2017東北コーヒー&麺ツアー 前編(がらしゃ、コフィア)

今日は遠征です!!

 

仙台 山形 盛岡 コーヒー遠征ツアー&麺の旅。

 

2回に分けて更新します。

今日は前編!!


 

4時に起きて船橋出発!!

 

暗いです。寒いです。外の温度計では-2℃でした。

 

もっと東北は寒いだろうとものすごい厚着で出かけます。

 

盛岡へ合宿行くときと同じように、東北新幹線に乗り込みます。

 

 

9時!!

 

仙台到着!!

 

ここで岩手のUさんと待ち合わせ。

 

無事に合流して早速目的地へと向かいます。

 

 

仙台ではどうしても行きたかったお店。

 

「OHNUMA’S COFFEE がらしゃ」(←食べログのサイト)

がらしゃ

がらしゃ

 

名前がそもそも面白い。

 

この店をほめたたえたあるブログを何度読んだことだろう。

 

僕のところでも、仙台へ行くお客様がいたて近くに寄ったら行ってみてください。とおすすめして

 

その人たちから感想を得たりもして、想像を膨らませていました。

 

やっと行ける!!

 

そんな思いだった。

 

 

Uさんのお陰でスルッと到着。

メニューからみて、まずはブラジル ナチュラルを選択。

 

液体の量としてはレギュラーの感覚。

 

やや酸味がちの液体。

 

温度が高い時よりも少し冷めてきてからが焦点がはっきりあってくる。

 

最初は酸味にけっこうほろ苦い感覚が強く寄り添っているのだけど、

 

液体が冷めてくると、厚みのある酸味に生アーモンド的なナッティーさとでもいうのか・・・

 

それが入り混じってくる印象。

 

けっこうそれぞれの液体の要素の一つ一つが鮮やかな印象だった。

 

やや火力が強そうな、焙煎かなぁという感覚。

 

 

 

Uさんが頼んだケニア。

 

これも割と酸味がちだったが、苦みもしっかり入っている。

 

うーーーんこれはわかるなぁ。

 

僕のところの釜でも似たような傾向になるというか・・・

 

そして今回同行したCちゃんのバニーマタル

 

おぉーーー冷めてくるとかなりいい感じ。

 

マタリマタリしてきます深煎りの感覚でした。

 

 

そして2杯目

 

ルワンダ アバトゥンジ

 

少し濃厚めの抽出ということなので注文しました。

 

デミタスがあるというわけではなく、あくまでもレギュラーどりの中で濃厚との意味合いだろう。

おぉーーー深煎りで甘い感覚。

 

しっかりいぶされたようなコーヒー。

 

コールタールような苦みから甘味へと切り替わって美味しい。

 

優しい苦みで飲みやすい。

 

さらにUさんの頼んだパナマ エスメラルダ ゲイシャ

 

こーーーー!!

 

誰がどう飲んでもゲイシャ!!

 

ゲイシャって感じ!!

 

美味しかったです。

 

 

全体的に意思がはっきりしていて、「どういうポイントでコーヒーを飲ませたいか」というのが

 

わかりやすく伝わってくる印象であった。


 

 

 

そして車に乗り込みガシガシ山形へ向かいます。

 

船橋ではありえない、美しい雪景色です。

爆走U号

爆走U号

山に向かって進むと次々と景色新しい別の山が展開してきて、ほぉーーーと爽やかな感動をもたらします。

 

「すごいっすねぇ~。山がすごいっすねぇ~」

 

「こっちだと緑とか山になれているから、当たり前だけどねぇ~」

 

 

いやぁうらやましいなぁ~

 

船橋は船橋で緑が多いかなぁ~と思っていたけどやはり、こうして山を突っ切って山形まで向かうと

 

日本の真ん中には背骨のように山脈が連なっているのだなぁと実感できるし、

トイレ休憩に寄ったPA

トイレ休憩に寄ったPA

何よりも冬の東北というのを実感できる。

 

現地の人に言わせればまだまだ!!と言われるかもだけど、Uさん号は仙台から

 

山形へ向けて爆走していく。

 

 

 

さてさて、山形で向かった先。

 

「いさご食堂」

山形 いさご食堂

山形 いさご食堂

 

 

手打ち鳥そば

 

ここは町のおそば屋さん・・・なんだけどラーメンも食べられるお店。

 

前々回の盛岡合宿でもおそば屋さんの中華そばってものを目の当たりにしましたけど、

 

実際に食べるのは今日が初めて。

 

Uさんおススメとあって期待が大!!

