今日は1月の雪の降った日以来いっていない「カフェ・ド・ランブル」詣でをしてきた。
関口さん(神)は今日は入り口の焙煎室で焙煎しておられた。
今年の5月26日で関口さんは100歳を迎えられる。
そうした高齢でもまだ焙煎をしていらした。
さらに恐ろしいことに店にいた若い男の子に自分の仕事を見せていた。
99歳で仕事を教えている。
ああいう風になりたいです。
一体関口さんはどんな世界を見ているのだろうと思う。
いっつもそう思います。
そんな思いで今日のコーヒー。
「キブ(コンゴ)」
ランブルらしい酸味がちで独特の風味をまとったコーヒー。
やっぱりパンの表皮か発酵中のパンの生地みたいな香りをうっすら感じる。
絶妙なバランスです。
そして次はたぶん新メニュー
「エチオピア(ブルーナイル)」
いやっはー!!これいいっす!!
香りが違う。メニューにあるエチオピア(高地産)は桃系なんだけどこれはまた違う。
しかもきっちりコノ甘みと酸味のバランスを考えましたよって意思を感じさせる焙煎。
焦点が完全に結ばれたコーヒー。
・カルモシモサカ93”
・ブラジル1903植樹
・イブラヒムモカ
・コロンビア54”
に並びランブルで飲むべきコーヒーだと思います。
やっぱりランブル。ホントにランブルって思います。
で、まぁランブル行ったら僕は何にもしゃべらないでコーヒー飲んですぐに帰ってくるんです。
今日はなんだか、カウンターにものすごいランブルファンの女性がきて舞い上がっていた。
さらに「ちょっと焙煎しているところ見せてもらっていいですかぁー」
と関口さん(神)の焙煎をガン見していた。
「あーさっきのんだオールドコーヒーがプルーンみたい」(ぷるーん??そうくるかー)
「(焙煎の時は)あんまり何にもしないんですね」(僕だってシンプルにあんまり操作はしないモン!)
などと会話している声が聞こえてきていた。
あんまり熱狂的なファンをみると複雑な気持ちになってしまう。
なんだよ。僕はもっとファンなんだゼ。
気安く焙煎しているところなんかみて・・・(いやーホントは羨ましい!!)
「さっきだってネルを何回使えるんですか?」って質問してたし・・・
プンプン。基本的でしょ。落ちにくくなったら使えないものなの。ネルは・・・
そんなの自分でコーヒーネルで点てていればわかるでしょー(プンプン)
まぁ別にぃー全然、不快じゃないです。コーヒーファンは同志ですから。
でも複雑でした。
僕がお店をでたあとも彼女はお店に残っていたし・・・
あぁーきっと関口さん(神)のサインもらったり、記念撮影なんかしてんだろなぁー
って想像します。
コーヒーファンは同志です。
あーフクザツ。
気持ちを切り換えて、もう一つお店へ行く。
その途中で、
うしろから声が聞こえる。
「あーつかれた。もうだめだ」
って。
振り返りそうになったけど、それはまずいのでやや歩調を落とす。
すれ違った人はサラリーマンの人。
たぶん40半ばから50代ぐらいの人。
おそらく仕事でなにかあったんだろう。
後ろの雑居ビルから出てきたのだろう。
そして知らないうちに心の声が一人ごとで口から出てしまったのだろう。
大都会の闇をみた。
そんなついもれちゃった独り言を聞いた路地。(あとで戻って写真撮りました)
すてきな小料理屋がありました。
それから「草枕」という新橋から虎ノ門に向かう途中にある喫茶店で、
漫画のもやしもんを堪能。
この店では「濃い目ブレンド」を飲む。
大倉陶園のいい食器を使っていた。
わりかし美味しいほうだった。
でもさっきのランブルのエチオピアブルーナイルの前では霞んでしまう。
ちっと入るには良い喫茶店だと思います。
けっこう気の利いた感じで。
ゴリゴリのコーヒー屋さん行くよりはこういった店の方が使いやすい場合もあります。
そして新橋から東京駅まで歩いて最新のスポット。
これは東京中央郵便局の建物を最建築し、さらに商業ビルを融合させた新しい施設で
6階建ての商業部分には例によっていろんなお店が入っている。
構造は簡単で三角の平面が吹き抜けで6階建てになっているもの。
開放感があって素敵です。
恐ろしいコーヒー店があるかなぁと思ったけど、それはなかった。
ひととおりテナントを見る。
すると4階部分に’旧郵便局長室’というものがあって、そこから改修された東京駅の建物が一望できる。
素晴らしい眺めだった。
まぁ狭いスペースは観光客でめちゃくちゃ混んでいた。
どうせなら郵便局長室の完全再現でもして、
郵便局長ゴッコができるようにしてくれると最高に楽しいだけどなー。
「ふっふっふ。今日も東京ステーションみながらハンコ押すのさ。」
屋上庭園でも一枚。
まぁ興味深かったのは4階部分の雑貨とか文房具とか売っているところぐらいかなー
いやぁ今日も楽しかった。