清澄白河コーヒーゾーン(オールプレス エスプレッソ)&OMOTESANDOU KOFFEE そして三番瀬の光

今日は、清澄白河のブルーボトルが上陸する付近に集まっているコーヒー店へ行ってきました。

たまたま先日、喫茶いずみに来てくれたコーヒーラヴァーのM君と散策してきました。

今日行ったのはこの店。

「オールプレスエスプレッソ」

オールプレス

オールプレス

M君が以前オーストラリアにワーキングホリデーでいたことがあり、懐かしいのもあって絶対行きたかった。

と決めていた店らしいです。

だいぶ以前にこのお店のことは別のコーヒーラヴァー達にも聞いていたのですが、まだ訪れていなかった。

エスプレッソを注文。

エスプレッソ

エスプレッソ

おぉー酸味とほろ苦さがバランスとれている感覚。

わりと飲みやすいタイプのもの。

刺激的な要素はなく美味しいなぁって思うものだ。

スターバックスコーヒーが日本に上陸して、いわゆるシアトル系と呼ばれるエスプレッソを出すお店が 流行していた時期は

「エスプレッソ=苦い」が当たり前だったが、現在はエスプレッソの味わいの構成要素に 酸味も入っている。

そしてどうやら最近の流れとして飲みやすく、苦味と酸味のバランスが整っているものになってきているのではないかなぁ。

そういう意味で多様に進化しつつあるのではないかなと思った。

それから、ロングブラック(エスプレッソをお湯でわるもの)も注文。

これは、ダブルのエスプレッソと別に割る用のお湯が一緒に提供されるというもの。

エスプレッソを楽しんで、お湯で割ってと二度楽しめてお得だった。

それから、「ARISE COFFEE(アライズコーヒー)」へ行こうとしたが定休日。

残念。

せっかくなんでクリームクロップの店の前へ・・・

クリームクロップ 焙煎所

クリームクロップ 焙煎所

おなじみの犬の模様です。

まだ朝が早いのでやってませんでした。(10時すぎ)

それからブルーボトルの予定地へ行こうとしたが、M君の仕事があるので、あえなく断念して 朝の清澄白河散策を終える。

なかなか楽しかった。

M君とわかれた後、更に表参道まで移動して、

先週に引き続き、「OMOTESANDOU KOFFEE(表参道コーヒー)」へ・・・

表参道コーヒー

表参道コーヒー

いったら混んで混んで行列している。

外国のお客さんが多い。

行列しながら、皆さん思い思いの写真を撮っている。

先週に引き続いて今日も来たのは、「エスプレッソのリストレットはこういう風にしてください」と言うと

リクエストに答えてくれると、聞いたからなんです。

そういうお客さんのリクエストに応じて抽出を変化させられるお店ってすごいと思います。

行列していたのでドキドキしながらリクエストを伝える。

「先週来て酸味と苦みのバランスが良くて驚きました。今日はなんか明るい感じにしてください!!」

って伝えたら、お店の人が、すごく嬉しそうに笑っていたのが印象的だった。

 

それに、無茶苦茶忙しいのにもかかわらず、すごく接客が丁寧で情熱にあふれている。

見ていてすごく刺激になりました。

僕も頑張ろう。

 

で、出てきたエスプレッソ リストレット。

明るい感じにして!!って言ったら、パナマがあるのでそれを少し混ぜたと言ってました。

いやーーー良い!!!!

なんか、艶やかな酸味。

ほんと躍動感があるとはコレのことだなぁと思う。

ただ、酸っぱいって感じではない。

でも刺激的っていう感じでもない。

飲みやすく印象が薄いという感じでもない。

 

確かに・・・・・・

いやー情報通りであった。すごいっす。

じっくりカウンターの隅っこで味わって幸福な気持ちで店を後にする。

いやぁー良かった。

 

 

そして、今日はまだまだ時間があったので、ずいぶん前から通るたびに気になっていた面白スポットへ・・・

「宇宙かふぇ」

宇宙かふぇ

宇宙かふぇ

場所は表参道ヒルズの裏あたり。

この辺よくとおっていて、前々から気になっていたところ。

先週も来たけど、先週は時間がなく。

しばらく前に探偵ごっこした時には何となく勇気がなくて入れなかった。

 

