家でラーメン作って、ホキへ。そしてベジカフェ心へ。

今日はまず、クラッチケーブルが切れたゴリ男君の修理をする。

 

それから、うちのお爺さんの介護認定が一年に一度あるので、

ソレの打ち合わせ。

お爺さんはここぞとばかりに自己PRしてくれる。

まぁさくさく進んで30分ぐらいで終える。

つめを自分で切れますか? とか

何度も同じこと聞いたりしませんか? とか

足首はまがりますか? とか

いろいろと質問をされる。

結構印象的なのは、自分で爪を切れますか?という質問。

確かにこれって意外に、良い基準かもしれない。

細かい作業で、ちゃんと手を動かせないとダメだし、日常的な動作なんで、

コノ質問を作成した人はやるなぁーと思った。

いつもでも自分で爪を切っていたいものです。

 

で、まぁ、介護認定の係の人が来るまでは自宅で待機するので、

久々に自分でラーメン作りました。

きょうはダシをとるのを結構手抜き&ゴミが出ないラーメン。

鶏のモモ肉と昆布、干し海老でダシをとり、その汁に直接味付けしちゃうタイプ。

まぁまずモモ肉を炊いていく。

鶏のモモ肉炊いてます

鶏のモモ肉炊いてます

 

沸騰したら、

昆布、干し海老を投入。

昆布、干し海老を投入

昆布、干し海老を投入

 
あとは灰汁も取らずに40分ぐらい炊くだけ。

最後に塩(ぜんぜんこだわりのない)で適度な塩分濃度に調整しておわり。
一度、鶏肉、昆布、干し海老を引き上げて、昆布は食べやすいように刻む。

全部食べちゃいます。

はい!!おまちーーー

鶏海鮮塩ラーメン

鶏海鮮塩ラーメン

 
結構今日のやつは、昆布&干し海老の香りが効いていた。

あーーーおいちぃ。

素朴な汁のラーメン。

うまし!!

 

 

そして今日は、急遽、千葉駅から更に先へ行く。
もうコーヒーファンのあなたならお分かりですよね。

木更津の「ブラジル屋」

 

 

 

 

 

・・・・ではないのです。

えっ、まさか「さかもと珈琲」

 

 

いやいや。

今日はすんません。美術館へ行ってきました。

もう脳刺激が欲しくて欲しくて。

脳に動かされてます。

行ったのはココ!!

ホキ美術館

ホキ美術館

 

 
千葉駅から外房線で25分 土気の「ホキ美術館」です。

トケのホキ。

何じゃろ。

シャケのトキ??

????
ホキってちょっと少数民族の名前みたいと思った人は僕と同じです。

ホキ美術館は保木将夫さんという方が作られたので、名字のホキからつけたそうです。

まず。この美術館、形がとっても変。

いいっす。

すんごいいい建築っす。

 

絵画鑑賞に最高の設備って確かにそんな感じです。

展示されているスペースの空間性もとーーーても素敵です。

独特の形のわりに、回遊する人の動きが良く考えられているせいか一切迷わない。(僕は)

たまに美術館いくと、展示作品にギラギラしたライトが当たっていて、

鑑賞をそぐということがあるが、そんなことは無かった。

LEDがどうのこうのと美術館のリーフレットにあるがそのおかげだろう。
展示作品は世界でもまれな写真絵画専門美術館です。

まぁ写真みたいな精巧な絵がいっぱい並んでいる。

 

今日はなぜココに来たのかというと「五味文彦」さんの絵を見に来た。

喫茶いずみに来るお客さんが、ホキ美術館にいった話をしていて、

「五味文彦」さんの絵がとても素晴らしいとのこと。

コレが脳みそに来るらしい。

「五味文彦」さんの絵はまぁ例に漏れず、

すごく精密な写真絵画なんだけど、ひと味違う。

レモンやパン、ワイングラスといった題材がかかれているのだけど、

コレが精密な写真絵画を越して更にレモンならレモンの質感を出している。

まぁそれならそれで、あーーーすごく上手!!!!

