コーヒー油を求めてトーキョーの北をさまよう

今日は東京の北の方へ出かけていきました。

 

大きな目標は、コーヒー油。

 

それはいったい何なのだろう???

 

マスター。そんなの知らないの?

 

コーヒー屋さんで知らなかったらモグリだよ。

 

深煎りのコーヒーの表面にでる油のことだよ。

 

 

はいそうです。

 

いいえ。違います。

 

ほひ?!

 

 

なんてアンビバレンツ。

 

どっちなのーーーーーーー

 

 

たたみ!!なのーーー

たたみ!!

たたみ!!

 

 

もう意味不明です。


 

ってことで、疑問を抱えながら、駒込に降り立ちました。

 

もう悪酔いプーさんです。

 

 

 

 

 

有名な、旧古河邸。

旧古河邸

旧古河邸

 

建築家はJコンドルです。

 

ちょうどバラの季節で庭園のバラが有名です。

古河邸 バラ

古河邸 バラ

 

 

 

まぁそれはすごく良かったのですが、僕自身すごく感動したのが、

 

バラ庭園から下ったところに広がっている日本庭園。

 

 

これがもう、すんごいツボでした。

 

 

起伏。微妙な高低差。

 

池。

 

ウネウネした道。

 

エクスタシーーーー!!

 

 

非常に新緑が豊かで散歩をしていて気持ちが良い。

勢いのある新緑

勢いのある新緑

 

 

勢いのある緑。緑。緑。

新緑が綺麗な庭園

新緑が綺麗な庭園

 

 

足元には石ころがいい具合。

庭園の石ころ

庭園の石ころ

 

 

ねじり笑いする僕は、ねじれている木も親近感がわく。

ねじれた木 

ねじれた木

 

 

池の周りは、手前の近景と奥の遠景の創りこみ感がものすごく。

手前から奥を見るのがいい

手前から奥を見るのがいい

 

するめいかのようにじっくりかみしめて味わいたい。

 

池の奥!!

手前の池から奥

手前の池から奥

 

なんだかわかんないけど!!

この感じがはんぱねぇ!!

この感じがはんぱねぇ!!

 

滝のあたりも典型的で、もうヤヴァイ!!

起伏を利用した滝

起伏を利用した滝

 

 

調べてみると、ここの日本庭園を創った人は、小川治兵衛(七代目)という方で

 

いろいろ有名なお仕事をされている方らしいです。

 

僕自身は、こう庭園内に高低差があったり、狭いながらも絶妙な奥行感が表現されていたりして

いい感じのエクスタシー

いい感じのエクスタシー

 

なんだかエクスタシー。陽気なプーさんなんです。

 

港区の国際文化会館にも七代目小川治兵衛さんの庭があるそうなので、

 

機会があれば行ってみようと思った。

 

庭園散策面白かった!!

 

短い庭園でも、散策から終わった後は、けっこう長い距離を歩いた感覚があって、

 

いやはや、いい感じでした。

 

旧古河邸また来たいっす。


 

 

 

それから、ほくほくして、コーヒー油の謎を解きに。

 

きっと霜降り牛肉なら、その謎がとけるかも?

霜降り?しもふり商店街

霜降り?しもふり商店街

 

 

 

ではなく・・・

 

 

コーヒー屋。

 

「百塔珈琲」

百塔珈琲

百塔珈琲

 

LCF系のコーヒー店。

 

もう様々な雑誌に載っていて無茶苦茶有名なお店です。

 

飲んだのはグアテマラ。

 

サンタカタリーナ農園

 

苦味、甘味、酸味のバランスがちょうどいい。

 

それぞれが混然一体になっている感覚。

 

全部の味わいがどれも出すぎてなくいい感覚で調和しているなぁって感じ。

 

実力派って感じですよねぇ。

 

美味しかったです!!

 

 

いやーーしかし、コーヒー油はここにはなかったなぁ。

 

代わりに真空管アンプが置いてあってすごくかっこよかった。

 

いいなぁーー

 

もーーー悪酔いプーさん。クダまいちゃう。


 

 

 

もう駒込を脱出だ!!

