください。)

おぉーこんな味覚の世界があったのかぁーと素直に感動した。
香ばしいような香り、甘み、渋み。
ゆっくり丁寧に味わって飲んだ。

 

そしてさらに、この店のイチオシの茶葉。

ウヴァ ウヴァ ハイランド

これはチョットすごいゼ。

本当にメントールのような味わいがする。失礼な話トクホン(湿布)の香りがもろにする。

そして、適度な渋み。

うーーーんと唸ってしまった。

こんな世界があったんだぁーと。

メントールのような香りに合わさった、適度な渋みがうまい。
歯茎に来るような、嫌じゃない渋み。
渋いのがうまいって体感できた。

コーヒーの場合はダメなんだよな。

ゴクゴクわずかな渋みなら良いが、紅茶のように美味しさの一要因として持ってくることは出来ない。
少なくとも今の僕にはちょっと難しい。

 

コーヒー以外の世界に触れて大いに刺激を受けた。
紅茶好きの人にはいろいろ一家言あるでしょうが、紅茶の美味さの一つの要素を良く理解できました。
今度は、華やかな感じの紅茶も飲んでみたいなと思った。

稲毛海岸へ行く

今日はとても寒くてコタツがとっても良かった。

 

 
朝、ご飯を食べてパジャマのままコタツで30分寝た。

 
さらにコラムの文章を書いてwebページを更新して30分コタツで寝た。

 
さらにさらに、お昼ごはんを食べてコーヒーを飲んでからも30分コタツで寝た。

 
コタツから離れられない。

 
コタツ病だわ。

 

 

本当はお客さんから聞いた面白そうな紅茶専門店「メゾンド ボウ」があったので神楽坂まで出掛けようとしたけど、
月曜日がその店も定休日なので(祝日は営業だそう)また今度の機会にすることにした。

 

 

そんなわけで今日は久しぶりに海を見に行こうと思い稲毛海岸まで、最近非常に調子の良いゴリ男君で行ってきた。

 

 

ちょっと寒めで天気の悪いアンニュイな海も僕は好きだ。

普段自然から遠ざかって生きているとこうした、まぁ人工の海岸でもとっても精神衛生に良いように思う。

海に近づくと常に波の音が聞こえて大変心地よい。

天気が良いとトーキョーの街が綺麗に見えるのに曇っていてなんだか判然としない。

 

稲毛海岸の防波堤

稲毛海岸の防波堤 晩秋といった寂しい印象

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真を撮りながら海岸を歩いていると「キーン キン キンっ」

と断続的に音が聞こえる。

なんだろうと辺りを見回す。

遠くでおじさんがハンマーで石をたたいている。

何だろう?

アーティストだろうか?

何かの作品作りの為に石を割っているとか・・・

 

近づいてみるとヤッパリおじさんが石をハンマーで割っている。

「何をやってらっしゃるんですか?」

 

「ハンマーで石を割って鉱物を調べているんだよ」

 

「えっ 鉱物ですか?」

 

「コバルトが中にあるんだよ。コレはどうだか」

 

「えーすごいですね。何かの研究ですか?」

 

「いや。趣味なんだよ。昨日は山口県にいた。趣味のためならね。」

鉱物大好きのオジサンだった。

 

なんとなくハンマーで石を割るのを邪魔してはいけないなと思いその場を立ち去った。

 

またあのオジサンが海岸にいたら話しかけてみようと思った。

 

最近やっとこういう風に知らない人とお話できるようになった。

 

海岸を歩いてホッコリできた一日。

ホントはコタツで寝すぎた罪悪感から歩きたかったのです。

稲毛海岸 優しい光

稲毛海岸 優しい光

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

家猫を見た。

 

家猫?

