ダフニからの山食。それから浜離宮の草枕。

今日はダフニへ・・・

 

ダフニの入り口にある黄色い花が満開!!

ダフニ入り口の花 満開!!

ダフニ入り口の花 満開!!

 

 

 

さっそくケニアを・・・

 

香りからもうケニアだなぁって感じ。

 

オレンジより濃いようなそしてミカンみたいな甘さのような・・・

 

そんなのが入り混じった香りがカップから立ち上る。

 

そしてその印象を裏切らない感じ。

 

やや酸味が優勢のようだけど、案外苦味もしっかりついてきていて

 

そこそこ深い焙煎だなぁと感じる。

 

苦味を先行させていないのがそうだよなぁー

 

ケニアってこんなオレンジやミカンが入り混じっているキリンのような印象だなぁと感じる。

 

最初から最後までこう、そういう味わいが強く。

 

押しが強かったです。

 

 

そして、イブラヒム モカ

 

これはうごーーー!!

 

やっぱり!!

 

ココだよねぇー

 

この香りって感じ。

 

深煎りではないとこれになんないですよねぇ。

 

香りだけが浮き出ていて、その下側にビッシリ旨味の苦味があるような印象。

エジプトのパピルスみたいだ。

 

 

 

それからマンデリン

 

マンデリン

 

あぁ

 

コレなんすねぇ。

 

押しの強い香りではないが、全体の骨格からそれとわかるような感じ。

 

備長炭の香りをうーーーーーんと薄めた感じ・・・もしくは小学校の時に

 

鉛筆を紙にこすり付けながら絵なんかを書くと手が真っ黒になる。

 

その手の部分の匂いを嗅いだときの匂いか・・・

 

 

それがそこはかとなくただよう。

 

苦味ベースだが、酸味の気配がしっかりとある。

 

いわゆる、泥臭いようなマンデリンではないのだが、明らかにソレとわかる感じ。

 

 

 

 

って感じです。

 

キチンと豆の素材を曲げずに、加工する感じ。

 

魚のアジならアジを刺身・・・それを、なめろうとか・・・アジの感じをしっかり生かしながら料理する感覚。

 

ダフニの桜井さんのコーヒーを飲むと、桜井さんの表現というよりも、

 

(ま、もちろん焙煎の意志。その人が創りたいコーヒー像の意志はあるが)

 

 

マンデリンならマンデリンを飲みに来た―――!!

 

って感じ。あくまでもマンデリンが先行なのだ。桜井さんの表現というよりも

 

マンデリン。それを桜井さんが意志をもって焙煎している。そんな感じ。

 

素材を生かすというのはこういうことだよなぁと肌で本当に感じる。

 

 

アジの料理でも、様々な加工やソースを施して重ねていくフランス料理(僕のとらえているイメージでは)

 

のようなものでは、やっぱり調理人の表現というものが生かされてくるであろう。

 

それは勿論、魚のアジの料理ではあるが、そしてもちろん魚のアジの味がするのだろうけど、

 

構築された世界観ということではもはや、素材というより調理人の思想が色濃く出てくるのだろう。

 

さっきから味かアジかが、ここまで書いてきてややこしい例えを出してしまったなぁと思いながら(笑)

 

 

 

 

きょうは桜井さんのお話をかなり聞くことができて楽しい。

 

何故だかいつもたこ焼きの話が出るのはなぜなのか・・・と思いながら・・・

 

もんじゃ焼きではないたこ焼きを求めて、旅をしたいです。

 

 

それとか、ランブルの味わいともかの味わいの違いについての感じとか・・・

 

 

 

そして、今日の一番の収穫だったのは、桜井さんが焙煎した油の回っていない豆。

 

まぁコーヒー豆は焙煎を深くすると、油が出てくるものなんです。

 

それがどういうわけだか、深く焙煎していても全く油が回っていない。

 

みたところ、かなり黒い。

 

カブト虫の背中の感じを超えてさらに深い段階。

 

青黒く見えるポイントまで焼きこんである。

 

のにもかかわらず、油がなくカラカラしている。

 

焙煎豆はかなり深く焼くと・・・というか僕はそこまで焼いたらどうかと思ってやったが、

青いのだ。赤黒いところから青黒い段階に入る。

 

唐突だが、夜空の星もそうだ。

 

べテルギウスといわれる星は赤く輝く。真っ赤な炎を連想させて温度が高そうだが、

 

シリウスは青白い。こちらの方がっもっともっと温度が高い。

 

そんな違いがある。

 

青い。青黒いけど油が回っていない。

 

そんな豆。僕も焼いてみたい。

 

でも素材が生かされている感じがいいなぁー

 

 

 

桜井節が最高でした。

 

あのような先輩がああいう風にまだ美味しくなるわよと言いながら、仕事をしている姿をみて

 

僕達みんな頑張らないとな!!と心から思ったのでした。

最後までカウンターに立っているものが勝ちとはそうかもなぁ・・・

この時期のダフニは美しい2016.4.18

この時期のダフニは美しい2016.4.18

 

 

 


それから、恒例の山食。

静かなところで一休み 山食!!

静かなところで一休み 山食!!

 

山食のカツカレー美味しかった。

 

ややスパイシーながら酸味、まったりした油のコク感。

 

たいへん素晴らしい。

 

いつもながら胸がきゅんとしてしまう。

なぜか入り口付近に美女が待ち構える

なぜか入り口付近に美女が待ち構える

いやいや、山食入り口にいる美女の写真にじゃないっすよーー(笑)

慶応大学構内の緑も素晴らしい。

構内の新緑

構内の新緑

 

 


それから、カレッタ汐留を経由して・・・

印象的な都市の光景

印象的な都市の光景

 

 

 

浜離宮庭園へ・・・

浜離宮庭園

浜離宮庭園

 

 

入り口から入ったところは、芝生なんですが・・・

 

案外巨木も残っている。

浜離宮 巨木

浜離宮 巨木

 

フジの花も綺麗だなぁ~

ふじが見事!!

ふじが見事!!

 

 

富士見山もこんもり緑。

緑の山

緑の山

 

 

 

それから、海が近いので都市の光景。

海辺の都市の光景

海辺の都市の光景

 

 

 

最後にまた緑。

あーーーいい森!!

あーーーいい森!!

 

 

あーーーいい腹ごなしであった。


 

 

 

 

それから、草枕。

草枕2016.4.18

草枕2016.4.18

 

 

草枕はしばらく来ていなかった。

 

相吉さんは元気そうだった。

 

デミタスを頂く。

 

おほほほほーーー

 

深い。

 

この感じでこういう味わいならかなり深い感じがあるなぁー

 

ブレンドというけど、一体感がものすごい。

 

継ぎ目が全く見えない。

 

キレ―――にやすり掛けしていて大変に滑らかな球体だ。

 

さっきの桜井さんのコーヒーとは全く違うけど美味しい。

 

すごい!!

 

今日のものは苦味から、一瞬、揮発的な油の味わいからの、深く深く焙煎したコーヒーにある甘味だ。

 

それらが滑らかな球体に沿って展開されていく感覚だったかなぁー

 

あーー良かった。

 

 

 

とても満足な一日。

 

15000歩

 

まぁまぁ歩きました。

 

青黒く、そして油の回らないコーヒー。

 

焼いてみよう!!