今日はさっきのエスプレッソの幸福感もあって、いける!!!って感じだったので入ってみた。

いやぁ、ここはまた違う意味で僕好きです。

店はキャンピングカーをどうやら改造したもの。

宇宙をモチーフにしたものいっぱい。

センスいいなぁーって思ったのが、

かなり昔の10インチぐらいのアップルのモニターが2個ごろんとインテリア代わりに転がしてあったとこ。

うーーーむ。なんかグッとくる。

30分くらいぼんやりと座って空間を楽しんだ。

個人的にはこういうゆるい店大好きなんだなぁー

ゆっくりいて、集う人たちのウォッチングしたら楽しいかもなぁー

 

 

 

そして、なんか船橋に戻ったらまだ早かったので、三番瀬(海)へ行こうと思い立った。

海を見るの大好きです。

行ったらなんだかいつもと様子が違う。

カメラ持っている人がわんさか。

そばにいたオジサンに聞いてみたら、今日はダイヤモンド富士の日らしい。

(ダイヤモンド富士とは、富士山と日没時の太陽が重なる現象のこと)

なんか軽いお祭りの雰囲気で嬉しくなった。

そういうことは関係なく。日没時の海岸というのはいいもので、

光の芸術を楽しめる。

三番瀬 雲 ゆるやか

三番瀬 雲 ゆるやか

 

今日はどうも雲が微妙にかぶっていて綺麗には撮れなかったが、こんな感じ。

ダイヤモンド富士 1

ダイヤモンド富士 1

はい。

ダイヤモンド富士2

ダイヤモンド富士2

 

望遠レンズがあればもっと違うのだろう。

 

 

ダイヤモンド富士が撮れなくても、一瞬一瞬移り変わっていく景色は格別で、

三番瀬 日暮れ

三番瀬 日暮れ

あーいいわぁ。

茫洋と三番瀬

茫洋と三番瀬

 

日が暮れた余韻が残る。

光の余韻が残る 三番瀬

光の余韻が残る 三番瀬

 

 

いやーー今日も楽しかった。

夕焼け 三番瀬

夕焼け 三番瀬

21000歩。

なかなか歩いたなぁ。

明日からもコーヒーづくり頑張ろう!!!!

 

 

古巣へいってチューリッヒ美術館展へ、それから表参道コーヒーのんで夜景を撮った。(OMOTESAND0U KOFFEE)

秋と言ったら食欲の秋ですか?

まぁそうですよね。

秋は芸術の秋でもあります。

 

先週に引き続いて、今日も美術館へ行ってきました。

 

 

でも、

 

 

でも、

 

その前に今日は僕が仕えていたT社長のところへ顔を出しに行った。

 

 

それは喫茶いずみをオープンさせる前・・・

2005年の5月から2009年の12月まで勤めていた飯田橋にある会社。

小さなところで、このようなマンションの一部屋でやっている。

2009事務所でふざける僕

2009事務所でふざける僕

 

あの頃と同じように7時46分の総武線各駅に乗って船橋から飯田橋まで1時間弱。

船橋通勤電車

船橋通勤電車

 

久々の通勤電車の空気を味わう。

あのころは通勤電車で、夏目漱石やトルストイ、チェーホフとかよしもとばななとか色々と読んだ。

往復で2時間ぐらいが、貴重な読書の時間であった。

コーヒー店をやるのを決めていたので、変なゴリゴリのビジネス本よりもそういう本がきっと役に立つと思って。

 

 

会社の仕事は理不尽な要求や自分のミスによる悩みだとか、いやぁーやっぱり自分のやる感じではないなぁと

始終、違和感を感じながら仕事をしていたが、でもやってみると結構自分に合っている会社で、

慣れてくると自分でも意外だが楽しかった。

それに、社長も本当に情が厚く、いまでもこうして目にかけてくれるほどです。

でもやっぱりコーヒー屋になりたいから勤められたっていう気持ちが強いかなぁー

 

今日こうして通勤電車に久々にのってそういうことを思い出した。

そして、通勤電車に乗っている人達をみて、今ではもうこの人達とは違ってしまったんだ。

今の僕はこの人たちを癒す方なんだよなぁって思いました。

なんだか真面目なトーーーンですが、まぁ秋風はそうしたものも運んでくるのでしょう。(半ば強制的?)

 

 

それで、T社長はいったら大喜び!!!

