コーヒー合宿@機屋(盛岡)2018!!

今年もやってきました。

コーヒー合宿2018@機屋

 

かれこれ今年で5回目になる。

 

一日目!!

 

今日は抽出。

 

抽出!!

抽出!!抽出!!

抽出!!抽出!!

今年のお題は秋を感じさせるコーヒーとは?!

 

創り手の立場。それを感じる飲み手の立場。

 

秋を感じるものとは?

 

それらを総合的に深めたり考えたりすることで、コーヒーをやろうというのが今回の目的です。

 

 

今年も、自分のポットと鍋をもってきて抽出。

 

まずは、機屋のカウンターの感触を久しぶりに味わうために

 

ブラジルとグアテマラを抽出。

 

ブラジルとグアテマラは僕個人の感覚でいうなら秋にフィットしやすい。

 

船橋のコーヒーフェスティバルも2016年、2017年と秋に開催された。

 

ふるまうコーヒーとして最初はブラジル、次はグアテマラにした。

 

ブラジルは深すぎたり浅すぎたりしない加工であれば、ホンワリした感覚があって

 

それが季節の代わり初めの情景なんかに結びつけやすい。

 

 

グアテマラは僕の中では完全に焼き芋。サツマイモなんです。

 

秋の味覚って栗、柿、サツマイモ、秋刀魚、マツタケ、しめじ・・・・

 

とかあるけど、そのサツマイモやカボチャとかそういうイメージにグアテマラは

 

結びつきやすいと考えている。

 

 

それがゆえにそれを選択して抽出。

 

 

それぞれ悪くないかなぁ~という感じで抽出できました。

 

 

立て続けにドントン行きます。

 

 

モカマタリ

 

ルワンダ

 

 

こちらは秋のコーヒーというか自分が飲みたい感じも優先。

 

それぞれ抽出して、チャートでそれぞれ感じた味わいを見比べる。

 

そこからコメント。

 

例えば僕が1日目で淹れた、モカマタリなら、

 

自分が淹れたものはくぐもった秋の林の中を落ち葉を踏みながら歩いている時の感じ。

 

などと・・・

 

ルワンダは残暑が残る夕暮れのオレンジ色の太陽・・・みたいな・・・

 

そういう感じを関さんと僕で言い合っていると、ポエムしているといわれる(笑)

 

ポエムと言えばあの人が出てきそう(笑笑)

 

 

 

僕の淹れたモカマタリに不服そうで、関さんがモカマタリ。

 

甘くて透明。

悔しいので僕が。

 

少し関さんに話を聞いて、1回、2回、3回目でやっと寄せられる。

 

 

今年はまず1日目に賄いを作ることになったのでその後、

 

カレー!!

 

あまり煮込まない感じ。

ホールスパイス、玉ねぎ、にんじん、セロリを水分を飛ばす感じで強気に炒め・・・

強火で炒める!!

強火で炒める!!

トマト、リンゴ、ベアレンのビール(盛岡ならでは)、パウダースパイスを入れる。

液体を入れる

液体を入れる

鶏肉は別鍋で炒めて・・・

鶏肉は炒める

鶏肉は炒める

最後に合体!!

粘度を上げていく

粘度を上げていく

 

 

美味しく仕込めました。

 

 

 

そこから、今度はラジオの収録から戻ってきた関さんに送ってもらい、機屋スタンドへ・・・

 

 

(注)

機屋は現在4店舗展開していて、本店。本店の隣の菓子店。

川徳のデパートの別館CUBEにあるハタヤ デミ

川徳のデパートの地下にあるハタヤ スタンド

 

2か月ぶりの井上君に会いに行く。

 

ドミニカを飲む。

 

2か月ぶりに会う井上君は単純に嬉しそうだった。

 

2日目から彼も合宿に参加するのでそれの打ち合わせや近況報告など・・・

 

30分ぐらい会話して引き上げる。

 

 

それから今度はおなじみブタ釜で焙煎させてもらう。

 

最初から強火の感じでやってみた。

ブタ釜で焼いた豆

ブタ釜で焼いた豆

 

結果はあまり思わしくなかったがどういう風になるかを一度やってみたかった。

 

関さんと僕とそれぞれ同じものを焙煎して、焙煎直後に飲み比べる。

 

いやはや面白いしこういう感じかと勉強になる。

 

また明日に活かしてみよう。

 

 

それが終わったら、謎のマフィア・・・ではないけど・・・そこでワインを飲みに行った。

 

何気に出てきたリゾットが作り方を見ることができて勉強になる。

 

ブロワーじゃなくてブロイラーじゃなくて・・・あがが忘れた(笑)

美味しいワイン

美味しいワイン

 

そんな一日目。


二日目!!