家猫? 長屋のごとくあと2軒家があった。在宅されていたのはこの方だった。

 

小笠原産コーヒー

 

小笠原産コーヒー

小笠原産コーヒー

今回入荷分の販売は終了しました。 ありがとうございます。

小笠原産コーヒーがお客様から好評です。

味わいとしては、苦み系のコーヒーです。

どちらかというと野性的な感じ。

しっかりと土壌の味(主観的には石灰のようなミネラルの味、近似的にトラジャの個性の香)

を感じ、それでいて栗のような香ばしさと甘み、コクで消えていく。

もちろん清涼感があります。

コーヒー好きの人にもう少し解説しますと、品種はアラビカ種でもっと詳しいものは特定できていないそうです。

当店では焙煎を中煎り(2ハゼが入る瞬間)で煎り止めしてあります。

好みは別れそうな味わいですが、国内産でこれだけの個性がしっかりした味のコーヒーができることに驚きを感じます。

個人的にはとても良いと感じました。

割といい勢いで減ってますのでお早めにどうぞ・・・

 

木更津 ブラジル屋へ行く

木更津と言えば!!

つぶらな瞳の狸 「狸塚 左手の狸像」

つぶらな瞳の狸 「狸塚 左手の狸像」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しょっ  しょっ  しょじょじー 

 

しょじょじの庭は♪
ツ ツ 月夜だ みーんな出てコイコイコイ!

 

ショウジョウジで有名な狸林のあの「證誠寺」だ。
 

他にも「木更津キャッツアイ ニャーお」(すみません想像です)などが有名ですが、
僕はダントツで「證誠寺」だ。
なんせこの「ショジョジ」の歌がとっても好きなんです。童謡ではダントツです。

 
最初の「しょっ  しょっ しょじょじー しょじょじの庭は♪」が

ウキウキさせるビートを刻んでワクワクしてしまう。
ありありと狸が踊っている姿が思い浮かぶ。

 
それと同様にサザエさんのエンディングテーマである「サザエさん一家」

 

―サザエさん一家が行進して最後に小さいピンク色の家に入っていく時のあの曲―

のイントロの「ダダンダン ダダン  ダダンダンダダン ダダンダンダダン ダン! ポン!! 」

 

ってビートの刻みがやっぱりウキウキさせていて、とっても好きです。

これも、「ショジョジ」のビートに共通したウキウキ感があってすっごくファンキーだと思う。
こういったビートを刻む音楽は根源的に人を楽しくさせる何かがあるのだと思う。

 

 
あーのっけから話がそれてしまったが、

まぁ木更津へ行ったのは「ブラジル屋」というとても素敵なコーヒー屋があるからなんです。

ブラジル屋

ブラジル屋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんでもココのご主人は、僕が神と仰ぐ(勝手に)カフェ・ド・ランブルで焙煎を教わったことがあると聞いた。

 

やっぱり神の弟子達の店には行ってみたいです。

 

なんでとっても以前から気になっていたのだが、ついつい木更津という場所で行きそびれていたのだ。
 

駅からは歩いて20分くらいの距離だろうか。ちょっと散歩にちょうど良い距離です。

 

矢那川沿いにブラブラあるいて、

矢那川 なんの変哲もない川

矢那川 なんの変哲もない川

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「しょうわばし」を渡ってスグのところにあります。

 

この喫茶店はクラシカルな雰囲気でとっても素敵です。

 

またコーヒーの提供スタイルが洒落ていて、木のお盆にその日の簡単なデザートと、ポットに2杯半分のコーヒー。ワイングラスに注がれたお冷。

そして野の緑が添えられてくる。

 

ワチャー やられます。

 

気になる人はお店に行って是非実物を見てみてください。

肝心のコーヒーはお勧めのブラジル(ニブリだったか?)を飲んだ。
深煎りでかつ、やや軽めの味わい。
美味しい風味だった。

 

 

実はお店のマスターに「この辺はどこか見るところありますか?」

 

と聞いたところ「證誠寺」があるよと教わったんです。

だから今日までゼンゼン知らなかった。(だから前述のは後付なんですスミマセン)
で、早速行ってみました。

しょうじょうじ

しょうじょうじ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とても小さいお寺で別に見るところはなかった。

雰囲気はとても清潔でよかったです。
狸ばやしが聞こえてくるのは萩の咲く頃の月夜だったらしく、入り口には萩が植わっていた。

萩の花

萩の花

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お坊さんがあんまりにも狸と騒ぐのが楽しくて毎晩毎晩、狸の太鼓で踊ったところ、狸のお腹の皮が破れてしまったそう。

