いやーー暑い季節到来っす。
暑いですねぇ。
空気が密度を増して、光がものすごく鮮明になってきますです。
そんな今日は、ランブルへ・・・・
開店から少ししてからだったので、まだ店内は混雑していない。
早速おすすめの、
「スマトラ(ワハナ)」を・・・
マキさん抽出。
びょえぇーー
いいです。
コクや味わいの輪郭ははっきりしているけど、案外上品だなぁという印象。
酸味が主体の感覚。
それがほぐれて、甘味&ぜんぜんいきすぎない苦みで広がっていく。
スマトラにイメージするような香りの部分というより味覚的特徴が強い。
熱帯雨林の緑色が存分にきました。
僕が以前焙煎したものは、もっと深かったが、
瓶の中に入っていたものは2週間目ぐらいでもうっすら油がにじむ程度の感じであった。
酸味があってもキレイなビームのような酸味の集合。そして青臭くない感覚でまとまっている。
それから、甘味から少しの苦みへ展開していく。
グラデーションの感じが熱帯雨林だわぁ~ほんと・・・って感じです。
それからさらにおすすめの
「ブルンジ」
ごぉ。
これは無茶無茶いいっす!!
発酵過程にあるパンの酸味系っす。
完全に味わいがまとまっていて、鮮烈!!
はっきりとした酸味から、酸っぱいパンのような感覚に変わりつつ、甘味で落ちてくる。
オールドだともっと枯れている感じだが、これは鮮烈!!
ランブルにあるブラジルのシモサカの酸味の部分の展開に似ている。
見た目も豆が小粒でちっちゃい感じ。どことなくブラジル???ぽいか???
かなり鮮烈な印象を残すコーヒー。
いぎゃーーやっぱりランブル。
このブルンジは寝かしてもおいしそうだなぁと思う。
こういう風な酸味の焙煎すげぇ!!
短い滞在だが濃厚に楽しむことができました。
それから・・・谷ラーメンへ・・・と思っていくと・・・
ありゃーーーやってねぇーーー
高架橋の工事で、お店の閉店を余儀なくされたんだなぁ・・・
と思い。トボトボ・・・
って思っていたら、な、なんと・・・
好きな写真家さんが上京の際に、ステーキ&カレーを食べるということをネットで紹介していて、
おいしそうだなぁ~と思っていた店が、目の前に現れた。
うがーーーこれは、神の思し召しぃーーー
そしてさらにお客感謝!!
ステーキカレー850円→650円に・・・しかも毎日って・・・
それをもちろん注文。
いやーーーマイルドでおいしいです。
それほど主張のしないマイルドなカレーと、中がレアなさっぱしとした赤身のステーキの組み合わせは
これは何てことだろう。
もっと油ギッシュかなぁと想像したがそんなことはなかった。
ステーキ&カレーなんて昭和のごちそうが詰まっている。
ほかにもエビフライを注文する人を良く見かけるがこれも名物なのだろう。
次回来たときおなかの具合によっては注文してみよう。
おなかもちょうどいいし、これが650円は素晴らしい!!
ひっきりなしのお客様と、サクサクお客をこなす接客係のおばちゃんの、一瞬見せる愛嬌が
ぐっとひきつけるものがあり、またここへ足が向いてしまう。
大変おすすめできるお店です。写真家さんに感謝だわぁ~
それから、谷ラーメンがあきらめきれないので、その跡地を見に行ったら・・・
なんと、もう別の場所で営業しているとのこと。
うれぴぃ。
やっぴぃ。
すぐそばらしいので見に行った。
あった。
谷ラーメン 新店舗!!
すごい。
ピカピカだけどおんなじ感じ。
少し中をのぞくと、いつものおじさんがいて安心した。
また次来たときは必ずこよう!!
