H君とのコーヒーツアー「丸山珈琲(西麻布店)、OMOTESANDOU KOFFEE、ランブル、草枕、TORANOMON KOFFEE」

 

今日は高校の後輩のH君を連れてのコーヒーツアー

合計で5件回りました。

今回の目的は、H君にそれぞれのコーヒーの世界観を体感してもらう。

そして、頭の中で、できれば再現(味わいを思い出す)してもらいたいなぁと考えていた。

そのために、文章、もしくはグラフ、チャートなどを使い記憶にとどめる練習をしてほしいなぁ

って思ってました。

まぁあくまでも僕の感覚ですが、味覚を覚えるっていうのは、ある場所へ行く道順を覚えるのに似ている。

すごく細かくは文章で表現すると大変だけど、実際にそこの場所へは行けるという感覚。

またよく知っている場所だと、割と思い出しやすい。

そして人にも丁寧に(文章化して二次元的に考えて伝達できる)教えられる。

ただ、まぁ絵画を見てもそうなんだけど、良い作品に触れるというのはもちろん、

その作品に触れている間しか存在しない時間がある。

その触れているときに発生する「場」の力のようなもの。

されどコーヒー。たかがコーヒー。そんなもんっす。

さてさてそんなわけで、コーヒーツアー開始っす。

9時30分

広尾駅集合。

向かった先は、「丸山珈琲 西麻布店」

 

丸山珈琲 西麻布店

丸山珈琲 西麻布店

 
丸山珈琲の豆はよくいただいて飲んだことがあったのだけど、

実際お店では一度も飲んだことがなかった。

そんなわけで、この機会にH君を連れていってきました。
いやはや店内の空間がすごくきれいで、大変良い居心地。

こういうところでモーニングしたらとってもハイソサエティーなんだろうなぁと思いました。

H君は朝ごはんがてら、スコーンと「コレス」という金属フィルターで抽出した深煎りのコロンビア。

僕は本日のエスプレッソを。

銘柄はエチオピア モカのボルボカってやつ。

エスプレッソ良かったです。

最近のエスプレッソがそうなのか、割かし飲みやすいタイプの酸味主体のタイプ。

酸味が大きな流れにあり、そこにモモやライチっぽい、いわゆるエチオピア モカのような味わい。

良かったです。

喫茶いずみに来るお客さんが別の丸山珈琲の店舗でエチオピアモカのエスプレッソを飲んだ話を聞いたが、

その時の話の印象よりはきっと、バランスが取れていて完成された一杯だったのだろうと思った。

そして、H君が飲んでいた「コレス」抽出のコーヒー。
これは面白い。

見た目はオイルが浮いていて透明度が低いタイプのコーヒー。

見た目に反して案外飲みやすい感覚。

なんというか茫洋とした感じ。

いわゆる飲みやすい。

フレンチプレスの粉っぽさもなく、かといって油の感じがないわけではない。

個性がないわけではないが本当にニュートラル。

苦くも酸っぱくもない感覚。

それでいて、意外にコクが感じられるので、薄いという印象ではない。

スコーンと合わせると美味しい飲み物の感じ。

こういうのもあるんだぁーって思った。

H君とオタクな話で盛り上がっている後ろに、

たぶんにTVによく出ているお笑い芸人がオシャレな感じでコーヒーを飲んでいたような気がした。

西麻布という場所柄なのかなぁー

何をのんで、どう感じていたのかが気になるなぁー


はい。そして2件目。

「OMOTESANDOU KOFFEE(オモテサンドウ コーヒー)」

 

表参道コーヒー

表参道コーヒー

 
お昼時だったので今日はお店空いてました。

ここではもちろんエスプレッソのリストレットを・・・

そしてキューブカスタードも一緒に頂く。

国友さん抽出で完璧!!!

酸味の入り口からチョコ系の感覚がついてきてそこから香りがムワット上がってくる。

酸味で扉が開いて、重たいハンマー投げの重りを空へ投げる感じかなぁーーー

H君のコメントでは

「酸味なんだけど、さっきのと違う。そして後で香りがきますねぇー」

「最後に甘い感じがしますねぇ。たくさん口に含んだ時と、ちびちび飲んだ時では味が違いますねぇ」

ってなかなか核心に迫るコメントを残していて印象的であった。

国友さんも

「わかっていただける方に飲んでいただいてうれしいです」

っておっしゃってました。

いやはや良かったなぁー


それから、僕たちの母校へ・・・

高校訪問

高校訪問

僕自身はわりと母校へ来てはいたのだが、H君は久しぶりのようで、すごく嬉しそうにしていた。

受付をすませて、化学実験室へ・・・

ぐぅぅぅぅぅぅぅーーーーーーー

化学実験室の匂い大好きぃ!!!!

それだけでテンションが上がる。

化学部OBの残した歴代ノートなどを眺めて楽しむ。

そしてだ!!!