って終わるのだけど、画面に構成された題材のリアリティーが響きあって

キョーーーーレツな磁場を生む。らしい。

その話を聞いただけで、充分僕の心は動かされた。

そんなわけなんです。
で、肝心の絵。

すーーーーーーーーーーーーごく。キマシタ。
キマシタ。

キマシタ。

脳みそ。ファイヤー。

 

確かに大体全部見たけど、

最初にレモンやパンとかの質感のすごさ。

さらにじぃいいいいいいと見ていると、

それらが響きあって脳内でシャッフルされて、独特の磁場を絵から感じ取れる。

お、恐ろしい。

展示された絵の前で、「無茶苦茶いいぃいい!!」と言ってしまった。

そういう僕は周りを気にしないので、気がつくと人がいたりする。

というか、人がいて。あぁしまった。と思うが、まぁ自分なんで取り繕いません。

スイマセンって感じでオバサンが目の前をとおりすぎていく。

とくに五味さんだけのものが展示されているギャラリー4。

一人の世界に入っていると、通路が狭いのと、

作品に集中できる暗さで最高なんだけど、

他の人が来るのが気がつかない。

 

あ、でも一組気がつきました。

クンクンオジサン(たぶん絵の先生と若い女の子の弟子)が解説しながらこちらにやってくる。

クンクンのオーラっす。

香水の匂いもクンクンっす。

あんまりにもクンクン来るので、そのときばかりは集中力がそがれたっす。

五味さんの絵を見て。

「みてごらんコレを」

「水って描くのが難しいだよ(ワカルカネ)」

「あーそうなんですか。確かに透明ですもんね」

「これなんかすごいだろ」

「あーーー。すごいです(^^)」

「水の質感がすごいだろー」
ってなクンクン具合。

いやはや。良い物をみました。作品以外でも。

人間をみました。

もっと、さっきの絵の先生が僕みたいなオタクっぽい感じで言ってたら

たぶんお友達になれると思う。(勝手に)

たとえば、

「いやいやいやいあぁー」

「すごいねぇ君。これすごいすごい」

「いやー水がすごいすごいすごい」

「いやーいいよねぇー君」

「えぇ(汗)すごいですね」

っていう感じで、もうクンクン感でなくもう自分の世界にいっちゃっている人。

弟子が引いちゃってるよ。オイオイ。ぐらいの人。

いまだに、美術館でお会いしたことがない。

ぜひ一度は・・・・

 

まぁ真面目にけっこう脳みそ来たのは、

レモンとパンと水のグラスの作品、レモンとパンとワイングラス、木々の囀り?

みたいな作品。
(今回作品名のリストもらい忘れました。済みません)
完璧にレモンならレモンの存在感を超えて、

かかれている物体のリアリティーが共鳴しあい独特の磁場を発生した。

で最後に、ギャラリー8にあった五味さんの「飛行計画」という最近の作品。

これがさらにいい!!

まぁ女性の顔、動物、羽なんかがかかれているのだが、

ヤッパリ例の磁場が発生する。

ぜんぜん脈絡の無いような構成(静物画ではない)、

五味さんは剥製屋さんに勤める女性が・・・というストーリで作ったと何かにあったが

現実にありそうなパンやレモン、木とかそういう感じではない組み合わせ。

それのリアリティーから起こる磁場。

絵の前でしばらく瞑想しました。

すんごく良かった。

夢見ごこちで居ると罠が・・・

美術館ってカフェがあるんですよね。

ついついエスプレッソ飲んでしまった。余韻に浸りながら。

脳みそに来るコーヒーではないけど、少しサードウェーブを意識したのか?