興奮状態っす。

持参したコーヒーを2人で飲んで大喜び。

昔からピーナッツ好きの社長は、僕の焼いたアーモンドを旨いといって喜んで食べていた。

 

会社の現状や今やっていることを話してくれた。

またY島で進んでいる観光プロジェクトのことなども見せてもらった。

といっても全然僕自身は関係ないけど、やっぱり話がしたいんだろうなぁー

手土産までいただいてありがたい限りっす。

ご飯が食べたいようなそぶりをしてましたが、今日は予定が満載なんで、心を鬼にして事務所から出る。

オヤジの郷愁に弱いのです。ホント。

ごめんなさいT社長。またご飯しますです。

 

 

はい!!!!!!

そして来ました。

来ました。

国立新美術館

国立新美術館

「国立新美術館」

今日はいただいたチケットで、チューリッヒ美術館展を見に行きました。

いやーかなり見ごたえのあるものでした。

画家ごとに4、5点ぐらい展示してあって、けっこう見ごたえのある感じ。

画家ごとに作品の印象が違うので、かーーーーなりの脳トレになりました。

例えるなら、ラジオのチューニング。

ひとりの画家の展覧会だと一つの周波数に合わせればよいけど、

今回はその画家ごとに同調させなければいけないのでかーーーなり疲れました。

ひとりで美術館へ行くときはだいたい2週するけど、今日は2週目はホントにさらっとしか見なかった。

なんか脳疲れたって感じがわかるほど・・・

 

さて、僕が脳みそに来たのは4つといいたいところだけど5つです。

・モネ       「睡蓮の池、夕暮れ」

・ホドラー     「朝方の峰」

・ムンク      「冬の夜」

・ピカソ      「大きな裸婦」

・カンディンスキー 「黒い色班」

衝撃的だったのはカンディンスキーの「黒い色班」だったなぁ。

モネはなんだか感じを知っていたが、カンディンスキーは初めて見ました。

それぞれの感想は、

 

「モネ 睡蓮の池、夕暮れ」

モネ 睡蓮の池 夕暮れ

モネ 睡蓮の池 夕暮れ

 

 

これは晩年の作品でもう視力が弱くなっても光をとらえて描いたとされているもの。

これはもう完璧に来ますねぇ。脳に。

かなり話しかけてきます。

のっけからこれでかなりパワァを使う。

あー「積み藁」の絵も良かったし、「国会議事堂、日没」もやっぱり好き。

モネは大好きです。

 

 

それから、ゴッホやセザンヌの有名なやつもあったけどさらっと見て。

今日まで知らない画家「ホドラー」

なんか好きです。

わかりやすい。

遠方からの歌とかも良かった。画面に青いドレスの女性が描かれているのだが・・・(ここ参照)

でもこれが好きです。

「朝方の峰」

 

朝方の峰

朝方の峰

 

 

 

山がむっくり出てくる感じ。

話しかけるというか、むっくり立ち上がって来るリアリティーが画面を見ているとある。

むぅーーーくり。峰が立ち上がって。

これ好きです。

 

それから、何はともあれムンク。

いやーーー。

「冬の夜」(画像はこちらを参照にしてください)

 

ぬぅぅらーーーって感じ。

インクとかでまとわりつくように脳みそに話しかけてくる。

完全に独自の磁場を発生させてくる。

これは完璧に来ますねぇ。

ぬぅぅぅらーーーー。って。

この感じが体に入ってくる感覚。

ムンクの叫びも好きですけど、これやべぇ。

他の絵もあったけどコレすごく好き。

 

 

 

そしてそして、ピカソ。

「大きな裸婦」(ここ参照)

これは案外単純だろ・・・っていう感じに思うが、絵の密度がすごく重い。

特に画面左上の少し暗いところがなんかすげぇ。

そこに見とれていると、何となく大きな裸婦も存在感が強くなってきて・・・

一瞬バカっぽい感じに見えるが、脳内が同調し始めるとなんていうかよくわかんないけどコレすんごいですわぁ。

 

 

そして最後に、カンディンスキー。

「黒い色班」

 

黒い色班

黒い色班

 

 

これは衝撃的だった!!!!!!

きたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!