 

 

 

こぉーーーー

 

 

スープから立ち上る香りでいい予感。

 

 

スープ一口。

 

 

いーーーーーーーーーーーーー

 

いいよぉ

 

鶏の出汁が強く出たそば屋の麺つゆって感じ。

 

でもぜんぜんラーメンのスープとして違和感がない。

 

麵です。

 

つるっと柔らかく、なめらかで、縮れている感覚が食べている触感に心地よさをもたらす。

 

唇に麺が当たったタッチも柔らかめで抵抗がない。

 

小麦の香りがどうのこうのではなく、麺の加工の良さで「うまい!!」と言わせる感じ。

 

麵をすすった時に、よく麺の縮れにスープが絡まっているというがまさにそれで、

 

麵とスープの味が味わえる。

 

 

美味しいラーメンだなぁ~と心から思える一杯であった。

 

付け合わせの具で、タケノコも良かったし(今思えばメンマの代わり??)やシイタケも

 

ずいぶんと味のあるものだった。

 

鶏肉ももちろんよかったです。

 

酉年な僕はやはり鶏ガラ。鶏の出汁をしっかり勉強していきたいと思いました。

 

感動しました!!

 

いやぁ。あの麺の触感が脳裏によみがえる。

 

と同時に、大勝軒の山岸さんが弟子の田内川さん(お茶の水 大勝軒)に麺の太さの指摘をしている

 

動画があり、その時に「唇にあたる触感がどうのこうの・・・」と言っていた場面をふと思い出した。

 

麵のことは何もわかっていないなぁと思わされました。

スープうめーーー

スープうめーーー

 


よし!!

 

腹ごしらえして今日の大きな目的地。

 

山形 鶴岡市

 

もうコーヒーファンのあなたたちならわかりますよねぇ~

コフィアです。

 

 

 

 

 

一度どうしても行きたかった。

 

吉祥寺もかで働いていた門脇さんのお店。

 

なかなかこのように案内してくれる人がいないといけない場所。

 

山形からは結構あるみたい。

 

またまた車で爆走です!!!

さらに鶴岡へ向けて爆走兄弟!!

さらに鶴岡へ向けて爆走兄弟!!

 

寒河江を過ぎて・・・月山をすぎて・・・

 

月山で一度途切れた山形自動車道が湯殿山で復活して、快適なドライブ。

 

 

 

そろそろ目的の鶴岡に近いところで、なぜだか急にUさんが宇崎竜童をBGMで聞きたいと。

 

 

 

BGMのことで気を取られていたら、降りるべき鶴岡の出口間違えてシマウマ。

 

鶴岡はJCT(別の高速道路の入り口)になっていて、出口と間違えて、そちらへ行ってしまった。

 

すぐに気が付いてUさんが交渉。

 

 

一つ先の庄内空港の出口まで行って引き返してきてくださいとのこと。

 

間違えたので一区間だけ無料にしてくれる。

 

お兄さんはとても親切でUターン時に、「酒田方面へ!!」と念を押される。

 

「新潟方面ではなく酒田方面へ、行ってください。」

 

うっしゃーわかったーーー!!

 

そして、帰り、鶴岡まで戻ってきたら、黒いレバーを押してくださいと。

 

そうすれば、私のお告げでここの門は開かれるでしょうと・・・

 

素晴らしい!!

 

うほうほしながら、美しい鳥海山を目の前に見て進む。

 

こういう時の10kmは少し長く感じる。

 

 

あっという間に庄内空港の出口へ。

 

出口で出てUターン。

 

さっきのお兄さんのお告げの通り、新潟方面でない酒田方面へ。

 

ぐぐーーとUターンする。

 

よっしゃー順調順調!!

 

きれーな鳥海山も目の前に見えて最高です。

 

ん?

 

んんんん?

 

め・の・ま・えに鳥海山・・・

 

ぐふっ

 

おかしい。おかしい。

 

間違った!!

 

鳥海山が目の前に。

 

さっきとおんなじ方向やんけ。

 

宇崎竜童のロクデナシブルース!!(違)

 

結局、酒田の出口で交渉して降りて再度Uターン。

間違いないようにUターンして鶴岡の出口へ引き返します。

 

今度は鳥海山が背後に見えているので、間違いないです。

 

順調に鶴岡まで引き返して出口へ。

 

さっきただにしてもらったけど、もう一度言われたように黒レバーを押してみよう。

 

インターフォンから声が聞こえてくる。

 

「バーが開いてますのでそのまま通過してください!!」

 

あぁ無常。

 

無情にもバーが開いて通行料を取られてしまった。

 

まぁ一区間だけなのね。

 

さっきのお兄さんいったやーーん。

 

絶対さっき酒田って言った人ですよぉ~

 

あのインターフォンの声は。きっと彼だったのではないだろうか・・・

 

