今日は恒例になりました、ランブル詣で。
はい
「カフェ・ド・ランブル」
今日は同行者のNさんに写真を撮ってもらう。
まずは、
・スマトラ(深煎り)
うーーーん。いいっす。
苦味基調の味わい。
キョーレツ!!では無いけど、やっぱりスマトラらしい香りがある。
美味しい苦味ベースのコーヒーだった。
そして
・エチオピア ブルーナイル
これは以前飲んだけど、
やっぱり他の人が飲んでいるのを知るとこちらも飲みたい。
おぉぉぉ。
以前のロットと違う味わいです。
昨年飲んだときとはまた違う味わいになっている。
昨年のは、どちらかというと今流行しているクンクンに「エチオピア ナチュラル」
の香りがしていたが、今日のはまた違う感じ。
うっすらと、エチオピアのナチュラルの感じはあるんだけど、
そこに、ランブル臭(僕が勝手に言ってます)が酸味に絡まってくる。
以前のロット?に比べると鮮烈な印象は少ないけど、なんかランブルっぽい感じがある。
液体的には濃いけど飲みやすい感じです。
まぁ今風のエチオピア ナチュラルの
オーバーデコレーションな香りがうっすらして、
そこにランブル臭が入ってくる酸味系統のコーヒーだったです。
また、一緒に行ったNさんのコロンビア スプレモ も少し飲ませてもらった。
結構いいです。
酸味が基調の味わいに鉱物を感じさせるものがあって。
いやはや美味しいです。
結果的に3杯の味わいをランブルで楽しんで満喫できました。
それからそれから、お待たせしました。いよいよです・・・・
これは喫茶いずみにもたまに来てくれる岩手のUさん情報。
「こういう風にやっていてくれてありがとう。僕は応援します」
とその店の感想にあった。
コレだけでも、完全に匂います。
すげぇ。
岩手のUさんがそういう風に言う店。
面白そうです。
その店のキャッチフレーズは
「誰も知らないCoffee World」
ぐわしぃぃぃぃぃぃぃ!!
もうそれだけで、あなたのファンです。
もう大丈夫です。
好きです。
同士です。
愛してます。
完璧です。
その店の名前は
渋谷から東急田園都市線で少し行った、駒沢大学が最寄駅です。
お店のHPを見るとなんだか面白そう。
これは優先順位が特Aクラス。
お店のHPの案内図を印刷したものを持って、駒沢大学の駅から歩く。
駒沢公園通りを歩いていて、
あれーーーー。
まだないのかなぁーーーー。
おっかしいなぁーーー。
って感じのところに。
はい。
山本宇一さんの「プリティー シングス」
岩手のUさんはここにも行ったらしい。
これは駒沢大学から歩いてハーモニーいく人は入っちゃうのが解るロケーション。
結果として今日は入らなかったけど、
情報をくれた、岩手のUさんもきっと同じように道を歩いたのだなと、
勝手に解釈してあーーーわかる。わかるー。入るのがーーー。
って納得。
で、
目指すハーモニーはそのすぐ先。
はいココです。
「自家焙煎珈琲 HARMONY」
噂どおりのポットの口にスキッターをつけたように独特のポット・・・
また、ミニチュアの円錐ドリッパーか?!と思わせる、極小サイズのドリッパー。
(どうやら、切って加工しているようです)
ぐぉおお。噂どおり。
まずは
・フルボディ エチオピア ナチュラル(ネル デミタス指定)
マスターは線が細く痩せ型の方。
どこと無く柏のストリームバレーの池田さんを思わせる。
やはり湯の温度は45℃くらい。
聞くと、30℃でもいいとも言っている。
抽出は、見た目4枚継ぎのネル(でも違うような気も)
で細挽きの粉をネルにこんもり、山状に盛る。
それをもんじゃ焼きのコテでペンペンと整える。
それから、例のスキッターのついたポットで少し、
一円玉状に山の頂上を湿らせてから
スキッターをさすように注湯(この表現が本当にぴったり)点滴とも違う。
ずーーーーと動かさないで、出来上がりまで・・・
抽出しながらお話するが、理論を聞いていて独特で引き込まれる。
で、肝心の液体は。
うーーーーん。いいっ!!
モノクロ写真でいうとコントラストのきつい写真のような感じ。
まぁ、苦いです。
けっこうきつめ。
でもちゃんとエチオピアナチュラル由来のトロピカル的な香りがしっかり入っている。
石油とか石や岩を連想させるような苦味。コク。
切れ味がピシッっという感じではない。
ぶわぁああああ。っという感じ。でも嫌じゃない。
イメージを連想するには少し強すぎるが、
なんか昔の自分の家の壁のザラザラした灰色の壁っていうイメージ。
すげぇ。
そして面白いことに、同行したNさんの注文した普通の
ペーパードリップのエルサルバトル 温泉コーヒー
これを交互に飲むと面白い。
苦味の部分がマスキングされていて、
エルサルバトルがとてもフルーティーに感じる。
エルサルバトル単体では、まぁこんな感じかな。
だったけど、このフルボディー デミタスのコーヒーと交互にのむと、
別の世界。
なかなか面白い発見。
Nさん朴訥として天才か?!
濃度の違うコーヒーを交互に飲むと、
味覚がマスキングされて別の世界になる。
是非強兵のコーヒー愛好家は試していただきたい。
この間もいろいろマスターの理論について話を伺うが、
理論はいっぺんでは理解しきれない。
同行者のNさんがまた、朴訥とカウンターのスコーンか?をさして
「これ マスターが作られたんですか?」
と聞く。
「・・・・・・・・・・(無言)」
「いえっ 妻が作りました」
「いやーーー今の間がすごくマスターの照れを感じましたーー」
っていったらマスター笑ってた。
とってもそれで人柄が出て、ぐんとマスターと親近感が湧く。
ここの時点でもうノックアウト。
マスター僕はもう同士ですって感じ。
そしてさらに、もう一杯。
・スーパーフルボディー ブラジル(ネルドリップ たぶんデミタスより少し多め 80~100ccぐらい)
ぎゃあああああ。
これは。これは。
たぶんこのようなコーヒーは他では飲めない。
カップからの立ち上る香りはたまり醤油的な感じがある。
コレを書いている今でもそれを鮮烈に思い出す。
いやー。
液体は強烈です。
岡本太郎の黒い太陽って感じ。
舌をつねられる苦さかというとそうではない。
苦いは苦いですが、もっとドロリとして。むわぁーーーとくる苦く鉱物的な味。
ぎゃやぁぁぁーーー
って感じ。
恐れ入ります。
北山の苦味の中の甘みとも違う。こちらの方が鉱物的。
で、さっきのエルサルバトルと交互にのむと、相性が悪い。
これはスーパーフルボディーは強すぎた。全然エルサルバトルがかすむ。
いやはや、面白い店。
コノ店知らなかったけど、いやーーー面白かった。
もうマスターの大ファンです。
ありがとうございます。
わざわざ遠いところまで出掛けて行った甲斐がある。
マスターの語りと独特のコーヒーを楽しみたい方へお勧めです。
たぶん斜に構えると楽しめない店かも知れないです。
僕は大好きだなぁーーー
あーーー今日もコーヒーな一日であった。