まずこの絵を見て笑った。

というかニヤニヤしてしまう。

たぶん傍目にみたら完全に変な人です。まぁ変な人なんでいいですけど。

ほんとにすごいと笑っちゃうクセがあるかもです。

でも、こういう絵に笑いの感覚があるっていうのはホントにすごいことだと僕は思う。

いやぁでも、それぞれの抽象的な図形がいろいろお話してきて完璧。

しかもちょっと楽しげ感があって、なんだよコイツらすげぇ楽しそうにやってんなぁー

 

僕もまぜてよぉーーって感じ。

俗っぽい例えをすると、オタクたちがオタク話で盛り上がってすごく楽しい空気感に包まれているそんな感じ。

いやぁこれいいなぁ。

すごく動きがあって。

こんな抽象的なものがここまで脳みそに来るのはすげぇなぁー

 

 

かなり脳みそを使いました。

ほへぇーーーって感じ。

 

せっかく来たので建物内の写真も撮る。

設計は先日亡くなった黒川紀章のものだ。

やっぱり入り口入ってのこの柱の存在感がたっぷりっす。

円錐形の柱

円錐形の柱

 

 

ちょっと遠目に・・・

うねる壁面と柱

うねる壁面と柱

壁面の波のような壁もなんだかいいなぁ

 

それから、ロビーの光。

ロビーの光 人も構造物のよう

ロビーの光 人も構造物のよう

ちょうど、光が差し込んできて。

それだけでもいやぁ素敵。

もう一度、ドッシリ柱。

純粋に重そうな柱!!

純粋に重そうな柱!!

いやはや、最高でした。

脳みそへの栄養補給はもちろんコーヒー。

「OMOTESANDOU KOFFEE(表参道コーヒー)」

雰囲気だけ、表参道コーヒー

雰囲気だけ、表参道コーヒー

エスプレッソ リストレット(濃いめってことです)

いやー美味しかった。

わりと飲みやすい。

それでいてしっかりしていて、これより強いと刺激的ぃーーってなるかも。

一口目は酸味がしっかりあってかつ、良い苦味と香ばしさ。

次第に冷めていくにつれて、酸味が鮮やかになってきて、個性的な香りすら感じそう。

いいなぁ。

玉ねぎの皮をがーーーってむいていって最後に原石が出そうな感じ。(あー抽象的ですみません)

でも、酸味のあるエスプレッソが最近飲みやすいんだけど、独自の個性をお店ごとに創って行こうという

そういう動きのようなものを感じました。

酸っぱいエスプレッソではかーーーーーなり美味しかったっす。

 

 

 

それから、急いで船橋へ戻って、近所の集合住宅の集会所で能の講習会を聞く。

シニア世代に交じって、能の世界を知る。

 

そして、夕方は大幅に時間があったので、夜の船橋を撮影しに・・・

夏見台から船橋へ下っていくときの光景。

ここの電柱君が好きです。

おなじみ?の光景

おなじみ?の光景

なんだか、僕はあそこの木はすごく好きでいっつも気になる。

下る感じの夜景。手前の宿舎がいい暗さ。

夜景 船橋

夜景 船橋

この昼間の時とはまた違う印象。

昼間の夏見台から船橋

昼間の夏見台から船橋

 

こんどは怪獣っぽくとってみました。

 

怪獣のような木

怪獣のような木

 

 

最近開発の進んだイオンタウン。

よくありきたりだけど、ひとつひとつの窓に生活があるんだよなぁって感じる。

 

イオンタウン側

イオンタウン側

最後にもう一枚。

 

やっぱりこの木が好きです

やっぱりこの木が好きです

夜でも昼でもいつでも夏見の坂から船橋の街を見ていてくれるようで・・・

この木はずっとのこしててください。

夕方早めに船橋にいたので、写真を撮りたくなりました。

船橋大好きっす。

今日はあんまり歩かなくて11000歩。

 

脳みそ疲れました。

社長、絵画、珈琲、脳、夜景。

今日も充実してたなぁ。

早めにねよぉーーー。

鎌倉紀行(麻生三郎さんの絵を見に・・・灰色の海を堪能)

今日は鎌倉へ行ってきました。

昨年もちょうどこの時期に鎌倉へ行ってました。(この記事参照)

今日はなぜ鎌倉まで?!って。

それはもう決まってるでしょう。

コーヒー。

そう。

コーヒーにまつわることがあるから。

 

