2018 コーヒーの旅!!
IN 大阪&岡山
しおりも作りました!!
んんんんんん????
2017じゃなく2018やった~ 素で間違えました(笑)
今回の主な目的地は大阪のミュンヒと岡山の折り鶴
それぞれコーヒー好きには知られるお店だ。
大阪駅を出発!!
今日も大阪駅のアーチは素晴らしい。
大阪環状線で鶴橋まで行って、近鉄線に乗り換える。
なんか知らない形の電車でちょっとそそります。
高安という駅まで移動して・・・・
テクテクテクテク15分ぐらい。
珈琲だけの店 ミュンヒ
ぐはーーーー
いよいよやってきました。
この店の存在を知ったのは喫茶いずみを始めてから。
Nさんが男の隠れ家という雑誌の記事を持ってきてくれて、それで存在を初めて知りました。
すげぇなぁーー
すげぇなーーーと
いずみのお客様に話をしたら何人かが行ってくださった。
そして感想を教えてくれる。
すぐにはいけないが、いつか必ずと思い今回実現しました。
事前に電話をしてあったので、すぐに田中さんはわかったようだ。
のっけからしゃべる、しゃべる、しゃべる!!!!
自己紹介などから始まって、コーヒーを淹れはじめるまで1時間(笑笑)
最近行ったコーヒー店の話でもう、のっけから盛り上がる盛り上がる。
40分ぐらい過ぎたときに、
「あーー田中さん、もうコーヒー飲みたくてしょうがないんですけど!!」
っていってメニューを注文。
奥の厨房へいってまた、出てきてしゃべる。
また奥へ行くと・・・あぁコーヒーを創るための作業をしている。「ほっ」
ああああああーーまた出てきた軽やかなステップで「あがががが、またこっちでてきてしまった」
内心40分をこしてなかなかコーヒーを淹れはじめる作業を開始しないときは内心
気が気じゃなかったです(笑)会話は面白かったですけど。
さて、今回ミュンヒで飲んだものは
・苦味の苦味の甘味 超デミタス 150g30~60cc
・NO13ブラックコーヒー 100g60cc
(焙りたて超フレッシュコーヒー)
・スパルタン S(シングル)・・・※すでに抽出したスパルタンを冷たくしてあり提供
・樽熟成コーヒー 20年物 スプーン 1杯
苦味の苦味・・・は50分かけて抽出。
フジローヤルのミルで挽いているそうで、結構粒子が細かい。
けっこうネルに粉を詰めるときにメジャーカップのそこで押し付けて、
いわゆるタンピングみたいなことをしている。
お湯は沸騰したやつをもってきて、まくようにお湯を注いでいる。
抽出の間にはやはりいろいろコーヒーにまつわる話。
取材を受けたときの話。
噂には聞いていたが、本人の口から語られる、あの話やこの話。
むーーーー。オリジナルの話を聞けたので嬉しかった。
また、会話のキーワードはスーパーカブ。
スーパーカブでいろんなところへ行くそう。
普通は新幹線や飛行機で移動するところを、あえて大変なスーパーカブで移動する。
そんなことも、自分の珈琲づくりの姿勢に共通している。
大阪から東京までスーパーカブってまたすごいと思う。
日帰りするんやでぇーとおっしゃっていたが、確かに僕ならやらない。
バイクに乗っているのも好きだと言っていた。
すげぇ。田中さん。
肝心のコーヒーの味わい。
おぉぉーーーー
みたらし団子系の味わい。
だがはるかに飲みやすい!!
苦味が最初感じるが、それがみたらし団子の餡のような甘じょっぱい感じで
すーーーーーっと引いていく感覚。
見た目の刺激的な感じとは裏腹に優しいコーヒーだ!!!
抽出時に温度が下がってあんなにまろやかになるのだろう。
想像以上に優しいコーヒーであった。
そして、お次は焙りたてコーヒー
くはーーー
この色!!
しばらくぶりに見せてもらいました。
永田町の可否道
一番近いと思ったのは、今は初代オーナーがいなくなった、市川の「と庵」の
スーパーアメリカン。
いったことはないけど、熊本のアローコーヒーを想像する!!
要は大豆色のコーヒー。
なんとなく想像はつくが、想像以上に甘い!!!
最中の皮のような感じ。
このコーヒーを田中さんはブラックジョークというがほんとにそうだぜ!!!
最中の皮だぜ!!!
