珈琲焙煎舎、ねじまき雲(陽)、カフェ・ドゥ・ワゾー

今日はコーヒーラヴァーのSさんとコーヒーを飲みに行く。

午前中はマンツーマンでコーヒーを焙煎したり、

 

コーヒーを抽出しあいっこしたりして遊ぶ。

まだ、人に教えるとかそういうことではないのですが、

 

お互い共通の体験を通して、さらにコーヒーの世界を深める感覚。

いやはや。これがなかなか刺激的。

 

人に伝えるというのは、自分の無意識を顕在化させ、さらに言語化する。

コミュニケーションだ。

ニンゲンが違うとやっぱり同じ言葉でも違う意味の場合がある。

例えばコーヒーだと、「雑味」と単純に言った場合どうだろう。

 

皆さんはコーヒーの「雑味」という場合はどういうイメージを連想しますか?

 

だいたいは、いらん味。コーヒーの場合、渋み、えぐみ、その他飲みづらさを連想させる味わい。

 

そんな意味合いだろう。

 

数学風に書くなら、

「雑味」≒「渋み」、「えぐみ」

こんな感じ。

 

だいたいは「雑味」は「まずい味」だ。

 

ところが、そういう意味でない場合もある。

もちろん「まずい味」というのはそうなのだけど、

ピントの合ったコーヒーにするために、必要でないもの。

 

写真を撮っているときに、綺麗な夜景の中に邪魔な電信柱や大きな木が撮影の意図に反して

 

画面に入ってしまう場合、やっぱりそれは取り除くだろう。

そういう意味で、ピントの合った綺麗なコーヒーにするために取り除く意味での「雑味」

とした場合、先の「雑味」≒「渋み」、「えぐみ」とは何となく意味合いが違ってくるように響く。

(ように僕は思う)

 

って、長くこねくり回したですが、そんな同じ言葉でも「真意」をしっかり汲み取るということが

 

常に大事なのだろうなあと、Sさんとコーヒーを淹れあいっこしながら考えていた。


 

さて、前置きが長ーーくなりましたが、今日は東京の西のほうへコーヒーを飲みに・・・

まずは、まずは、新宿の聖地。

「ベルク!(BERG)」へ・・・

ベルク お花が活けられて

ベルク お花が活けられて

 

ちょっと二人でコーヒーをたくさん飲む前に腹ごしらえ。

ホットドックのセットを。

セットは飲み物とポテトサラダ、コーンがついている。

飲み物は、コーヒーではなく、前から飲んでみたかった大麦のスープを・・・

 

 

スープをまず一口。

????

 

んんん

 

 

どゆこと

し・お・あ・じ・・・・・・・ないよねぇー

 

たぶんにSさんも同じことを考えたはずだ。

 

一口先に飲んでいたSさんも同じような表情だ。

かみさま・・・・これは・・・・いったい????

どのような思し召しなのですか????

僕たちは、まだ2回目なのに関わらず、たぶんにベルクを愛してしまっているので、

 

そんなところで激怒しない。

 

たぶん外食では他で味わえない塩分濃度のスープだろう。

 

味わい的には、塩を入れる前の野菜&牛肉の出汁って感じ。

 

そこにスパイスの香りが入り混じっている。

そこの、優しいがしっかりとしている甘味は美味しい。

 

これは、この甘味に旨さを見出しなさい。

 

そんな思し召しなのですね・・・・きっとそうなのですね・・・・

 

物足りなければ、塩分を足しなさい。

 

自分好みにカスタマイズしなさい。

そのような教えなのですね。

そして、その僕たちにも好みに応じて、塩を入れてもよいという、

そういうことを許す懐の深さなのですね。

 

外食では完成された味が出てくる!!と思っている現代人の甘えをあっさりと裏切る。

 

そのような問題を突きつける。

って愛しすぎるがゆえに、好意的に解釈をしようとしちゃう。

だって、ベルク。すきなんだもーん。

 

ホットドックだって、何もつけない。

でも、マスタードやケチャップも付けてもいいよ。ってそんな意図。

ホットドック。もちろんうまいっす。

ソーセージとパンが、同じ感じで噛み切れる。いやぁ美味しい。すごい。

 

ベルクのファンは、きっと沢山、沢山いるのでしょうけど、

 

今日は、ベルクファンの階段をひとつ登った。

 

「大麦と野菜と牛肉のスープの教え」それを受け取りました。

 

まだまだ、ベルクマスターには程遠いです(笑)


 

そして、京王線に乗り換えて、分倍河原駅へ・・・

 

 

駅を降りると、ちょっと鄙びたいい感じの商店街。

初夏を感じさせる日差しの中テクテク歩く。

初夏の木々

初夏の木々

Sさんといやぁー東京の西はなんか空気感が違いますよねぇーと話す。

はい。到着。

 