銀座のランブルに縁のある画家で麻生三郎さんという方がいらっしゃる。

2014.8.25ランブル

2014.8.25ランブル

何かで読んだか記憶が定かではないが、池袋モンパルナス(豊島区の長崎や椎名町とかあのへん)

で、たしかそこにランブルの関口一郎さんも出入りしており、そこで親交があったとかなかったとか・・・

そんな話を読んだような気がしたが、何の本かが定かではない。

実際にカフェ・ド・ランブルのボックス席側の一番奥の上の鴨井(通常の建物でいう)のあたりに

細長く小さい黒い画面の絵がさりげなく置かれている。

それは麻生三郎さんのものらしい。

 

実際に麻生三郎さんは暗めの油彩で描かれた人物像の絵なんかが有名らしい。

僕自身、油彩の抽象的なものがこのところ大変好きなんで、事前に調べた情報では

そういう油彩の絵が何点か展示されているらしい。

そういうツボにはまる作品がそして、コーヒーにまつわるものなんでこれを逃してはいけないと思って出かけてきました。
気合が入って、9時ころにはもう鎌倉駅に到着していた。

曇りで少し雨がぱらついている。

美術館の開館まで時間が有るので、

知り合いが奉仕している荏柄天神社へお参りしに行く。

荏柄天神社

荏柄天神社

菅原道真をお祭りしていて、学問に励む人や正直な人を助けてくれるところと聞きました。

僕はやっぱり、コーヒーの技術の上達を願いました。

 

境内にあった銀杏が素敵。

大きな銀杏

大きな銀杏

 

境内から望む景色。

何気ない境内からの鎌倉の景色

何気ない境内からの鎌倉の景色

きっとこの景色を奉仕の時も見ているのだろう。

なかなか良い神社を教えてもらった。

帰りに参道の入り口を守っている木をパシャリ。

入り口を護る木

入り口を護る木

 

 

そうしてそうして、そこから近い鎌倉宮もちょこっと見て(写真はありません)、

鶴岡八幡宮の近くにある神奈川県立美術館 別館へ・・・・

 

「麻生三郎の装幀・挿画展」

麻生三郎展

麻生三郎展

会場入ってすぐに大型の油彩が飾られている。

たしか4、5枚ほどあった。

噂通りの暗い感じ油彩。

良い感じの絵ではあったが、脳みそには来なかった。

うぐぅ。残念です。

結構期待していったのにぃ。

まぁ気を取り直して、ほかの挿絵も見る。

小ぶりの野間宏さんの本の挿絵がいくつか・・・・

水彩のペン画が多かった。

正直、油彩よりこちらの方が良かった。

図録一覧はなかったので、何だったかが失念したが、

野間さんの挿絵で、たしか「崩壊感覚」のものか・・・それのわしゃーーーーってしたペン画

がものすごく脳みそにきました。

完璧でした。

小ぶりながらも恐ろしい。

平野遼さんのペン画も先日見たが、そういう感じに近いといえば近いか・・・

わしゃわしゃしてました。

あれ いいわぁ・・・

1、2枚そういうのがあってよかった。

それと、機屋の関さんが好きな太宰治。

これの人間失格やヴィヨンの妻、東京八景の挿絵も・・・

人間失格の文章で彼が表現したものを自分の絵では表現できたとは思えない、

としながらも味わいのある絵が描かれていた。

関さんみたらどう思うかなぁ・・・

個人的には、東京八景の為に書かれていた挿絵が好きでした。

 

そして、この展覧会で来た絵はコレ。

帰りにポストカード買いました。

「隅田川 起重機」

ポストカード

ポストカード

 

ペン画なんですが本物見てると、動きがあるような感じ。

周りの空気の感じとかも伝わってくる。

なかなか良かったっす。

幸せな感じで美術館を後にする。

近くまで来たので、鶴岡八幡宮へもお参り。

鶴岡八幡

鶴岡八幡

 

境内の階段がいい感じ。

立ち入り禁止の階段 この先に何が・・・

立ち入り禁止の階段 この先に何が・・・

上から境内の砂利を見て。

鶴岡八幡 境内砂利

鶴岡八幡 境内砂利

人がいいリズムで存在している。

そして、脳みそ使ったのでコーヒー。

鎌倉でコーヒーと言ったら。

「cafe Bee」

cafe bee 十文字さんも

cafe bee 十文字さんも

モカとドゥ・フロマージュ(チーズケーキ)