 

 

消失点のある風景を写真に収め、

駒込駅からの光景

駒込駅からの光景

 

 

 

赤羽へ・・・

 

 

とうとう来た!!

 

コーヒー油。

噂のコーヒー油

噂のコーヒー油

 

 

これをラーメンに入れて食べる。

 

ここは金字塔というラーメン屋さん。

今日は塩ラーメンを注文。

 

ラーメンを注文すると、特定のメニューにはコーヒー油が付く。

 

これを味変アイテムとして使うのだ。

 

まずは普通にラーメンを食べる。

 

鳥とわかんないぐらいの臭みがないスープ。

 

だけど、しっかり乳化している油のコクがすごく、クリーミーだ。

 

チャーシューは、ブタのベーコン。なかなかのこだわり。

 

 

そして味変アイテム。

 

コーヒー油

 

 

ぐ。ぐぐぐ。

 

若干コーヒー油による香ばしさが追加された印象。

 

だけど、鶏がらクリーミースープの牽引力が半端ない。

 

くぅぅーーー。

 

 

美味しかった。

 

だけどコーヒーの力は僕が期待しすぎました。

 

正直何かが起こるか?!と思いましたが、そこまでではなかったです。

たしかに味はかわりますが・・・脳みそに来るレベルではなかったっす(笑)

 

 

ラーメンは美味しいです。

 

もう少しさっきの経験をもとに研究をしてみよう。

焙煎 塩 そば 

焙煎 塩 そば

 

 

もーーー悪酔いプーさん くだ巻いてポン!!!!


それから、赤羽から王子までブラブラ散歩。

 

 

紫陽花をみて、

アジサイのリズム

アジサイのリズム

 

 

謎のコケの壁を見て

こけの壁

こけの壁

 

 

飛鳥山へ登りました。

飛鳥山 

飛鳥山

 

 

今日は18000歩。

 

いい歩き!!!!

 

 

また明日から早起きして通常業務&練習を欠かさずに行おう。

 

コーヒー淹れるのが楽しいぜ!!

 

ラーメン&コーヒー油の研究もしたいと思います。

「ねるっこ」と「コーヒーの鬼がめでた石」の見物@荻窪 そして夜は船橋コーヒータウン化計画会議

面白いものが開発されたらしい。

 

それは「ねるっこ」

 

ねるっことは・・・

 

コーヒーラヴァーの方ならピンとくるかもしれない。

 

 

何となく、富士珈機から発売されている、「みるっこ」に似ていると思いませんか?

 

そうなんです。

 

ネーミングセンスがもう、ドンピシャ。

 

富士珈機から発売予定の道具。

 

ネルドリップをどなたでも簡単にできる道具です。

 

福岡の美美の森光さんと富士珈機と共同で開発したそう。

 

 

 

おいてある場所は、荻窪の「珈琲IKOMA」

 

荻窪のすずらん商店街の中央のわかりやすい場所。

 

 

いったら焙煎の匂いがプンプン。

 

 

店主の生駒さんは初対面ながら快く迎えて下さって、

 

すごく親切に説明してくださった。

生駒さんが説明してくれる

生駒さんが説明してくれる

 

はい。

 

これが「ネルっこ」です。

ネルっこ 滴下中

ネルっこ 滴下中

 

 

上部ステンレスの筒に穴があけられている。

 

ココにお湯を注ぐと点滴上のお湯がネルに注がれる仕組みだ。

詳しくいうと、この筒に開けられた穴の直径。

 

また円筒の底が段々になっており、ネル面からの距離が微妙に違う。

 

そういう工夫で、上手にネルに点滴ができるようになっている。

 

抽出量は240ccらしく、同時に2杯分できます。

 

 

豆は生駒さんがディスカバリーで焙煎したジアチマーナヨシマツ(ブラジル)

 

抽出しているときから、ブラジルとわかる香りがしている。

全面に落ちる。

全面に落ちる。

 

範田さんの指導を受けているらしく、焙煎の感じは教科書通りの感覚。

 

 

さて肝心の液体は?!