それから後ろにいってごぞごぞごぞごぞやっている!!
こんどはスパルタン!!!
こ、、、これは!!!!
お醤油!!甘い!!!苦い!!!
フランス料理のソースのようだ!!!!!!
ベアポンドエスプレッソのエンジェルステインを本当に彷彿とさせる!!!
全く違う液体の性質だが、味覚の構成感はとても似ている!!!
田中さんが店に入った直後に、ベアポンドの話をしていたのがうなずける。
別々のところで創られてつきつめられたものが類似しているモノがあるだろう。
盗作ではないが知らないうちにメロディーが似ている全然違う曲。
そんな感覚。
さっきの150g60ccがここにつながるらしい。
それからの樽熟成。
樽熟成はすぐに出てくるかと思えば、
20分ほどかけて温度を上げないと樽から液体が出てこないとのこと。
一瞬ストーブの前であっためたりして、そんなことして大丈夫っすかぁ?と
ユーモアなのか本気なのか笑ってしまう場面があったり、
テレビに呼ばれたときは20分、かけて樽から液体が出るのを、
生放送なので、10分後にしてくれといわれ、無茶無茶焦ったという裏話も聞いた。
そして肝心のスプーン一杯!!
樹液。甘い。
カブトムシが好きそうな樹液の感覚。
もしくは綺麗な甘いアイスワインといったらほんとにそんな感じだった。
液体の強度は本当にすごい!!!
さっきのスパルタンの流れから完全につながる。
こうして田中さんのコーヒーを4杯飲んでなんとなく感覚がつかめた。
4杯飲んで通して思ったのは、田中さん そのものを飲みに行った。
そんな感覚だ!!
会う前はもっと激しい人かなぁと思っていたが、ぜんぜんそんなことなくて
言っていることが岡本タローっぽい。
激しそうに思うがまろやかな人だ。
コーヒーもそんな印象。
人間力がものすごいなぁ~と感じました。
駅まで親切に送ってくれて嬉しかったです。
ポエムの話はあまりできなかったがとてもとても楽しい訪問になりました。
田中さん本当にありがとうございます!!
こんなにスーパーカブと聞いた日も珍しい(笑)
ここで4杯飲んだ時点ですべてのエネルギーを使いました。
ぐねねねねねねねーーー
撃沈モードで天満橋の星霜珈琲さんへ。
いったらなんとなくこちらを知っている感じ。
モカマタリを2口いただきました。
美味しかったのですが、何分コーヒー許容量をこしていましたがゆえに感想はすみません。
残してしまい本当に申し訳ないです。
コーヒー量が限界量にたっしてました。
それでもしばらくしていたら、少し復活してきて、手回しの焙煎機を見せてもらったりしていると
元気になってきた!!ありがとうございます。
ここでもコーヒーや焙煎にまつわる話。
さっきいったミュンヒの話などをしました。
白湯もいただいて心遣いに感謝です。
またすぐにではないですがゆっくり来ます!!
ふらふらしながら新幹線に乗って岡山入りです。
夕食時には現金なもので復活しましてですねぇ、
岡山の魚屋さんだけど、夜は居酒屋さんもやっているリーズナブルなお店で
ご飯を食べました。
噂通りの店。
とてもお魚が美味しかったです。
魚のてらさか(※ 予約していったほうがいいです)
2日目
岡山に宿泊して、早起きします。
まずは電車に乗って倉敷へ!!
東海道せんカラーの電車と、黄色いべた塗りの電車が連結していて、
萌えますです。
こんな組み合わせ。見たことない!!!
旅行に行くと知らない電車がたくさん見ることができてうれしいです。
早朝の倉敷美観地区のパン屋で食事。
美観地区をブラブラしました。
それから大原美術館を見物。
しばらくぶりに美術館を見ることができてうれしかったです。
モネ 睡蓮
ルノワール
セザンヌ
シャガール
カンディンスキーの突端という作品があったがニヤニヤしてしまいます。
知らない絵描きの人でしたが、シャルル コッテの「聖ジャンの祭り火」
という作品が今日の僕にはよかったです。
画面は黒いのですが、火に照らされている、割と無表情な感じの人。
いつの時代もこんな光景があるのだなぁと感じるモノでした。
今日は時間が限られているのでさっくりと見ました。
満足です。
それから開店と同時に倉敷珈琲館へ・・・
ココではコーヒーは飲まずに豆を購入。
豆を包んでくれている間に、襟立さんの写真をみたり、噂通り手塚治虫っぽい?(この写真のみだろうけど)
豚ガマが元気に動いている姿を見物しました。
特徴的だったのは、釜の正面左手に弁当箱のような箱がついていたことです。
おなじみの音に嬉しくなりました。
珈琲に憑かれた男たちの後ろの写真の場所で記念撮影。
満足です!!!!