融通の利きそうなお姉さんの店員だったので、

「モカはちょっと濃いめとかできますか?」

って聞いたら、32gまでなら任意でできますよみたいなことを言っていて、

(たぶん開店直後で混んでいないから融通を効かせてくれたのだと思う。)

その濃いめのモカとチーズケーキを頼む。

モカ。

匂いの予感がある。

かーーなり美味しい。

世界感は来なかったけど、濃いめだと美味しい。

飲みにくいとか、衝撃的なパンチがあるとかではないが、かなり美味しい部類。

それとチーズケーキがすこぶる良好。

あーーー幸せだなぁ。

 

 

だいたい用事が終わったのでお散歩へ・・・

鎌倉駅の聖地。

たらば書房。

あの?!たらば書房

あの?!たらば書房

 

そして、江ノ電へ乗って、長谷へ。

「長谷寺」

長谷寺

長谷寺

 

中学生の校外学習の自由行動でここへ来て以来大好きなんだが、

今日来て驚いたのは、長谷寺がテーマパークっぽく・・・

園内のいたるところに観光客向けに、きれーーーに整った庭があったり、

撮影を意識したスポット。

洞窟もあったりでそれなりに面白いですよ。

もう少しひなびたような記憶があったが、まぁしょうがないかなぁ。

何が好きかというと、ここは景色が良い!!

遠くの、鎌倉の山。

鎌倉ポッコリ山

鎌倉ポッコリ山

ポッコリ島のようです。

曇りであいにくだが悪くない由比ヶ浜。

弓なりに綺麗 由比ヶ浜

弓なりに綺麗 由比ヶ浜

弓なりの海岸がホントに綺麗。

それから、僕の好きな保坂和志さんの「季節の記憶」という鎌倉が舞台の小説がある。

ここらへんをクイちゃんは歩いたのかなぁとか思いながら・・・

江ノ電の長谷駅から極楽寺を抜けて、七里ヶ浜まで歩いた。

なんか山が迫るような路地。

山が迫るとこのカフェ

山が迫るとこのカフェ

こんなとこにもCAFEがあったけど、ここはパス。

それからグイグイ歩いていきます。

鎌倉名物「切通し」

切り通し

切り通し

いいっすねぇ。

雨でジトジトしているのもまた雰囲気がある。

森の暗さが目立つ

森の暗さが目立つ

 

森の暗さが目立つ。

 

そして、極楽寺駅からしばらく線路づたいに歩いて、海まで出ました。

じゃーーーーん!!!!

灰色の海

灰色の海

灰色だ。

なかなか素敵だ。

サーファーの頭がポコンポコン。

あたまポコポコ

あたまポコポコ

 

件の小説でよくクイちゃん達が散歩してた稲村ケ崎の崖のある公園。

稲村ケ崎の崖のある公園

稲村ケ崎の崖のある公園

 

あー灰色で黒めの砂浜といい具合だ。

水の流れと海

水の流れと海

 

しばらくこんな灰色の海を見ながら海岸の国道を歩く。

灰色の海

灰色の海

砂と波の具合が良い。

砂の模様と波

砂の模様と波

そしてもう一度江ノ電に乗って、「鵠沼」へ・・・

鵠沼

鵠沼

鵠沼って書道部を題材にした漫画「とめはねっ!」に出てきそうな名前だが・・・

 

湧水がある神社があると聞いたので、散歩がてらによってみた。

湧水のある神社

湧水のある神社

湧水、手ですくって飲んだけど、良かった。

それから、今度は江の島まで海岸伝いに歩く歩く歩く。

ぼやーーーっと見える江の島も悪くないです。

ぼやーーっと江の島

ぼやーーっと江の島

 

行きたいところへすべて行って、なかなか大満足な鎌倉小旅行であった。

今日はな、なんと29000歩。

いやはや久々の鎌倉紀行は楽しかったなぁ。

灰色の海もすごく良いっていうことがわかりました。

台風と遊ぶ日(八千代 cafeふくろう&羽田空港)