「珈琲焙煎舎」

 

珈琲焙煎舎

珈琲焙煎舎

Sさんは、タイのチェンライ(中深煎り)

僕はウルトラマンデリン(深煎り)

それぞれ良かったです。

マンデリンはマンデリンマンデリンしていて、ほぇーって感じ。

そしてもう一杯。

これは焙煎舎の飯島さんのドリップの感じがよく出ていて、

いやーーー美味しかった。

さらに、サービスで少し頂いた、美好ブレンド。

酸味がファー―――!!!って感覚ですごく美味しかったです。


珈琲焙煎舎から、JR府中駅までの道のり。

 

夏っぽいです 坂

夏っぽいです 坂

すっかり夏を感じさせる日差し。

府中駅から・・・

北府中駅

北府中駅

国分寺へ・・・

Sさんが行きたがっていた、ねじまき雲。

 

 

ん・・・

ねじ 臨時休業 4.27

ねじ 臨時休業 4.27

紙が・・・・

ほぎぃ

 

やっちょらんガナ。

なんでやねんと思いながらも、にこやかに、いやぁしょうがないですねぇ。

定休日は調べるけど、臨時休業まで調べなかったですねぇ。

と・・・

遠くへ行くときは調べていった方がいいと、今更思いました。

 

このままでは帰れない!!!

 

しょっくでOIOIのビルでちょっと多摩丘陵をみる。

おいおい。

どうしたらええねん(笑)

多摩丘陵

多摩丘陵


どないしよう。

まだSさんが阿佐ヶ谷のカフェ・ドゥ・ワゾーへ行ったことがない。

 

じゃあ行きましょう。

 

行きましょう。

 

そんなわけで、「ワゾー」

ワゾー 2015.4.27

ワゾー 2015.4.27

ここもさっきのせいで、やっているかやっていないか。それが気がかり。

 

無事営業してました。

 

あーー清涼な空気。

 

小さい店だけど、僕はなんかここの雰囲気が好き。

小ぶりで良く掃除がされた神社にいる感じ。

清涼な神社のようなワゾー

清涼な神社のようなワゾー

宗さんの奥さん?がカウンターに・・・

 

宗さんじゃなかったので、デミタスはやめて、ブラジルサントスを・・・

 

Sさんはブラジルオールド。

宗さんの奥さん?が淹れるコーヒーを飲むまでドキドキでしたが、

一口飲んで美味しい。

しかも抽出してる姿が、一切動かない。

水滴も一定。

これはこれは!!

って感じ。

ブラジル サントス。

良かった。すごい良かった。

古典的な表現のブラジル。

酸味と一体の甘味、ちょいほろにが。甘味でじわじわ引いていく。

酸味、とか甘味とか書くけど、別々じゃない。

ベクトルとかで示せなく、混然一体となったタイプの味わい。

そしてSさんの注文したブラジル オールド。

 

くはぁーーーーーーーー!!!

きた。きたきたきた!!!!!!!!!!!

 

これいい!!

 

完璧オールド来ます。

 

昆布。そして古い箪笥とかそんな感覚。

デミタスではないけど、しっかり。

 

心強い印象で、はっきりと存在する。

デミタスでなくてこれでいいのだ!!

いやーーー素晴らしい。

 

源流の流れから汲んだキラキラ光るものを久々に見たです。

 

冷めてきてもう一口いただきましたが、いやーー、湿っている枯れた草。

 

決して太陽の光に当たっていない。

湿っている枯れた草。

ぐぎぃ。

良いです。

良かった。キラキラ光る源流があった。

 

いやーー今の良かったですね!!!

 

などとホクホクしながら帰る。

 

たかだか20分お店にいて、600円ぐらい支払ってこんなに感動するなんて・・・

なんだか幸せ。

味覚は教養ってよく言うけどそうなんでしょう。

いろいろ深まってくるとちょっとしたことでも見いだせて、感動できる。

だって、散歩とかしていても、知識や遊び心があれば何の変哲もないものでも、

無茶苦茶楽しめる。

 

はたからみたら、なんであんな石ころに一喜一憂しているのだとも思われるが、

 

コーヒーも全く同じことで、いろんなコーヒーの飲用経験&解釈があれば無茶苦茶楽しい。

今日も濃厚なコーヒーデイズでした。

 

実はあんまり歩いてなくて、14000歩。

ワゾーでキラキラ光る源流に触れた。

ここにもあったよーって。

宋さんの奥さん?の淹れかたのマネしてみよーーー

 

※ゴールデンウィークは休まず営業の為、5月4日(月)のブログの更新はありません。
次回更新は5月11日&12日予定です。

 

聖橋 ホームから

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