今日のブログは長いから気をつけてください。
疲れを感じたら無理をせず休憩しましょう。それではどうぞ・・・
今日はゆっくり東京見物をしてきた。
まず久々に以前、勤めていた事務所へ顔をだして社長に挨拶をしてくる。
気合が入っていたので社長より早く事務所に到着。
しかたがないので事務所のマンションから、慣れ親しんだ風景を見る。
何の変哲もない飯田橋の交差点。
社長をまちながら下を見る。飯田橋交差点
社長にコーヒーを持ってきたので淹れてあげて話をする。
すると旅行関係の会社だったのに、会話のキーワード第一位を発表すると、
「乳酸菌!!」
?????。ん、ん。
乳酸菌はまったく旅行に関係ない。
まして僕が行ったのだからコーヒーの「コ」の字が出てきてもよさそうなものだが、社長のマシンガントークには「乳酸菌」。
新しい商売なのか?社長の・・・
どうもそうでないらしく、しきりに僕に豆乳とヨーグルトを混ぜて発酵させたものを摂取すると良いと薦めてくる。
社長に言わせるとスーパーで売られているヨーグルトの乳酸菌はいわゆる仮死状態にあり効果が少ないらしい。
そこで自分で発酵させた「生きた」乳酸菌を摂取すると健康なことこの上ないという。
さらに社長は米のとぎ汁を発酵させたものを風呂に入れて入浴して水虫が完治したという。
たしかに社長は僕が勤めていたときよりパワーアップしているようだ。
健康状態も以前よりよさそうに見えた。
以前は血圧が高すぎて事務所のソファーで寝ていたことがあったり(単に飲みすぎなのか?)、病院にもよく通っていた記憶がある。
たしかに乳酸菌がきいているのだろうと思われた。
そんなわけで社長の乳酸菌話を一時間聞いて事務所を後にした。
まぁ社長が元気そうで何よりだった。
それからサントリー美術館で催されている「大阪市立東洋陶磁美術館コレクション 悠久の光彩 東洋陶磁の美」展を見る。
展覧会ポスター
サントリー美術館は六本木ミッドタウンにある。
ミッドタウンへは初めて行った。
久々の都会感が存分に味わえる。
都会っぽいでしょ?このビル。
ビルが迫るように建つ ミッドタウン オサレだよ中身は
展覧会は写真に撮れないけど、素晴らしい内容のものだった。
展覧会をみて自分の好みがわかってきた。
どちらかというと、装飾が綺麗なものよりも素朴でそっけないものや、よりシンプルで釉薬の美しさを見せる作品が好きらしい。
時代的にはかなり昔のもののほうが好みのようだ。
かなり良い作品がそろっていたようで、ぜんぜん知識がない僕でも壷なら壷なりの曲線の緊張感で独特の存在感を訴えてくる。
それぞれがなにか独特の存在感やリアリティーをもっていていいなぁーと思った。
すっかり「美」の世界に魅了された僕は現世的な社長の乳酸菌の話をすっかり忘れて、よっしゃ散歩しようぜ。
ここからは写真でどしどしつづってイクよ。(時間がない人はこの辺で一休みしてまた後で読んでね)
まずミッドタウンを出て六本木ヒルズの方向へ歩く。
遠くに新宿の摩天楼を望む心霊スポットで有名?な六本木トンネルを凝視する。
いい!!