少し酸味の感じられるエスプレッソであった。

ギャラリーカフェも素敵です。

エスプレッソとかコーヒーは500円なんで良心的な金額。

写真絵画は写真のように描かれた絵が、

それ自身の存在感を超えてこちらに訴えてくる力を持ったときすげぇなぁーと思った。

すっかり「五味文彦」さんのファンになりました。

 

そして船橋に戻ってきて、もう一軒。

船橋の本町通り。中央図書館から大神宮へ向かって、郵便局、をすぎて京葉ガスプラザの2階。

「BejyCafe・心(ベジカフェ・シン)」

ベジカフェ心 入り口

ベジカフェ心 入り口

 

ここに小松菜のアイスクリームがあるというので、ソレを食べに行った。

小松菜アイス 済みません食べ過ぎた

小松菜アイス 済みません食べ過ぎた

 
美味しいです。

僕が食べたものはネットリとした食感で、甘さとあの草もちのような感じ、まぁ厳密には違いますけど、の青菜の味。

僕は草もちが好物です。しかも餡がはいっていないのが好き。

あぁ関係ないか・・・

全然、青臭さは感じないけど、小松菜を感じるエッセンスがある。

で、わりとしつこくなくキレがある味わい。

勉強になりました。

このネットリ感が今の僕には大変勉強になった。

アイスであんな感じなんだぁーと。

スィーツ好きな人とかはすでに知っているのかもだけど、僕はあまり知らなかった。

また、ゴルゴンゾーラのアイスクリームがあるというので、それも勉強の為に・・・

 

これも勉強になった。

こちらはネットリ系ではなくシャーベットのような食感。

バランスが取れているけど、香りがわかりやすい感じだった。

まぎれもなくブルーです。

 

二つのアイスを食して帰りました。

あーーーいい休日。

脳みそ来ました。

五味文彦さん。大好きです!!

ランブル詣で&誰も知らないCoffee World ハーモニー

今日は恒例になりました、ランブル詣で。

はい

ランブル2014 1.20

ランブル2014 1.20

「カフェ・ド・ランブル」
今日は同行者のNさんに写真を撮ってもらう。

まずは、

 

・スマトラ(深煎り)

うーーーん。いいっす。

苦味基調の味わい。

キョーレツ!!では無いけど、やっぱりスマトラらしい香りがある。

美味しい苦味ベースのコーヒーだった。

そして
・エチオピア ブルーナイル

 

これは以前飲んだけど、

やっぱり他の人が飲んでいるのを知るとこちらも飲みたい。

おぉぉぉ。

以前のロットと違う味わいです。

昨年飲んだときとはまた違う味わいになっている。

昨年のは、どちらかというと今流行しているクンクンに「エチオピア ナチュラル」

の香りがしていたが、今日のはまた違う感じ。

うっすらと、エチオピアのナチュラルの感じはあるんだけど、

そこに、ランブル臭(僕が勝手に言ってます)が酸味に絡まってくる。

以前のロット?に比べると鮮烈な印象は少ないけど、なんかランブルっぽい感じがある。

液体的には濃いけど飲みやすい感じです。

まぁ今風のエチオピア ナチュラルの

オーバーデコレーションな香りがうっすらして、

そこにランブル臭が入ってくる酸味系統のコーヒーだったです。

また、一緒に行ったNさんのコロンビア スプレモ も少し飲ませてもらった。

結構いいです。

酸味が基調の味わいに鉱物を感じさせるものがあって。

いやはや美味しいです。

結果的に3杯の味わいをランブルで楽しんで満喫できました。

 

それからそれから、お待たせしました。いよいよです・・・・

これは喫茶いずみにもたまに来てくれる岩手のUさん情報。

「こういう風にやっていてくれてありがとう。僕は応援します」

とその店の感想にあった。

コレだけでも、完全に匂います。

すげぇ。

岩手のUさんがそういう風に言う店。

面白そうです。

その店のキャッチフレーズは

「誰も知らないCoffee World」
ぐわしぃぃぃぃぃぃぃ!!