 

ヤッパリ・・・

 

わかる。ビートは楽しいもの。
それで、お坊さんが狸の供養の為に建てた「狸塚」なるものも境内にありました。

 

狸に悪いから写真は撮らなかったです。手を合わせておきました。

まぁ「ブラジル屋」というコーヒー店と狸ばやしの「證誠寺」がある木更津。

とっても面白いところだった。

のどがとっても痛かった

今日は朝起きたら、のどがとっても痛かった。

僕は風邪をひくとしたら、のどからが8割なんで、お店には常にうがい薬とのど飴を常備している。

それでも良くしゃべるのか何なのか知らないけど、どうしてものどが痛くなる。

たぶんのどが弱いのだろう。

今朝も起きたらのどがとっても痛かったので、ちょっとこりゃあ病院行きだゼと、ネットで病院探し。

 

昔からかかりつけの耳鼻咽喉科は今日は休診だったので、

新しく新船橋のケーヨーD2の脇にできた「クリニックファーム」というまぁ病院のモールみたいなところにある耳鼻咽喉科へ行った。

9時から診療だというので、8時30分に行って待機。

 

一番を無事GET。

待合室で、一人座っていると子供づれの患者が・・・
もうめっちゃ騒ぐのよ。この子供達・・・

 

とくに子供の騒ぐときのキンキン声がきついのよね。具合の悪いときは。
こちらの体調が悪いときは怒りの沸点が低くなっており、

ブチきれそうになるがグググと低くうなって(本当に唸ってたのよ)目を閉じてこらえた。

 

診察はとっても若い先生でたぶん同世代か?と思ったほど。
しかも名前が芸名か?って感じです。

まず先生の若さにビビッて緊張してしまう。

「もうのどがとにかく痛いです」

「じゃーのど見ますね。麻酔します」

「詰まってるねこれ」

「あー鼻も少し詰まってます」

「2番がつまってるから後で見ておいて。こっちだ」
(なんだ先生。鼻をいじくる機械が詰まってたのか・・・)

って無事に診療を終えて薬をもらう。

驚いたのは、診療後に記念写真じゃないけど、鼻の写真ですー

って自分の鼻腔の写真をわたされたこと。

鼻腔の写真 近いと気持ち悪いので遠くから撮りました。

鼻腔の写真 近いと気持ち悪いので遠くから撮りました。

 

 

 

 

 

 

 

なんじゃ。最近の流行なのか・・・なんとなく意味がわからない。
あとは大好きな「ゲド戦記の5巻」を読みながら家でゆっくり寝てました。

一日ゆっくりしていたのでたぶんいい感じです。

枕元のゲド戦記 5巻

枕元のゲド戦記 5巻

謎の珈琲店へ行く あと萌季屋、と庵も行ったよ。(市川コーヒー店訪問)

今日はコーヒー屋さんを3軒はしごしてきました。

まずは本八幡の「萌季屋」さん。
先日世田谷の巨匠「珈琲工房HORIGUCHI」で堀口氏が今年自信をもってお勧めするケニアを飲んできた。
同じ堀口グループ(LCF)の「萌季屋」さんではどのような表現になるのかを研究してみたかった。

 

つまり同じ豆が店によってどのように違うかを知りたかったんです。

よくありますでしょ?

 

ショパンの子犬のワルツをコルトーが演奏したのとアシュケナージが演奏したのでは雰囲気違うみたいな・・・

 

その差異を楽しんでみたい。つまりはオタクなんです。
オリジナルの「珈琲工房HORIGUCHI」と「萌季屋」のものを比較してみたかったのです。

 

はてさて「萌季屋」さんはどうだったか?