 

 

 

 

美味しいです。

 

酸味からの甘味と香ばしさ。

 

まろやかな旨味って感じです。

 

 

下手な人がネルドリップするより確かに綺麗に抽出されている。

 

いろいろ奇抜な道具が出てくる中、これは僕は良いと思います。

 

マジメな感じの道具でした。

 

 

この道具を見たときに思い出したのは、円錐ドリッパーでおなじみのコーノ式ドリップ。

 

コーノ式抽出は現在いろんな方法があるが、元祖抽出を素人が行うための道具といった位置づけ。

 

 

ネルっこと構造はほぼ同じで、プラスチックの円筒形の入れ物にお湯を注いでいく。

 

そうすると点滴状にお湯が自然に落ちてきて、あらーー素人にもコーノ式円錐ドリップの

 

真髄の味わいを出すことができる。

 

 

ここでは詳しく書かないが、それぞれの設計思想を比べると興味深いと思います。

 

 

 

もう少し手直しをしてから、正式に「ねるっこ」が発売されるそうです。

 

 

 

 

さて、IKOMAさんの店内にはコーヒーファンがよだれを流すものが置いてあり、

 

吉祥寺「もか」標氏がめでた石なるものが置かれていた。

珈琲ファン垂涎 鬼がめでた石

珈琲ファン垂涎 鬼がめでた石

 

僕も触ってコーヒーが美味しくなるようにと思う。

 

 

 

店内には大坊氏や、いなほ書房の星田氏、そして標婦人の写真までありとても興味深かった。

 

 

初対面なのに大変に親切にしていただいた、生駒氏に感謝です。


 

 

 

さて、ほくほくしてお店をでて、お散歩です。

 

 

すずらん通り商店街を抜けて、環八をわたり、しばらく行くと善福寺川にいきあたる。

 

 

そこをぶーーーらぶら。

 

こんな川の風景を見ながらゆるゆる歩いて、

善福寺川

善福寺川

 

 

偶然入ったペルシャ料理を売るカフェでラムの骨付き肉を食べる。

ラム骨肉 ライス添え

ラム骨肉 ライス添え

 

これがクリティカルヒット。

 

一緒についてきたラム肉を煮たスープをご飯にかけて食べるとこれが無茶苦茶旨いっす!!

 

シェフ曰く肉じゃがのようなものだと・・・うんわかるかも(笑)

 

 

 

それから西荻窪のどんぐり舎でほろ苦ブレンドを飲んだ。

どんぐり舎

どんぐり舎

 

名物のどんぐりクッキーも大変美味しかったです。

 

 

さらに、西荻窪を散歩。

 

 

大きな欅の木を見たり、

西荻窪名物 けやき

西荻窪名物 けやき

 

滑り台ですべったり。

ながーーーい滑り台

ながーーーい滑り台

 

 

とても楽しいゆるーーーい散歩であった

 

 

今日は13000歩。

 

まぁまぁ歩きました。

 


それから今日のブログの後半部分がサクサクしてるなとお思いの方・・・そのとおりです(笑)

 

夜は船橋コーヒータウン化計画という目標のもとに、

 

船橋コーヒーフェスティバルの打ち合わせ。

ちょっと帰宅が遅くなったのでサクサク後半を仕上げました。すみましぇん。

 

地域紙の編集長とコーヒー屋さん同士で話せてとても楽しい。

 

きっとそれぞれ、自分のコーヒー(店、主義)はこういうものだ!!というのがあるが、

 

皆で並列にそれぞれが、それぞれで輝くという感覚での会合のように僕は感じ、

 

とても良い雰囲気だと思った。

 

そんな中で、皆さんが自分のお気に入りのコーヒーを見つけられるような

 

コーヒーがたくさんある街になるといいと思いました。

 

船橋コーヒーフェスティバル。10月開催予定です。

 

 

自分のコーヒーの道をしっかり歩いて、コーヒータウンに貢献できればと思いました。

 

がんばりまーーっす!!