もうそれだけで、あなたのファンです。

もう大丈夫です。

好きです。

同士です。

愛してます。

完璧です。

その店の名前は

「自家焙煎珈琲 HARMONY」

渋谷から東急田園都市線で少し行った、駒沢大学が最寄駅です。

お店のHPを見るとなんだか面白そう。

これは優先順位が特Aクラス。

 

お店のHPの案内図を印刷したものを持って、駒沢大学の駅から歩く。

駒沢公園通りを歩いていて、

あれーーーー。

まだないのかなぁーーーー。
おっかしいなぁーーー。
って感じのところに。

はい。

山本宇一 プリティーシングス

山本宇一 プリティーシングス

 

 
山本宇一さんの「プリティー シングス」

岩手のUさんはここにも行ったらしい。

これは駒沢大学から歩いてハーモニーいく人は入っちゃうのが解るロケーション。

結果として今日は入らなかったけど、

情報をくれた、岩手のUさんもきっと同じように道を歩いたのだなと、

勝手に解釈してあーーーわかる。わかるー。入るのがーーー。

って納得。
で、

目指すハーモニーはそのすぐ先。

はいココです。

ハーモニーの前で・・・

ハーモニーの前で・・・

「自家焙煎珈琲 HARMONY」
噂どおりのポットの口にスキッターをつけたように独特のポット・・・
また、ミニチュアの円錐ドリッパーか?!と思わせる、極小サイズのドリッパー。

(どうやら、切って加工しているようです)

ぐぉおお。噂どおり。

まずは

・フルボディ エチオピア ナチュラル(ネル デミタス指定)

 

マスターは線が細く痩せ型の方。

どこと無く柏のストリームバレーの池田さんを思わせる。

やはり湯の温度は45℃くらい。

聞くと、30℃でもいいとも言っている。

抽出は、見た目4枚継ぎのネル(でも違うような気も)

で細挽きの粉をネルにこんもり、山状に盛る。

それをもんじゃ焼きのコテでペンペンと整える。

それから、例のスキッターのついたポットで少し、

一円玉状に山の頂上を湿らせてから

スキッターをさすように注湯(この表現が本当にぴったり)点滴とも違う。

ずーーーーと動かさないで、出来上がりまで・・・
抽出しながらお話するが、理論を聞いていて独特で引き込まれる。
で、肝心の液体は。

うーーーーん。いいっ!!

モノクロ写真でいうとコントラストのきつい写真のような感じ。

まぁ、苦いです。

けっこうきつめ。

でもちゃんとエチオピアナチュラル由来のトロピカル的な香りがしっかり入っている。

石油とか石や岩を連想させるような苦味。コク。

切れ味がピシッっという感じではない。

ぶわぁああああ。っという感じ。でも嫌じゃない。

イメージを連想するには少し強すぎるが、

なんか昔の自分の家の壁のザラザラした灰色の壁っていうイメージ。

すげぇ。

 

そして面白いことに、同行したNさんの注文した普通の

ペーパードリップのエルサルバトル 温泉コーヒー

これを交互に飲むと面白い。

苦味の部分がマスキングされていて、

エルサルバトルがとてもフルーティーに感じる。

エルサルバトル単体では、まぁこんな感じかな。

だったけど、このフルボディー デミタスのコーヒーと交互にのむと、

別の世界。

なかなか面白い発見。

Nさん朴訥として天才か?!

濃度の違うコーヒーを交互に飲むと、

味覚がマスキングされて別の世界になる。

是非強兵のコーヒー愛好家は試していただきたい。

 

この間もいろいろマスターの理論について話を伺うが、

理論はいっぺんでは理解しきれない。

同行者のNさんがまた、朴訥とカウンターのスコーンか?をさして

「これ マスターが作られたんですか?」

と聞く。

「・・・・・・・・・・(無言)」

「いえっ 妻が作りました」

「いやーーー今の間がすごくマスターの照れを感じましたーー」

っていったらマスター笑ってた。

とってもそれで人柄が出て、ぐんとマスターと親近感が湧く。

ここの時点でもうノックアウト。

マスター僕はもう同士ですって感じ。

 
そしてさらに、もう一杯。

・スーパーフルボディー ブラジル(ネルドリップ たぶんデミタスより少し多め 80~100ccぐらい)