ローストの段階が「HORIGUCHI」で飲んだときと違ったけど「萌季屋」のケニア美味しかったです。

「萌季屋」のフルシティーローストの酸味がギリギリなくなるぐらいのギリギリで煎り止めしていて、しっかりと焙煎している人の意思を感じる一杯だった。
苦味勝ちなのだがギリギリ酸味も入っている感じでした。

 

ローストしている人の意思を「HORIGUCHI」のものより感じました。

 

相変わらず美味しかったです。「萌季屋」さん。

 

 

そして今日本当に書きたいのはココ。
謎の店!!

謎の店

謎の店

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所はいえません。

‘自家焙煎珈琲‘の文字に引かれて営業しているのかといぶかりながらも入った。

なにか古臭そうなショーウィンドウからキョーレツな磁場が発せられていて、原付で引き返す。

入ったらゼンゼン営業していない感じ。

でも、ご主人は快く迎えてくれた。

営業はしていないので、昔の店の道具が難破船のようにごっちゃリおかれている。

ご主人のわんちゃんがまとわりついてくる。

ごみは床に散らばってお世辞にも綺麗とはいえなかった。

テーブルにはパック入りの焼酎があってソレを飲みながら仕事をしているようだ。

わちゃーと思ったけど、乗りかかった船なのでコーヒーを飲ませてくださいといった。

 

出してくれたコーヒーはかなり美味しい部類のコーヒー。

すっきりと透明で甘みがある。

しかも意外にコクもある。

あぁ難破船のようなところにいる、このご主人は本物だと思った。

 

さらに驚いたのはコーヒーを淹れるドリッパー。

現在のコーヒー業界で主流になりつつある、円錐ドリッパー。

 

これね

 

ハリオ式円錐ドリッパー

ハリオ式円錐ドリッパー

 

 

 

 

 

 

これのきっと開発当時の原点を見た。

いまはコーヒーサイフォン株式会社からコーノ式円錐ドリッパー、

ハリオから円錐ドリッパー

が有名だが、この謎の店のご主人が使っていたのはぜんぜん見たこともない銅製の円錐ドリッパー。

 
しかもかなり古い。

マジかよと思った。

オレが開発したんだよとご主人はおっしゃってたが案外そうかも知れない。

円錐ドリッパーは僕が知る限り、コーノ式が元祖かと思っていたが、このご主人の手作りドリッパーが元祖だと思う。

難破船のような店内にはなんかお宝がいっぱいありそうだが、初対面であまり見るのも悪いので今日は一杯だけのんで退出することにした。

「500円ぐらいですかねぇ」

「いやいいんんだよお金は。」

「いやいやいやいやいやぁー だめですよ」

「じゃあー250円だよ」

って250円置いてきました。

なによりコーヒーの話をしてとても嬉しそうなご主人に僕も嬉しくなった。

「また遊びによってください」

ってご主人いってました。
プレイスレスな体験したです。

かなりの収穫だった。

自分がコーヒー店やってなければ絶対入れなかっただろう店。
また必ず来ます。

 

そしてさらに「と庵」にもいく。
ここは以前船橋の港に係留された船で営業しているラム酒のバー。
「ディープ ブルー」のマスターに教えてもらった店。

「と庵」ではエルサルバトルを飲む。

かなり深煎りのコーヒー。
こちらはこちらで美味しかった。
驚いたのはカウンターにあったかなり浅煎りの豆。
食べさせてもらったが節分の大豆みたいな味わい。

こりゃー超浅煎り系だなと思い豆を購入した。
まぁ3軒はしごしてコーヒーな一日でした。

謎の店は本当に収穫だった。

K288シリーズ 喫茶いずみ~金杉十字路周辺まで

K288シリーズです。

今日は喫茶いずみから金杉十字路辺りまでを歩いてみました。

まずお店からでて歩くと、夏見台のシンボル。

夏見台のシンボル 夏見台団地給水塔

夏見台のシンボル 夏見台団地給水塔

夏見台団地の給水塔が見える。

いつか観光施設みたく登れるように開放してくれないかなぁなどと勝手に思う。

 

それからしばらく歩いていきます。

K288って全体的に交通量が多いのだなぁと実感する。
 

お店に来るお爺ちゃんが「オレが草むしりしたんだよ」というゲートボール場から見た秋空。

なんだかこのへんは送電線が多いのよねぇ だから親近感があるのです。

なんだかこのへんは送電線が多いのよねぇ だから親近感があるのです。

いいですねぇー。

 

鉄塔とのコラボレーションが気に入ってます。
 

それから市立体育館というバス停を見てK288は大きく右折します。
それから少しいくとこのお散歩のハイライト。
急カァブ。

危ない 30K 運転手さんは見えるのだろうか?