いつもの黄金コース ダフニ&ランブル

まずはダフニ

今日は先日の大阪の流れで、黄金コースのダフニからのランブルへ行ってきました。

 

ちょっと軽めのコーヒー屋巡りっす。

 

さっそくダフニ。

2016.5.16ダフニ

2016.5.16ダフニ

 

 

お昼休み時に重なり、近くの会社に勤める会社員もちらほら。

 

「ここのコーヒーは癖になる」と隣の席の会社員。

 

食後のコーヒー休憩に立ち寄ったのだろう。

 

 

コロンビアを注文。

 

 

うーーーーん。甘いっていう印象。

 

苦味に中の甘さがとてもいい感じ。

 

味わいの中では甘味が先に来る。

 

ほんわりとしていて、あとを引く感覚。

 

押しが強いかと聞かれるとそこまでではないが、

 

甘くほろ苦く美味しい印象。

 

びーーーっしり下支えがあるので、個性というか全体が柔らかくても

 

飲みごたえが十分あるようなコーヒー。

 

コーヒーに旨味という言葉を用いるなら、それが一番合いそうな感じ。

 

おいしーーーって感覚。

 

 

 

さらに次は

 

グアテマラ

 

こっちはやや軽めだがやっぱり甘い。

 

これは焼き芋の皮の甘さを薄めたような感覚。

 

グアテマラは僕にとっては焼き芋なんですけど、それがしっかりと表れている感じ。

 

美味しかったです。

 

さっきのコロンビアに比較するとより軽やか、かつ苦味と甘味の層がやや薄いが、旨味に切り替わるのが

 

早めに感じるような感じ。

 

もっとコロンビアだと、図太い感覚。

 

グアテマラでは軽やか、かつ甘味と苦みの質が違う。

 

旨味ももちろん感じるような感覚。

 

 

 

で、先日のなんちの話を桜井さんに話すとすごく嬉しそうに話を聞いていた。

 

また、襟立さんのお墓の話や、蘭館の鎌田氏の話などがでて今日も大変に勉強になりました。

 

 

 

これで、先日から続いた、大阪への聖地を巡る旅の輪がひとつ閉じたような気がしました。

 

ひとつコーヒーラヴァーの皆さんに今後話していけることが増えました。

 

こういう風に話を聞いたり、または自分自身が語ったりすることで、

 

日本のコーヒー店の息吹は引き継がれていくのだと思います。


 

それから、昔、チーズ専門のお店で働いていた時のそばにある天龍という餃子屋で

 

遅めの昼食を食べる。

 

たまたま天龍をでたところが、僕が昔勤めていたことのあるチーズ屋さんの真裏。

 

今はそのチーズ店はないけど、懐かしくなり写真を撮った。

今はなきチーズ店の裏

今はなきチーズ店の裏

 

 

なつかしーーーー!!

 

よくこのそばのドトールで社長がコーヒーを買ってきてくれて、

 

お店で勤務しているスタッフにご馳走をしてくれたのを覚えています。


 

 

それからランブル。

2016.5.16ランブル

2016.5.16ランブル

 

 

今日は4時前に行ったので、なんだか大盛況!!

 

 

むがーーって感じです。

 

カウンターの一番奥のタバコを吸って、数字のパズルをやっている紳士の隣へ。

 

 

まずは、メキシコ 76年 をデミタスで。

 

 

 

ぐほーーーー

 

やっぱりイイ!!

 

きますねぇーーーキテマスキテマス。

 

最近違う毛色のコーヒーばっかり飲んでいたので、体の失われたピースがしっかりはまる感じ。

 

2月ぶりに来たので3か月ぶりになってしまった。

 

メキシコは酸味がちのオールドです。

 

黒いパン酸味のきいたパンの酸っぱさにそっくり。

 

不思議だ。

冷めてくると、さらに、かなり微妙に昆布っぽさが少し出てくるがかなり微量だ。

 

エチオピアの古いやつにはあまり感じない感じ。

 

おおざっぱにいうと、

 

エチオピアの古いものだと、もっとパンの酸味よりから、複雑な枯草感になる。

 

ブラジルの古いものもやっぱり、パンの酸味系からの複雑枯草感。

 

以前ランブルで飲んだ、コロンビアの54年には海系の味わいがあるので不思議だ。

 

イエメンモカの古いものは海系になるような感覚。

 

まだ、どの国のコーヒーがどういう道筋でオールドに変容するかは、頭の地図ができていない。

 

 

どかーーーって外国の人が押しかけてくるので、うまく2杯ありつけるか?!ってタイミング。

 

 

さらにブレンドのデミタス。

 

うーーーさわやか!!