なんとH君。

お手伝い!!!

試験管の洗浄中

試験管の洗浄中

化学というのは基本、ビーカーや試験管の洗浄が命。

正しい実験は洗浄から。

汚れが付着している実験道具では正しい成果が得られない。

1に洗浄

2に洗浄

3,4がなくて

5に洗浄

ってよく先生がいってました。

そんなわけで試験管の洗浄。

美しい試験管の列

美しい試験管の列

彼は試験管洗うのプロでした。

ものの20分でかごいっぱいの試験管を洗っていた。

その様子から、肝心に手馴れていてまた間違いない動き。

あーあ。職人でもいいんじゃないかなぁ。と後ろから眺めていて思う。

いあはや面白い母校訪問だった。

何よりもH君が満足そうで僕も嬉しかった。


そして、かねてからH君に話していたランブル。

ランブル詣でです。

 

2015 2.2 ランブル

2015 2.2 ランブル

 

今日は店内は混雑してました。

今日は遅い時間のためか関口氏が小部屋にいらっしゃった。

「いらっしゃい」と神の言葉を聞く。

緑色のジャージを着ておられた。

ここでは2人で同じものを。

H君が酸味系より苦味系が好きなので、まずは深煎りコーヒーを。

ニカラグア 04’(深煎り)

これいいっすねぇーーー

きます。きます。

先日飲んだ時よりくっきりしている。

まろやかな苦味の中に伴った酸味。

少し冷めるとやや酸味が勝ってくるのと同時に香りが出てくる。

H君は「すごく濃く抽出してるんだけど、飲みやすく、けど印象や味わいが鮮烈。

冷めてくると酸味が来ますねぇそして飲みやすい」

しっかりと世界を捉えていたコメントだなぁー。僕も同感!!!って感じです。

ガンガン飲んで2杯目。

エキストラマタリ 97’

カップ温めるんですよねぇって会話から、

内田さんがカップを温めてないものと温めたものの飲み比べ。

僕自身は温めていないものを飲みましたが、H君は納得がいったよう。

ふわっとまろやかな感じになるんですよねぇー

温めてないとグッとくる感覚になるっす。

やっぱりこちらは酸味が主体のコーヒー。

何度も同じことを書いているが、赤えんどう豆(あんみつに入っている豆)みたいな酸味に

イーストを薄めたような香りが立ってくる。

あとは一瞬牡蠣の殻を思わせるミネラル感があったかなー

そんな感覚。

H君は、飽和状態的で、酸味になんか言葉にできないけど香りがある。

木っぽい感覚。

とコメントしていた。

会話を聞いていた内田さんはセルロース系と補足してくれた。

あぁーそうかぁー

なるほどっす。

幸福感を得てランブルを後に。

どうだったぁ?と聞くと、言葉にできないっす。って感じ。

でもすごく良かったです。

僕も最初はそんな感じだったかなぁーと思いました。

H君は僕が横で飲んでいて、言葉にできないながらもコーヒーの世界観を

とらえてはいるなぁと思わせるコメントしてるなと思った。


新橋へきたらセットで訪れたい。

「草枕」

 

2015.2.2 草枕

2015.2.2 草枕

 
いったら夕方で、ここも混雑してました。

ここではブレンドのデミタス。

2杯点てか?!(確認しませんでした)

ひぇぇぇぇーこれは今までで一番いい感じぃーーー

来る来る。

かなり来る。

最初の幕開けから、カップの3分の2ぐらいまでのところでピークポイントを迎える。

まろやかな苦味に揮発性のオイルの感覚。

ウィスキーの甘味みたいな感じ。煙は感じない。

これはかなり良かったっす。

H君も好みのドストライクゾーーンで200キロの剛速球をストライクで投げられました。

とコメントを。

そして、ブランデーみたいな感じと言ってました。

ここではマスターの相吉さんとの会話も楽しめて面白かったです。


 

相吉さんのデミタスでアゲアゲになったので、調子にのって、

「TORANOMON KOFFEE」へも

TORANOMON KOFFEE

TORANOMON KOFFEE

ここでは僕のわがままでマッキャートを・・・

5時以降に飲むと入眠時の落ちる感じが弱くなるので・・・

ここでは武田さんがニコニコ迎えてくれる。

あーーうめぇっすねぇーマッキャートなどと言いながらゴリゴリのんでさっと引き上げた。

それから新橋のお気に入りの焼き鳥屋さんでささやかな打ち上げをして帰路へついた。

焼き鳥。

幸せ。

あの店の鶏スープ。完璧です。

コーヒーと違う液体が心から嬉しかった。

いやはやひっさびさに1日でたくさん回ったなぁーー

まぁまぁ歩いて17000歩

H君が心から楽しそうにしていたので僕も大変うれしかった。

盛りだくさんだったなぁー今日もまた・・・

よし。また新しいコーヒー創るぞ!!!!