危ない 30K 運転手さんは見えるのだろうか?

この電信柱にかかれた「危ない 30K」は正しい。危ないのです。
急に曲がるから。

とても味わい深い「危ない 30K」。書いた人に感謝です。

 
遠目に見てもこんなに曲がっている。

遠めに見たら結構 急。急カァブ

遠めに見たら結構 急。急カァブ

決して夜中にドリフトしてはいけない。
 

そうしてこのカァブの途中にある気になる建物。

金網の溶接機械の老舗。「山陽電機株式会社」の本社。

鉄骨がカッコいい。山陽電機株式会社

鉄骨がカッコいい。山陽電機株式会社

下からみると鉄骨が突き出す感じでカッコいい。
前からこの建物好きでした。
 

そしてカァブの坂道を下るとホタテの花畑。

 

花壇にホタテの貝殻を置くセンスが花への愛着を感じます。
アサリの貝殻じゃないところがポイントだと思う。

おそらく色おそらく色合いから見ても同時代の貝殻だろう。いったいなんでまた同時にこんなにホタテ食べたの?

おそらく色おそらく色合いから見ても同時代の貝殻だろう。いったいなんでまた同時にこんなにホタテ食べたの?

 
しかしだ、よくよく見ると貝殻の表面にキセーチューと思しき渦巻きが。
気色が悪いでゴンス。
 

坂道を下りたらまた登るのです。

ココの地形はV字になっている。

またこのように坂道を登っていくんです。

V字の地形 奥をみるとさっき下ってきたカァブがある。

V字の地形 奥をみるとさっき下ってきたカァブがある。

それで脇を見たら金木犀。

すごく香り良い。

 

金木犀のいい香り♪

金木犀のいい香り♪

いいですよね。
散歩しながらこの季節はうっすら金木犀の香りがして・・・
さらに坂を上るとたぶん僕が小学生の頃はこの看板ありました。

「安さ爆発」

安さ爆発!

安さ爆発!

中古自動車屋さんの看板。

この色使いと字体がついつい目をやってしまう。
スイミングスクールの送迎バスからいつも見てました。

 

そしてこの散歩には目的がありました。

「ファミリーレストラン 浜田屋 HAMADAYA」

 

ファミリーレストラン 浜田屋

ファミリーレストラン 浜田屋

 

前から気になって気になってしょうがなかった。

このレストランも僕がスイミングスクールに通っていた小学生の頃からあったように思う。

そしてここは店の裏が崖になっていて眺望が良いところなんです。
店に入る。

「コーヒーだけでもいいですか?」

「大丈夫ですよ」

「ホットコーヒーでお願いします」

注文してから店の一番奥の座敷になっている窓際に座る。
いやぁ。いいです。
懐かしい。

 

景色もいい。決して絶景ではない。
木が生い茂って少し邪魔だし、左手には枝豆みたいなのが、なっている変てこな木が見える。

 

安い民宿の和室に通されて、窓から景色を見たとき。
絶景ではないが、なんか知らん町が木陰に見える。
ちょっと部屋について落ち着いた感じ。

 

あれです。
安い民宿の窓際が浜田屋にはあった。
今では懐かしい「占い機」もある。

思わず嬉しくてニヤニヤしてしまった。

しばらくしておばちゃんがコーヒーを持ってくる。
分厚いカップになみなみと注がれているコーヒー。

持ってくるときにこぼれてのであろう、ソーサーにコーヒーが・・・

「コーヒーおまたせー」

と、ニコニコ顔のおばちゃん。
うわぁー いいです。コレだよ。これ。
そしてマドからの景色。

 

むーーーーん。
ちょっと軽く旅行した感じになったよ。

 