 

朝五時半起床。

 

6時前くらいから誰もいない機屋のカウンターでコーヒーを淹れはじめる。

 

この時間は誰にも邪魔されないので貴重だ。

 

昨日のマタリを復習の意味も込めて2杯淹れてみる。

 

何が関さんと違うのか。

 

濾過の均質さや、余計なものを抽出しているとのことであったが・・・

 

この辺はまだ、完全に自分のモノにはなっていないようで、たまたまできる。

 

たまたまできない。がある。

 

これはちょっとまた船橋に帰ったらお店の暇なときに意識して練習しよう。

 

更によくなる!!だろう。

 

そうこうしているうちに2日目から合宿を共にする井上君もやってくる。

 

 

仕事は掃除に始まり掃除に終わる。

 

その基本から、掃除を一緒に行う。

 

機屋の場合は掃除機かけなのだが、それが人より上手にできる。そうでないというのは

 

そのほかのこと、コーヒーを淹れることを上手に行うということを考えるうえでも大事なことだと思う。

 

ただ、なんとなくやるというよりいかにきれいに丁寧に効率よく行うか・・・

 

そういう姿勢がすべてのことにつながる。

 

僕の場合は中学生の頃に雑巾がけを国語の先生に褒められて以来、雑巾がけ上手に頑張るということが好きだ。

 

今思えばあの国語の先生には感謝している。

 

こうして雑巾がけの経験が役立っているのだから・・・・

 

そのあと、会社に入っても雑巾がけは自発的に行っていた。

 

 

さてさて、掃除も終わり今度は抽出!!

 

 

今回も抽出!!

 

抽出!!

 

大きな目的はコーヒーで秋を感じさせる、ということはどういうことを考えてコーヒーを淹れたり

 

あるいは自分で淹れたものに対して考えていかなければいけないかを常にやることだ。

 

今回の合宿ではチャートを用いて井上君と僕が同じコーヒーを飲んで、お互いが感じた味わいを

記入。そうしてコーヒーから感じた感覚を記入ということをコーヒーを創って飲むたびに行う。

 

これね、一日中やるとなかなか頭が働くのです。

 

普段も自分のところでコーヒーを淹れて飲みますが、まぁこうして改めてチャートや

 

文章にするというのは筋トレをしていない筋肉を使うようでなかなかいい経験になったと思う。

 

 

 

 

まずは井上君が考えてきた秋を感じるコーヒーを淹れてもらって飲む。

 

それをチャートに書く。

 

今度は僕が淹れて飲む。

 

またチャートに書く。

 

 

 

昨日僕がブタ釜で焙煎したグアテマラSHBを2杯淹れて同じ液体を創る。

 

これは2、3年前に合宿に来た時に関さんに言われた。

 

手網で焙煎するときもそうだし、ネルドリップでコーヒーを淹れるときも。

 

同じように設定してできるということが、変化してコーヒーを淹れるということにもつながってくる。

 

自分なりにはここ2、3年意識して練習した。

 

これを、今度は井上君を隣に立たせて、同じように動作させるというような感じで行う。

 

いやーーこれがなかなか難しいことだった。

 

キットかつての自分もそうであったように井上君も最初は大変だろうなぁ~と思う。

 

これをやり始めてくるとだんだんいろんな物事がより深まってくるのだが・・・

 

 

 

グアテマラをそれぞれ2杯淹れて感想戦。

 

 

グアテマラをどんどん入れて感想戦。

 

どんどんどんどん淹れる!!

 

筋肉トレーニング!!

 

ウラウラウラ!!

 

感想戦!!

 

 

関さんの豚ガマの清掃も自ら志願して手伝った。

 

まぁ正直豚ガマばらしているところなんてめったに見ないし・・・

豚ガマ 清掃後

豚ガマ 清掃後

こんなことができる人は今後少なくなってくるであろう・・・

 

昨年のように行う。

動輪の部分

動輪の部分

 

 

 

 

そうしてさらに手網。

 

説明しながら行う。

 

25分ぐらいでグアテマラ。

 

 

井上君も手網。

 

 

一回目の反省や作業手順を確認しあって、再度手網。

 

二人で25分ずつ手網をするとあっという間に1時間。

 

くぅぅーーー今回の合宿はやることが満載だぜ!!!!