トンネル上にかすかに見える新宿の摩天楼
遠くに見える摩天楼とトンネルの暗闇感。
やっぱりココは観光スポットです。
そして六本木ヒルズを無視してテレビ朝日通を麻布方向へ・・・
コーヒーハンターとして有名な川島良彰氏がオーナーの「ミカフェート」で一杯1,200円のコーヒーを飲む。
ミカフェート ネームプレートだけ ごめんね
例によって店内の写真は恥ずかしいから撮れませんでした。
パナマのコトワ農園2009年産のものを飲む。
これはとても素晴らしい。カトゥーラの品種でも、流行のゲイシャ種を上回るフルーティーなコーヒー。
やっぱり時代の先端はこれなんだろうなと思う。
1200円の価値はあった。
そしてそこから僕の大好きな坂道ジャングル&外国人の嵐の中心部「ア・ザ・ブ」へ・・・
もうねぇ日本にいながら別世界ですよ。麻布はさ。
なんか非日常感が漂っている。
坂の立体感で風景がよくよく変化して、歩いている人が「フォローダウン」「ゴー ゴーアヘッド」なんか言ってってここはなんなの。サイバー都市なの?って感じぃ・・・
まず手始めに謎の小道へ入る。
なぞの小道 この場所知ってる?麻布だよ。
なんか麻布っぽくないでしょ?
それでうねうねして、坂を登るとこの絶景!!
この風景すきなのよねぇ
さいこー 素晴らしいです。僕は麻布はここが一番好き。
足元には昔からの古くて哀愁漂う一軒家がひしめく。そして見上げると六本木ヒルズ。人類を感じるよねここは。(やや意味がわからない)
本当は葉巻でも持っていたら一服したいところだ。
ここでコーヒー飲んだら美味いだろうなぁ、と思う。いつかやろ♪
一時間でもこの光景は眺めていられる。
いつだか撮った写真も載せておきます。
夕暮れ時のヒルズ 綺麗
少し光りだすヒルズはカッチョいい。
そしてフラフラ歩く。インターナショナルスクールの脇を通り、ここは日本ではないと実感して急に郷愁を覚えたので神社へお参り。
その神社の蔵。
巴紋の扉のある蔵
扉の巴紋が素敵。扉の質感もなんか良い。
神社の手洗い。
石の色合いの味と、満々とたたえた水が清潔。
石がくり貫かれているタイプのもの。
すがすがしい感じが出ていて、大きな神社ではないのにいい印象を与える。
それからまたフラフラ。今度は途中の建物に目を奪われる。
斜めに差し込む光が石造りの建物にいい影を与えていていい。
外国だよねぇココは。さっきまで日本を思っていたのに。
教会風建築
それで自然を満喫したくなり有栖川記念公園へと自然に足が向く。
あんな都会とは思えない緑。緑。緑
うっすらと獣道?とベンチの存在
小川。小川。小川。写真とってたら子供に不思議そうに見られる。
人工的すぎる小川 不自然すぎる小川だ
歩いているとポカポカして春が近いかなぁと思ったら梅がほころんでいる。
他の木はまだだったけど、この木は咲いていた。
梅が咲く。その下でお姉さんが睡眠してました
春の日差しの緑の葉っぱの影。きれいねぇ。
影と光のリズム 春の日差し
前近代的なスタイルのトイレ。わりとこのデザイン好きです。
建築家誰だろう?目隠しの格子のデザインが見えすぎてていい。
素晴らしいデザインの公衆トイレ やっぱり目隠しが見所
振り向くと池。
池はみんなの憩いの場
そして有栖川公園脇の南部坂を登る。
振り返ると遠くに町並。
たぶんこの光景の大きな輪郭は、昔から変わっていないと思う。
昔の人も後ろ振り返って景色眺めただろう。
この立体感はなかなか官能的です。
南部坂下の町並みに思いを寄せる
そうして最後は麻布十番まで下っていく。
そして前うちの店のお客さんのおじさんが言っていた喫茶店を探し当てる。
たぶんアノ人このセンスだろうと入る。
茶路
その人は店が白いといっていた。
コーヒーが薄く、さらになぜかお茶もでると言ってた。
ビンゴ!!この店でした。
店内白く、コーヒー薄く、煎茶がでる。
僕も気になっていた。
今日入れてよかった。コーヒー500円なり。
昭和レトロな雰囲気の場所だった。
「コーヒーにねウィスキーボンボン入れるとおいしいわよ。ね おいしいでしょ」
って常連客が会話していた。
いやーいい散歩した日。
今日のブログはやりすぎたね。最後まで見た人、お疲れ様。東京散歩できたでしょ?