ぎゃあああああ。

これは。これは。

たぶんこのようなコーヒーは他では飲めない。

カップからの立ち上る香りはたまり醤油的な感じがある。

コレを書いている今でもそれを鮮烈に思い出す。

いやー。

液体は強烈です。

岡本太郎の黒い太陽って感じ。

舌をつねられる苦さかというとそうではない。

苦いは苦いですが、もっとドロリとして。むわぁーーーとくる苦く鉱物的な味。

ぎゃやぁぁぁーーー

って感じ。

恐れ入ります。

北山の苦味の中の甘みとも違う。こちらの方が鉱物的。

 

で、さっきのエルサルバトルと交互にのむと、相性が悪い。

これはスーパーフルボディーは強すぎた。全然エルサルバトルがかすむ。

いやはや、面白い店。

コノ店知らなかったけど、いやーーー面白かった。

もうマスターの大ファンです。

ありがとうございます。

わざわざ遠いところまで出掛けて行った甲斐がある。

マスターの語りと独特のコーヒーを楽しみたい方へお勧めです。

たぶん斜に構えると楽しめない店かも知れないです。

僕は大好きだなぁーーー

あーーー今日もコーヒーな一日であった。

千葉駅散歩

今日はコーヒー店へ行くというよりかは、お散歩してきました。

その舞台は千葉駅周辺。

まずは第一にコーヒー店へ行くという目的がありました。

それはまたまた、喫茶いずみへ来てくださる、コーヒーラヴァーが教えてくれた店です。

以前、千葉では、いとこのお見舞いがてら、「呂久呂」という喫茶店へいったという

ことをブログに書きました。

アノ店の感じにビビッてポークサンドを注文した日が懐かしい。

あの店のポークサンドは美味しかった。

そこではなく、エスプレッソを得意とする店があるという。

その名も「TAPO’S COFFEE(タポスコーヒー)」

タバコを買うときに認証するTASPO(タスポ)

と混同しそうな名前だ。(お店の方見てたら済みません)

千葉駅の新宿公園のそばにあるらしい。

千葉でも新宿というややこしい地名。

それでまぁ千葉駅まで電車で向かい、改札付近を歩いていると・・・

 

「あれっ Hさーーん」

「うわーすげぇ」

「元旦にも偶然会ったのにここでもお会いするとは・・・」

たまたま喫茶いずみの常連のHさんにお会いした。
きっとHさんの年なのだろう。元旦にもあって、今日もたまたま。

すこしタイミングがずれていたら会えない。

いやはや。

偶然。

Hさん元年。

H元年。

平成元年。
うーーむぴったり。何の元年なのか・・・

2014年が終わってみないとわかんないなぁー

 

「これからコーヒー飲みにいくんですけど、もしよければ行きませんか?」

と聞いたら快諾してくれたので、一緒に行くことに。

さてさて件の「TAPO’S COFFEE」

いったら店が閉まってた。

よく調べずに来たら、月曜日が定休日だったらしい。

証拠写真。

 

そんな鉄格子しなくていいのにぃー 

そんな鉄格子しなくていいのにぃー 
タポスコーヒー

 
いやん。

美味しいエスプレッソ飲みたかったー

がっくー

しょうがないです。

Hさんがお勧めのクラシカルな きっちゃてんへ・・・

「珈琲専科 ヨーロピアン」

珈琲専科 ヨーロピアン

珈琲専科 ヨーロピアン

 