 

デミタスだと完全に酸味より。

これは後味の感じを飲む感じ。

飲み下した後口のカラメルのような甘い残り味が独特。

飲み下した後の形を見てほしい!!

 

うーーさわやかと言っていので、

隣で、抽出風景を撮影しているアジア系の外国の方の動画の音声に完全に録音されたと思う。

 

うーーー爽やか。いいっすねぇーと(笑)

 

 

どしどし海外の方が押し寄せてくるので、

 

僕もここは定期的にしっかりとランブルへ通いをしたいなと思った。

 

ランブルのデミタスを飲んでうなりまくり、海外の人たちに日本のコーヒーの中枢はこんな感じだと

 

微力も微力だがアピールしたいと思う。

きっとそういうことがコーヒーを守るだろうから。

 

コーヒー好きがみんなでデミタス飲んでうなっていたら、海外の人達ももっと日本のコーヒーの

 

深い理解を促すのじゃないか?

 

たしかに観光客はフジヤマ、ゲイシャ、ニンジャーーの世界だろうけど・・・

 

それでも、日本の中心的な観光地の銀座にあるので、やっぱり時代とともに変化するって

 

いうことはあるだろうし、そういうことも受け入れていてもランブルはランブルだろうし。

 

 

 

まぁ何はともあれああいうたくさんのお客さんを、鮮やかな仕事で次次とこなし、

 

ドシドシとコーヒーができていく様を見るのはうわーーーすげぇーーーって感じでした。

 

鮮やかだった。

 

そういう仕事はとても緊張感があり、とても良かった。

 

 

 

 

船橋に戻り、夕方になって少し雲が取れてきた。

 

西武の屋上へ登って雲を見る。

西武の屋上 飛行機雲

西武の屋上 飛行機雲

 

 

なかなか爽やかな5月の青空。気持ちが良い。

 

 

 

さらに船橋の風景ももう一枚切り取っておく。

船橋の光景 船橋北口

船橋の光景 船橋北口

 

 

きょうはまぁまぁ歩いて13000歩。

 

先日からの大阪の聖地へ廻った旅の区切りがつきました。

 

西の襟立。東の関口。

 

いろいろなコーヒーが乱立する日本。

 

今後のコーヒー界はどうなっていくのだろう・・・

 

長く長く見つめていきたいと思います。

 

その為にも自分のコーヒーは常に研究していかねばならない!!

大阪の聖地へ・・・その後京都を見物②

大阪を後にして、そして京都へ向かいます。

 

京都での大きな目的は、以前お客様に教えていただいた、パティスリータンドレス

タンドレス

タンドレス

 

HPを詳しく見ていただきたいが、週のうち3日しか営業していない。

 

そしてケーキは交響楽。

 

 

こんなうたい文句なら絶対行きたいとおもう。

 

 

 

京都駅からバスに揺られて50分くらい。

 

 

落ち着いたところにあった。

 

 

大雨のせいか、3時ころでもなんとかケーキにありつくことができた。

 

何種類かのケーキを頂く。

チョコのケーキ

チョコのケーキ

 

とても感動した。

 

オーヴォンビュータンのような押しの強い折重なった構築感の味わいと勝手に想像したが、

 

それを期待するとそれは裏切られる。

 

タンドレスのものは、鮮やかな色彩が広がる感覚。

杏のケーキ

杏のケーキ

 

 

すごく俗っぽくいうと、京都のすまし汁。

 

穏やかなんだけど、ぱぁぁぁぁあーーーーって出汁が香って、ふんわり味わいって感じ。

すまし汁だけどもハーモニー!!