今日は台風な日。

台風・・・・無茶苦茶好きです。

実は血が沸き立つぐらい好きです。

死人とか甚大な被害は出てほしくないと心から思いますが、台風という自然の驚異好きです。

竜巻を遠くから見ていたい。とかそんな感じかなぁ。

だから、じっと台風を見ていたいです。

川の水や海は見に行くと自然の驚異にさらされてというかホントに恐ろしさがわかるので

それはしませんが、出来ればずっと見ていたい。

うちのお爺さんも家の窓から雨をながめ

「ふぉーーーすごい雨だ。すごい。もっとも。やまない雨はないだろうべ」

っていってました。

以前の旅行関係の会社にいた時も、実は率先して会社へ行ってました。

もちろん台風の対応はけっこう大変なんですが、そういうの好き。

意気揚々と出かけて行ったのを良く覚えてます。

社長が、前の日から泊まれよって言葉には遠慮させていただきましたけど(笑)

 

 

いやはや、こんな日は近場なんでしょうが、なかなか顔を出せなくて行かねばと思っていた

八千代台にある「自家焙煎珈琲cafeふくろう」へ・・・

なんでかとうと、

先週の初めに盛岡から「珈琲・うつわ わたなべ」の渡辺さんが喫茶いずみに来てくれた。

その時に八千代のふくろうさんの話が出て、あがぁーそろそろ行かねばなぁと・・・

ふくろうさんには他にも用事があったので・・・

そんなわけでここね。

「自家焙煎珈琲cafeふくろう」

cafeふくろう

cafeふくろう

 

コロンビア ミルキーセレクトを注文

美味しかったです。

けっこうマスターの黒澤さんのしゃべりがいい感じ。

というか、街の喫茶店としての、しゃべりの空気感がわりと良かった。

これはうちの店にも共通なんだなぁって共感した。

いろいろと業界の話をする。

ディカフェのコロンビアもたぶんサービスで飲ませてもらったが美味しかったです。

そして見に行ったのは焙煎機。

ありました。

井上製作所1k釜。

改造してあるので、バーナーがうちの釜よりも太い。

見た目は古いのですが、充分使用はOKだろう。

 

そして、もう一つ。

三洋産業の2k釜(直火タイプ)

これも改造してあり火力が強い。

バーナーに点火してもらったがパッと見でも無茶苦茶強い。

実際は最大火力の4分の1ぐらいで焼いている感じらしい。

 

いやー黒澤さんが親切でなかなか台風でも面白い時間を過ごさせてもらった。

気が付いたら1時間近くいたかなぁ・・・

 

そしてだ。

台風で早めに家路に着くのかというと、この台風大好きのイトウタクフミがそんなことしないのです。

台風も好きだけど、台風一過も大好きです。

すかーーーーっとした青空。

澄んでますよね。空気が。

世界がお掃除された感じが大好き。

今日は一番いい感じで台風一過を見れるところまで。

京成電車の八千代台にいるのでそのまま、羽田空港まで。

電車に乗って江戸川を超えるあたりでものすごく良い青空。

もう一刻でも早くつかねえかなぁーって血の気が騒ぐ。

大門から浜松町駅の東京モノレールに乗り換えるときは、ほぼダッシュ。

自分でもおかしくなってしまう。

 

別に急がなくてもいいのだろうが、この空気感がもう一刻も早く空港への気分。

羽田空港モノレールに乗るあたりから、うがぁぁぁぁーーーってなりましたねぇ。

はい。東京モノレール。

東京モノレール

東京モノレール

 

モノレールって1964年。

ちょうど近未来の時代の産物。

太陽の塔。(1970年)

ウルトラマン。(1966年)

新幹線0系。(1964年)

霞が関ビルディング(1968年)

っていうものを僕自身は連想します。

何となく時代が明るい未来を描いていた時代なんじゃないですかねぇ。

近未来モダニズム的(勝手に命名)な歩道橋。

モダニズム歩道橋

モダニズム歩道橋

 

 

で、東京モノレールって意外にスピードが出ていて、70kぐらいは速いときは出ている。

しかも意外にカァブやアップダウンもあるので、乗り物感覚としてとても楽しい。

 

東京湾の運河と青空がもう最高!!

運河と青空

運河と青空

 

何にもない整備場付近と青空。

無人の滑走場

無人の滑走場

くぅぅぅぅーーいい!!

 

台風一過を観察するには空港の展望デッキ以外に考えられない!!!!

