井上製作所へ行く!!

思うところがあり、しばらくぶりに長野の井上製作所へ行ってきた。

 

喫茶いずみのコーヒー豆を煎る釜は井上製作所の直火式 HR11(製造終了品)

井上製作所HR11 喫茶いずみ

井上製作所HR11 喫茶いずみ

これに、リードミル 2段式の初期型を組み合わせ、ネルドリップを組み合わせて

喫茶いずみ リードミル

喫茶いずみ リードミル

お客様にコーヒーを提供している。

 

その製造元の井上製作所にいったのだ。


 

僕は今や船橋珈琲界のドン 梶マサミ氏のお父様がやっていたドトールコーヒーでコーヒーを知り、

 

興味を持ったので、世田谷の巨匠Hでスペシャリティーコーヒーのすごさに感銘を受ける。

 

そうしてセミナーでは、もうこれからは喫茶店は商売できなくて、ビーンズショップ併設で

 

豆をバンバンさばいて経営の根幹をなすと経営が安定する・・・というようなことを言っていた。

 

もちろんイトーにはそういう商売のセンスが一切ないなぁ~とセミナーを受けながら感じたし、

 

キットこういう商売が増殖していくだろうと思った。

 

そんなわけで、豆売りよりもどちらかというと喫茶(カウンターでコーヒーを飲ます)ほうなら

 

お金持ちにはなれないだろうけど、競争相手が少なく、自分のペースで細々と商っていけそうだ

 

そんな感触を受けた。

 

 

そうして世田谷の巨匠のH氏がさらにサイフォンで有名なK氏のところへ出入り師事していたと

 

著作に書いてありK氏の塾にも行った。

 

そこではKドリッパーで点滴でコーヒーを抽出していて、なんかH氏よりその時の自分は

 

すげぇーーな!!と感じた。

 

そうしてKドリッパーは、床屋の髭剃りの泡を作る泡立てる円錐状のものからヒントを経て

 

ネルのような一点でコーヒーが抽出出来うような器具ということで開発されたと知る。

 

そこで、正直初めて「ネル」という言葉を知った。

 

 

それでネルという言葉でネットで調べると、どうもランブルというところがなんだか怪しい。

 

なんだかすごそうなのだ。

 

K氏の塾で点滴で丁寧に落とされた玉露のようなコーヒー。

 

 

ネルという道具でコーヒーがやっぱり抽出されている。

 

なんだか美味しいらしい。

 

しかもランブルのページのコラムを読むと、人肌で飲む。玉露。そんなワードがある。

 

 

 

むむむ。なんだかすごそうだ。

 

そうして意を決してランブルへ行ったのはいいんだけど、なんか正直入りづらく・・・

 

1度目。入れなかったです。

 

2度目。なんかこの時も・・・

 

3度目で何とか勇気を振り絞って入店。

 

テーブル席に座ってコーヒーを飲んだのだが、緊張しすぎて何を飲んだのか記憶にない。

 

それから、たまに。たまに行った。

 

いつの頃からか、デミタスをシングルで頼んで飲んだ。

 

 

勇気がなかったのでランブルの通信販売でネルを買い、60℃くらいに下げたお湯で

 

近所の自家焙煎店で買った豆でデミタスを入れて楽しんでいた。

 

60℃のお湯でゆっくりやれば楽勝だぜ!!って思うのだが、ランブルで飲むとなんか違うのだ。

 

 

 

そうこうしているうちに、ランブルで売っていた関口一郎氏の珈琲辛口談義を購入。

一番読んでる珈琲辛口談義

一番読んでる珈琲辛口談義

ここにはほんとすげぇことが書いてあり、なんかリケーな関口氏の語りがすごく響くものがあった。

 

どうもリードミルというすごそうなミルをランブルでは使っていて、

 

それを開発した会社が井上製作所だと知る。

 

 

 

大学を出て会社員になろうとしたころにはもうコーヒー屋をやると決めていたので、井上製作所がどうも

 

ランブルと同じように怪しい!!なんとも匂いがするのだ!!