 

それがすごく鮮やかで印象に残る。

 

 

層になったケーキでも、ベースの香りがしっかりとあってそれが広がっていく感じ。

 

味わいが次次と展開するよりも、鮮やかな香りが広がって変わっていく感覚。

 

勿論ケーキによっては、上のソースの具合。スポンジの感じなんかで、

 

いろいろと感覚は違うが、日本刀ですぱーーーーって切られたかのよう。 自分は切られたことないけど。

 

そんな印象でした。

魂が豊かになる。


 

それから、だいぶ時間がおしていたが雨降る中、下鴨神社へ。

 

 

参道に沿ってある糺の森。

糺の森

糺の森

 

ウィキペディアによると、原生林ではあるが、

 

1934年その翌年の水害で、植生回復の為植林されたもりのようです。

 

明治神宮のような、ゼロから創られた森というよりも、

 

原始林をベースに植生して管理された森といった様相か・・・

 

雨の印象もあるが、とてもしっとりとした森。

 

そしてよく管理されているなぁという印象。

 

小川も脇に流れていてまた趣がある。

 

京都の森というのはこんな感じなのかなぁと感じました。

大木

大木

 

 

 

そして大雨だったので、宿へと向かいました。

 

旅費を節約するために、夜はゲストハウスにお泊り。

 

少し休んでから、ゲストハウス近くのカフェで食事をして、銭湯である船岡温泉へ行きました。

 

銭湯を改装したカフェ。

宿近くのカフェ

宿近くのカフェ

 

昔ながらの銭湯。

船岡温泉

船岡温泉

 

とてもよかったです。


そして2日目である今日は京都のコーヒー店へ。

 

その前に、宿の近くにあった神社へ散歩。

 

船岡山という小高い丘になっており、朝食前の腹ごなしにちょうどよい。

船岡山

船岡山

 

緑がとてもきれいであった。

船岡山

船岡山

 


 

そして、下鴨神社からの上鴨神社。

 

こちらは鬱蒼としているというより、カラッと明るい印象。

 

参道が森でなく明るく開かれたせいかもしれない。

 

お参りして初めて知ったのだが、ここは雷を祀る神社とのこと。

 

珍しいなぁと思いながら、お参りしました。

 

 

そして境内をブラブラしていると、渉渓園と呼ばれる一種の庭がある。

苔や小川の流れる小庭

苔や小川の流れる小庭

 

なんんとなくそこに引き付けられて行ってみる。

 

なかなか見事な大木がありました。

見事な神木

見事な神木

 

 

 


それから、コーヒー店。

 

「王田珈琲」

 

11時に開店。

 

大体ピッタリに行ったけど、お店に人の気配がしない・・・

 

およよ。

 

ネット上では情報を調べたのに・・・

 

まぁしょうがないです。

王田珈琲

王田珈琲

 

次は

 

「直珈琲」

直珈琲

直珈琲

 

ここも開店とほぼ同時に入店。

 

エチオピア を飲みました。

 

ペーパードリップの抽出。

 

酸味系の軽やかな味わいで飲みやすかった。

 

 

さらに

 

「六曜社」

六曜社

六曜社

 

 

ブレンドとチーズトースト

 

 

普通に美味しイイ!!

 

古い純喫茶やなぁと感じました。


 

 

なんだか、まっだまだ脳みそに来ません。

 

うーーーむ。

 

それでも帰りの新幹線の時刻が迫っている。

 

諦めきれないので、すこしぶらぶら。

 

店には入らなかったけど、先斗町界隈をぶらつく。

 

なんだかすごく京都っぽかった。

 

 

そして、バスに乗って京都駅に戻ってきました。

 

最後に京都っぽいものをと、駅ナカの抹茶を飲めるお店へ・・・

 

期待しないで、抹茶の濃茶をデミタス代わりに飲みます。

 

実は生まれて初めて抹茶の濃茶を頂いたのですが、

 

これが思いのほかものすごく良かったです。

抹茶 濃茶

抹茶 濃茶

 

わりとキテマス!!