というわけで、羽田空港第一ターミナル。

JALのほう。

ここはよーーーく前の会社の関係で来てました。

国内線は第一ターミナル(主にJAL)と第二ターミナル(主にANA)に分かれてますが、

展望デッキは僕は第一のほうが好きです。

なんせ、東京湾側、東京の都市部の方。富士山。横浜方面など、景色はこちらの方が一望できる。

管制塔。

新しい人と古い人

新しい人と古い人

 

富士山を望む。

富士山側を・・・

富士山側を・・・

残念ながら雲の中。

でも、雲の広がりがいい感じ。

もう一枚。

雲の広がりが良い

雲の広がりが良い

 

 

そして、移動して第二空港ターミナル(主にANA)

僕はここは建築が好き。

第一空港ターミナルは結構実用的な感じでデザインは特にこっていない。

こんな感じ。

第一空港ターミナルビル

第一空港ターミナルビル

 

まぁわかりやすいといえばわかりやすい。

第二は屋根の形が飛行機の羽をデザインして、また全体的に青っぽい。

建築を思う存分。

まずは、

天井の明かり採り。

いい透明感の屋根。羽の形

いい透明感の屋根。羽の形

これを見るだけで、気持ちが安らぐ。

 

そしてレストランなんかが入るモール部分の吹き抜け。

UFOの内部?モール吹き抜け

UFOの内部?モール吹き抜け

いいなぁこの感じ。

UFOの中・・・・ではないよなぁ・・・

UFO内????

UFO内????

 

でも、やっぱりUFOか・・・

↑この光景好きです。

宇宙港っていってもいいんじゃなかなぁ・・・

 

太陽光の採光。屋根の感じ。すべてが調和している。

いいわぁ。

あーいいわぁ。好き。第二空港ターミナル。

でねぇ。

ちょっとさっきのモール部分を見上げると、

なかなか憎い工夫の通路

なかなか憎い工夫の通路

吹き抜けに布状の絵が付いた大きなカーテンがかかっていて、

遠目に光を通してみると、これを作った人の意図が通じるぅ!!!って感じ。

一瞬僕は水中都市なんじゃないかなと思いました。

 

そしてもう一度、吹き抜け。

第二 吹き抜け!!!蒼くて綺麗

第二 吹き抜け!!!蒼くて綺麗

 

そしてもう一度オアシス感。

空港のオアシス!!!

空港のオアシス!!!

あーーいいわぁ第二ターミナルの建築。大好き。

 

ここの吹き抜けの感じも好きだなあ。

上から。

艦橋のような吹き抜け

艦橋のような吹き抜け

 

そして透かしてみて。

この感じもまたいいなぁー

この感じもまたいいなぁー

 

うーーーんあんまり透き通らない感じがなかなか素晴らしい。

 

そして展望デッキへ・・・

展望デッキ

展望デッキ

おぉーすごい人だかり。

こっちは東京湾がわを見渡せます。

青空が気持ち良い。

第二空港ターミナル展望デッキ

第二空港ターミナル展望デッキ

 

 

はい。こっちもね。

灰色の世界

灰色の世界

 

そして、なんか疲れたので休憩。

よくわかんないカフェでコーヒーを・・・

よくわかんないコーヒーを

よくわかんないコーヒーを

 

またモノレール乗って帰りました。

帰りのモノレール

帰りのモノレール

モノレールの車内で元気なハーフの男の子&お母さんとほっこり会話。

「飛行機とモノレール好き?」

「僕は両方好き」

・ ・ ・ ・ ・

「一番詳しいの何?」

「僕は飛行機。」

「お兄さんはぁ?」

「僕はコーヒー。コーヒーの神様に仕えてる」

「モノレールのあそこの線に電気流れてんのしってた?」

「・・・・しってるよっ!」

「え、じゃあ飛行機ってなんで飛ぶのか知ってる?」

「えーーと空気の力で飛ぶんでしょ?」

「違うね。風のスピードと速さだよ」

「あがぁーそうか・・・」

「えーじゃあサメはひれ何枚だ?」

「えーーっと。え さ、三枚ぐらい?」

「8枚だねぇ」

「え、じゃあレモンざめって知ってる?」

「・・・」

「死んだらレモンの匂いするんだよ」

って延々と浜松町に着くまで会話してました。

子供と張り合う子供大人っす・・・

あーーー面白い一日であった。

16000歩。

ゴム長で歩いたので足が大変疲れました。

あの子供面白いからまた会いたいなぁ・・・