「お兄さん新聞読む?」
「いやぁーいいです。景色がいいから景色みてますので」

会計の時にも今度は厨房のおじさんと話をしたけど、なんか良かった。

「東西線みえるでしょ?」

「あー東葉コーソク 見えましたみえました。」

ファミリーレストラン 浜田屋。

僕は大好きです。
K288の魅力ってそういう素朴なところもあると思います。

塩ラーメンを丁寧につくる

どういったいきさつで知ったか忘れてしまったけど、「鶏肉水」を使うと鶏肉の香りのする透明なスープが出来ることを知った。
以前、お客さんから自作ラーメンの作り方を聞いてたまに気が向いたら作るようになった。
今までのものでも満足していたけど、「鶏肉水」を知ってしまった。

 

知ったからにはやってみたいです。

 
でも、鶏肉水って何よ?

 
本場中国料理でありそうだが、「鶏肉水」とは鶏肉をミンチして水で延ばしたピンク色の見た目はグロテスクな液体である。

まぁ見てください。

 

鶏肉水

鶏肉水

ね、気持ちの良いものではないですよね。

 

一見ストロベリーシェークかと思わ ないか・・・

 

これが今回のラーメン作りの秘策です。
 

この段階で「鶏肉水」をどのように使うかがわかった人はきっと顔パスでいけちゃう。

ラーメンギョーカイじゃ皆知ってるのじゃないかなぁー

 

今回のラーメンの出汁は鶏がらベースのやつと、昆布&煮干の乾物系のダブルの出汁を使います。

 
まず鶏がらといっても、手羽もと(出汁をとったあとで、チャーシュー代わりにする。一石二鳥)を綺麗に洗って
煮込んでいきます。

鶏の手羽もとを煮込み中

鶏の手羽もとを煮込み中

 

時間はいつも適当なんだけど、今日は2時間ぐらいかな。

 
はい。煮込んだらあとでチャーシュー代わりに肉を使うので取り出しておきます。

そして「鶏肉水」の登場。

コレを鶏がら出汁に投入。

鶏肉水 投入直後。なんかやばいねコレ

鶏肉水 投入直後。なんかやばいねコレ

なんかやばいんでないの・・・・

 
やったことないので感じがわかんない。
しばらくかき回さずに、弱火で火を通しているとミンチが真ん中に集結して、その隙間から黄金色のスープが垣間見える・・・

 

きたーーー。

 

救われたのです。全ての調和は保たれたのです。

嵐のなかから一条の光をみたようだ。

ちょっとホントに感動した。

ミンチの隙間から綺麗なスープが見える。

ミンチの隙間から綺麗なスープが見える。

もう少し我慢してから、スープをこして鶏がらベース完成。

 

うーーーん綺麗な黄金色。

 

黄金色の鶏スープ 綺麗だ。

黄金色の鶏スープ 綺麗だ。

これだけでも眺めていたい。

 
いつもの鶏がらだともう少し白くにごっている。

 

こらえきれず味見したら、普通の鶏がらより鶏の香りがUPしていておいちぃ。

 

そして昆布&煮干は前日から水につけて水出し。

昆布&煮干の出汁

昆布&煮干の出汁

そして沸騰寸前でやめて完成。こっちはワリと簡単なのよね。
これも綺麗な黄金色。

こっちも透明で綺麗なんだよなぁー

こっちも透明で綺麗なんだよなぁー

 

大体この出汁を鶏、昆布&煮干を3:1ぐらい(あまり昆布系を入れるとせっかくの鶏の香りがだめになる)で混ぜて完成。
あとは塩と味醂で味を調えて完成。

 

はいコレになりました。

鶏の塩ラーメン

鶏の塩ラーメン

透明で美味しい塩ラーメン。
いやぁー染み渡ります。

スープに鶏の香りとうっすら煮干の香りで本当に美味しい。

 

プロにはかなわないけど、家でコレだけ作れれば僕は満足です。

作る過程もすごく楽しかった。

 