 

甘味と、グルタミン系っぽいような旨味がばしーーーー!!

 

どろろーーーーって感じ。

 

すばらしい!!

 

町田康風にいうなら、茶の倫理。茶倫です。

 

チャリンやわぁーーー全く。

 

こんな駅ナカでこんなにすごいお抹茶を飲めるなんて!!!!

 

 

最後にして、京都の茶の懐が計り知れない。

 

なんとなく、コーヒーが不発気味に終わったが、最後の最後にちてこんな駅ナカで

 

茶倫を知る。

 

 

 

これでこれなので、もしかしたら、京都で濃茶だったら心象世界へ行けるかもしれない。

 

次回来ることがあれば、茶を通して京都の計り知れなさを感じることができるかもしれない。

 

京都ではコーヒーは不発なのか!?

 

それも今後の課題となりました。

 

 

9日 18000歩

 

10日 17000歩

 

 

なかなか歩いた一日でした。

 

コーヒーの源流へいき日本のコーヒーの重心の空気を感じることができて大変実りのあるたびになった。

 

最高です!!

 

あと茶の倫理も勉強しました(笑)

 

大阪の聖地へ!!①

過去はつぎからつぎへと流れ出す事件のまぎれもない連鎖によって現在と結ばれている

 (※チェーホフ 神学生より)

 

 

 

 

今日は遠征してきました。

 

コーヒーの世界の聖地を訪ねる旅。

 

日本の自家焙煎コーヒー店の草創期。

 

東の関口。西の襟立。

 

言わずと知れたカフェ・ド・ランブル

 

関口氏は入り口の椅子に座って姿を見ることができる。

 

 

かたや西の襟立氏。

 

吉祥寺 もか の標氏の師匠と言える存在の方。

 

先日、再発売された標氏の「苦味礼賛」や、嶋中氏の「コーヒーに憑かれた男たち」、

 

「コーヒーの鬼がゆく」にそのエピソードが載っている。

<もう帰ろう。それでコーヒーの味をわかろうなどということはあきらめよう・・・中略

おいしいコーヒーなんてひとつもないじゃないか。>

 

そう思いながら歩いていたとき、ふっと目に止まった小さな店

新歌舞伎座の横に入った路地にある、古ぼけた「なんち」というコーヒー店が目に入った。 

(※苦味礼賛より)

 

標氏が見つけたのは、大阪の新歌舞伎座の横手にあったとされる「なんち」というお店。

 

 

 

導かれるように標氏が見つけた襟立氏のやっていた「なんち」。

 

 

現在、何もないのはわかっているが、どうしてもそこを訪れたい。

 

そんな思いが強くなり、ある人に聞いてみた。

 

そしたら、別の方が詳しく知っているということで手紙を出したのだ。

 

しばらく待っていたら、丁寧な地図入りの手紙が戻ってきた。

 

本当にありがたいことだ。

 

本当にありがとうございます。

 

 

そんなわけで、ピンポイントで、日本のコーヒーの源流に近い部分にある場所を

今回訪れることができた。いわゆるコーヒー界の伝説の場所(笑)

 

 

場所は。なんば。

 

随分昔。学生時代に、友達と遊びに来たことがある。

 

また、今回はコーヒーを携えてくることになるとは、全く思っていなかった。

 

 

新歌舞伎座の横手にあったとされる、「なんち」のあった場所はすぐに見つかった。

 

ここかぁーーという感じ。

 

 

標氏が最後に諦めかけて、フッと入った店。

 

歌舞伎座の横手

歌舞伎座の横手

 

 

 

ココだったのか!!

 

じわじわと感動した。

 

そして、コーヒー豆にも見せてあげました。

 

なんてことのない場所だったけど、激しく感動しました。

伝説の地はこのあたり。

伝説の地はこのあたり。

 

 

 

 

さらに!!