 

コーヒーミルの値段が車が余裕で買える値段。

 

焙煎機も国内の有名メーカーのよりは高いのだ。

 

むむむむーーーお金を貯めよう!!

 

 

 

 

会社員をしながら、今度は焙煎の勉強もとうとう手を出す。

 

今思えば、もうこの辺まで来ると後戻りができない感じだなぁと思う。

 

たまたま焙煎に興味を持ったころに出ていたのがこれ!!

300g焙煎機

300g焙煎機

現在は販売していないが、Wコーヒーさんで300g焙煎機として売られていたもの。

 

これがなんと井上製作所のOEM品だったのだ。

 

これで家の前でコーヒーを焙煎したものを販売してかなり勉強させてもらった。

 

いまでもこの時に買ってくれている人が喫茶いずみで購入してくれるので本当に感謝してます。

 

それで焙煎してコーヒーを少しだけだが販売していて、結構僕のコーヒー美味しいとは思って

 

調子に乗っているのだが、ランブルで飲むとどうも違うのだ。

 

その時は単純にあの高額なリードミルで味が良くなると思い込んでいたので、

 

まぁ高額なミルならではの味かなぁ~とぼんやり思っていた。

 

後々、焙煎技術の差だ!!と悟るのだが、その当時はまだまだだった。

 

 

 

そうしていざお店を始めようとして初めて井上製作所を訪れる。

 

そうして、自分の焼いた豆と井上社長の豆と比較して飲むともう全然違うのだ。

 

まぁ焙煎技術やコーヒーに対する見識の差などを知るのだ。

 

それでも一生僕はコーヒーで生きていきたいと思っていたので、

 

一生の道具には井上社長の焙煎機とリードミルでいいなと決めていた。

 

 

 

そうしてお店をもち

 

結局自分はなんとか8年ありがたいお客様がついてくれたおかげで、お店を経営できており

 

それなりに自分でHR11とリードミル、ネルドリップを使っていると思う。

 

良くアイテムだけで井上製作所の焙煎機 リードミル ネルドリップを組み合わせて・・・

と本質もわからないのに、そのスタイルだけを真似しても意味はないと批判もあるようだが、

 

やっぱり僕は素直にあの憧れのランブルみたいなコーヒーをまず自分で創ってみたい!!

そうしていつか関口一郎さんが歩いた道の先の景色も見てみたい!!

 

そんな素直な気持ちだ。

よくコーヒーの偉人達も最後には人間が表れてくるっていうし素直が一番って

 

ガッコーのセンセーにも教わったし(笑)

 

 

まだまだ先輩たちのコーヒーには及ばない部分もいっぱいあるが、毎日切磋琢磨な日々で

 

やはり、おぉと思えるコーヒーができると、コーヒーが無茶苦茶楽しい。

 

 


 

そうして今日。いろいろ思うところもあったのと、新しい焙煎機が開発されたとのことで

 

井上製作所に、この目で確かめに行ったのだ!!!!

 

車でバンバン中央高速!!

 

八ヶ岳が綺麗だ!!

八ヶ岳!!きれー

八ヶ岳!!きれー

井上社長のところで4釜煎りました。

 

豆はコロンビアSUP

 

浅煎りを3つ。

 

井上社長スペシャルで深煎りを一つ。

 

 

詳しいことはあまり書けませんが、すごくすごく勉強になった。

 

次世代の技術だということがよくわかったけど、普通の人では使うの難しいだろうとも感じた。

 

普通に上手に焼くのであれば違う釜がいくらでもあるとも思った。

 

井上社長とのコーヒーの会話は無茶苦茶面白く勉強になる。

 

ギリギリの時間までお世話になった。本当に感謝です。

 

かぼちゃの茎も美味しかった。

 

 

 

帰りは渋滞にはまりながらも無事に家に帰りついた。

中央道2

中央道2

今日は全然歩かなくて1900歩

 

車の走行距離は約400km


昨年の年始の東北爆走ツアーの岩手のUさんより全然走ってないっす(笑)

 

井上社長パワーで明日からもコーヒー頑張るぜ!!!

 

うらーーーー!!!!

 

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