全体がセピア色。

マスターと奥さんのご夫婦でやっている。

ダッチコーヒーを注文。

ガムシロップで味を調整していて、甘いアイスコーヒーという感じ。

よく、営業の時間つぶしなんかで入った喫茶店の味。

こういうのはこういうので美味しいです。

磨きぬかれた味わいとは別の世界。

でもコノ店の雰囲気とか、とてもいいです。★五つって感じ。

なんかわしゃわしゃしたあの千葉駅の界隈に、ぽっと開いたエアーポケットのような。

店の壁は窓になっていて閉塞感はない。

ただただシックで落ち着いていて。

いま流行のオープンで明るい感じのカフェとも違う。

時間が経ってきたぬくもりも感じられ、いいなと思う。

余裕があるならこういうお店でくつろぐのがいいです。

昔風の喫茶店としては、かーーーーなり良いところじゃないかな。

最近の言葉でいうと、昭和レトロ風 喫茶店とでもカテゴライズされるのだろう。

 

 

それからお散歩タイム。

自然に千葉の歓楽街である栄町へ二人で足が向く。

歓楽街にある昔からの喫茶店で人情豊かな店があるといいねーといいながら。

何十年もやっていて、風俗街に勤める人たちの人生を見続けるそんなお店。

ブラブラしていると、確か小田原屋だったか、

屋号は不明だがそんな佃煮屋さんがあった。

アサリの佃煮が一串52円だというので、二人でソレを食べる。

アサリの佃煮串

アサリの佃煮串

まずは焼いた浅利を佃煮にしているのか、とても香ばしく且つタレが聞いていて美味しい。

 

 

栄町の入口あたりで見た、連れ込み宿「ニューパリジェンヌ」と「クラブ レミー」

クラブレミー&ニューパリジェンヌ

クラブレミー&ニューパリジェンヌ

むぅううう。

いいっす。

これは結構きます。

現地で見ると分るが外壁のやられ具合が、

栄町そのものを見ているようで変な芸術作品見るより

こちらに何かを想起させるリアリティーがある。

クラブ レミー

レミーマルタン=高級な酒

レミー=高級

つまりは高級なクラブということなのだろうか・・・・

こういったセンス。とても好きです。

また

ニューパリジェンヌ

単なるパリジェンヌではない。

連れ込み宿でパリジェンヌとすると、逆に本気にきれいなホテルでおもてなしです。

みたいなPRにとれそうな感じもするが、

ニュー

コレがつくことで、逆に怪しさが増し、

連れ込み宿のネームセンスとしていいなぁって思う。

コレの類に「国際」っていうのも、

ついているモノによっては怪しさが増す感じが同様だろう。

「国際クラブ バッカス」

「国際的社交場 白い薔薇」

「国際的存在 アイドル」←使い方が

今風にいうと

「日本最大級」という単語。

きっとこれも30年ぐらいすると鮮度を失う言葉の一つだと思う。

これがその規模やすごさをPRする言葉として使われているように、

「国際」や「ニュー」も鮮度を失い怪しさが残るのだろう。

批判しているわけでなく、こういう時代の名残みたいなのがむしろ好きです。
それからブラブラしているとなんだか変なものが。

スナックのような店の前に唐突に、ギリシャ建築風の柱。とイスセット。

単純にイスと柱が倒れているだけ・・なのだがなんだか邪悪なオーラで子供に見せてはいけないような気になる

単純にイスと柱が倒れているだけ・・なのだがなんだか邪悪なオーラで子供に見せてはいけないような気になる

なんだか打ち捨てられていて、邪悪なオーラを放っている。

柱はなんとフェイクで、スポンジでできている。

なんで店の前に打ちやられて・・・?
さらに家庭用の冷蔵庫も外に設置?されているのか、捨てられているのか。

開けたらココではいえないようなものが出てきて、

怖いお兄さんに別世界へつれていかれるのでは・・・

などと小声で話し合う。

 

それからまた歩き疲れたので、普通のきっちゃてんへ入る。

「カフェ グレコ」

カフェグレコ

カフェグレコ

ここではアラビアン モカを・・・

一緒にいったHさんはコーヒーが熱いよねと。

喫茶いずみのストレートになれると、熱々のコーヒーがいやんという感じになる。

それがとてもよく理解ができる。

素数についてやトポロジーについての会話をする。

 

