新旧コーヒー飲み比べ

今日は最新のスタイルのエスプレッソと昔ながらのデミタスコーヒーを楽しんできた。

コーヒー業界のサードウェイブ(アメリカが発端のフルティーなコーヒーを良しとするコーヒーの流行)の奔流にある「ポールバセット」の新店が渋谷の「ヒカリエ」にオープンしたと聞いたので行ってきた。

ヒカリエ

渋谷の最新スポット 「ヒカリエ」

地下2階のいわゆるデパ地下みたいなところにある。(今風にいうとなんていうのかな?)

けっこうオシャレな店内で他の人は、すごくオシャレなランチのサンドイッチセットやケーキセットをカプチーノなんかで楽しんでいるのに、僕はエスプレッソ、次に本日のコーヒー。
自分はかなり店内で浮いてしまっているのをひしひしと感じる。

でもそんなことは関係ない。今は目の前のコーヒーに集中するのみ。

エスプレッソは自分としてはかなり良かった。
やや酸味が入ってチョコレートのような感じ。一昔前の苦いエスプレッソとは全然ちがう。
酸味とナッティーな苦味とのバランスが非常によくエスプレッソ独特のいがらっぽさも少なく飲みやすい。
流石ポールバセット!!

先日いった下北沢の「BEAR POND ESPRESSO」の味をもっと洗練させた感じ。
BEAR PONDのも個性豊かで良いがポールバセットのが僕は好みだ。
もう一杯フレンチプレスで提供されるコーヒーを飲んだ。
まぁこちらは驚きはなかったが美味しいコーヒーだった。

会計の時にエスプレッソすごい美味しかったですと伝えると、お店の人が彼が焙煎したんですと、
あごでしゃくったその人は黒いピアスにオシャレな髪型。
ワイシャツのエリも立てオシャレに着こなす。

むぅうううう。マネできねぇ。
かっちょええじゃない。
僕も同じ仕事してますが、ぜんぜんちがうじゃん。
いい焙煎してるっス。
オシャレにコーヒー豆の説明している。
オシャレさが僕にはない。

どういうことなの?ヤジさんキタさん!!

悔しいような悔しくないような、なにか複雑な心境にさせられる。
心を落ち着けるために、またまたまた岡本太郎の「明日の神話」を見に行った。

明日の神話

柱がじゃまナノ 「明日の神話」

 

 

それからいつもの巡礼。
「カフェ・ド・ランブル」

ランブルの看板

毎度おなじみ ランブルの看板

イエメンモカ エキストラマタリをデミタスで飲む。
相変わらずの味です。

しっかりめ独特の酸味。しっとりとしたパン表皮のようなにおい。甘み。
美味しいです。それと落ち着く。
やっぱし流行の店よりこういった店が落ち着きます。

関口氏(神)は焙煎室で焙煎していらした。
98歳で相変わらずお仕事されている。
僕もああいうふうになりたいと思う。
僕とキャリアの差が63年もある。
関口氏はいったいどんな世界を見ているのだろう。
関口氏のデミタス。ポールバセットのエスプレッソ。
どちらもコーヒー。
同じコーヒーでも全く違う。
皆さんも飲み比べてみると面白いと思います。

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