塩ラーメンを丁寧につくる

どういったいきさつで知ったか忘れてしまったけど、「鶏肉水」を使うと鶏肉の香りのする透明なスープが出来ることを知った。
以前、お客さんから自作ラーメンの作り方を聞いてたまに気が向いたら作るようになった。
今までのものでも満足していたけど、「鶏肉水」を知ってしまった。

 

知ったからにはやってみたいです。

 
でも、鶏肉水って何よ?

 
本場中国料理でありそうだが、「鶏肉水」とは鶏肉をミンチして水で延ばしたピンク色の見た目はグロテスクな液体である。

まぁ見てください。

 

鶏肉水

鶏肉水

ね、気持ちの良いものではないですよね。

 

一見ストロベリーシェークかと思わ ないか・・・

 

これが今回のラーメン作りの秘策です。
 

この段階で「鶏肉水」をどのように使うかがわかった人はきっと顔パスでいけちゃう。

ラーメンギョーカイじゃ皆知ってるのじゃないかなぁー

 

今回のラーメンの出汁は鶏がらベースのやつと、昆布&煮干の乾物系のダブルの出汁を使います。

 
まず鶏がらといっても、手羽もと(出汁をとったあとで、チャーシュー代わりにする。一石二鳥)を綺麗に洗って
煮込んでいきます。

鶏の手羽もとを煮込み中

鶏の手羽もとを煮込み中

 

時間はいつも適当なんだけど、今日は2時間ぐらいかな。

 
はい。煮込んだらあとでチャーシュー代わりに肉を使うので取り出しておきます。

そして「鶏肉水」の登場。

コレを鶏がら出汁に投入。

鶏肉水 投入直後。なんかやばいねコレ

鶏肉水 投入直後。なんかやばいねコレ

なんかやばいんでないの・・・・

 
やったことないので感じがわかんない。
しばらくかき回さずに、弱火で火を通しているとミンチが真ん中に集結して、その隙間から黄金色のスープが垣間見える・・・

 

きたーーー。

 

救われたのです。全ての調和は保たれたのです。

嵐のなかから一条の光をみたようだ。

ちょっとホントに感動した。

ミンチの隙間から綺麗なスープが見える。

ミンチの隙間から綺麗なスープが見える。

もう少し我慢してから、スープをこして鶏がらベース完成。

 

うーーーん綺麗な黄金色。

 

黄金色の鶏スープ 綺麗だ。

黄金色の鶏スープ 綺麗だ。

これだけでも眺めていたい。

 
いつもの鶏がらだともう少し白くにごっている。

 

こらえきれず味見したら、普通の鶏がらより鶏の香りがUPしていておいちぃ。

 

そして昆布&煮干は前日から水につけて水出し。

昆布&煮干の出汁

昆布&煮干の出汁

そして沸騰寸前でやめて完成。こっちはワリと簡単なのよね。
これも綺麗な黄金色。

こっちも透明で綺麗なんだよなぁー

こっちも透明で綺麗なんだよなぁー

 

大体この出汁を鶏、昆布&煮干を3:1ぐらい(あまり昆布系を入れるとせっかくの鶏の香りがだめになる)で混ぜて完成。
あとは塩と味醂で味を調えて完成。

 

はいコレになりました。

鶏の塩ラーメン

鶏の塩ラーメン

透明で美味しい塩ラーメン。
いやぁー染み渡ります。

スープに鶏の香りとうっすら煮干の香りで本当に美味しい。

 

プロにはかなわないけど、家でコレだけ作れれば僕は満足です。

作る過程もすごく楽しかった。

 

お爺さんに感想を聞いたら、「美味しい醤油ラーメンだよ」と。
とほほー
「鶏肉水」を使った透明感もお爺さんにはかなわなかったか・・・

 

ラーメン一玉じゃたりないからおまけにスパゲッティーも入れてみた。

鶏の塩スープスパゲッティー

鶏の塩スープスパゲッティー

これも美味しかったですよー
みんなも時間あったら試してみてねー

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