お爺さんに感想を聞いたら、「美味しい醤油ラーメンだよ」と。
とほほー
「鶏肉水」を使った透明感もお爺さんにはかなわなかったか・・・

 

ラーメン一玉じゃたりないからおまけにスパゲッティーも入れてみた。

鶏の塩スープスパゲッティー

鶏の塩スープスパゲッティー

これも美味しかったですよー
みんなも時間あったら試してみてねー

世田谷美術館から世田谷のコーヒーの巨匠

いやぁ ゲージュツの秋ですねぇ。

祝日の月曜日なんで美術館が開館している。

というわけで、今日は世田谷美術館まで出掛けていった。

世田谷美術館 建築も素敵

世田谷美術館 建築も素敵

しかも調べてみたらなんと世田谷区区政80周年で無料で入館できるのだ。

いやぁ。ありがたいですね。

 

1000円が無料。

ええやん。

いかすわ。世田谷区。

コーヒー代が浮くわ。

 

世田谷美術館にはどうしても見たい絵があった。
それは、バスキアの『SEE』だ。

バスキアって有名じゃないと思うけどいつだかテレビ東京の「美の巨人達」という番組でやっていて好きになった。

日本でバスキアの絵を展示しているところは少なくて、スグに見れるところはこの世田谷美術なんです。

現代芸術がわかるように、工夫されて展示されていたけど僕はバスキアの『SEE』目当て。
やっと対面できて嬉しかった。

バスキアの絵は全く落書きのような作風なんだけどなにか訴えてくるものがある。
キョーレツな激しさがあるかと思ったらゼンゼン違った。

実際見てみると「空虚」だった。

なにもないっス。

それは画面に人みたいなものが大きく書かれているけど、率直な感想は「空虚」だ。
画面の背景にはバスキアが書き溜めたいろいろなイメージを視覚化したモチーフ。

いろいろなものが画面に書かれてくるんだけど、一つ一つは全く意味を持ってないような印象。
落書きっていう軽さじゃなく本当に「SEE」って感じ。
題名が良くわかるっす。

うまく言葉ではいえないけど、まぁゲージュツは文字で表現できないから絵になるから興味のある人は見に行って見てください。

 

来て良かったと思いながら美術館を後にした。

それからバスに乗って千歳船橋まで行く。

はい。

 

コーヒー好きの皆さん問題です。

 

これからいくコーヒー店は?

 

そうですね。ご名答です。

 

「珈琲工房 HORIGUCHI」です。

 

ここはまぁ今のコーヒー界のドンじゃないだろうか?
実は僕がコーヒーの仕事をしようとしたのも、堀口さんのセミナーに興味本位で参加したからだった。

 

あと大学の時に学園祭でココのコーヒーを使わせてもらったり、
採用試験を受けて無事に?落選したり、といろいろHORIGUCHIにまつわる話はあるけど、

それはまた別の話です。

 

まず「千歳船橋にある本店の方」へいく。
あー懐かしい。

HORIGUCHI 世田谷本店

HORIGUCHI 世田谷本店

大学生の頃、足しげく通いました。
この店の2階でやってるセミナーに通ったのだよなぁー
いったらチョー混んでいる。

ウマラヤシイ。

さて、何を飲むかというと、

今年のコーヒーで堀口氏が自身を持ってお勧めするケニアAAリアンジャギ(シティーロースト)を飲む。
ケニアらしい味わいがする美味しいコーヒーだ。

もっと特別な個性を期待していたがそれほどではなかった。
誤解のないように言いますが、僕が期待しすぎてただけです。

 

もう一杯試したかったが、店内の混雑していてもう一度店員を呼ぶのが悪かったのでやめにした。

 

そして、今度は駅すぐにある「ネルドリップほうのHORIGUCHI」へ。

HORIGUCHI 千歳船橋駅前店

HORIGUCHI 千歳船橋駅前店

今度はそれほど混んでいない。

落ち着いた店内でカウンターが広い。素敵です。

カウンターの左端にやや店員さんに絡み気味の常連客がいたので、一番右端に座る。
いややわ。怖いです。

昔のアマゾンの話とかしなくていいのに・・・

それでも店員さんは適当に返事をせずに、

「え、僕もライダーシリーズの中で一番好きでしたよー」

とかボケをかませば怖くないのになどと思ってしまった。

 

