今日は2本のブログをアップしました。マスターの日常編は下のほうまでグーーートスクロールしてください。
これはマスター散歩編です。時間のない人は一本ずつみてね。
先日の麻布散歩の回がかなり反響があったので、今日も書き下ろしの散歩日記を発表します。(もう作家気取り)
今日は自宅近くの○山町周辺を散歩する。
僕は散歩するときに何が好みかというと、坂道の多い場というのがいい。
坂道が多いと坂を上り下りすると景色が大幅にかわり、その時々で「おぉこんな景色あったのか」などと感嘆できる。
そこに味わいがあり、普段の景色でも発見がある。
この自宅近くの○山町も「山」と地名につくだけあって坂が多い。
自宅近くなので、よく散歩するし、小学生のころから遊びにもいっているのだが、いまだに飽きないものがある。
そんな、自宅近くの○山を散歩してきた。
夕暮れ時なので哀愁漂うおじ様のよう。
まずはこのレトロな街灯。あるよねぇーこれ。
もうこの町の商店街は完全に衰退してきていて、ほとんどシャッター街。
昔から張り替えていないだろう、テント地の屋根を持つ布団店。
味わい深い。
時間が経ってこないと現れない、縦線の味わいがある。壁の茶色と緑。グッとです。
しばらく先へ歩くと、バス亭。
背景のコンクリートの壁が武骨だ。
その脇のコンクリートが気になってちょっと坂を上る。少し風景が開ける。
放置された建物の基礎。放置された木材が独特の存在感。
きっと地球が崩壊するまでこのままだろう。そうだろう。
さらに商店街を奥へ歩く。
見上げると急な坂。ちょっと先に開ける青空がいい天気。能天気。
さらに先へ進む。
ちょっと坂をまた登って、この商店街の絶景ポイント。
日が最後の力を振り絞って、町を照らす。
遠くの古い集合住宅に光が反射して無機的な表情を際立たせている。
また坂を下りてさらに奥へすすむ。
しばらく行くと、林か森か地元ではサンクチュアリ(聖地?)といわれる場所がある。
こじんまりとした林なのだが、小学生の遊び場や地元の高齢者たちの生きがいで緑の手入れをする場所になっている。
夕暮れのオレンジの光と冬の枯れ木のコラボがいい色合いを出している。
それからもう一度、サンクチュアリ脇の坂道を上がると景色がまた良い。
遠くの高層マンションが見える。
強烈な逆光の写真はちょっと印象派のモネの絵画のよう。
その坂から下を見る。
えぇ。結構、急な坂なんです。
坂に夕暮れの光が差し込んでこの瞬間しかない景色をつくっている。
遠くのちょっと見える緑のテント地の屋根がいい。
それからぐるーっと回って家に帰る。
これは坂を下るところ。
郵便局。
二股の真ん中にある郵便局。向かって右側が坂道になっている。
なんかこういう光景は良くあるけど、なにかひっかっかるものがありますなぁ。
そうして、今日歩いてきた町を一望。(スーパーの屋上へ上がりました)
なんとなく家が/みたくなっているのわかります?
ずっと斜面が続いている地形なんです。
今日の最後の夕日の一撃。
いい光を出してくれる。
今日のこの瞬間じゃないとこの光景はない。
今日はいい天気だったので綺麗な夕焼けが撮れた。
どう?○山町の夕暮れ散歩。ちょっと切なくなりました?
哀愁をおびたオジサンの様な町。