昨日12月28日に年末の蓄音機の会(特別編)ということでベートーベンの第九の演奏を行いました。
録音は1935年のもので、ウィーン交響楽団のものでした。
あくまでも主観的な感想ですが、まず聞いていて特徴的だったのは聞いていて疲れない。
CDの音は聞いていてダイレクトに脳みそに来るようで、同じ第九を聴いていても第一楽章から第四楽章まできくと疲れる感覚がある。
これがレコードだと不思議なもので、空気のように音が漂っておりぜんぜん一時間近くの演奏を聴いていても平気だ。
詳しい知識がないので推測になりますが、蓄音機の時代ではその演奏の空気まるごとを録音して聞く。
現代ではピアノならピアノの音を抽出して録音するというやり方の違いによるものではないだろうかと思う。
まぁああでもなく、こうでもなくといろいろきりがないのでこの辺にしておきます。
いずれにしても1935年の演奏という時代の空気感(場のような感じ)すべてを内包しているのがあのレコード盤に封じ込められているのをひしひしと感じました。
いやぁー蓄音機っていいですねぇー