 

 

あっという間に夕方になり、盛岡の古い喫茶店であった六分儀が羅針盤をいうお店に

 

変わったそうなので関さんと一緒に行った。

 

東京のチョコレートとコーヒーのお店 蕪木さんがプロデユースなのでほぼほぼ同じような印象。

羅針盤

羅針盤

 

 

好評な伊藤カレーももう一度仕込んでくれとのことで、スーパーにも買い出し。

 

関さんの「タクフミはカレー屋やった方がいいよ」を頂きました!!

 

やった!!

 

カレーはどちらかというとラーメンより簡単に作ることができる。

 

スタッフにも好評のようだったのでホット一安心。

 

 

 

夕食までの間に井上君にも野菜を切るのを手伝ってもらいながらもう一度仕込んだ。

 

夜は、もう最高のじゃじゃ麺!!

 

うぎゃーーー最高っす!!

 

こういうの大好き!!

 

 

そうして、岩山という展望台施設へ・・・

 

 

素晴らしい夜景を眺める。

 

盛岡!!

盛岡の夜景

盛岡の夜景

展望台の形がかっこよすぎる。

光る展望台

光る展望台

こんどここに来るときはどんな気持ちなのだろう・・・

 

 

2日目は井上宅にて宿泊。


3日目

 

大体いつもと同じように5時に起床。

 

6時に井上君が淹れたブラジルを飲んでから、散歩へ出る。

 

このところ朝のウォーキングが習慣になっているので、

 

井上君の住む、市営球場が気になったので、そこへ。

 

かわいい猫がいる。

どこかの家の飼い猫

どこかの家の飼い猫

それから中津川まで歩いて引き返す。

中津川

中津川

朝のウォーキング終了。

 

大体5000歩。ちょうど良い。

 

 

戻ってきて身支度を終え、井上君のアンプをいじっていると、気配を感じ窓を見ると関さんが・・・

 

無茶苦茶びっくりしました(笑)

 

ぬぅぅぅーーーと立ってた。

 

この窓の向こう側に・・・

 

窓から関さん にゅーーー

窓から関さん にゅーーー

朝から今度は手網焙煎

 

お互い2回づつ。

 

昨日の反省も含めて。

 

昨日自分が焙煎し豆を見て、反省。そうして次のイメージにつなげる。

 

交互に2回。

 

大体2時間ぐらい手網を見る。

手網をやった

手網をやった

 

それから、そうじに始まりそうじに終わるので、一緒にお掃除。

 

基本的なことを確認しながらやる。

合宿にきた最初の頃関さんに言われたようなコーヒーを淹れるときの手順のようなことを井上君に

 

かみ砕きながら、そうじのやり方の話につなげて話をする。

 

その後は今度は、淹れたコーヒー飲みまくり。

 

今回のテーマ「秋を感じさせるコーヒー」という題で、関さん、僕、井上君でコーヒーを淹れて

 

ブラインドで飲む。

 

それに対して味覚のチャートをつけて、連想される情景、色、味わいなどのコメントを書いていく。

 

例えばこのコーヒーは雨が降っている森を落ち葉を踏みしめながら歩いているようだ・・・

 

とか、SLの通ったトンネルを歩いているようだ・・・

 

とか・・・

 

結構頭を使いながら真剣にコーヒーを飲む。

コーヒー淹れて飲みまくる

コーヒー淹れて飲みまくる

またブラインドなので類推しながらコーヒーを飲む。

 

麻雀をやったことないけどそのような駆け引きも面白い。

 

1順したところで、自分のコメントとは別に、飲んでいる別の人が言いそうなコメントも記入する。

 

関さんはこう言いそうだ・・・とか井上君はこういうコメント書きそうだとか・・・

 

これはコーヒーを淹れて飲んだ人がどういう風に感じるかを想像する。

 

そして想像しながらコーヒーを淹れる作業のための練習である。

 

これを午後2時くらいまで行って、

 

またカレーをぐわーーっと食べて、

 

ブタ釜で焙煎。

 

岩手のUさんもカウンターに来て応援してくれたり・・・

 

機屋のコーヒーになるねぇ~と僕としては嬉しいお言葉を頂き最高っす。

 

で、あっという間に3日目終了。

 

コーヒーをああいった形式で飲むのはすごく楽しいということを感じた。

 

何かで機会があってらああいう風なことをやりたいなと思いました。

 

今年も機屋の皆さんにお世話になりました。

 

どうもありがとうございます!!

 

また今回の合宿で行ったことをゆっくり咀嚼して自分のコーヒーに活かしていきたいと思います!!