それからまぁ良い時間にになったので、船橋まで戻った。

なんか全然恐ろしいコーヒーを飲まない一日。

栄町の雰囲気を濃厚に感じ取れた。

夜来たらまた違う雰囲気なのだろうなぁー

よく散歩しました。

23000歩。

いやーなかなか良く歩いた。

楽しく侘しく味わい深い収穫のある散歩であった。

北山珈琲店へ、そして神楽坂 ギルドコーヒー&Mojo Coffee

今日は以前から喫茶いずみにくるコーヒー愛好家に宣言していた、

「北山珈琲店」を訪ねてきた。
北山珈琲店とはコーヒー愛好家たちにはかなり知られたお店で、

いやゆるとても深煎りの苦いコーヒーを飲ますお店。

店内には「30分以上長居禁止」とか

「商談禁止」とか

いろいろと張り紙があって、コーヒーを真摯に味わってほしいとのマスターの気持ちが伝わる。

苦いコーヒーが、とても濃厚で、研究にくる同業者が抽出風景を覗くので、

カウンターにはバリケードが張り巡らされ一切どんな抽出が行われているかが見えない、

ということで有名なお店。

先日閉店した大坊珈琲店と並ぶ深いコーヒーを飲ませるところです。

 
実は、その北山珈琲店は喫茶いずみを開業する前に一度、行った事がある。
もう5年以上前の話です。

いくとやや薄暗い店内。

何を飲んだか記憶が定かではないが、何かの濃厚タイプのものを飲んだと思う。

奥さんが接客されて、注文しようとすると、

「とても苦いけど大丈夫ですか?」

「大丈夫です」

「ほんとに大丈夫ですか?」

と2度、念を押されたのを記憶している。

しばらく待っているとテーブルにお冷が運ばれてくる。

そのとき感動したのはお冷の氷が立っている、という表現もどうかだけど、

氷の角が立っている。アイスピックでマスターがさっき割ったのだろう。

とても感動したのを覚えている。

そしてしばし待つと出てくる。

たしか、カップはロイヤルコペンハーゲンの1客 3万円以上するあの軽いやつだ。

飲むとすごいすごい。

ぎょぇーーーー

脳みそに来る。

何年かした、いまでも覚えている。
舌をつねられるぐらいの刺激に満ちた苦味。その裏側にクリームのような甘み。

ぐわーーーーっとなったのを覚えている。

衝撃だった。

それを今の僕ならどのように感じるかと、思っていたのだが定休日がかぶっている。

北山珈琲店は月曜日が定休日で、僕が可能な月曜日は開いていない。

(喫茶いずみも月曜定休)

 

先日、年始は月曜日が営業しているかも?との情報を得て事前に電話で確認してみた。

「えー5日か6日いればやってるかもしれないです」

とのマスターの声に希望を寄せていってみた。

はい。

ウエスタン 北山珈琲店

ウエスタン 北山珈琲店

 

 
やってませんでしたー

がっくーーーーーー

まぁしょうがないです。

店の窓から奥を見たが人の気配がしない。

店の二階のベランダに柔道着だけが干してあって、それがさらに謎を深める。

まさかあの柔道着に抽出時の「シャッシャッシャ」の謎を解く鍵が???

それとも煙突の先の剣道の面みたいなやつとの関連があるのか???

など、疑問が深まるばかりだ。

また来年も訪れようかなと思う。

あーーー盛岡のUさんが先日見せてくれたマスターとのツーショットがクソうらやましい。

画像を加工しようか・・・

 
それから気を取り直して、神楽坂へ・・・・

神楽坂といったらお分かりですよね。

「ギルドコーヒー」

ギルドコーヒー

ギルドコーヒー

ここは先日も大坊珈琲店の後にきました。

今日も脳みそに来る感覚のデミタスをお願いする。

 

