ヨウヘンテンモクを見に行く

「イトー君 ヨウヘンテンモクって知ってる」

っていう会話から今日の休日の予定は以前から決まってました。

「ヨウヘンテンモクってスゲェんだぜ。プラネタリウムみたいなんだよ」

とお店のお客さんから聞きました。

「ヨウヘンテンモク」って言うのは「曜変天目」と現在呼ばれているもので、

かなり大雑把にいうと小さめのお茶碗で、

模様がホログラム見たく見る角度によって色が変化するような塗装(釉薬)が施されたものです。

興味のある方はこちらをご覧下さい。

まぁそんなプラネタリウムを思わせるお茶碗なんて、

とても興味があり是非とも見たかった。

このたび、二子玉川にある静嘉堂文庫美術館にそれが展示されているとのことだったので、

教えてくれたオジサンと二人で見物に行った。

 

僕が住む船橋市からは総武快速と半蔵門線直通東急田園都市線を乗り継ぎだいたい1時間30分ぐらい。

電車の道中は長いがドーデも良い内容の会話をして全く時間を感じずに二子玉川まで到着。

そこからバスに乗り10分くらい。

やっと静嘉堂文庫美術館に到着。

静嘉堂文庫美術館

静嘉堂文庫美術館

 
少し多摩川沿いの小高くなった丘のようなところにあり、場所として素敵だった。

川沿いの丘になった場所はとても良い感じがする。

江戸川沿いだと、和洋国府台の学校がある辺り。

遠くを見渡せて、素敵なものをココに作ろうということがよく理解できます。

神戸の夙川のフランク・ロイド・ライト設計のヨドコウ迎賓館もまったくそのような感じだった。

 

早速「曜変天目」を見る。

いやっはーすごいです。

脳みそに良い影響を及ぼしました。

情報の密度がとても濃いです。

紺碧の地に天疱瘡のような釉薬の痕。

その釉薬の痕が見る角度によって色が変わり、本当に宇宙がそこにあった。

どの角度でみても飽きずに見ていられます。

言葉で語るほど本質から離れていくので是非見ていただきたいが、とても良かったです。

 

もう一つ目玉として展示されていたのが、「油滴天目」

「曜変天目」と比べてかなり大きな器です。

これもかなり脳みそに刺激がありました。

まず中身はすり鉢上になっており、そのすり鉢状に油滴がありとても強いベクトルを感じました。

また、外側もとてもよく、というか曜変天目よりも、ホログラム感がでていて色がとてもすばらしいものでした。

こちらもずーっと眺めていても飽きなかったです。
それから美術館の建物の周りの庭園を散歩しました。

庭園を散歩すると綺麗な梅の花が咲いていたり、

梅の花

梅の花

苔の上にどんぐりが落ちていたり、しぜんを感じました。

 

どんぐり

どんぐり

さらに二子玉川商店街にある喫茶店で軽く軽食とコーヒーをのみ、

高島屋二子玉川店の屋上を散策して、たっぷり楽しんで船橋に帰って来ました。
これを書いている今は、お酒が入っていてざっくり書きましたがとてもリア充な休日でした。

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