疑惑は晴れぬまま鶴岡市内へ。


 

市内へ入ったらなんということなく到着。

 

「コフィア」

コフィア

コフィア

 

まずはストレートでハラールモカ。

 

ほぉーーー結構深煎り系。

 

ちょっとピンク色の片鱗が見えます。

 

やや軽めでしょうか。

 

少し冷めてくると、何か土のような入り混じったものが現れてきます。

 

要素は強くはないが独特の印象があります。

しっかりと舌に印象を残して消えていきます。

 

 

Uさんが頼んでいた、アマレットブレンドも一口いただきました。

 

くわぁーーー。

 

香りが・・・今まで嗅いだことのないような感覚のものがある。

 

乾いた木材がいぶされたような感覚。

 

その感じが強かった。

 

そして全く継ぎ目の見えない感覚のブレンド。

 

 

それから、デミタス。

 

メニューにデミタスとありますが、どの豆を使っているかは不明です。

 

香りが結構いい感じ。

 

一口飲むと、さっきのアマレットブレンドに似たような香りの出方。

 

だがもっとはっきりとしている。

 

マッチをこすったような感じに木材が混じるような印象。

 

それが「フワッ」っと現れて消えて、舌にやや辛味を残しながら消えていく。

 

どういうものを目指してコーヒーを作っているかがわかるような印象であった。

 

後口はじりっとしている印象。

 

飲んで口に入れて最初の印象が、夏の日に見える逃げ水現象のようだ。

 

さっととらえようとすると消えてしまう。

 

しかし、今まで僕が飲んだ中ではあまり感じたことのないような香りだ。

 

先ほどのブレンドといい、このデミタスといい、門脇さんがみたいモノ、

 

追い求めているモノっていう部分が何かはわかるような感じ。

 

悪い意味ではありませんが、飲み手を選ぶコーヒーだという印象だった。

 

それから、思い出の為にコーヒーエキスを。

 

 

カップも良く冷えて30ccぐらいかなぁそんな印象で提供。

 

楽しく美味しい。

 

甘く味付けされた濃いコーヒー。それにクリームがのっかっている。

 

単純に飲んでいて楽しい感じ。

 

雫を思い出す。

 

 

いやぁそれにしても、今までのコーヒーの地図になかった空白の部分にまだ島があった!

 

っていう印象だった。

 

嬉しくなってネルも購入。

 

吉祥寺もかの感じってこういうことだったのかなぁと感じました。

 

片鱗のようなイメージを見ることができて本当に良かったです。

 


 

お店を出るときはもう5時30分くらい。

 

だいぶ真っ暗です。

 

ここから、Uさんアテンドで横手まで爆走。

 

鶴岡から横手までの爆走ぶりがすごい。

 

日本海側は僕が行った前日に大きな寒波が押し寄せていて、雪がたくさん降ったようで、

 

道が悪い。

 

一応通行はできるようになっているのですがガタガタがたがた。

 

運転するUさんも口数が少ないです。

 

みてコレ。

視界が悪い!!爆走兄弟ロクデナシブルース!!

視界が悪い!!爆走兄弟ロクデナシブルース!!

 

すごいですねぇ~

 

雪国の人はこんなのあたりまえかもしれませんが大冒険ですよ。こりゃあ。

 

 

民家の明かりが見えると少しだけホッとします。

 

「道が悪いよねぇ~」

 

「今日中に盛岡まで帰れるかねぇ~」

 

などと言いながらの車中。

 

 

1時間30分ぐらいして、山よりの雪の多い地帯を抜けたのか、

 

急に道路が良くなって(除雪が結構されている)順調に旅程を進めた。

 

市街地を見てホットします。

 

「横手焼きそば 四天王の店 食い道楽」

 

食い道楽

食い道楽

 

 

ここでは横手焼きそば 牛バラ入り。

 

うめぇーーー!!

 

オイスターソースのような感じが強いソース焼きそば。

 

麵も柔らかくやや汁っ気があるような感じ。

 

ぐいぐい食べてすぐに完食!!

 

最初一口食べたときに感じたのは、あっ・・・これ僕の住んでいる馬込沢駅前の華勝園のやわらか焼きそば

 

に系統が似てる!って思いました。

 

やや横手の方がソースの感じがしっかりあるように思いましたが・・・

 

調子にのってもう一杯。

 

満腹です!!

 

 

超絶おなか一杯コーヒー一杯で横手から盛岡を目指します。

 

道中心配しましたが、除雪がしっかり行われた快適な道路のお陰で1時間ちょっとぐらいでつきました。

 

今日は4000歩。

 

あたりまえですよね。

 

車移動ですし。

 

ホテルに帰っておなかを見たらプンプクリンでした。