送って下さった地図には襟立氏がやっていた別の屋号の店。

 

「リヒト」の場所も載っていた。 (後年息子氏が北海道に同名の※リヒトをオープンさせるがそれとは別。※つい最近閉店した)

 

 

 

そして地図に載っている場所を探して、千日前のあたりをうろうろ。

うろうろ探す

うろうろ探す

 

なんばグランド花月をうろうろ。

 

現在の建物とちょっと違っていて、少し苦戦。

 

 

 

大雨のなかうろうろして、なんとか見つける。

 

手紙によると、ここに5、6坪の店を構えて、店の外の石畳の上で焙煎機を置いて豆を焼いていたらしい。

おそらく リヒトのあった場所

おそらく リヒトのあった場所

 

 

ここだったのか!!

 

とちょっとうるんでしまいました。

 

すごく感動。

記念撮影

記念撮影

 

 

 

おおげさに思うかもしれないけど、

 

エチオピアやイエメンから始まり、日本のコーヒーの先人達に引き継がれてきた、

 

歴史の鎖の一端に触れた気がして、激しく感動しました。


 

 

 

 

無事に今回の旅の大きな目的を果たしたので、精進落とし。

 

 

ダフニの桜井さんがたこ焼きの話をするので、たこ焼きを食べました。

「わなか。千日前店」

たこ焼き

たこ焼き

 

 

とても有名なお店みたいです。

 

大雨の平日の朝早い時間。

 

すぐに食べることができました。

 

 

じんわり美味しいっす。

 

ぜんぜんくどくない。

 

で、粉に火がしっかり入りつつ、出汁の旨味と一体感があるトロっとした中身。

 

外側は確かにカリッと焼きが入ってコーティングされている。

 

 

あっという間に平らげる。

 

普通のお店で食べると、もっとグサッとくる感じがある。

 

よくいう表現だが、あっさりしつつしっかりとたこ焼きで、何個でも行けそうな感じになる。

 

そんな美味しさがありました。

 

たこ焼きありがとう!!


 

 

 

 

それから、手紙をくれた方へのお礼として、なんばCITYのお店に伺った。

 

蘭館珈琲ハウス

蘭館珈琲ハウス

 

もちろんその本人はいらっしゃらないのだけど、念を込めてありがたくコーヒーを頂戴した。

 

飲んだものはモカマタリ。

 

軽いながらも、モカの気配があるようなコーヒーだった。

 

豆も100g購入。あとで自分の道具で、濃く淹れてみようと思った。

 

店長の明るくいい感じの接客にすごく好感がもてた。


そしてそして、

 

機屋で行っている、手網焙煎品評会を通じて知ったコーヒー屋さん。

 

その人がお店をつい最近オープンしいたとネットで知ったので訪れる。

 

「井尻珈琲焙煎所」

 

大阪でもDEEPな大正というスポット。

 

何となく、飲み屋街な感じ。

 

関東の京成でいったら、立石とか高砂とかあのあたりか?

 

 

自己紹介をしながら入っていくと、井尻さんはすごく暖かく迎えて下さった。

 

ありがたい。

 

飲んだのはエチオピア モカ

 

おぃぃぃ!!!

 

美味しい!!

 

僕のイメージしていたものよりは浅いが、深煎りのコーヒーに分類されるだろう。

 

 

苦味にカヴァされた酸味。

 

重低音のように酸味が響く。

 

その上で奏でている苦味。

 

酸味に引き連れられている、ナチュラルかなぁ?違っていたら修行不足!!の

 

そんな香り。

 

しっかりと焦点が合っているコーヒーであった。

 

ネルとポットをみて、おぉーーーいいわぁーとすごく嬉しくなってしまう。

 

 

お店の内装も、昔、喫茶店だったところをとてもきれいにリフォームしたそうで、

 

いきなりしっくり落ち着く。

 

店内にしつらえられた本棚に、ちょい本のセレクトチョップが・・・

 

少ない本でキテイルせんす。って感じ。

 

 

楽しく談笑させていただき、すごく良かった。

井尻珈琲焙煎所

井尻珈琲焙煎所

 

それからそれから・・・京都へむかいました。

 

続きは次の更新で。