北習志野の楽さんでピアノ&コーヒーイベントやってきました~

2週間ぶりのブログ更新になりました。

 

この月曜日は本当に久しぶりにイベントでコーヒーを淹れてきました。

 

お店以外の場所では昨年の12月に行われた、盛岡珈琲フェスティバル以来です。

 

 

今回は北習志野のピアノサロン「楽」というところでやりました。

楽 ピアノサロン

楽 ピアノサロン

ピアノサロンなので、もちろんピアノとのコラボ。

 

コーヒーとピアノ なるイベントです。

ピアノ

ピアノ

フランスネタでやろうということで、コーヒーもフレンチプレス・・・・ではなく、

 

フランスだと文豪のバルザックという人がコーヒー好きということで有名で、

 

コーヒーを牛飲しながら作品を書いていたということで知られています。

 

 

なんでもバルザックさんは生涯で5万杯・・・1日で計算すると5杯程度飲んでいたという伝説です。

 

実際書簡を研究した人の論文では、3~4杯程度と推測されています。

(※参考文献 バルザックのコーヒー 実生活、作品、神話 松村博史 著)

どちらにしても、コーヒー3~4杯飲むのはなかなかコーヒー好きかなと思います。

 

その論文によると、バルザックの手紙にいろいろコーヒーの話題が書かれていて、かなりのコーヒー好きということがその雰囲気から伝わって来るそうです。

 

その論文にも挙げられていましたが、水出しコーヒーを発見した話は・・・

私が冷たい水でコーヒーを作ることを思いついて以来、もはや胃の痛みもなく、コーヒーが私を苦しめることもなくなりました。冷たい水で作ったコーヒーは沸騰した水で作ったコーヒーとは全く別物です! 体に害を及ぼすことなく精神的な効果だけが得られるのです。(ハンスカ夫人への手紙  1847 年 7 月27 日 L.H. t. II, p. 643)

 

 

なんか現代のコーヒーラヴァーにも水出しコーヒー違いますよね~香りがイイですよね~とか

いいながら飲んでそうな感じにも通用して、この人水出しコーヒー飲んで結構衝撃的だったのだろうなと

思い、急に文豪バルザックさんに親近感がわきます。

 

 

ま、そんなコーヒー好きのバルザックネタ。

 

バルザックさんはブルボン、マルチニック、モカの3種の豆を混ぜて飲んでいたらしいです。

 

ブルボンはレユニオン島のブルボン・・・という訳にいかず、

ブラジル トミオフクダ ブルボン

 

マルチニックってティピカの伝播経路だろうから、なるべく雰囲気ありそうな

ハイチ ティピカ

モカはやっぱりイエメン

イブラヒム モカ

 

これらを混ぜ合わせて、ドゥベロアの少し前の手法。ポットにネルをひっかけて抽出する手法で淹れてみました。

 

方法的にはソックスコーヒーと呼ばれる、靴下みたいな縦長の布を使って抽出。

ネルをポットにひっかける

ネルをポットにひっかける

 

論文によるとドゥベロアのポットを使用したと考えるのが自然とありますが、そのひとつ前の形式のポットにネルをひっかけて抽出する手法が自分のネルのコーヒーに通じる部分もあるのでやってみました。

 

 

 

抽出技術的には上からお湯を注ぐだけなのです(笑)

淹れている途中

淹れている途中

雰囲気出るようにあえて、布がコーヒーの抽出液に浸っているような状態で抽出して提供しました。というか自分がそれで抽出したい(笑)

 

 

 

それからエリックサティの素敵な演奏を挟んで、

 

いつものネル抽出。

いつもの抽出

いつもの抽出

 

 

念頭に置いたのは一杯目との雰囲気の違い。

 

あえて持ち手を付けてそれで抽出した感じ。

 

さらにそうして味わいを昇華させた日本のネルドリップ

 

こういう感じが少しでも伝わるといいなぁ~と思いながら淹れてみました。

 

そんな感じで抽出。

 

あとは来場者からの質問を交えながら話をして、呼ばれた僕たちが充実した時間を持てて

 

とても楽しかった。

 

こういうイベントの感じが久しぶりでよかったなぁ~

 

あーコーヒー楽しい~

 

明日からもコーヒー頑張るぜ―――!!