・キューバ

いやはや。

美味しいです。

酸味に支配されているが、ナッツのような独特の香りが鼻に抜けるというか口の横側に広がる。

先日来た時は味覚から想起されるイメージに集中したので

味の感じがあまり印象に無いが今回はバッチリ。

一緒にいったNさんが抽出は何ですか?と朴訥と聞いていてペーパードリップだと知る。

ぐおぉぉお。

お、恐ろしい。

あの濃縮感をペーパードリップ。しかもハリオV60シリーズ。

しかも白いペーパーで・・・

冷めてきても、やはり酸味があるのと香ばしさ。そしてナッティー。

さらに冷たい感じまで待っていると酸味より甘みが登ってきてナッティー。

いやはやすごい。研究せねば。ペーパードリップでこの抽出。

 

さらに深煎りのものをもう一杯。

やはりお勧めはマンデリンらしい。ブレンドもすすめられたがやっぱりマンデリン。

・マンデリン

これはこれは。香りが全然生きている。

すげぇすげぇ。下手にネルドリップだと香りが弱まる部分があるが、

いわれるとペーパードリップだからなせる技なのか・・・

香りに味が支配され、苦味系のコーヒーではあるが尖った要素が全く感じない。

とても上等なマンデリンの土系の香りに少しフルーツ的な感じすらある。

苦味の要素があるが、刺激を感じる前に溶けていくような。

すごいです。

これは冷めてきてもそれほど味の印象の変化は感じられない。

今後の研究課題になる。

 

それからさらに、

神楽坂のサードウェーブ系の店。

「Mojo Coffee」

オサレなMOJO

オサレなMOJO

ニュージーランドに本拠地を構えるコーヒー店。

それが日本に初上陸らしい。

店内とってもおしゃれー

緑色のマグカップが壁にかけられていてお洒落ー

メニューはエスプレッソのバリエーション。

それとハンドドリップではケメックスで淹れたもの。

一番メニューの上にあった黄色いラベル(名前は失念 すみません)

のブレンドを選択。
サービスでテーブルで淹れてくれるのを見せてくれる。

いやー

ケメックスってペーパーが独特でした。

わりと使う粉も粒度が細かい感じだったかなぁー

Nさんとわいわい言いながら抽出を眺める。
早速お味は、まぁ美味しい感じです。

サードウェーブのニュアンスはしっかり感じる。

やや酸味。行き過ぎる前に香ばしさ、や香りが入ってくる。

個性はそこまで感じないが、これをもっと10倍ぐらい強く(味の濃さの意味ではないけど)

するとゼニサワっぽくなる感じ。

またNさんのマッキャートも一口飲ませてもらったがこれはウメぇー

ミルクがそこまで焦がされていなくてクリーミー。とっても良質な感じ。

大きなチェーン店ではこういうクリーミーな甘みというか、

旨みみたいな感じをさせるスチームをさせる店は少ないだろう。

 

ニュージーランドは学生時代一度行ったことがあり、

コーヒーのメニューがLong Black,Short Black

なんか特殊な表記でどれがどれだか分らずじまいだったが、

エスプレッソの文化がとても浸透しており、だいたいどの店でも美味しかった。

なんか適当な駅の中にある屋台のようなバールでもエスプレッソ美味しかったな。

中でも記憶にあるのが確か南島のネイピアという街にあった自家焙煎のコーヒー店。

10年前 ニュージーランドのネルソンにて

10年前 ニュージーランドのネルソンにて
このこじんまりとした街に良い自家焙煎コーヒー店があった

店の名前は忘れたがユースホステルのそばにあったと思う。

たしか濃い目の苦いやつ。すなわちショートブラックを頼んだと思う。

いやはや栗のような感じでとても美味しかった。

そんな記憶を呼び覚ました「Mojo Coffee」

 

それから、神楽坂の毘沙門天さんに挨拶をして帰った。

いやーコーヒーラヴァーな休日であったー

新年あけましておめでとうございます

明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。

2014年も喫茶いずみをよろしくお願いいたします。

営業は1月4日から通常営業です。

コーヒーで安らぎの時を・・・

予告:1月6日はあの上野のコーヒー店が営業していれば

いっちゃうよレポートです。