それはさておき、
こっちのネルドリップのほうはブレンドしかおいていないので、苦味系のブレンドを注文。
思ったより軽めの味わい。

明るめのネルドリップコーヒーだ。
現代的ネルドリップという感じ。
明るくて軽い。

 

現在の堀口氏の雰囲気に触れられて良かったです。
堀口氏に影響を受けたが自分のコーヒーは違う場所にきたんだなぁと実感した。

日本橋「利久庵」から神楽坂へ

今日は3ヶ月ぶりぐらいに友達と会った。

東京駅で待ち合わせをしたのだが、人が多い。
おそらく旧駅舎が復活したせいもあるだろう。
日本テレビとテレビ朝日の取材班を見た。

 

いつもながら、お蕎麦屋さんでお酒を飲むことになる。
今日は日本橋の「利久庵」へ行く。
久々のお酒の席でやっぱり楽しいです。

利休庵

利休庵

お昼に行くとあんまり酒の肴がないので、おつまみ沢山とりたい人は夜がお勧めです。
僕達は天種と板わさで日本酒を飲み、大人の分別が全くないので蕎麦と親子丼まで頼んじゃった。

 

このお店では、飲みが足りなさそうなのでちょっと手加減しようぜ、
と大人の分別でカツ丼を親子丼にしたけどゼンゼン意味なかったです。
まぁ丼ものは丼ものなのよね。

 

親子丼が美味かったっす。

あと納豆蕎麦。恐るべし。単純な組み合わせだけどウマシ。家でやってもいいんでない。
それから、友達が神楽坂へ行きたいというので、日本橋から地下鉄で神楽坂まで行く。

 

ちょっとお酒が入った散歩はとても楽しい。

世界がキラキラ光っちゃうのよね。

まずは神社から攻めるかと、赤城神社を目指す。
まっすぐ行くと面白くないので、適度に裏路地をクネクネ歩く。

ウォーラリーではないのでネチネチ気の向くままに攻めるのが散歩なんです。
酔っ払って歩くので普段しないことが出来る。
歩いていたら急に素敵なお菓子屋があった。

「ATELIER KOHTA」

そこでシュークリームを購入。
歩きながら食べる。
普通なら絶対しない。
シュークリームはしっとり目の生地でカスタードにオレンジのようなふんわりした香りがして僕は好きだ。

 

店内にはシュークリームやショートケーキ、エクレアやオペラといった古典的なラインナップだけど何か新しさを感じるような店。
今日はやってなかったけど、カウンター席でもお菓子を食べられるみたいだ。
またいつか来るかなぁ?

 

赤城神社はとても近代的な神社だった。

ガラス張りの境内。AKAGI CAFEというカフェが境内に併設。うーーむ。新しい。

 

赤城神社

酔っ払っているので水平がとれてまシェん 赤城神社

さっとおまいりしてさらにお散歩。
緑の家を見つける。
全体が緑。停めてある車も緑だった。

緑の家

おどろおどろしくない感じの明るい緑の家

足が疲れたので白銀公園でお休みをする。

ふと見るとコンクリートで出来た山がある。真ん中にはトンネルもある。

白銀公園 の 山

白銀公園 の 山

の、登りたい。

あの穴に入って記念写真撮りたい。
って思ったけど子供がいかんせん多すぎる。

こういうときに僕達が無言で遊具に登ったりすると子供が警戒するし公園の空気が凍りつく。

特にやや顔の赤い兄ちゃんが登ると警戒度が高いだろう。

ぐーーーっと大人の分別でこらえて公園内に座って友達と話をする。

 

それでもまだあきらめきれないので、子供がいなくなった瞬間に二人でさっと山に登り下りてきた。
僕は大変満足だった。

本当は山の中腹の穴にももぐりたいのだが、それは出来なかった。
まぁあの山に登れたので大変良かったです。
久々に友達とゆっくり会って楽しかった。