よかった。谷ラーメンあって・・・
それから電車に乗って・・・
「国立新美術館 ルノワール展」
ルノワールの絵を初めて見に行きました。
なんとなく知ってはいたけど・・・初めての体験。
展示序盤の風景画にまずやられる。
何点かおかれていたが、最初に展示されている「セーヌ川のはしけ」と「イギリス種の梨の木」
とでは全然感じが違っていて面白かった。
ルノワールは人物を描いた印象が強かったので興味深い。
個人的な感想では、空気や光のツブツブがひとつひとつしっかりと感じられるような・・・
というかそういうのが脳みそに伝わってくる印象。
モネは画面全体の鮮烈さが(もちろん部分部分で感じるところがあるが)光のまとまりとなってくる。
「セーヌ川のはしけ」では、油絵具なのか、そのタッチの感じがひとつひとつのツブツブになって、
そのときの風景の「感じ」がものすごく空気まで伝わってくる。
タッチがふんわりとしている「イギリス種の梨の木」ではふんわりとした感じなのだが、
木の印象や空気の感覚が細かく伝わってくるような印象がすごく強い。
それがゆえにその場の感覚がとっても一枚の絵から僕自身は感じました。
そして、「ぶらんこ」
いやっはーーこれがまたなんていうかすごい!!
さっき、風景画を見て目が慣らされているというか・・・木漏れ日の印象。
描かれている人のいい感じ。楽しそうな感じ。
奥行きのある風景。
これらが混然一体になって押し寄せてくる。
うげーーー。
無茶苦茶いいです。
ほんとその場にいるみたい。
写真よりも実態の「場」を脳みそに働きかけてくる。
うぎゃーーー。すごくよかった。
それで、最高だったかと思うと。違った。
「ムーラン・ド・ラギャレットの舞踏会にて」
ほぎぃ・・・ほぎぃ
いいよう。いいよう。
すごい。
思い出すだけですごいよぉ。
って感じ。
さっきの「ぶらんこ」にもまして人々の感覚。(幸福そうな顔や躍動感のあるうごきとか・・・)
そんなものがありつつ、その風景の場の空気感。
風景と人間が混然一体となっている。
それらが全部話しかけてきて半端ない!!!!
教科書とかで見たときは全然なんにも感じなかったけど、やっぱり生はすごい!!
印象派の世紀の名画ってわかる気がする。
あの絵にしかない時間がそこにはっきり存在している。
一度全部見に行った後で、もう一度見たけどやっぱりそこにはあの絵の時間が存在している。
なかなかこのような絵を見る機会があってすごくよかった。
すごい!!
ふわーーーってした感じで展覧会場を出ると、ミュージアムショップが・・・
そこにはさっきの「ムーラン・ド・ラ・・・・・」のレプリカが・・・
「ぜんぜん違う」と口走ってしまう。
印刷と生では違うのは当たり前なんだけど、圧倒的な存在の前にやっぱり大人げもなく
レプリカショップの前で「ぜんぜん違う」と口走ってしまった。
それを聞いたレプリカショップの店員さんが話しかけてくる。
(あなたはそれは間違っている)という視線を笑顔で投げかけてきつつ・・
「オルセーで本物を見たことありますか???」
「あそこのライティングでは・・・こうなんですよ(LEDの電灯で絵を照らしながら)」
「ぜんぜん違う」
「ぜんぜん違います」
「ぜんぜん違うでしょ?オルセーのライティングとここのライティングは違うんですよ」
「だからオルセーで展示されてる、本物を見たことないのにぜんぜんちがうは全然違いますよ」
といわれる。
すみません気を付けます。と謝ってその場を立ち去った。
なんだか、さっきの感動に水を差されたようでクサクサしました。
レプリカショップの前で大人げない独り言を言ってしまった・・・すみましぇん。
それでも、さっきのランブルのコーヒーや、本物のムーラン・ド・ラを思い出したら心がやっぱり安らぎました。
本物のモノの力はほんとにすごい!!
そして美術館でゆっくり休憩して家に帰る。
帰り道夕焼けがきれいだったので写真を撮った。
一枚は、海老川沿いの夏見台緑地。
もう一枚は近所の丸山のよく行くお気に入りの場所。
僕は通っていないけど法田中がよく見えます。
下校途中の子供たちの合唱の声がよく聞こえた。
14000歩。
ランブルのコーヒー。
ステーキカレー
ムーラン・ド・ラ
こうしたものは僕のコーヒーの一つになっていくのだろう。
7月18日(月)は営業の為次のブログ更新は7月25日(月)になります。
ゲージュツの力でロングランがんばりまーーっす!!