それから岡山へ戻ってきます。
岡山駅構内に設置された岡本太郎の「飛翔」という作品を見る。
飛翔という作品通り、明るい色使いでふわぁぁぁぁぁぁーーーという感じ。
岡本太郎の写真と記念撮影。
そしてこの旅の大きな目的地
岡山 折り鶴
ブラジル トミオフクダ 濃いめだけど液量は100~120ccぐらい。
チェイサーのコーヒーとともに提供される。
深煎りだ!!と思わせる味わいだがむわわわわーーーーと
味わいから香りがゆっくりと展開してくる。
どどーーー
ではなく
ふわーーー
でもなく
むわわわわーーー
って感じ。
苦味の味わいから発散される感じ。
ねっとりと苦すぎずに苦く、甘味とほんのかすかな酸味と入り混じる。
ランブルとか機屋の関さんのコーヒーとかにあるような感じでは全くない。
液体の粘度とかは違うけど、はちみつが甘味から入って香りがだんだん抜けてくる感じ
の時間感覚に似ている。
舐めて甘味で入ってきてそれが口の中で薄まる?につれて香りが出てくる印象。
ベースにはうっすらたまり醤油のような感じが感じられる。
関東ではこんなコーヒー飲んだことはないとはっきり感じた。
全然しらないパズルのピースを見た印象だった。
同じ濃度のモカはもちろん深煎りだが、少し酸味のグラデーションの部分が大きい感覚。
折り鶴のコーヒー豆を頂いて飲んのだけど、自分で淹れるとこういう風にはならない。
やはりお店のマスターが淹れたものを飲んだ方が良い!!
それから、イブラヒムモカ 50ccぐらいの抽出。
これはこれは!!
イブラヒムでみたいモノがしっかり詰まって凝縮されている!!!
そしてベースにはたまり醤油。
さっきからこのたまり醤油と言ってますが、よく言う鹹味とは違う。
たまり醤油のカラメルっぽさと、あの酸味の感じが要素として入っているなぁと感じる。
実は昨日のミュンヒの田中さんのスパルタンにもはっきりそれを感じる。
同じでは全くないが!!!
なんか関東のコーヒーには感じたことのない感じのたまり醤油のような感覚。
決してそのフレーバーを見たいとかそういうことではないが
ああいう液体から発せられる感じのコーヒ―に共通することなのか?!と思った。
関さんが標さんのコーヒーをチューインガムと言っていたが、
さっきのはちみつの粘度のようなことを言っていたとしたら、
折り鶴のコーヒーはそれに迫っているんじゃないかなぁと感じます。
最後にヘンプ布で濾した浅煎りのモカを飲ませていただく。
浅煎りだが酸味はほぼほぼ感じない。
香りだけになっていてカラッとしている。
これは割と、香りの発散に重点が置かれている。
ピンク色の感覚がしっかりと出ている印象だ。
これはむしろランブルのブルーナイルのウオッシュの方に近い感覚がした。
森光さんのエピソードなども聞いてとても満足。
本当に来ることができてよかったな!!と感じました。
知らないパズルのピースがここにはありました。
今回の旅の主な目的は成就しました。
まだ少し帰りの新幹線まで時間があるので、岡山市内を散策。
噂の 天神そば
完璧です!!!
美味しい醤油ラーメンでした。
しっかり油のコクを感じる系。
ブタは肩ロース。
さっきの折り鶴ではないですけど、むわぁぁぁんとスープの味わいが広がります。
狭い店内でひっきりなしにお客さんが来てました。
それから、後楽園を散策。
お濠周辺の景色が綺麗だ。
後楽園の鯉
池
水路の石
ネコ
路面電車もバッチリ乗りました。
最後に観光らしいこともして大満足。
岡山は折り鶴→天神そば→岡本太郎 飛翔 の3つはイトー的に外せないと思いました。
またそのうち来ようと思う。
今回のコーヒー旅では見聞が大きく広がったなぁーと感じました。
非常に実りのある旅になりました。
1日目、14000歩
2日目、13000歩
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